




縦置きでも設置できるミニPC、Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8 90W2004WJM。しかし、ネット上には口コミがなく、本当の評判がどうなのか気になり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気のミニPCとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
| CPUスコア(実測値) | 9609pts |
|---|---|
| メモリスロット | デュアル |
| SSD換装可能 | |
| SSD増設可能 | |
| Type-C端子の機能 | 映像出力(Thunderbolt4)、データ転送 |
画像処理性能を示すGPUの性能もおおむね良好でした。専用ソフトでGPUスコアを計測したところ、840.33ptを記録。比較した商品は400pt未満のものが多かったので、CPU同様に高スコアといえます。3Dゲームや動画編集など高負荷の作業には物足りないものの、CPU性能やメモリ容量などを加味すると、2Dゲームなら快適に動作するでしょう。
接続端子も必要なものは一通りそろっています。USB Type-A×4・USB Type-C×2・HDMI・DisplayPortがあるので、複数のモニターや周辺機器を接続できますよ。新規格のM.2 SSDを増設できることも魅力です。比較したほかの商品は従来規格の2.5インチSSDに対応しているものが多かったのに対し、こちらはより高速化を図れます。拡張性が高いので、サブPCとして幅広い用途に使用可能です。
デスクワークには十分な処理性能を備えているだけでなく、縦置きにして省スペースで設置できるところも便利な点です。デスク周りをスッキリ整理できるので、ミニPC選びに迷ったらぜひ検討してみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にLenovo IdeaCentre Mini Gen 8と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのミニPCと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
今回ご紹介するLenovo IdeaCentre Mini Gen 8 90W2004WJMは、CPUにCore i5 13420Hを搭載したミニPCです。メモリはDDR4-3200・ストレージはSSD(PCIe NVMe/M.2)を搭載しており、「PCの起動やデータの読み込みを高速に実行できる」と謳われています。
スペック違いのモデルも販売しているので、用途に合わせて選びましょう。
<ラインナップ一覧>
販売元は中国のコンピューターメーカー、Lenovoです。デスクトップ・タブレットなど、幅広い製品を手掛けており、ノートPCでは「ThinkPad」シリーズが人気を集めています。
パソコンの頭脳といえるCPU。データの処理速度に影響するため、性能が高ければブラウジングが快適になり、マルチタスクをしても動作がもたつきません。CPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「軽いゲームであればプレイに支障がなく、Discordや録画ソフトとのマルチタスクもできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
グラフィックを司る役割であるGPU。画像を描写するための処理をするため、性能が高ければきれいな画像を速く表示でき、映像のカクつきやズレが気にならなくなります。ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにグラフィックボードが搭載されておらず、CPUの一部にGPUの機能を持たせる手法(内蔵GPU)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。GPU性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「オンラインゲームも中程度の画質でプレイできるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
電子機器の必需品である排熱機構。高負荷をかけ続けると発熱して処理の妨げになるため、排熱することにより本来の性能を維持することが目的です。ミニPCにおいては、デスクトップPCのようにファンが搭載されておらず、放熱板への熱伝導によって排熱する機構(ファンレス)が一般的です。性能に限界はあるものの、コストカット・小型化を実現でき、ミニPCと相性がよいといえます。排熱性能が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「高い負荷がかかっても内部温度が上がらず安定しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手に直結する接続端子。端子の種類が多ければハブいらずで接続できたり、端子の規格が最新であればデータ転送速度が速くなったりします。接続端子が便利な商品としてユーザーがとても満足できる基準を「前面・背面に必要な端子がそろっており、新しい規格に対応しているもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
拡張とは、性能・機能を向上させるために、標準搭載されているパーツを換装・増設することです。ミニPCにおいては敷居が低く、分解しやすい構造になっていたり、増設用のスロットが元から搭載されていたりします。拡張しやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「ストレージの拡張スロットがあり、メモリの最大容量が32GBで、メモリスロットが2つ以上あるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
縦置きに対応しているため、デスク周りをスッキリさせたい人におすすめです。比較したなかでも珍しい、縦置き用のスタンドが付属した商品。横置きのようにスペースを取らないため、デスク周りを広く使えます。
ただし、VESAマウントは非対応のため、ディスプレイの背面に隠したい人には不向きです。
処理性能は、ミニPCとしては優秀でした。パソコンの頭脳となるCPUには、第13世代のインテル Core i5を搭載しています。専用ソフトで測定したCPUの平均スコアは9,609ptsを記録。比較した多くの商品が2,000pts台だったのに対し、こちらは満足の基準値とした7,000ptsを大きく上回りました。
実際にさまざまアプリを起動させても、カクつきや動作の重さは気になりません。高性能なデスクトップパソコンには及ばず、3DグラフィックのFPSゲームなどで遊ぶには物足りないものの、2Dゲームには十分な性能です。
画像処理性能を示すGPUも、比較的高性能です。専用ソフトで計測したGPUスコアは840.33pt。比較した商品には400pt未満のものが多く、十分な性能であるといえます。
CPU性能やメモリ容量などを加味しても、デスクワークや2Dゲームなら快適に動作する性能です。
排熱性能はそこまで高くありませんが、使用には支障ないレベルです。実際に高負荷をかけて温度を測ったところ、CPUパッケージは平均88.67℃、ディスクは平均42℃でした。比較した商品にはCPUパッケージ60℃台、ディスク30℃台に抑えたものもありましたが、こちらもパフォーマンスが落ちる心配は少ないでしょう。
少し熱がこもったのは、筐体の表面に厚みがあるうえに電源ユニットも内蔵されている点が要因と考えられます。とはいえ、背面の大きな通気孔で必要な排熱は行われていました。なお、縦置きもできる商品ですが、検証は横置きで行っています。

実際に使用したところ、3Dグラフィックを使う際はファンの音がしましたが、使用中気になることはありませんでした。
接続端子は豊富とはいえませんが、必要なものは一通り備わっていました。USB Type-A端子は前面に1つ、背面に3つ搭載されています。汎用性の高いUSB Type-C端子は、3.2Gen2だけでなく、高速通信が可能なThunderbolt 4対応のものも搭載されていました。
映像出力端子は、HDMIとDisplayPortを装備しています。ステレオミニプラグやLAN端子も備わっており、複数のモニターや周辺機器と接続できる仕様です。
しかし、USB Type-CがPD出力に対応しておらず、PCに給電ができない点は惜しいところ。比較したなかには、USB Type-C端子でデータ転送・4K映像出力・PD出力・本体給電まで対応しているものもありました。
M.2 SSDを増設して拡張できる点もメリットです。比較した商品には、従来規格の2.5インチSSDで増設するものが多かったのに対し、こちらは新しい規格に対応していてより高速化が図れます。
ストレージの交換はできませんが、メモリは16GB×2のデュアルタイプなので、シングルタイプよりも処理性能に優れているといえるでしょう。サブPCとして幅広い用途に使用できますよ。
なお、Windowsライセンスは「Retail版」なので、ほかのデバイスに移行することも可能です。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるミニPCなので、ぜひ購入を検討してみてください。
| CPUスコア(実測値) | 9609pts |
|---|---|
| メモリスロット | デュアル |
| SSD換装可能 | |
| SSD増設可能 | |
| Type-C端子の機能 | 映像出力(Thunderbolt4)、データ転送 |
良い
気になる
| VESA対応 | |
|---|---|
| 幅 | 19.5cm |
| 奥行 | 19.1cm |
| 高さ | 3.9cm |
| 重量 | 1.8kg |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
70,106円
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販売価格:70,106円
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Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8は、公式オンラインストアで購入できます。価格は64,900円(※2025年1月時点)です。小学生・中学生・高校生とその保護者・教職員などは、SheerIDがあると割引が適応されます。購入時は、ぜひ活用してみてください。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売されています。店舗により価格が異なるので、事前にリサーチしておきましょう。
最後に高負荷の作業やPCゲーム向きの商品をご紹介します。
重たい作業でも使いたいなら、MINISFORUM UN1245Wがおすすめです。CPUのベンチマークスコアは6,374ptsと高スコアを記録し、仕事で使うのに申し分ない性能でした。2.5インチSSDの増設スロットにアクセスでき、拡張性も優秀です。本体に給電できるType-C端子や2.5GbE対応LAN端子など、接続端子も充実していました。
PCゲームを楽しみたい人には、TRIGKEY Speed S5 Proがぴったりです。ノートPC顔負けのハイパフォーマンスCPU、Ryzen 7を搭載。ベンチマークスコアは9,642ptsと高く、多くのゲームをプレイできる性能です。2.5インチSSDの増設が可能で、重いゲームも遊べるポテンシャルを備えた一台といえます。
| CPUスコア(実測値) | 6374pts |
|---|---|
| メモリスロット | シングル |
| SSD換装可能 | |
| SSD増設可能 | |
| Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力、本体給電 |
良い
気になる
| VESA対応 | |
|---|---|
| 幅 | 12.8cm |
| 奥行 | 13.0cm |
| 高さ | 5.4cm |
| 重量 | 543g |
MINISFORUM UN1245W 16/512 W11Proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
| CPUスコア(実測値) | 9642pts |
|---|---|
| メモリスロット | デュアル |
| SSD換装可能 | |
| SSD増設可能 | |
| Type-C端子の機能 | データ転送、Power Delivery、4K映像出力 |
良い
気になる
| VESA対応 | |
|---|---|
| 幅 | 11.5cm |
| 奥行 | 10.2cm |
| 高さ | 4.1cm |
| 重量 | 680g |
TRIGKEY Speed S5 Proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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