コストパフォーマンスにこだわって開発されたゲーミングPC、mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)。しかしネット上では口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のゲーミングPCとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングPC選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)は、20万円以下で性能の高いゲーミングPCを探している人におすすめ。CPUはRyzen 7 5700Xを搭載。GPUもGeForce RTX 4060Tiと現行のゲームを快適にプレイするのに十分な性能です。比較したなかにはGPUのAverage G3D Markのスコアが20,000を下回る商品もあるなか、22,900を記録しました。今後発売されるゲームもグラフィックの質によっては、最高画質でサクサクプレイできるでしょう。
SSDの規格は最新ではないものの、現時点では満足できる性能です。容量は1TBあり、ゲーム以外の動画や写真を保存する余裕があります。カスタマイズすれば最大4TBまで増設でき、HDDを追加することも可能です。CPUはより高性能なものへアップグレードすることも可能。CPUクーラーは、冷却性能の高い水冷式が標準装備されています。
Type-A端子は9個・Type-C端子は1個搭載しており、さまざまなデバイスと接続可能。抜き差ししやすいように天面フロント側に端子が集中しているのも便利です。初期装備では、無線LAN・Bluetooth・光学ドライブなどは搭載していませんが、カスタムで追加できます。使用環境に合った自分好みのPCを作成できるでしょう。
購入後のサポート・保証が充実しているのも強みです。比較したメーカーのなかで唯一、24時間365日の電話でのサポートに対応(※2024年10月時点)。標準の保証期間が3年と長いのもよい点です。また、セット購入できる商品はマウス・キーボード・モニター・ヘッドセットなど豊富で、初心者でも手軽にゲーム環境を構築できます。
現在のゲームを最高画質で快適にプレイできる性能を備えていながら、カスタムなしの価格は187,500円(※2024年10月時点)と安価です。ただしメモリの規格はDDR4・容量16GBとやや物足りないので、長期的に使うなら増設したほうがよいでしょう。比較したなかにはDDR5・32GBのメモリを標準装備する商品もあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)は、「PCでのゲームプレイをより楽しみたい人向け」と謳うゲーミングPCです。PCの処理を司るCPUには、AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー・映像処理を荷うGPUにはGeForce RTX 4060 Tiを搭載。省電力性能が高く、高いパフォーマンスを発揮するとしています。
スタイリッシュなデザインも魅力的です。フロントは大きなクロスを形どり、周囲にはメッシュ加工が施されています。裏側にケースを取りつけた際に、高い冷却性能を発揮するとのこと。ケースのトップと底面には、水洗い可能なフィルターつきです。ほこりが入るのを防げるうえに、マグネット着脱式なので楽に掃除できます。
筐体にはサイドガラスパネルを採用し、RGBファンを装備しているため、LEDによるライティングも楽しめます。点灯パターンは全10種類があり、ケース天面にあるLEDボタンから簡単に変更可能。販売元の株式会社マウスコンピューターは、創業1993年と老舗のBTOパソコンメーカーです。国内で開発・製造し、ユーザーのニーズに合わせた1台を素早く届けるとアピールしています。
人気のゲーミングPCを比較検証したところ、mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)には7つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
Passmark Softwareというサイトで公表しているAverage G3D Markのスコアは、22,920。比較したなかにはスコアが20,000を下回る商品もあったことをふまえると、GPUの性能は高いといえます。これから先に出るゲームも、グラフィックの質によっては最高の画質でサクサクプレイできるでしょう。
VRチャットを開くとかなりカクつくものの、動画編集までなら不便なく使用できるでしょう。ゲームに限らず、ほかの作業にも活躍しそうです。しかし、将来的にはCPUが原因でできないことが増える可能性があります。予算に余裕があれば、アップグレードも検討しましょう。
SSDの規格は最新ではないものの、快適にゲームプレイするには十分な性能。高速なデータ転送を行うための要である接続規格PCIeは1世代前のGen4、レーンが多いほど処理が速くなるPCIeレーンの最大帯域幅は4レーンです。長尺の動画編集などを行わない限り、不満を感じることは少ないでしょう。
映像端子には、HDMI端子1個とDisplayPort端子3個を装備。モニター2台と接続して、デュアルモニターで楽しむこともできます。イヤホンジャック・マイクジャックも搭載しており、ヘッドホンやゲーム実況用のマイクとの接続も可能です。
抜き差ししやすいように、USB Type-A端子2個・イヤホンとマイク端子各1個が天面フロント側に集中しているのはとくにうれしいポイント。SDカードリーダー・光学式ドライブ・Thunderbolt端子など細かいものはついていないものの、十分使いやすいといえるでしょう。
キャプチャーボードや外付けマイク、マウスにキーボードなどなど、ゲーミングPCにおけるUSB端子はいつの日も不足気味です。都度差し替えるのも手間なので、初期から複数接続できるものを選んでおくと外付けでさまざまな機材を増設できるのでおすすめですよ。
Type-Aが9個もあれば、今すぐ困ることはほとんどありません。ただし、今後のケーブルの流行次第ではType-Cが必要になることもありうるので、Type-Cの端子も確認しておきましょう。
ストレージは標準装備されている1TBのSSDを2TB・4TBに増設できます。さらに、外付けで最大2TBのSSD・最大4TBのHDDも追加可能です。メモリは標準の16GBから、32GB・64GBまで増やせます。動画編集やAI生成といったゲーム以外の用途で使う場合は、増設を検討してもよいでしょう。
CPUクーラーの変更はできませんが、空冷式より冷却性能の高い水冷式が標準装備されています。CPUグリスは熱伝導率の高いものや高耐久のものに変更可能です。なお、無線LAN・Bluetoothは初期装備されていないので、使用環境に応じて追加するとよいでしょう。
「Ryzen 7 5700X 3D」は3Dグラフィックのゲーム用にチューニングされたCPUといわれています。大きな差はありませんが、ゲーミングPCでのゲームをより快適にしたい人で予算が多少余っているなら、アップグレードするのもおすすめですよ。
標準の保証期間が3年と長いのもうれしいポイントです。別途料金はかかりますが、運送業者がパソコンを回収しに来てくれるピックアップ修理や、技術者が訪問するオンサイト修理などのオプションもあります。データ復旧サービスやより手厚いサポートを受けられる「安心パックサービス」も魅力です。
購入時にパソコンの下取りサービスも行っています。引き取り時の送料はかかりません。サービスを利用すると、購入時の金額から1,000円引きされます。デスクトップ以外にもノートパソコン・一体型PC・タブレットも下取りでき、起動しない状態でも引き取りできるのもメリットです。
この保証の手厚さは、mouseならでは。比較したほかのメーカーでは24時間365日の保証が初期装備されていることはありませんでした。ゲーマーはプレイに熱中して深夜帯に不具合が発生してしまうということもあるので、この手厚さは意外とうれしいポイントですよ。
モニターの種類も豊富です。動きのなめらかさを示すリフレッシュレートが最大180Hzに対応しているものや、解像度が4K対応のものなどを購入できます。比較したメーカーのなかでは唯一モニターを2枚同時に購入可能です。手軽にデュアルモニターの環境を構築できるでしょう。
ヘッドセットも豊富な種類から選べ、配信・実況用のマイク・キャプチャーボードのセットも購入できます。そのほか、WEBカメラ・ゲームパッド・プリンター・ルーターなどの周辺機器も購入可能です。初心者でも、ゲームプレイに必要なデバイスをそろえやすいでしょう。
mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
メモリの容量は16GB(8GB×2枚)です。比較したなかには初期装備でメモリを32GB搭載している商品があったことをふまえると、容量は少なめといえます。現状のゲームをプレイする分には問題ありませんが、長期的に使用するなら32GBへの増設を検討したほうがよいでしょう。
ここでは、mouse NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)の気になる点をカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は、参考にしてみてくださいね。
フロンティア FRMFGZ790/Bは、プロゲーマー並みの環境でプレイしたい人におすすめです。グラフィックボードはGeForce RTX 4070 SUPER(MSI製)、CPUはCore i7-14700Fと高性能なパーツを備えています。初期装備でGen5のSSD1TB・DDR5対応のメモリ32GBを搭載しているのも強みです。
接続端子はType-Cが2個、Type-Aが9個と充実しており、さまざまなデバイスを接続できます。5年先でも不満を覚えることなく、快適にゲームプレイできるでしょう。
mouse G-Tune DG-I7G7Sは、初期装備のメモリ性能の高さが魅力です。最新規格のDDR5を32GB搭載しており、ゲームをプレイするだけなら増設の必要はありません。CPU・GPUも高性能なパーツを備えており、現行のゲームであれば高グラフィック設定でも快適に遊べるでしょう。
無線LAN・Bluetoothを標準搭載しているのもうれしいポイントです。購入後のサポート・保証が充実しているので、慣れていない人でも使いやすいでしょう。
また、メルカリやYahoo!オークションで中古品の販売も確認できました(※2024年10月時点)。予算を抑えて購入したい人は、チェックしてみてくださいね。
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