JAL CLUB EST JAL CLUB-Aカードは、頻繁に飛行機を利用する20代におすすめです。JAL航空券購入時のマイル還元率は2.00%と特別高くありませんが、フライトボーナスの積算率は30%と高水準。搭乗時のボーナスマイルは、入会時6,000マイル、毎年初回搭乗時3,000マイルもらえます。JAL CLUB EST CLUB-Aゴールドカードより年会費を抑えつつ同じだけのマイルを獲得できるので、1回のフライトで効率よくマイルを貯められますよ。空港サービスが豊富にある点も魅力です。国内線のサクララウンジは、同行者1名込みで年5回まで利用可能。比較したなかには非対応のJALカードも多くあったのに対し、搭乗までの待ち時間をゆっくり過ごせるでしょう。手荷物宅配やクローク・手荷物預かりの割引も受けられ、荷物が多いときにも便利です。国際線では、ビジネスクラスカウンターでの優先搭乗もできます。マイル還元率も1.00%と高めでした。比較したなかには「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会しないと1.00%にならないものも多かったのに対し、こちらは無料で適用されます。月20万円利用すれば、年会費を含めても3年間で33,000マイルもらえるため、さまざまな支払いをクレジットカードで済ませている人は元を取りやすいでしょう。マイルの有効期限が5年と長いので、じっくり貯めて特典航空券などに変えられますよ。旅行保険は、JALカードを持っているだけで補償を受けられる自動付帯です。内容も充実しており、傷害死亡・傷害後遺障害に対する補償額は最高5,000万円と高額。JAL CLUB EST 普通カードにはない、傷害・疾病治療費や賠償責任補償などもカバーされていました。国内外のツアー旅行を2~6%オフで利用できたり機内販売は10%オフで購入できたりと、うれしい特典も盛りだくさんです。しかし、入会できるのは20代に限られるうえに、年会費の合計も16,500円と高めです。比較したなかには2,000~7,000円ほどの年会費で利用できるものもあったのに対し、普段使いでコツコツ貯めたい人には使いづらいでしょう。飛行機の利用機会が少なく、いつものお買い物でお得にマイルを貯めたい人は、ほかのJALカードを検討してください。<おすすめな人>お得にマイルを貯めたい20代の空マイラーサクララウンジを利用したい人<おすすめできない人>年会費を節約したい人30代以上の人
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カードは、お得に空港ラウンジを使えますが、フライトで効率よくマイルを貯めたい人には物足りません。フライトボーナスの積算率が10%と低く、入会後と毎年初回の搭乗時にもらえるボーナスマイルも各1,000マイルと少なめです。比較したJALカードにはフライトボーナス積算率が30%と高く、ボーナスマイルも5,000~6,000マイルと多いものもありました。空マイラーなら、ほかのJALカードのほうが使いやすいでしょう。一方で、提携カード会社の空港ラウンジを無料で利用できる点は魅力です。比較したJALカードで空港ラウンジが利用できるのは、年会費が3~4万円以上と高額なものがほとんどでした。対してこちらは年会費6,600円と格安です。同伴者も1名まで無料で空港ラウンジが使えるので、搭乗までの時間をゆったり過ごしたい人にぴったりですよ。マイル還元率も高く、年会費4,950円の「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に入会すれば1.00%でマイルを貯められます。年会費は合計11,550円になりますが、年会費を考慮しても毎月10万円使えば3年間で1,850マイル上回る計算に。比較したなかには年会費の元を取れずマイナスになるカードが半数以上あったので、普段の買い物にも活躍するでしょう。マイルの有効期限は3年間なので、期限切れを確認しながら活用してくださいね。航空券購入時に適用されるマイル還元率は、ショッピングマイル・プレミアムの加入で2.00%です。比較した多くのJAL 一般カードと同等のマイル還元率で、飛行機を頻繁に利用しないなら十分といえます。チケットの先行販売といった優待サービスが受けられる、「AMERICAN EXPRESS® EXPERIENCES」がつくのもうれしいところです。旅行保険も充実していました。傷害死亡・後遺障害に対する補償額は、国内・国外ともに最高3,000万円。比較したJCBやVISAなどのJALカードは限度額が1,000万円だったのに対し、もしものときにも心強さがあるでしょう。とはいえ、一般カードのなかでは年会費が高めなので、空港ラウンジを使わない人はほかのJALカードもチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>年会費を抑えつつ空港ラウンジを利用したい人アメリカン・エキスプレスの優待を利用したい人<おすすめできない人>フライトでマイルを貯めたい空マイラー
楽天ブラックカードは、プライオリティ・パスを家族や友人と一緒に使いたい人におすすめです。同伴者2名まで無料のプライオリティ・パスが付帯しており、本会員を含め最大3人で世界1,700か所以上の空港ラウンジを利用できます。プライオリティ・パスの付帯がないカードや、回数制限あり・同伴者有料といったカードも多かったことを考えると、こちらは家族や友人との海外旅行に便利です。ホテル・レストラン優待特典も豊富。内容は国際ブランドによって異なりますが、レストランの割引クーポンやホテルの優待特典などさまざまな特典を利用できます。とくにVisa・JCBでは、予約したホテルの部屋のアップグレードが可能。比較したなかでも、アップグレード特典があるプラチナカードは半数ほどでした。年会費33,000円について「高すぎ」との口コミがありましたが、プラチナカードとしては標準的なレベル。比較した全サービスの平均額を10,000円ほど下回りました。家族カードが有料のプラチナカードもありましたが、こちらは2枚まで年会費無料です。家族でさまざまな特典を使いたい人にもおすすめですよ。ポイント還元率は1.00%と比較したなかでは高めで、楽天グループサービスを使えばさらに効率的にポイントが貯まります。楽天証券でのクレカ積立ではポイント還元率が2.00%に。毎月上限の100,000円を積み立てれば年間24,000ポイントが貯まるため、年会費33,000円の支払いに充てるなら実質9,000円の年会費で楽天ブラックカードを持てる計算です。24時間365日電話サポートが受けられるコンシェルジュサービスもあり。LINE・チャット対応のものと比べると連絡に手間がかかりますが、コンシェルジュなしのカードよりもレストラン・ホテル・航空券などの手配が楽になります。最大1億円補償の海外旅行保険、最大5,000万円補償の国内旅行保険も自動付帯。旅行や出張が多い人にも心強いプラチナカードです。まとめると、プライオリティ・パスやホテル・レストラン優待など特典が豊富で、ポイント還元率も高め。口コミでは「空港とか使わないのでメリットはあまりない」との声がありましたが、さまざまなユーザーにとってお得な1枚といえるでしょう。カードでの買い物が年間500万円を超えないなど、申込条件に達しないならほかのカードを検討してくださいね。<おすすめな人>楽天グループをよく利用し、プライオリティ・パスを家族や友人と一緒に使いたい人<おすすめではない人>申込条件である「楽天プレミアムカードを12か月で500万円利用」をクリアしていない人
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、安めの年会費で豪華な特典を楽しめる点が魅力です。年会費は33,000円と、比較したプラチナカードの平均額以下。2025年6月のリニューアルで22,000円から33,000円に値上げしたものの、プラチナカードとしてはまだまだ安い部類に入ります。年会費の安いプラチナカードは特典が少ない傾向があるなか、グルメ・ホテルの優待特典が充実。ホテル優待では客室のアップグレードや割引などが受けられます。また、グルメ優待として、セゾンプレミアムレストランby招待日和が付帯。国内外の約240の高級レストランを2名以上で利用すると、1名分のコース料金が無料になります。「飛行機をよく利用するならお得なカード」との口コミどおり、空港でのサービスも申し分ありません。国内空港のカードラウンジの無料利用に加え、プライオリティ・パスも完全無料で付帯。海外によく行く人であれば、プライオリティ・パス特典だけで年会費を回収できるでしょう。国際線利用時には、手荷物無料宅配サービスも利用できますよ。24時間対応のコンシェルジュサービスには、電話やチャットで相談可能です。電話でしかコンシェルジュに連絡できないサービスに比べ、気軽に連絡しやすいのがメリット。時間を有効活用したい人にはうってつけでしょう。また、年会費5,500円でSAISON MILE CLUBに登録でき、最大1.125%の高還元率でJALマイルを貯められる点も魅力的です。ポイント還元率は1.00%と高めでした。しかし、利用額に応じたボーナスポイントがないのは惜しいところ。豪華な特典重視なら「コスパ最強」との口コミにもうなずけますが、より効率よくポイ活したい人はほかのプラチナカードも検討してくださいね。<おすすめな人>ホテルやグルメ優待を楽しみたい人空港をよく利用する人年会費の安いプラチナカードを探している人<おすすめできない人>効率よくポイントを貯めたい人
JALカード TOKYU POINT ClubQ 普通カード
JALカード TOKYU POINT ClubQ 普通カードは、東急系列店などの利用でお得にポイントが貯まるものの、空マイラーには不向きです。フライトボーナス積算率は10%と低く、年10万円フライトに使った場合に貯まるボーナスマイルを実際に計算してみても少なめでした。空マイル還元率重視なら、フライトボーナス積算率が25%といったほかのカードを検討したほうがよいでしょう。空港サービスの少なさもネック。使えるのは国際線手荷物宅配やクロークの割引優待くらいで、半数ほどのJALカードでは使えたカードラウンジは使用できません。プラチナカードのようなプライオリティ・パスの付帯もなし。空港の時間を快適にしたい人は、別のJALカードを検討してください。東急百貨店・東急ストアなどのTOKYU POINT加盟店で使えば、JALマイルとTOKYU POINTが両方貯まる点はメリット。ポイントはマイルに交換できるため、「東急系列でのマイル加算率が高い」との口コミどおり効率的にマイルを貯められます。ポイントはPASMOのオートチャージでも貯まるため、実質普段の電車・バス移動でマイルが貯まりますよ。これらは、TOKYU POINT ClubQのJALカードならではの特徴です。年会費は2,200円と安く、マイル還元率が1.00%に上がるJALカードショッピングマイル・プレミアムに加入しても年間コストは合計7,150円。年会費が10,000円を超えるJALカードも多いなか、維持費はリーズナブルです。還元率も高く、月10万円・3年間利用した場合は19,250マイルが貯まる計算に。同条件で2,000マイル以下しか貯まらないカードも多かったことを考えても、こちらは年会費のもとを取りやすい1枚といえます。最高1,000万円の補償を受けられる海外・国内旅行保険が自動付帯である点も魅力です。比較したほとんどのJALカード同様に、付帯保険で旅行時のトラブルに備えられますよ。まとめると、年会費を抑えて陸マイルをお得に貯めたい人には向いているものの、空港サービスの物足りなさや空マイルの貯まりにくさは気になります。また「東急デパートも東急線も使わないのでほぼその部分の恩恵はありません」との口コミどおり、東急系列店を使わなければメリットは半減。飛行機をよく使う人や、よりよい条件で契約できるカードがある20代の人も、ほかを含めて検討してみてくださいね。<おすすめな人>30代以上で東急やPASMOをよく利用している人年会費を抑えてお得にマイルを貯めたい人<おすすめではない人>20代の人空港サービスや空マイル還元率を重視する人
CLUB-Aカードは空マイルの貯めやすさが魅力的な反面、普段使いでお得にマイルを貯めたい人には向いていません。「ショッピングでマイルを優遇するには追加料金が必要」との口コミどおり、マイル還元率を1.00%にするためにはJALショッピングマイル・プレミアムへの入会が必須。合計の年会費は15,980円と比較したなかでは高く、利用額が少ないと元を取りづらいといえます。「年会費は他社のゴールドカード並みなのにラウンジが利用できない」という口コミのとおり、国内空港のカードラウンジ・海外空港のラウンジ特典のいずれも付帯していません。国際線利用時にビジネスクラスカウンターでチェックインできる点はよいものの、待ち時間をラウンジでゆったりと過ごしたい人には物足りないでしょう。一方で、CLUB-Aゴールドカードと同等に空マイルを貯められる点はメリットです。フライトボーナスの積算率は25%で、JAL 普通カード(10%)の2.5倍。入会搭乗ボーナス5,000マイル・毎年初回搭乗ボーナス2,000マイルなど、ボーナスマイルも充実しています。年に一度でもJALの飛行機に乗るなら、普通カードよりマイルを効率よく貯められますよ。海外・国内旅行保険は、JAL 普通カードと同じくカードを持っているだけで適用される自動付帯です。補償額は普通カードが最高3,000万円のところ、CLUB-Aカードは最高5,000万円にアップ。付帯保険をより手厚くしたい場合は、普通カードから切り替えるのもアリでしょう。CLUB-Aカードはラウンジにこだわらない空マイラーには候補になります。しかし、空港ラウンジを使いたい人には、プラス1,650円で持てるCLUB-Aゴールドカードのほうがお得。20代であれば、より安い年会費で国内空港のサクララウンジが使える、JAL CLUB EST 普通カードも検討してはいかがでしょうか。<おすすめできない人>年会費負担の少ないJALカードを持ちたい人搭乗までの時間を優雅に過ごしたい人<おすすめな人>年1回以上は飛行機に乗る人ラウンジにはこだわらない人付帯保険を充実させたい人