グラフィックボードに「RTX 4060」を搭載した高コスパモデルのゲーミングPC、マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60。しかし、口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングPCとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングPC選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
メモリ容量は16GBで、規格は1世代前のDDR4に対応。ゲームだけを楽しむには十分ですが、ライブ配信や動画編集を同時に行いたい人には少し物足りない可能性があるでしょう。一方、ストレージはSSDで容量は1TBと十分な大きさ。「ファイナルファンタジー16」のような大容量ゲームを複数入れても、写真などほかのデータも余裕で保存できそうです。
接続端子数も満足できるレベル。比較した一部の商品は非対応だった、USB Type-C端子・HDMI端子・イヤホンジャックなどを備えていました。USB Type-A端子は9個と豊富なので、普段のゲームプレイで使うアイテムであれば数を気にせず接続しやすいでしょう。
カスタマイズ性も高く、SSDは最大2TBまで・メモリは最大64GBまで拡張でき、CPUもアップグレードが可能です。また、比較した多くの商品がサポート受付時間に指定があったのに対し、24時間365日問い合わせが行えました。同時に注文できるアイテムも多いので、初心者でも必要なものを一気にそろえられますよ。
価格は約13万円~(※2025年3月時点・公式サイト参照)とかなり手頃ながら、GPUはミドルスペックでグラフィック性能も良好。FPSゲームをサクサク遊べる性能があり、コスト重視の人にはおすすめできます。とはいえ、高グラフィックゲームなど負荷が大きいゲームも快適にプレイしたいなら、上位商品も検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にマウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのゲーミングPCと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね。
今回ご紹介するマウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60は、映像出力を担うグラフィックボードに「GeForce RTX 4060」を採用したゲーミングPCです。処理性能に関わるCPUには「AMD Ryzen 5 4500 プロセッサー」を搭載。コスパの高さにこだわったモデルで、「ゲーミングPCをいちからそろえる人におすすめ」と謳っています。
OSはWindows 11に対応。本体には最大6個の冷却ファンを取り付け可能で、CPUに高負荷がかかっても安定して動作するつくりです。トップとケース底面には、ホコリの浸入を防ぐ取り外し可能なフィルターも搭載。楽にお手入れできるよう脱着が簡単なマグネット式を採用し、水洗いにも対応しています。
フロント部分のクロスデザインと、アクセントになったマゼンタカラーのロゴも特徴的です。サイドにはガラスパネルを採用し、PCの内部が見える仕様。電源スイッチや接続部分などのインターフェースは天面フロントに搭載され、本体を床に置いても扱いやすいでしょう。
今回はマウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60を含む、人気のゲーミングPCを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のゲーミングPCを比較検証したところ、マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際にベンチマーク測定サービス「Passmark Software」で性能を確認したところ、スコアは19781を記録。満足の基準とした22900や比較した全商品の平均約24030(※2025年3月時点)には届かなかったものの、今市場で出回っているゲームであれば初期設定でもサクサク遊べる性能です。
15万円以下という価格を考慮するとコスパは良好といえるでしょう。価格を抑えつつグラフィック性能を求める人には向いていますよ。
モニター画面のなめらかさに関わるリフレッシュレートも最大180Hzと高め。比較したほかの商品では選べなかった、4K対応60Hzの高解像度モニターも選択可能ですよ。
ヘッドセットも6種類と充実。比較した多くの商品がセット内容に含んでいなかったカメラや、マイク・ゲーミングチェア・ゲームパッドも同時購入が可能です。ゲームプレイに必要な道具を一気に注文でき、「ゲーミングPCをいちからそろえる人におすすめ」という謳い文句どおりといえます。
標準保証期間は3年と全商品のなかでもトップクラスの長さ。3年の延長保証も用意されており、長期間使い続けやすいでしょう。なお、延長保証の価格は以下のとおりです。
<延長保証時の価格>
価格は2025年3月時点・公式サイト参照
自由にカスタマイズしやすいのも利点です。SSDは最大2TBまで拡張でき、外付けHDDにも対応。アップデートなどでゲームの容量が大きくなっても、拡張すれば余裕をもって保存できるでしょう。作業効率を左右するメモリは、比較した約半数の商品と同様に最大64GBまで増設可能です。
CPUの発熱を抑えるために使用するCPUグリスは、より熱伝導率を高めるタイプに変更可能。冷却ファンにはCPUファン・ケースファン(上面・前面・背面)の計4つを標準搭載しています。光学式ドライブは、外付けで追加が可能ですよ。
PCケースはデフォルト含めて6種類と、比較した商品内でもかなり豊富。カラー・ライトに加えて、ファンの数も選べます。GPUの変更はできないものの、CPUをアップグレードできるのもうれしい点。無線LAN・Bluetoothは1万円以下(※2025年3月時点)で搭載できるので、手軽にアレンジしやすいでしょう。
接続端子の数も十分です。USB Type-A端子は9個と多く、一部の商品にはなかったUSB Type-C端子も1つ装備。DisplayPort端子3つに加えて、HDMI端子・イヤホンジャック・マイクロホンジャックも1つずつ備わっていました。
SDカードリーダー・光学式ドライブ・Thunderbolt端子はありませんが、ゲームをするのに不便さは感じないといえます。キーボード・マウスだけでなく、ヘッドセットやマイクなども接続可能。普段のゲームプレイで、アイテムをつなげられず困ることは少ないでしょう。
また通信プロトコル形式には、ほとんどの商品と同様に転送速度の速いNVMeを採用。ただ、高速通信向け拡張バス「PCIe」の規格はGen3と古い世代のため、PCIeレーンの最大帯域幅は×16とほかの商品と大差ないものの、処理速度は比較したなかでは遅めです。放熱をサポートするヒートシンクもありませんでした。
マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60にはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
メモリの枚数は2枚(8GB×2)で、規格はDDR4に対応しています。ただ最新規格のDDR5と互換性がないため、メモリを交換しながら長く使うのは難しい可能性があります。
処理性能もいまひとつの評価に。パソコンの頭脳にあたるCPUは「Ryzen 5 4500」と比較した商品内では低めのスペックです。
実際にベンチマーク測定サービス「Passmark Software」で性能を確認すると、CPUスコアは16127と低く、満足の基準とした44000や全体平均の30972(※2025年3月時点)を大きく下回りました。高負荷なゲームをプレイすると、カクつきや重さを感じるかもしれません。
CPU | Ryzen 5 4500 |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4060 8GB |
SSD | 1000GB |
良い
気になる
メモリスロット | 4(空2) |
---|---|
幅 | 22.0cm |
奥行 | 41.1cm |
高さ | 39.0cm |
無線LAN接続 | |
Bluetooth接続 | |
コア数 | 6コア |
ストレージ種類 | SSD |
HDD容量 |
マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60は、公式サイトにて販売中。価格は129,800円~(※2025年3月時点・公式サイト参照)です。スペックの細かなカスタマイズやセット品の同時購入もできるので、興味のある人はぜひチェックしてみましょう。
最後に、高スペックで処理性能に優れた商品をご紹介します。
性能にこだわるなら、マウスコンピューターのG-Tune DG-I7G7Sがおすすめです。上位商品の多くは35万円以上だったなか、30万円以下(※2025年3月時点)で購入可能。CPUは「Core i7-14700F」、GPUも「GeForce RTX 4070 SUPER」と高性能で、高グラフィック設定でも快適に遊べます。初期装備で無線LAN+Bluetoothにも対応していますよ。
GALLERIA RM7C-R47は、初心者でも挑戦しやすいゲーミングPC。販売価格は25万円前後(※2025年3月時点)ながら、CPUには「Core i7-14700F」・GPUには「NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB」と高性能なものを搭載しています。メモリは16BGですが最新規格のDDR5に対応。CPUのアップデートや、人気メーカーのデバイスの同時注文も可能です。
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB |
SSD | 1000GB |
良い
気になる
メモリスロット | 4(空2) |
---|---|
幅 | 18.9cm |
奥行 | 39.6cm |
高さ | 39.0cm |
無線LAN接続 | |
Bluetooth接続 | |
コア数 | 20コア |
ストレージ種類 | SSD |
HDD容量 |
mouse G-Tune DG-I7G7Sを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
CPU | Core i7-14700F |
---|---|
ベンチマークスコア(CPU) | 不明 |
ベンチマークスコア(GPU) | 不明 |
ベンチマークスコア(ストレージ) | 不明 |
CPUスコア(公称値) | 不明 |
FPSスコア | 不明 |
CPUスコア(実測値) | 不明 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB |
3DMarkトータルスコア | 不明 |
GPUスコア(実測値) | 不明 |
GPU | GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X |
メモリ | 16GB |
CPUクーラー冷却方式 | 空冷式(カスタマイズで水冷式も選択可能) |
メモリ最大容量 | 128GB |
グレード | 不明 |
メモリスロット | 4(空2) |
BTOパソコン | |
SSD | 500GB |
組み立て済み | 不明 |
SSD換装 | 不明 |
セット | 不明 |
SSD増設 | |
LEDライトつき | |
接続端子 | HDMI、USB Type-A、DisplayPort、LAN |
マイクつき | 不明 |
Type-C端子の機能 | 不明 |
スピーカーつき | 不明 |
幅 | 22cm |
幅. | |
奥行 | 44cm |
奥行. | |
高さ | 42.5cm |
高さ. | |
重量 | 約14kg |
VESA対応 | 不明 |
外部入力 | 不明 |
外部出力 | 不明 |
タイプ | 不明 |
最大消費電力 | 不明 |
高負荷時のファンの音 | 不明 |
特徴 | 不明 |
Office搭載 | |
SDカードスロットあり | 不明 |
タッチパネル | 不明 |
Webカメラ付き | 不明 |
タッチペン付き | 不明 |
無線LAN接続 | |
Bluetooth接続 | |
画面種類 | |
三次キャッシュ容量 | 不明 |
Webカメラ解像度 | 不明 |
マイク | 不明 |
二次キャッシュ容量 | 不明 |
メモリスコア | 不明 |
スピーカー | 不明 |
コア数 | 20コア |
ストレージ種類 | SSD |
スレッド数 | 28スレッド |
USBポート | USB 3.2 Gen1 Type-A、USB 2.0、USB 3.2 Gen2 Type-A |
ストレージ総容量 | 0.5TB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
スレッド数. | |
メモリ規格 | DDR5 |
CPUの動作周波数 | 2.1GHz-5.3GHz |
光学ドライブ | なし(カスタマイズで追加可能) |
HDD容量 | |
通常のCPU温度 | 不明 |
ストレージの読み込み速度 | 不明 |
画面サイズ | |
高負荷時のCPU温度 | 不明 |
ストレージの書き込み速度 | 不明 |
画面解像度 |
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