ミニPCとは、手の平ほどのサイズのコンパクトなデスクトップPCのこと。コンパクトPCや小型パソコン、ミニパソコンと呼ばれることもあり、サイズが小さいぶんデスクがスッキリとした印象になるでしょう。MINISFORUMやASUSなどさまざまなメーカーから販売され、最新のモデルはゲームができるなど性能がどんどん進化しています。デスクトップPCやノートパソコンに比べて安いのが魅力ですが、安すぎることで不安を覚えたり、知らないメーカーで敬遠してしまったりする人も多いのではないでしょうか。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のミニPC15商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのミニPCをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストなミニPCは「動画視聴・ブラウザ閲覧・画質を抑えたゲームなど、広い用途で活躍するもの」。徹底検証してわかったミニPCの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
ベンチマークテストに関する豊富な経験を活かし、PC本体・PCパーツのレビューを中心に活動。元々はMYCOM PC WEB編集部(現マイナビニュース)の編集・記者で、編集時代に検証の楽しさを知り、フリーランスに転向。ニッチなネタを得意とし、比較検証、作例やアップグレード指南などの企画に携わることも多い。 現在はマイナビにかぎらずインプレス、アスキー、ITMedia等でライター、記者として活動。紙媒体ではライターとしてだけでなく編集としても参加するほか、台湾メーカーを中心に、取材やインタビューも数多くこなしている。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
パソコンの頭脳といえるCPU。データの処理速度に影響するため、性能が高ければブラウジングが快適になり、マルチタスクをしても動作がもたつきません。CPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「軽いゲームであればプレイに支障がなく、Discordや録画ソフトとのマルチタスクもできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
グラフィックを司る役割であるGPU。画像を描写するための処理をするため、性能が高ければきれいな画像を速く表示でき、映像のカクつきやズレが気にならなくなります。ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにグラフィックボードが搭載されておらず、CPUの一部にGPUの機能を持たせる手法(内蔵GPU)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。GPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「オンラインゲームも中程度の画質でプレイできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
電子機器の必需品である排熱機構。高負荷をかけ続けると発熱して処理の妨げになるため、排熱することにより本来の性能を維持することが目的です。ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにファンが搭載されておらず、放熱板への熱伝導によって排熱する機構(ファンレス)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。排熱性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「高い負荷がかかっても内部温度が上がらず安定しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手に直結する接続端子。端子の種類が多ければハブいらずで接続できたり、端子の規格が最新であればデータ転送速度が速くなったりします。接続端子が便利な商品としてユーザーがとても満足できる基準を「前面・背面に必要な端子がそろっており、新しい規格に対応しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
拡張とは、性能・機能を向上させるために、標準搭載されているパーツを換装・増設することです。ミニPCにおいては敷居が低く、分解しやすい構造になっていたり、増設用のスロットが元から搭載されていたりします。拡張しやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「ストレージの拡張スロットがあり、メモリの最大容量が32GBで、メモリスロットが2つ以上あるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
ノートパソコンを使っているものの家から持ち出す機会が少ない人にとって、定番の選択肢は一体型PCのようなデスクトップPCへの買い替えですよね。しかし、デスクトップPCは意外と高価で、新しめのCPUを搭載したものだと10万円を超えることも。そこに、2万円台から手に入る安価な選択肢として現れたのが、CPUにN100を搭載したミニPCです。
N100とは、一般的なCPUから高性能なコアを除いた「省電力なコアで構成されたCPU」のこと。省電力・安価なのはもちろん、新しいCPUをベースに作られているため、性能が意外にも高いのが魅力です。「安くて悪い」は昔の話で、今は「安くて性能もよい」時代になったといえるでしょう。
N100の性能は第8〜10世代のCore i5と同程度といわれています。実際に性能を検証したところ、マルチタスクや4K映像の出力は楽々、Illustrator(イラレ)も十分に作業できました。ゲーミングPCの代わりにはなりませんが、基礎的なデスクワーク・趣味レベルのイラスト作成であれば、大いに活躍できる性能です。
ノートパソコンやデスクトップPCなどの使い慣れたパソコンとミニPCのどっちを購入するか迷う人も多いでしょう。ミニPCの魅力は、それらの半額以下である2万円台から手に入る安価さと、デスクをカスタマイズできる楽しさです。モニター・キーボード・マウスも準備して、自分好みのデスクにしましょう!
なかには、ノートPC顔負けのRyzen 7を搭載したミニPCもあります。5〜7万円台で販売されており、申し分のない性能を備えています。メジャーな選択肢ではないものの一考の余地があるでしょう。こちらについては選び方③で解説していますよ。
パソコンは、スペック表を見比べて買うのが基本。完全に理解するのは難易度が高く、購入前に不安をおぼえる人も少なくないでしょう。そこで、ミニPCの特徴をふまえて、買う前に事前に知っておいた方がよいことを紹介します。
ミニPCの最大の魅力は「ミニ」なことですよね。机をスッキリとさせられたり、モニター・テレビの裏に収納したりと、部屋のデザインを邪魔しません。しかし、パーツを置けるスペースが少なく性能をあげにくいというデメリットがあります。
実際にミニPCにおいては、デスクトップPCでは一般的なグラフィックボード(グラボ)が搭載されないことが多く、CPUの一部にGPUの機能を持たせる内蔵GPUという方式がほとんど。ほかにも冷却ファンがなかったり、拡張できるパーツが少なかったりします。
何年にもわたってメインPCとして活躍させたい人は、拡張性が高いデスクトップPCがおすすめ。画像生成・動画編集など高負荷な作業をする人も、Mac Studioや高性能デスクトップPCを選びましょう。ミニPCはパフォーマンスに期待を寄せず、低負荷のデスクワークをしたり、サブPCとして楽しんだりする用途が基本です。
高負荷時の挙動を全商品チェックしたところ、排熱性能はどれも横並びでした。必要な排熱は行われておりパフォーマンスも安定していましたが、排熱性能が極めて高いわけではない点は留意してください。
ミニPCのOSは基本的にWindowsなので、ゲーミングPCのようにさまざまなPCゲームに対応しています。推奨スペックを満たしているゲームは楽しめますが、スペックが足りていないとプレイすらできない可能性があるため注意が必要です。
N100搭載の商品だと、「8番出口」のような軽めのインディーズゲームはプレイ可能でした。しかし、グラフィックを楽しみたい場合やシューティングゲームでマルチプレイしたい場合は、映像が乱れる可能性が高くおすすめできません。
Ryzen 7搭載の商品だと、インディーズゲーム・パーティゲームはもちろん「VALORANT」でも120FPSで安定しました。ただし「Apex Legends」「Palworld」「Final fantasy」などのゲームでグラフィックを楽しむことはできないでしょう。
Discordでの通話・YouTubeでの動画再生・画面収録など、バックグラウンドソフトは意外と増えていくもの。遊びたいゲームの推奨スペックよりも、余裕を持たせるのが理想です。重いゲームをプレイしたいと考えるならゲーミングPCを検討してくださいね。
ミニPCを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
ミニPCは安いものだと2万円台から、ハイスペックなものでも10万円以下と、PCのなかでは手を出しやすいのが特徴です。選択肢が幅広く一見すると複雑ですが、大きく2つの価格帯に分けて考えられます。
1つ目は3万円以下の商品群です。CPUにN100を搭載したものが多く、5万円前後のノートPCと同程度の性能。ブラウジング・資料作成などの軽作業はもちろん、趣味レベルであればデザイン制作もできるでしょう。省エネなので、サーバー・防犯カメラなどを24時間稼動させるPCとしても活躍しますよ。
2つ目は5万~7万円前後の商品群です。CPUはIntel Core i5~i7・Ryzen 5~7を搭載しており、ノートPC・デスクトップPCで同程度の性能を求めると10万円を超えるものが多いでしょう。さまざまなゲームをプレイできるほか、Illustratorなどのadobeソフトもストレスなく動かせます。広い用途で活躍し、コスパがよい選択肢です。
価格の差は顕著に性能を左右するため、用途に合わせて予算を設定するとよいでしょう。3万円以下の商品群で探す人は選び方②へ、5万~7万円前後の商品群で探す人は選び方③へ進んでください。
3万円以下の商品は、基本的にN100搭載のものだと考えてよいでしょう。検証の結果、CPU・GPUといった基本性能の差はほぼありませんでした。そのため3万円以下でミニPCを探すなら、接続端子と拡張性を重視して選ぶのがおすすめです。
接続端子のなかで最も重要といえるType-C。多機能で使い勝手がよく、さまざまな機器に搭載されており、ケーブルを統一できるのもうれしいポイント。しかし規格が複雑で、判断がつきにくいのが難点ですよね。
ここではType-Cの機能を3段階に分類して解説します。データ転送・PD対応とは、スマホからデータを取り込んだり、外付けキーボードを有線接続して動かしたりできる機能です。電源アダプタからミニPCに給電され、その電力を配分しています。
映像出力とは、ディスプレイに映像を出力する機能で、ほとんどのものが4Kに対応しています。ただし、モニターから電力は分配されず、ミニPCは電源アダプタから給電する必要があります。
PDによる電源供給量がミニPCの消費電力を上回った場合に、Type-Cで本体の給電ができるようになります。付属の電源ケーブルが不要になり、机をスッキリさせられますよ。気になる商品があったら、ランキングの「Type-C端子の機能」の欄に、「本体給電」と記載があるかチェックしてみてください。
Type-Cで本体に給電できると、モニターだけでなくモバイルバッテリーからも電力を供給できるようになります。ARグラスと組み合わせれば、持ち運びできるデスクトップPCが完成し、遊び方がグッと広がりますよ。
ミニPCはノートパソコンより拡張性が高く、用途に応じてアップグレードしやすいのが魅力。使っていくうちに生じるちょっとした不満を、意外と手軽に解消できますよ。注目したいのはメモリとSSDの拡張性です。
メモリは搭載できる枚数が1枚か2枚のものがほとんどで、それぞれシングル・デュアルと称されます。メモリが同じ8GBでも、シングル(8GB×1)よりもデュアル(4GB×2)のほうが処理が速いため、なるべく後者を選びましょう。処理が遅いと感じたら、4GB×2を8GB×2に変えることで顕著に改善しますよ。
SSDは換装よりも増設がおすすめ。ミニPCを分解すると増設用のスペースが空けられているものがあり、市販のSSDをはめ込むことで簡単にアップグレードできます。新しい規格であるM.2 SSDを増設できるのが理想ですが、ミニPCは2.5インチSSDの増設が主流です。
パソコンにおける拡張とは、将来の不安を払拭する保険のようなものです。処理が遅くてストレスが溜まった経験がある人や、サブPCとして広い用途で使う予定の人は、メモリとSSDの拡張性が高いものを選んでくださいね。
5万円以上の商品は、Inter Core i5やRyzen 5のような、N100よりも性能がよいCPUを搭載していることがほとんどです。高価格なものはCPUの性能が高く、基本性能がよい傾向があるものの、細かな性能の違いは判断がつきにくいですよね。ここからは、大きく2つにわけて解説します。
データの処理速度・画像の描写速度といった、基本性能を左右するCPU・GPU。今回はすべての商品でベンチマークテストをおこない、☆5.00を上限にスコアリングすることで、スペック表よりもわかりやすいランキングを作成しました。
スコアの基準にしたのは、人気のインディーズゲーム・RPG・FPS等のゲームの推奨スペック。実際にゲームもインストールし、快適にプレイできるかもチェックしました。CPU・GPUスコアが☆4.5以上であれば、おおむね満足いく体験ができるでしょう。
☆4.0〜☆4.2のN100搭載のものだと、「8番出口」「Overcooked」「Human Fall Flat」などの軽めのインディーズゲーム・パーティーゲームであれば楽しめます。☆4.5に近づけば、「It Takes Two」「Lethal Company」などのマルチゲームも遊べるでしょう。
CPUにRyzen 7 5800Hを搭載したTRIGKEYの商品は、どちらのスコアも☆4.5以上で、「VALORANT」も快適にプレイできました。120FPSで安定したため、対人ゲームでも競いあえるほどの性能を有しているといえます。
「VALORANT」は描写負荷が軽く、グラボを搭載していない内蔵GPUでも動かせる珍しいFPSです。「Apex Legends」「OverWatch」のようなFPSは、ミニPCだとグラフィックがチラついてしまい、快適なプレイは難しいでしょう。
ゲーミングPCを検討する際、メモリは16GBを基準に考えられます。これは推奨スペックが16GBのゲームが数多くあるためですが、ミニPCにおいては16GB以下が一般的。ものによっては4GBのモデルもあるため注意が必要です。
メモリが4GBだと処理が追いつかず、「VALORANT」を開いただけで落ちてしまいました。後から換装することも可能ですが、1万円弱の余計な出費となるため、元から16GBのメモリが搭載されているものがおすすめです。
さらにメモリが同じ16GBでも、シングル(16GB×1)よりもデュアル(8GB×2)のほうが処理が速いため、デュアルスロットがおすすめ。ゲーミングPCではデュアルが一般的ですが、ミニPCではシングルの商品も数多くあるため注意してくださいね。
ミニPCは比較的新しめのジャンルで、商品のほとんどは日本製ではなく、中国・香港・台湾の新興メーカーによるもの。新興メーカーは実績が少なく、信頼していいのかわかりませんよね。粗悪な商品を掴まされたり、保証期間内にメーカーがなくなったりするリスクがあるのも事実です。
そのような商品特性上、ミニPCを買うならある程度のトラブルは自分で対処する力が必要といえるでしょう。例えば開けないアプリがあった際には、知らないエラーコードでも調べて原因を特定し、ファームウェアを書き換えるような作業ができれば理想ですよ。
上述の前提を踏まえて、少しでも安心できるメーカーの商品を選びたいという場合は、販売実績に注目しましょう。商品トラブルが少ない可能性が高いのに加えて、販売実績が多いとYouTubeやブログでハウツーがヒットしやすく、困ったときに助かる可能性も高いでしょう。
販売実績のほかに、ゲーム機器・ディスプレイ・ほかPC周辺機器なども販売していたり、日本法人・日本公式ショップ・日本語の公式サイトがあったりすればなおよし。例えばASUSは、スマホ・モニター・ゲーミングなど幅広い実績があり、日本支社や日本向けのWebサイトがあるのも魅力です。
ほかにはMINISFORUMもおすすめ。香港に拠点を置くミニPCの先駆け的な存在のミニPC専門メーカーで、日本向けのWebサイト・公式ストアがあり圧倒的な商品数で展開しています。YouTubeで検索すると、分解して解説している頼り甲斐のある動画が数多くヒットしますよ。
OSライセンスが怪しいものを買ってしまい、対処を試みてもうまく動作しない場合は、保証期間内に返品交換をしましょう。サポートと連絡がつかないかもしれませんが、そこで気持ちを切り替えて別のOSを入れられるようなタイプの人であれば、ミニPCを最大限楽しめますよ。
今回の検証した商品のなかにも、Windowsがボリュームライセンスになっているものがあり、UEFIに入ってライセンスをアクティベートし直す必要がありました。商品のトラブルは個体差の可能性が高いためスコアには反映していませんが、各商品の説明で詳しく記述しています。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||
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CPUスコアの高さ | GPUスコアの高さ | 排熱性能の高さ | 接続端子の便利さ | 拡張のしやすさ | CPU | CPUスコア(実測値) | GPU | メモリ | メモリスロット | SSD容量 | SSD換装可能 | SSD増設可能 | 接続端子 | Type-C端子の機能 | VESA対応 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | |||||||
1 | MINISFORUM AI X1 Pro | ![]() | 4.81 | 9位 | 処理性能が高く、メイン機として活躍するAI PC | 5.00 | 5.00 | 4.30 | 5.00 | 4.67 | Ryzen AI 9 HX 370 | 22207pts | AMD Radeon 890M | 32GB | デュアル | 1000GB | HDMI、USB2.0(Type-A)、USB3.2 Gen2(Type-A)、USB4、DisplayPort、2.5G LAN、3.5mmオーディオ端子、SDカードリーダー、OCuLink | データ転送、Power Delivery、映像出力、本体給電、4K映像出力 | 19.5cm | 19.5cm | 4.25cm | 1.5kg | ||||
2 | MINISFORUM UN1245W|UN1245W-16/512 | ![]() | 4.69 | 2位 | CPU性能が高く、ほぼ完璧な接続端子を備えた優等生 | 4.85 | 4.29 | 4.37 | 5.00 | 4.50 | Intel Core i5-12450H | 6374pts | Intel UHD Graphics | 16GB | シングル | 512GB | Type-A端子×4、Type-C端子×1、HDMI×1、DisplayPort×1、2.5GbE×1、ステレオミニプラグ | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、本体給電 | 12.8cm | 13.0cm | 5.4cm | 543g | ||||
3 | GEEKOM NUC A6 | ![]() | 4.59 | 3位 | 温度が上がりやすいが、処理性能が高く接続端子も充実している | 5.00 | 5.00 | 4.02 | 4.84 | 3.90 | AMD Ryzen 7 6800H | 11502pts | AMD Radeon 680M Graphics | 32GB | デュアル | 1000GB | USB3.2 Gen2 Type-A、USB2.0 Type-A、USB3.2 Gen2 Type-A(パワーデリバリー対応)、USB3.2 Ge 2 Type-C(パワーデリバリー対応、USB4 Gen3 Type-C(パワーデリバリー対応)、 3.5mm フロントステレオヘッドセットジャック、RJ45、HDMI 2.0、DC in、SDカードスロット | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、映像出力 | 11.24cm | 11.24cm | 3.7cm | 1.1kg | ||||
4 | TRIGKEY Speed S5 Pro | ![]() | 4.52 | Ryzen 7搭載でほぼゲーム機。拡張性にも隙がない | 5.00 | 4.64 | 4.10 | 4.38 | 4.50 | AMD Ryzen 7 5800H | 9642pts | AMD Radeon Graphics | 16GB | デュアル | 500GB | Type-A端子×4、Type-C端子×1、HDMI×1、DisplayPort×1、1GbE×1、ステレオミニプラグ | データ転送、Power Delivery、4K映像出力 | 11.5cm | 10.2cm | 4.1cm | 680g | |||||
5 | レノボ IdeaCentre|Mini Gen 8|90W2004WJM | ![]() | 4.51 | コンパクト&縦置き可能でデスク周りがスッキリ。処理性能も十分 | 5.00 | 4.23 | 4.12 | 4.42 | 4.60 | Core i5 13420H | 9609pts | Intel UHD Graphics | 8GB | デュアル | 512GB | HDMI×1、USB Type-A×4、USB Type-C×2、DisplayPort×1、1GbE×1、ステレオミニプラグ×1 | 映像出力(Thunderbolt4)、データ転送 | 19.5cm | 19.1cm | 3.9cm | 1.8kg | |||||
5 | iiyama iiyama STYLE∞|第12世代インテルCore i3プロセッサー搭載 小型デスクトップパソコン|IStDEi-I1MA-i3-UHSXB-BK | ![]() | 4.51 | 接続端子の充実度が魅力。軽作業メインならあり | 4.37 | 4.30 | 4.20 | 5.00 | 4.50 | Core i3 1215U | 4077pts | UHD Graphics | 8GB | デュアル | 500GB | Thunderbolt4 Type-C、USB3.1 Type-A、2.5GBASE-T LANポート、1GBASE-T LANポート、HDMI、DisplayPort、ヘッドセット端子、SD(HC/XC)・MMC対応カードリーダー | データ転送、本体給電 | 13.99cm | 12.99cm | 4.39cm | 679g | |||||
7 | MICRO COMPUTER TECH Minisforum|UN100L | ![]() | 4.34 | 一般的用途ならサクサク。接続端子が多く、ファンの音も静か | 4.16 | 4.03 | 4.47 | 4.75 | 3.95 | Intel N100 | 2591pts | Intel UHD Graphics | 16GB | シングル | 512GB | Type-A端子×4、Type-C端子×1、HDMI×1、DisplayPort×1、1GbE×1、ステレオミニプラグ | Power Delivery、4K映像出力、本体給電 | 11.5cm | 11cm | 4.6cm | 232g | |||||
8 | CHUWI LarkBox X 2023 | ![]() | 4.30 | 7位 | 平均的なN100の性能で、Type-Cでの給電に対応する | 4.16 | 4.03 | 4.30 | 5.00 | 3.50 | Intel N100 | 2601pts | Intel UHD Graphics | 12GB | シングル | 512GB | Type-A端子×4、Type-C端子×1、HDMI×1、DisplayPort×1、2.5GbE×1、1GbE×1、ステレオミニプラグ | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、本体給電 | 12.7cm | 12.7cm | 4.9cm | 400g | ||||
9 | ASUS ASUS|ExpertCenter PN42|PN42-SN044AU | ![]() | 4.24 | 1位 | N100のなかでGPUに強みを持ち、多くの接続端子を備える | 4.02 | 4.26 | 4.49 | 4.67 | 3.50 | Intel N100 | 1633pts | Intel UHD Graphics | 4GB | シングル | 128GB | Type-A端子×7、Type-C端子×1、HDMI×1、DisplayPort×1、2.5GbE×1、ステレオミニプラグ、マイク入力(赤) | データ転送、Power Delivery | 12.8cm | 13.2cm | 5.8cm | 840g | ||||
10 | CHUWI HeroBox 2023 | ![]() | 4.23 | 6位 | 平均的なN100の性能で、壁際に収納しやすい平らな形状 | 4.21 | 4.03 | 4.33 | 4.34 | 4.00 | Intel N100 | 2968pts | Intel UHD Graphics | 8GB | シングル | 256GB | Type-A端子×4、Type-C端子×1、HDMI×1、VGA×1、1GbE×1、ステレオミニプラグ | データ転送 | 18.8cm | 13.8cm | 3.7cm | 510g |
CPUスコア(実測値) | 22207pts |
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メモリスロット | デュアル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、映像出力、本体給電、4K映像出力 |
良い
気になる
VESA対応 | |
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幅 | 19.5cm |
奥行 | 19.5cm |
高さ | 4.25cm |
重量 | 1.5kg |
CPUスコア(実測値) | 6374pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、本体給電 |
良い
気になる
MINISFORUMの「UN1245W」はMicrosoft365やAdobeのアプリケーションのような重めの作業を行い、価格を抑えてメインのPCを購入したい人におすすめです。CPUのベンチメークスコアは、6374ptsと高めで、第12世代Core i5のハイパフォーマンスモデルが採用されています。
接続端子は充実しており、ほとんどの端子がそろっていました。とくに、本体の給電まで対応のType-C端子と、2.5GbEに対応のLAN端子が魅力的。ミニPCにおいて極めて高水準な接続端子を備えているといえます。
分解すると、すぐに2.5インチSSDの増設スロットにアクセスできるほか、メモリはデュアルスロットで最大32GB×2に対応。拡張性は極めて高く、アップグレードで長く現役でいられる一台です。
排熱性能はミニPCのなかだと高めであるもののパソコン水準では高評価といえないでしょう。また、GPUは980ptとトップ商品には一歩及ばない結果に。
Microsoft 365やAdobeのアプリケーションは快適に扱えますが、グラフィックが重要なゲームはカクつくかもしれません。遊べるゲームは選ぶものの、仕事で使うなら申し分ない性能の本商品。重めの作業をする人におすすめです。
VESA対応 | |
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幅 | 12.8cm |
奥行 | 13.0cm |
高さ | 5.4cm |
重量 | 543g |
MINISFORUM UN1245W 16/512 W11Proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
CPUスコア(実測値) | 11502pts |
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メモリスロット | デュアル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、映像出力 |
良い
気になる
背面にHDMI端子が2つあり、複数の画面に出力できるのも魅力。USB4のポートも2つあるので、それらを使えば最大4画面同時に出力できます。
熱はやや気になるものの、処理性能を重視したい人、豊富な接続端子を求める人にはとくにおすすめの1台です。
VESA対応 | |
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幅 | 11.24cm |
奥行 | 11.24cm |
高さ | 3.7cm |
重量 | 1.1kg |
CPUスコア(実測値) | 9642pts |
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メモリスロット | デュアル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力 |
良い
気になる
TRIGKEYの「Speed S5 Pro」は、手軽にPCゲームをはじめたい人におすすめです。CPUは第4世代Ryzen 7のハイパフォーマンスなCPUを採用しており、ベンチマークスコアは9642ptsと今回検証したなかでトップクラスでした。そのため、インディーズのゲームから「VALORANT」のような描写負荷が軽い3Dゲームまでプレイできるような性能があるといえるでしょう。
分解すると2.5インチSSDの増設をすぐに行えるほか、メモリはデュアルスロットで最大32GB×2に対応しています。極めて高い拡張性を活かして、重いゲームも遊べるポテンシャルを秘めているといえるでしょう。
排熱性能はトップクラスの商品には一歩及ばない結果になりました。接続端子はほぼすべてそろっていますが、Type-C端子が本体給電に対応しておらず、LAN端子が1GbEの規格です。
これらを差し引いても十分使い勝手がよく、机に設置して使うなら不便は感じにくいでしょう。一方、今回検証した商品は、Windowsがボリュームライセンスだった点は述べなければなりません。
UEFIに入ってライセンスをアクティベートし直すことで、OEMライセンスと認識され、アプリケーションを開けました。個体差の可能性もありますが、購入前に留意してください。
VESA対応 | |
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幅 | 11.5cm |
奥行 | 10.2cm |
高さ | 4.1cm |
重量 | 680g |
TRIGKEY Speed S5 Proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
CPUスコア(実測値) | 9609pts |
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メモリスロット | デュアル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | 映像出力(Thunderbolt4)、データ転送 |
良い
気になる
レノボの「ideacentre Mini Gen 8」は、デスクワークを快適に行いたい人におすすめ。また、電源ユニットが筐体の内部にあるため、外からは細いコード一本だけが見えるようになっており、デスク周りをスッキリとした見た目にしたい人にとっては魅力的でしょう。
今回検証で使用したのはCPUに第13世代のインテル Core i5を搭載したモデル。CPUのスコアは平均9,609ptsで、高性能なデスクトップパソコンには及ばないものの、ミニPCとしては優秀です。実際に使用してもカクついたり動作が重いと感じることはなく、ちょっとしたデスクワークには十分な性能といえます。
GPUのスコアは今回検証したミニPCのなかでは高いほうでしたが、3Dグラフィックの映像は少しカクつきました。3Dゲームや動画編集など重い負荷がかかる作業には不向きでしょう。
排熱性能はそこまで高くありません。背面に大きめの通気孔があるものの、筐体の表面が分厚く電源ユニットも内部にあることが主な要因と考えられるでしょう。なお、縦置きも可能な商品ですが、今回の検証では横置きにして使用し温度を計測しました。使用に支障がない程度の最低限の放熱性能といえます。
接続端子は多いほうではありませんが、必要なものは十分備わっています。USB Type-A端子が前面に1つ、背面に3つあり、USB Type-C端子は前面に1つ、背面にThunderbolt 4対応のものが1つと少なくはありません。映像出力に関わるHDMI、DisplayPortは1つずつありますが、VGAは非搭載です。
高いグラフィック性能が要求される作業は難しいものの、デスクワーク程度なら十分使いやすく便利でしょう。付属のスタンドで縦置きにしても使えるため、デスク周りをスッキリとさせたいなら有力な選択肢です。
VESA対応 | |
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幅 | 19.5cm |
奥行 | 19.1cm |
高さ | 3.9cm |
重量 | 1.8kg |
Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
CPUスコア(実測値) | 4077pts |
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メモリスロット | デュアル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、本体給電 |
良い
気になる
VESA対応 | |
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幅 | 13.99cm |
奥行 | 12.99cm |
高さ | 4.39cm |
重量 | 679g |
CPUスコア(実測値) | 2591pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | Power Delivery、4K映像出力、本体給電 |
良い
気になる
MICRO COMPUTER TECHの「Minisforum UN100L/V」は、ブラウジングやデスクワークなどの基礎的なデスクワークを快適に行いたい人におすすめです。
Type-A端子が4口あるほか、Type-C端子・HDMI・DisplayPort・1GbE・ステレオミニプラグと、接続端子を多く備えていることが魅力。USB Type-C端子は、本体給電や4K出力にも対応しています。
排熱性能も十分で、比較した大半の商品が70℃を超えるなか、60℃以下をキープ。CPUパッケージ・ディスクともに温度上昇を抑えられる点がメリットです。ファンの音も静かで、長時間でも快適に作業しやすいでしょう。
CPUスコアは、平均的な水準で、事務作業など一般的な用途で使うなら十分だといえます。GPUスコアも特別高水準というわけではないので、ゲームの重いグラフィック処理を行うには物足りないでしょう。
また、テープで一部のパーツが固定されているため分解は難しく、オンボードメモリなので増設はできません。使用状況に応じて拡張しづらいので、サブPCとして広い用途で使いたい人や将来的にストレージを増やしたい人には向かないでしょう。
重たい処理やアップグレードには向きませんが、基本的な作業には十分な性能をもつ本商品。豊富な接続端子を持ち、多くの機器と連携しやすいのも魅力です。価格も4万円程度と性能のわりに費用を抑えられるので、一般用途で使うミニPCをお探しなら有力候補といえるでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 11.5cm |
奥行 | 11cm |
高さ | 4.6cm |
重量 | 232g |
Minisforum UN100Lの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
CPUスコア(実測値) | 2601pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、本体給電 |
良い
気になる
タブレット・ノートパソコンを販売する中国のPCメーカー、CHUWIによる「LarkBox X 2023」。保証期間は1年で、換装・増設をしても破損しなければ保証対象と記載されています。日本語のホームページはありますが、日本法人はありません。
CPUはN100で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは2601ptsでGPUは362ptと、どちらもN100の平均的な性能です。一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。
排熱性能はまずまずで、冷却ファンが搭載されているタイプ。接続端子は極めて優秀で、ほぼすべての端子がそろっています。とくに、本体の給電ができるType-C端子のほか、1GbE・2.5GbEの2つのLAN端子を搭載。やりすぎなほどに接続端子が充実しており、まず満足できるといえます。
分解はしにくく、SSD増設スロットがないほか、メモリスロットも1枚しかありません。拡張性はかなり低いといえますが、12GBのメモリが標準搭載されているのが救いといえます。使い勝手に秀でた本商品は、N100を広い用途で遊びたい人にピッタリですよ。
VESA対応 | |
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幅 | 12.7cm |
奥行 | 12.7cm |
高さ | 4.9cm |
重量 | 400g |
CPUスコア(実測値) | 1633pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery |
良い
気になる
PCパーツ・ディスプレイ・ゲーム機器と幅広い実績を持つ台湾拠点のPCメーカー、ASUSによる「ExpertCenter PN42」。保証期間は1年で、パーツを取り外したり換装したりした場合は保証対象外となるので注意してください。
CPUはN100で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは1633ptsとほかのN100搭載の商品と比べて低め。代わりにGPUが930ptと、倍以上のスコアを出しました。一般的な処理は遅い可能性がありますが、ゲーム・グラフィック処理に強いといえるでしょう。
スリットが入ったデザインで、ファンレスなものの排熱性能は比較的高め。接続端子は非常に充実しており、LAN端子が2.5GbEに対応しているほか、Type-A端子が7つ、赤色のマイク入力端子を備えている点が強みです。ただし、Type-C端子は本体給電に対応していませんでした。
分解は非常に簡単ですが、SSDの増設スロットがなく、メモリスロットも1枚しかありません。SSDの換装しかできないため、拡張性はかなり低いといえます。充実した接続端子が魅力の本商品は、高負荷な作業をしない人にとっての有力な選択肢となるでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 12.8cm |
奥行 | 13.2cm |
高さ | 5.8cm |
重量 | 840g |
CPUスコア(実測値) | 2968pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | データ転送 |
良い
気になる
タブレット・ノートパソコンを販売する中国のPCメーカー、CHUWIによる「HeroBox 2023」。保証期間は1年で、換装・増設をしても破損しなければ保証対象と記載されています。日本語のホームページはありますが、日本法人はありません。
CPUはN100で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは2968ptsでGPUは377ptと、どちらもN100の平均的な性能です。一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。
排熱性能・接続端子ともにまずまず。Type-C端子は本体の給電に対応していませんが、珍しくVGAの端子が搭載されています。平たいデザインは壁際に収納しやすいものの、横幅をとるため好みが分かれるかもしれません。
分解は比較的簡単で、2.5インチSSDの増設スロットにすぐにアクセスできます。なおメモリはシングルスロットで、拡張性はまずまずといえるでしょう。N100の商品のうち、壁際に収納したい人にとって有力な選択肢ですよ。
VESA対応 | |
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幅 | 18.8cm |
奥行 | 13.8cm |
高さ | 3.7cm |
重量 | 510g |
CPUスコア(実測値) | 2815pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 |
良い
気になる
ミニPC・ノートパソコンを販売する中国のPCメーカー、GMKtecによる「NucBox G3」。保証期間は1年で、換装・増設した場合に保証を受けられなくなる可能性があります。日本語のホームページはありますが、日本法人はありません。
CPUはN100で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは2815ptsでGPUは373ptと、どちらもN100の平均的な性能です。一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。
排熱性能・接続端子ともにまずまず。Type-C端子はありませんが、HDMI端子が2つ搭載されています。驚くべきは本体重量が360gという軽さ。持ち運びやすく、テレビ・モニター裏にも収納しやすいのも魅力です。
分解する際は蓋を外すだけという、ドライバいらずのお手軽さ。ミニPCとしては珍しく、SATA接続ですがM.2 SSDの増設スロットが搭載されています。なおメモリスロットはシングルのため、拡張性はまずまずといえます。性能にこだわりがなく、カラーリングに惹かれた場合に選択肢に入るでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 11.4cm |
奥行 | 10.6cm |
高さ | 4.3cm |
重量 | 360g |
CPUスコア(実測値) | 2584pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 |
良い
気になる
ミニPCを販売する中国のPCメーカー、NiPoGiによる「N95 Mini PC」。保証期間は3年で、Amazon上のチャットでやり取りをします。日本語のホームページはなく、日本法人もありません。利用規約の事業者情報が空欄になっている点は留意しましょう。
CPUはN95で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは2584ptsでGPUは350ptと、N100の平均値と同程度の性能です。一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。
排熱性能・接続端子ともにまずまず。Type-C端子は搭載されていませんが、HDMI端子が2つあります。分解は非常に簡単で、2.5インチSSDの増設スロットにすぐにアクセスできます。なおメモリはシングルスロットで、拡張性はまずまずといえるでしょう。
電源をつけると、ファンに付属するLEDが光り輝きます。不要であれば分解し、LEDのケーブルを抜いてしまいましょう。本商品は、N100ではなくN95を搭載したミニPCを探しているなら選択肢に入るでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 12.8cm |
奥行 | 12.8cm |
高さ | 5.2cm |
重量 | 790g |
CPUスコア(実測値) | 2411pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 |
良い
気になる
ミニPCを販売する中国のPCメーカー、NiPoGiによる「N100 Mini PC」。保証期間は3年で、Amazon上のチャットでやり取りをします。日本語のホームページはなく、日本法人もありません。利用規約の事業者情報が空欄になっている点は留意しましょう。
CPUはN100で、GPUは内蔵のUHD Graphics。ベンチマークテストでは、CPUは2411ptsでGPUは361ptと、どちらもN100の平均的な性能です。一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。
排熱性能・接続端子ともにまずまず。Type-C端子は搭載されていませんが、HDMI端子が2つあります。多くのミニPCは前面と背面に端子がありますが、本商品は前面と左側面に端子がある点が珍しく、人によっては理想にピッタリとハマるかもしれません。
工具不要で分解でき、2.5インチSSDの増設スロットにすぐにアクセスできます。ただし標準搭載されているSSDは最深部にあり、換装はやや大変な構造です。なおメモリはシングルスロットで、拡張性はまずまずといえるでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 14.0cm |
奥行 | 14.0cm |
高さ | 4.7cm |
重量 | 790g |
CPUスコア(実測値) | 2673pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 | 本体給電 |
良い
気になる
GMKtecの「NucBox G2」は、コンパクトなサイズとゲーミング感のあるデザインが特徴。電源ボタン部分が蛍光グリーンだったり、通電すると本体下部にあるLEDが点灯したりと遊び心のあるデザインです。LAN端子が2つあるので、転送速度の向上や故障時の予備としても使用可能。4K映像出力可能なHDMIポートも搭載しており、最大3画面に同時出力できます。
CPUスコアは平均2673pts、GPUスコアは平均379ptと検証したN100のなかでは平均的な数値。ブラウジングやデスクワークなどの一般的な処理は快適にこなせますが、Adobeのような重いアプリケーションでは動作がもたつくかもしれません。SSDは2TBまで拡張可能ですが、メモリの最大容量が少ないうえ、ビデオカードの追加やSSDの増設はできないため、拡張性はかなり低いでしょう。
排熱性能は高いとはいえず、負荷時のCPUパッケージは80℃以上に。ディスク温度も多くの商品が40℃前後だったのに対して、50℃以上という結果でした。熱くなりやすいので、負荷をかけすぎると動作に遅れが生じる可能性があります。
とはいえ、ファンレス設計により稼動音が非常に静か。静音性にこだわる人やデザインが好みの人は検討してくださいね。
VESA対応 | |
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幅 | 8.7cm |
奥行 | 8.7cm |
高さ | 3.95cm |
重量 | 204g |
CPUスコア(実測値) | 1674pts |
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メモリスロット | シングル |
SSD換装可能 | |
SSD増設可能 | |
Type-C端子の機能 |
良い
気になる
リンクスインターナショナルの「LN100W LN100W-8/256-W11Pro(N100)」は、軽い事務作業や、機器・ソフトのお試し用に使いたい人向きのミニPC。CPUスコアは平均1,674ptsと高いわけではありませんが、軽い作業程度なら十分使えます。一方で、GPUスコアは平均366ptと今回検証した商品のなかでは低め。実際に3Dグラフィックのベンチマークソフトを動かすとカクついたため、重い映像処理が求められる作業には不向きといえます。
USB Type-C非対応ですが、Type-Aは4口搭載。裏面には有線LAN用の端子が2口、DisplayPort・HDMI・VGAを各1口ずつ装備しています。オーディオ端子は入力・出力が分かれているため、マイク・ヘッドフォンを別々に接続する必要がありやや手間です。
ストレージの交換はできますが、SSD増設用の空きスロットはなく拡張のしやすさはいまひとつ。加えて、メモリスロットも1つしかありませんでした。
本体上部や側面には通気口が多くあり、排熱性能は高め。高負荷時のディスク温度は48度と低く、ある程度温度上昇を抑えられていました。とはいえ万人に使いやすいとはいえず、軽い作業のみを想定している人であれば選択肢に入るでしょう。
VESA対応 | |
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幅 | 12.3cm |
奥行 | 12.3cm |
高さ | 4.5cm |
重量 | 542g |
マイベストではベストなミニPCを「動画視聴・ブラウザ閲覧・画質を抑えたゲームなど、広い用途で活躍するもの」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のミニPC15商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。
検証①:CPUスコアの高さ
検証②:GPUスコアの高さ
検証③:排熱性能の高さ
検証④:接続端子の便利さ
検証⑤:拡張のしやすさ
今回検証した商品
パソコンの頭脳といえるCPU。データの処理速度に影響するため、性能が高ければブラウジングが快適になり、マルチタスクをしても動作がもたつきません。
CPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「軽いゲームであればプレイに支障がなく、Discordや録画ソフトとのマルチタスクもできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
CPU性能をスコア化できるベンチマークソフトを使って計測。CPUスコア7,000ptsを上限に、スコアが高いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
なお基準値については、人気のインディーズゲーム・RPG・FPS等の推奨スペックを参照し「ゲーミングPCには満たないが十分なプレイ体験を得られるスコア」を独自に設定しています。
グラフィックを司る役割であるGPU。画像を描写するための処理をするため、性能が高ければきれいな画像を速く表示でき、映像のカクつきやズレが気にならなくなります。
ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにグラフィックボードが搭載されておらず、CPUの一部にGPUの機能を持たせる手法(内蔵GPU)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。
GPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「オンラインゲームも中程度の画質でプレイできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
GPU性能をスコア化できるベンチマークソフトを使って計測。GPUスコア2,000ptを上限に、スコアが高いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
なお基準値については、人気のインディーズゲーム・RPG・FPS等の推奨スペックを参照し「ゲーミングPCには満たないが十分なプレイ体験を得られるスコア」を独自に設定しています。
電子機器の必需品である排熱機構。高負荷をかけ続けると発熱して処理の妨げになるため、排熱することにより本来の性能を維持することが目的です。
ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにファンが搭載されておらず、放熱板への熱伝導によって排熱する機構(ファンレス)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。
排熱性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「高い負荷がかかっても内部温度が上がらず安定しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
排熱温度を計測できるソフトを使用し、CPUパッケージの温度とディスクの温度をそれぞれ計測。CPUパッケージは30度、ディスクは40度を上限に、高負荷時の最大温度が低いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
なお基準値については、スタンバイ時の平均温度を参照し「パフォーマンスを落とさないレベルで排熱ができているスコア」を独自に設定しています。
使い勝手に直結する接続端子。端子の種類が多ければハブいらずで接続できたり、端子の規格が最新であればデータ転送速度が速くなったりします。
接続端子が便利な商品としてユーザーがとても満足できる基準を「前面・背面に必要な端子がそろっており、新しい規格に対応しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
拡張とは、性能・機能を向上させるために、標準搭載されているパーツを換装・増設することです。ミニPCにおいては敷居が低く、分解しやすい構造になっていたり、増設用のスロットが元から搭載されていたりします。
拡張しやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「ストレージの拡張スロットがあり、メモリの最大容量が32GBで、メモリスロットが2つ以上あるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品を実際に分解してチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
ミニPCを使うには、モニターやキーボード、マウスといった必須の周辺機器があります。また、拡張する人は、2.5インチSSDやメモリもチェックしてください。Type-C搭載のミニPCを買うなら、ケーブルの性能も重要です。
以下のコンテンツを参考に自分好みのアイテムをそろえて、デスク周りを快適にしましょう。
【徹底比較】キーボードのおすすめ人気ランキング【2025年7月】
【徹底比較】ワイヤレスマウスのおすすめ人気ランキング【最強の仕事用マウスは?2025年6月】
トラックボールのおすすめ人気ランキング【使い勝手がよいのは?2025年7月|徹底比較】
【徹底比較】USBタイプCケーブルのおすすめ人気ランキング【2025年7月】
【徹底比較】HDMIケーブルのおすすめ人気ランキング【コスパ最強の最新規格モデルも!2025年6月】
2.5インチSSDのおすすめ人気ランキング【2025年】
PC用メモリのおすすめ人気ランキング【2025年5月】
【2025年7月】PCモニター・液晶ディスプレイのおすすめ人気ランキング【仕事で使えるコスパ最強商品は?徹底比較】
【徹底比較】4Kモニターのおすすめ人気ランキング【2025年7月】
以下ではメーカーごとのデスクトップパソコンとおしゃれなデスクトップパソコンをまとめています。気になるコンテンツがあったらぜひチェックしてくださいね。
以下ではミニPCの関連商品をまとめています。気になるコンテンツがあったらぜひチェックしてくださいね。
1位: MINISFORUM|AI X1 Pro
2位: MINISFORUM|UN1245W|UN1245W-16/512
3位: GEEKOM|NUC A6
4位: TRIGKEY|Speed S5 Pro
5位: レノボ|IdeaCentre|Mini Gen 8|90W2004WJM
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
AMD社が開発するCPUで、価格に対して性能が高いと評判のRyzen。しかし、パソコンの自作や買い替えを検討している人のなかには「Ryzenはやめとけ」という意見を目にし、避けたほうがよいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、Ryzenはやめとけといわれる理由を紹介します。...
ゲーミングPC
ゲームプレイに特化し、通常のパソコンよりも高い性能を誇るゲーミングPC。しかし、画質や処理性能に優れている分、使用時の電気代は高額になりがちです。とくにゲームのプレイ時間が長かったり、シャットダウンが面倒でつけっぱなしにしたりする人は、毎月の電気代がどのくらいかかるのか気になりますよね。そこで...
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ゲームを快適にプレイできるように高い性能を持っているため、高額なモデルが多いゲーミングPC。少しでもお得に入手するために、セール時期に購入したいと考えている人も多いでしょう。そこで今回は、2025年5月のゲーミングPCのセール情報を、BTOメーカー別に解説します。お得な時期やセールにまつわる注...
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