ゲームを快適にプレイできるよう、高性能さはもちろん見た目にもこだわって開発されたゲーミングPC、フロンティア FRGPLB760W/DD2。メーカーは人気ゲーム「ドラゴンズドグマ2」での使用を推奨しています。しかしネット上では口コミが少なく、評判がわからないので、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングPCとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングPC選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
フロンティア FRGPLB760W/DD2は、解像度の高いゲームを快適にプレイしたい人におすすめです。CPUはCore i7-14700Fを搭載。GPUはGeForce RTX 4070 Ti SUPERと性能は非常に優れています。とくにGPUのAverage G3D Markスコアは31,650と、比較したなかでもトップクラス。「ドラゴンズドグマ2」や「サイバーパンク2077」といった現在発売されているゲームを最高画質で快適にプレイでき、ゲーム以外の動作も高速で処理できるでしょう。
メモリ・ストレージは最新の規格ではありませんが、現時点では不足ない性能です。DDR4規格対応のメモリを32GB搭載し、SSDは1TB搭載しています。初期装備でも十分な容量ですが、カスタムするとSSDは最大4TB・メモリは最大128GBまで増設可能。CPUクーラーも空冷式から、より冷却性能の高い水冷式に変更できます。
接続端子の数は十分あり、デバイスの接続で困ることはほぼありません。比較したなかにはType-C端子のない商品もある一方、Type-Cを2個・Type-Aを8個搭載しています。無線LAN・Bluetoothは初期装備されていないものの、カスタムして追加が可能。使用環境に合わせて、自分の理想のPCを追求できます。
いろいろな周辺機器をセット購入でき、ゲーム環境を整えられるのもうれしいところ。比較したメーカー内で唯一ラピットトリガー対応のキーボードを取り扱っています(※2024年10月時点)。サポート体制も整っており、電話問い合わせは10~19時まで対応。有料のプレミアム保証に加入すると、3年間の延長保証もつきます。
内部のパーツを確認できる透明なピラーレスデザインも魅力的です。ライティングすることで、よりスタイリッシュな雰囲気となるでしょう。値段がやや高い点はネックですが、全体的に性能は優れています。とくにグラフィックの美しさにこだわる人は、ぜひ検討してみてくださいね!
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
フロンティア FRGPLB760W/DD2は、BTOパソコンメーカーのフロンティアから発売されたゲーミングPCです。メモリ・ストレージの増設、CPUクーラー・CPUグリスなどのカスタマイズができます。オープンワールドアクションゲーム「ドラゴンズドグマ 2」推奨モデルです。
CPUにはインテル Core i7-14700F・GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載。ゲームだけでなく、コンテンツ制作など、多岐にわたって活躍すると謳っています。マザーボードにはASRock B760 Pro RS/D4を採用し、SSDを2つ・HDDを1つの最大3基を搭載可能です。
左サイドと正面のガラスパネルから内部を確認できるピラーレスデザインも魅力。最大9基のLEDつき冷却ファンを搭載でき、高い冷却性能と美しいライティングを両立するとしています。また、パーツ構成が同じで筐体がブラックのモデル(FRGPLB760B/DD2)も販売中です。
今回はフロンティア FRGPLB760W/DD2を含む、人気のゲーミングPCを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のゲーミングPCを比較検証したところ、フロンティア FRGPLB760W/DD2には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
Passmark Softwareというサイトで公表しているAverage G3D Markのスコアは、31,650でした。比較した約半数の商品が17,000~25,000だったなか、トップクラスの数値です。
「ドラゴンズドグマ2」や「サイバーパンク2077」「ARK」「エルデンリング」といった現在発売されているゲームを最高画質でプレイしてもカクつきは気になりません。また、これから先に出るゲームもグラフィックの質によっては最高の画質でサクサクプレイできるでしょう。
処理性能は高く、快適にゲームプレイできます。パソコン全体の処理を司るCPUには、インテルのCore i7-14700Fを搭載。GPUの性能を引き出せる高性能なチップなので、ゲームはもちろんほかの動作も高速処理できます。VRチャットは重さを感じる可能性があるものの、動画編集などに使っても動作が落ちにくいでしょう。
Passmark Softwareで公表されているCPU Markのスコアは、44,129です。比較した商品の半数ほどが20,000~30,000台だったことをふまえると、性能は優れているといえます。将来的にやりたいことが増えた場合は買い替える必要があるかもしれませんが、現状のPC作業での不満はほぼないでしょう。
高速なデータ転送を行うための要である接続規格PCIeの世代はGen4。最新世代ではないものの十分高性能で、快適にゲームプレイできるレベルです。レーンが多いほど処理が速くなるPCIeレーンの最大帯域幅は16あります。長尺の動画編集などを行わない限り、不満を感じることはないでしょう。
メモリ容量は、比較したなかでもトップクラスの32GB(16GB×2)。メモリはデータを一時的に保管するパーツのことで、容量が大きいほど一度に多くの作業を行っても動作が重くなるのを防げます。メモリの規格はDDR4と、最新のDDR5ではないものの、現状の3Dグラフィックのゲームをプレイするには十分な性能です。
そのほかHDMI端子とDisplayPort端子も搭載しているので、モニターとの接続も問題ありません。イヤホンジャック・マイクロホンジャックは各1つあるので、ヘッドホンなどを使ってゲームに没入できます。ただし、SDカードリーダー・光学式ドライブは非搭載なので、必要な場合は外づけで用意するとよいでしょう。
そのままでも十分高性能ですが、カスタマイズが豊富なので、より自分好みにこだわれます。ストレージは、合計3基まで搭載可能。元々搭載されているストレージであるSSDは、最大4TBまで増設可能です。追加でSSDを1基・HDDを1基搭載でき、HDD容量は最大8TBまで追加できます。
メモリは最大128GBまで増設可能です。比較したなかにはメモリを16GBまでしか増設できない商品もあったなか、かなりの大容量。高解像の映像編集やAIの機械学習など専門的な作業にも対応できるでしょう。
CPUクーラーは空冷式から冷却性能の高い水冷式へ変更できます。CPUグリスも、より熱伝導率の高いものへ変更可能です。長時間ゲームプレイ時の発熱を効率的に抑えられるでしょう。無線LAN・Bluetoothは初期装備されていないので、使用環境に応じて追加を検討してみてくださいね。
無償保証(自然故障のみ)は1年間です。有料のプレミアム保証に加入すると、保証期間が3年間に延長。通常の修理には工賃と部品代がかかりますが、期間中の修理費用は0円です。なお、加入金額はパソコンの販売価格によって異なり、35万円以上40万円未満の場合は39,930円(※2024年10月時点)です。
専門スタッフが訪問して、トラブルに対応するオンサイトサービスも利用可能です。加入金額は1年間につき7,700円かかります。有料ではありますが、データ復旧サービスに対応しているのもうれしいポイントです。また、下取りサービスも行っており、パソコンの購入金額から1,000円値引きされます。
ラピッドトリガーとは、キーを押し込んだ際の上下を検知した瞬間にキーの入力・解除を反映できる機能のことです。より繊細な操作ができるため、プロゲーマー並みの入力スピードでゲームプレイができるでしょう。モニターも、リフレッシュレート最大180Hzや4K対応など高性能なものを選べます。
ゲームパッド・ヘッドセットの種類も豊富です。加えて、マイク・モニターアーム・スピーカー・ペンタブレットなども取りそろえているので、初心者でもゲームプレイするために必要な機器を用意でき、購入後すぐにゲームをはじめられます。
フロンティア FRGPLB760W/DD2にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
比較した10~20万円台の商品でも、現在発売しているゲームをプレイするのに十分な性能を備えていました。画質にこだわりがなければ、これらの商品を検討してもよいでしょう。
ここでは、フロンティア FRGPLB760W/DD2と違った魅力を持つゲーミングPCをご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね。
フロンティア FRMFGZ790/Bは、プロゲーマー並みの環境でゲームがプレイできる1台です。グラフィックボードはMSI製のGeForce RTX 4070 SUPER・CPUにはCore i7-14700Fを搭載しています。ハイエンドモデルと比べるとやや劣るものの、現状では非常に高性能です。
ストレージにはGen5のSSD1TB、メモリもDDR5の32GBを搭載と、どちらも最新規格で高水準なパーツを備えています。また、CPUクーラーは水冷式なので、高負荷なゲームを長時間快適にプレイできるでしょう。
接続端子はType-Cが2個、Type-Aは9個あり、さまざまなデバイスと接続できます。カスタマイズ性も高く、CPUはより高性能なCPU i9-14900Fに変更可能です。比較したミドルクラスのなかでもトップクラスの性能を誇り、5年先でも十分活躍するでしょう。
フロンティア FRGPLB760W/DD2は、フロンティアの公式サイトから購入できます。値段は362,800円~(※2024年10月時点)です。
メモリやストレージを増設したり、CPUクーラーを水冷式にしたりとカスタマイズができます。マウス・キーボード・モニターといった周辺機器も同時に購入可能です。なお、本商品は受注生産品になるので、注文から発送まで1週間程度かかります。
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