FXネオ(GMOクリック証券)は、主要通貨ペアをじっくり持ちたい人に向いています。スワップポイントが比較したなかでも高く、比較検証でわかったFX口座の相場を上回る結果に。検証した通貨ペアのすべてが政策金利差を超えていたため、長期投資を考えている人にとってメリットが大きいでしょう。FXだけでなく、CFD・バイナリーオプション・国内株・投資信託なども取引が可能。投資初心者を含め、FX以外にも興味がある人にぴったりです。比較した18社のうち、株式や投資信託を含めてサービスを提供しているのは楽天証券・松井証券・auカブコム証券を含む4社のみでした。GMOクリック証券以外の3社は株式・投資信託メインの人向きな設計だったため、FXメインで考えるならGMOクリック証券がおすすめですよ。米ドル/円ペアの原則固定スプレッド(例外あり)は0.2銭と狭く、ほかの通貨ペアも相場と同水準。取扱通貨ペア数は24種と多くないものの、主要通貨ペアで取引するには不自由を感じることは少ないでしょう。比較した多くのFX口座と同じくデモトレードができて使用感を試せるうえ、コミュニティサービス「トレードアイランド」でほかのトレーダーの取引を分析できるのも魅力。ほかのユーザーと交流したい人・取引のモチベを保ちたい人にとくに向いているサービスといえます。口コミでは「最低取引通貨が10,000通貨と大きい」と指摘されていましたが、実際の最小取引単位は1,000通貨と相場並みです。ただし、南アフリカランド/円とメキシコペソ/円、ハンガリーフォリント/円の取引単位は、例外的に10,000通貨と大きめに設定されています。他社を見るとすべて1,000通貨で取引できるところが複数あり、なかにはより小さい単位から対応しているところも。コストを抑えつつ少額からFX取引を始めたいなら、1通貨から取引できるSBI FXTRADEを検討してみてください。自動ロスカットになると手数料が発生する点にも注意が必要です。他社はほとんどがロスカット手数料がかからないのに対し、FXネオ(GMOクリック証券)では1取引単位(10,000通貨)あたり500円、0.1取引単位(1,000通貨)あたり50円がかかります。コストが気になる人は、自動ロスカットにならないよう気をつけましょう。<おすすめな人>主要通貨ペアをじっくり持って長期的に投資したい人FXをメインに株式・投資信託にも取り組みたい人ほかのユーザーと交流したい人・取引のモチベを保ちたい人<おすすめできない人>幅広い銘柄で少額から取引したい人
GMOコインは、仮想通貨取引に挑戦したいすべての人におすすめです。比較したなかでは珍しく、全仮想通貨の送金手数料を0円に設定しています。30万円相当のビットコインを自分のウォレットに送金した場合、比較した各社の相場より1回で5,000円以上も節約できることがわかりました。資金移動のたびに、手数料で利益が減らない点は大きな魅力といえます。取引所でかかる手数料も安く、ビットコイン・イーサリアム・XRPのいずれも0.05%でした。比較した仮想通貨取引所の半数は0.10%以上の取引手数料を取っていたため、「手数料が安い」という口コミの多さにもうなずけます。Taker注文でコストを抑えられるのは、初心者にはうれしいポイントです。初心者向きのメジャー通貨の取扱数も、販売所は18種類・取引所は17種類と充実。取引量も多く、検証期間におけるビットコインの取引量は約4.3万BTC(相場約2.8万BTC)・イーサリアムは約45.9万ETC(相場約2.5万ETC)・XRPは約15億XRP(相場約8,800万XRP)と相場以上でした。狙ったタイミングで現金化しやすいでしょう。「スプレッドが開きすぎている」との口コミに反し、検証時点でのビットコイン・イーサリアム・XRPのスプレッドは比較した仮想通貨取引所の相場より狭めでした。少ない値動きでも利益化しやすいので、販売所で積極的に売買したい人にも向いています。GMOコインでは仮想通貨(暗号資産)の売買以外にも、積立・ステーキング・レバレッジ取引など多様な取引が可能です。「初心者でもはじめやすい」との口コミどおり、総じて使い勝手は良好。仮想通貨初心者にまず検討してほしい取引所です。<おすすめな人>低コストな仮想通貨取引所を使いたい人まずはメジャー通貨からはじめたい初心者<おすすめできない人>特になし
住信SBIネット銀行は、証券口座への入金用にしたい人におすすめです。調査した結果、利用者の多いSBI証券・楽天証券・マネックス証券・三菱UFJ eスマート証券・松井証券の5社すべてと連携していました。比較したなかには提携数の少ない銀行も多くあったのに対し、これから証券口座を開設する場合でも選択肢が増えます。入金にラグがないリアルタイム入金にも対応しているので、投資のタイミングを逃しにくい点は魅力的です。ATMで入出金が多い人にも向いています。セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMでは、アプリを利用すると手数料無料で入出金が可能です。ネットバンキングの振込手数料も抑えやすく、優遇プログラム「スマートプログラム」でランク2に上がれば月5回無料になります。無料回数の条件を超えても手数料はわずか77円と、比較したネット銀行のなかではトップクラスの安さでした。スマートプログラムで上のステージに上がりやすいこともよい点です。1番上のステージ「ランク4」には、指定のカードを契約するか、総資産500万円以上で上がれます。比較したなかには総資産1,000万円以上と条件が厳しい銀行もありましたが、こちらは金銭的負担が少なめです。普通預金の金利は0.200%と比較した多くの銀行と同等でした。SBI証券との連携で0.210%にアップするので、少しでも利息を増やしたい人にもよいでしょう。しかし、定期預金の金利は0.275~0.400%と低めです。比較したネット銀行の平均が0.471~0.639%だったので、定期預金で効率的に利息をつけたい人にはやや物足りないでしょう。1人の名義で複数管理できる目的別口座は同時に10個まで作成でき、それぞれの目標にあわせて使い分けられます。デビットカードも利用でき、簡単にお金の管理をしたい人にも役立ちますよ。定期預金の金利はやや低いものの、気軽にコンビニATMを利用したい人や投資用に使いたい人には便利なネット銀行といえます。ぜひ利用を検討してみてくださいね。<おすすめな人>証券口座の入金用としたい人セブン銀行・ローソン銀行を利用する機会が多い人<おすすめできない人>定期預金の金利の高さを重視する人
LIFULL HOME'Sは、希望条件にマッチする不動産会社と早く出会いたい人におすすめ。比較した大半のサイトは提携企業数が2,500社以下だったなか、4,700社以上とトップレベルでした。そのうち15社は大手不動産会社。大手から地域密着型の企業まで幅広く提携している点が強みです。都心部から人口の少ないエリアまで、どんな地域でも条件に合う企業を紹介してくれるでしょう。最大査定数が10社と多い点もメリットです。比較したサイトの半数は最大査定数が7社以下だったのに対し、手間なく一度に多くの不動産会社と接点を持てます。公式サイトで物件の情報を詳細に入力できるため、マッチングした不動産会社に、一回ずつ説明する手間を省略できそうです。入力フォームには細かな要望を記載でき、入力情報を考慮して不動産会社を紹介してくれる可能性が高いといえます。比較した半数しか対応していなかった、売却希望金額も入力可能です。自由入力枠に連絡希望時間や連絡方法を入力しておけば、やり取りのストレスやすれ違いの可能性も減らせますよ。査定可能物件が幅広く、戸建て・マンション・土地のほか、投資用のマンション・アパート、倉庫や工場も対象です。特に倉庫と工場は比較した半数のサイトでは対応できなかったため、該当物件を売る予定の人はぜひ活用しましょう。ただし、一棟ビルや店舗、農地は査定対象外でした。概算査定額だけ知りたい人は、匿名査定をチェック。個人情報の入力が不要で、物件情報のみで概算価格を受け取れます。公式サイトで紹介している近隣の売却事例も、査定金額の判断材料になりますよ。LIFULL HOME'Sは総じて使い勝手がよく、物件の種類やエリアを問わず条件に合った不動産会社と出会いやすいサイト。複数の査定額を見て相場を把握したい人は、ぜひ検討してくださいね。<おすすめな人>たくさんの不動産会社と接点を持ちたい人人口の少ないエリアの物件を売りたい人ざっくりした概算査定額を知りたい人<おすすめできない人>とくになし
SUUMO売却査定は、多数の大手不動産会社に査定を依頼したい人におすすめです。提携している大手企業は18社と、比較したサイトのなかでもトップクラスの提携数でした。全体の提携企業数も2,000社と非常に多く、幅広い物件やエリアに対応できます。最大査定数も10社とかなり多いので、希望している不動産会社とも接点を持ちやすいでしょう。物件情報はチャット形式で入力しやすく、売却スケジュールや注意点も公式サイトでわかりやすく紹介されています。連絡時間の指定や申し送りもできるので、家族に知られたくない人や営業電話を減らして効率よくやり取りしたい人にもぴったり。また、売却の予定にあわせて机上査定・訪問査定を選択できる点もメリットです。物件の入力情報は、土地面積・建物面積・築年数・間取り・売却時期のほか、比較したなかには非対応のサイトも多かった希望売却金額も入力できます。住宅ローンの残債や物件の画像は入力できませんが、情報を多く伝えられるので査定の精度にも期待できるでしょう。一方、査定依頼ができるのは戸建てやマンションなどの住居用不動産のみです。店舗や倉庫などの事業用不動産には対応していません。また、電話での問い合わせには対応しておらず、問い合わせフォームから相談する必要があります。気になった点を電話で確認しながら進めたい人には不向きです。とはいえ、提携企業数や最大査定数が多く、エリアを問わず査定依頼しやすいのは大きな魅力だといえます。全国のスーモカウンターでは注文住宅や新築マンションの購入の相談もできるので、売却と同時に新しい物件を探している人にも便利です。査定サイト選びに迷ったら、ぜひ利用を検討してください。<おすすめな人>地方でも複数社に査定を依頼したい人査定先に大手の不動産会社を選びたい人家族に査定依頼を知られたくない人営業電話を避けたい人売却と同時に新しい物件を探している人<おすすめできない人>ビル・店舗・農地などの事業用不動産の査定を依頼したい人電話で直接問い合わせたい人
アットホームは、エリアを問わず多くの不動産会社に査定してもらいたい人におすすめです。総提携数は2,495社。大手不動産会社との提携数は16社と、比較した全サイトの平均約13社を上回る多さでした。最大査定数には上限がなく、気になった不動産会社すべてに査定依頼できるため、自分に合う不動産会社を見つけやすいでしょう。サイトの使い勝手も高評価です。申し込みフォームには申し送り欄があり、知りたい情報や連絡方法の希望などを入力可能。比較したなかには申し送り欄のないサイトもありましたが、アットホームは不要な営業電話を減らし、家族に知られずにやり取りできます。具体的な売買スケジュールも紹介されているので、知識が少ない人でも利用しやすいでしょう。物件情報は面積や築年数などの基本項目に加え、売却時期の入力や物件の画像も掲載できます。細かく情報を入力できるので、精度の高い査定が期待できるでしょう。査定方法は、訪問査定と机上査定が選択可能です。査定なしで相場がわかる簡易査定にも対応しており、売却を本格的に検討していない人にも役立ちます。一方、対応している不動産は戸建て・マンション・土地などの住居用不動産のみで、事業用不動産には非対応でした。とはいえ、提携企業数が多く、都心でも地方でも査定を依頼しやすい魅力的なサイトといえます。公式サイトには利用するうえで役立つコラムも充実しているので、ぜひ利用を検討してください。<おすすめな人>地方でも複数社に査定を依頼したい人査定先に大手の不動産会社を選びたい人家族に査定依頼を知られたくない人営業電話を避けたい人<おすすめできない人>ビル・店舗・農地などの事業用不動産の査定を依頼したい人