LINEMOは、スマホ代を1,000円以内におさめられるメイン回線を探している人におすすめです。LINEMOベストプランは月3GBまで990円と、比較したMNOのなかでは安め。比較した格安SIM全体の月3GB使用時の平均値(1,412円)と比べても割安です。「月額料金を大幅に削減できた」という口コミのとおり、月3GBで足りる人には有力候補になるでしょう。通話料別。ソフトバンクと同じ回線を使うMNOで、通信速度・つながりやすさは優秀です。検証時、比較したMVNOの多くが昼休み時間帯に10Mbpsを下回るなか、353.4Mbpsと動画視聴もサクサクできるほどの高速を記録。また、「場所によってはつながりにくい」という口コミに反し、地下や屋内でも圏外になりにくいとわかりました。時間帯によって速度制御の場合あり。LINEのトーク・音声通話・ビデオ電話などがギガフリーである点も魅力のひとつ。メインの通信手段がLINEなら通信費の節約につながるでしょう。「繰り越しなしというのは少し物足りない」との口コミどおり、余ったデータ量の繰り越しは不可。しかし、上限を超えてもLINEなら速度制限なしで使えます。トークでの位置情報の共有・スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。一方で、3GBを超えると料金が自動で倍以上になる点には注意が必要です。また、月30GB以上のプランがないため、大容量SIMを探している人にも不向き。月30GBを超える場合は追加でデータを購入できるものの、1GBあたり550円と高めでした。LINEMOはオンライン専用ブランドであるため、実店舗での取り扱いはありません。すべての手続きを自分でする必要があるため、ハードルが高いと感じる可能性も。とはいえ、eSIM・MNPワンストップ対応で乗り換え手続きは簡単。チャットでも相談できるので、通信品質とコストの両方を重視するなら、ぜひ検討してくださいね。<おすすめな人>通信費を節約したい人月3GBまでで収まっている人メインの通信手段がLINEの人<おすすめできない人>月によっては3GBを超える人30GB以上の大容量が必要な人実店舗で契約したい人
LIBMOは月に20~30GB利用する人におすすめです。20GBで月額料金が1,991円・30GBでも2,728円と、比較したなかで料金の安さが目を惹きました。さらに、余ったデータを翌月に繰り越しできることもメリット。毎月20GB程度使用し、料金を抑えたい人は検討してみてください。月額料金が割引になるサービスもあります。TOKAIコミュニケーションズの光回線とセット契約すると、1回線あたり毎月220円の割引が適用に。また、TOKAIホールディングスの株主なら、株主優待で最大6か月間の割引が受けられます。割引サービスの対象である人は、毎月お得に利用できるでしょう。ショップでの対面契約に対応しており、WEB契約に懸念がある人にもおすすめ。静岡県内のLIBMO直営ショップまたは全国のドコモショップに来店すれば、スタッフに確認しながら申し込みを進められます。格安SIMの契約手順に心配がある人でも、挑戦しやすいといえるでしょう。一方、時間帯によっては通信速度が遅い点が気がかり。検証の結果、昼休みの時間帯はサイト閲覧がしづらい速度でした。LIBMOなどのMVNOは時間によって速度が変わりやすいため、「普通の平日に使う分には問題ない」「外出先で極端に遅かった」と意見が分かれるのも納得できます。通信速度を重視するなら、大手キャリアと同じ回線のMNOを検討しましょう。事務手数料が3,773円かかり、MNOワンストップやeSIMにも非対応なので、乗り換えやすいともいえません。ほかにも料金・通信速度・乗り換えやすさのバランスがよいサービスがあったので、まずはほかの格安SIMを検討してみてください。通信速度が安定している、MNOから選ぶのがおすすめですよ。<おすすめな人>月20~30GB程度必要な人光回線とのセット割や株主優待を使いたい人スタッフに相談しながら契約を進めたい人<おすすめではない人>通信速度を重視する人セルフ手続きをスマートに進めたい人
b-mobileは、快適に通信できる格安SIMをお探しの人におすすめです。ソフトバンク回線を借りてサービスを提供しているMVNOながら、時間帯による通信速度のムラが少ない点が魅力。実際に都心と郊外の2か所で計測したところ、混雑しがちな昼時間帯でも48.1Mbpsと十分な速度でした。比較したMNVOには10Mbps以下のところもあったのに対し、動画がスムーズに視聴できるほど高速です。電波強度も強く、地下や屋内でも圏外にはなりにくいでしょう。比較したところ、通信速度と同様に電波強度も大手3大キャリアの回線を利用したMNOほうが強い傾向がありましたが、こちらも申し分ない強度でした。多くの格安SIMと同様にMNPワンストップに対応しており、予約番号を取得する手間なく乗り換えられる点も便利なところです。一方で、どのプランも割高である点は気になるところ。月3GB利用した場合の月額料金は1,529円、月20GBだと5,269円です。比較した格安SIMには、月3GBを1,000円以下、月20GBを2,000円以下で利用できるところもありました。口コミでは「通信使用量に応じて料金が可変なので無駄がない」と好評でしたが、料金を抑えたい人には向いていません。1回5分までの通話が何回でも無料なので、短時間の通話が多い人にはよいでしょう。データの使いすぎが心配な人は、上限を設定しておくのがおすすめですよ。初期費用は3,300円なので、特別高くはありません。「非常に高速で使えています」との口コミどおり、時間帯に関わらず安定した速度で通信できる格安SIMです。とはいえ、MNVOなので混雑の影響は受けやすい点には注意が必要。料金が全体的に高かったので、より通信速度が速かったMNOや費用負担を抑えられる、ほかの格安SIMも検討してみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>通信が混雑しにくいものを選びたい人<おすすめでない人>料金の安さ重視で選びたい人
NUROモバイルは、小〜中容量プランをお得に利用したい人におすすめです。1~50GBまでの5つのパターンで料金を比較したところ、とくに10GB以下のプランがお得でした。比較した大半の格安SIMは3GBで1,000円を超えていたのに対し、こちらは792円と割安。10GBも1,485円と、比較した全サービスの平均値2,413円(※2025年11月時点)を大幅に下回りました。大容量プランも平均より安く、LINE・X・Instagram・TikTokなどSNSの通信はカウントされません。2025年3月から料金は据え置きで使えるデータ容量が増え、2,699円で35GBまで、3,980円で55GBまで使えます。契約したプランのデータ容量は対象SNS以外の通信に充てられるため、使い方によっては「以前よりギガ数も増え、費用も抑えられてよかった」との口コミ同様に感じられるでしょう。ドコモ・au・ソフトバンク回線の3回線を選べるのもポイントです。実際に各回線の通信速度を測定したところ、通常時間帯・通勤時間帯ではおおむね高画質の動画を視聴できるほどの速度が出ていました。しかし、どの回線でも混雑するお昼時間帯でSNSの読み込みも待つほど速度が低下する結果に。「通勤時(出退勤)とお昼にはちょっと遅くなる」との口コミがあるのにも頷けます。MNPワンストップに対応しており、乗り換え手続きは簡単です。比較した一部サービスのように、予約番号を取得する手間はかかりません。初期費用は3,740円と高めですが、開通月の基本料金は0円なので乗り換え後の費用はそれほど負担にならないでしょう。大手キャリアの回線を間借りしたMNVOなので、通信混雑の影響は受けやすいものの、あまり動画を見ない人や普段はWi-Fiを利用している人はお得に利用できます。電波強度も十分で、地下や屋内でもつながりやすいですよ。もっと安く利用したい人や、通信速度を重視したい人は、ほかの格安SIMも検討してくださいね。<おすすめな人>小~中容量プランでの契約を検討している人回線の種類を選びたい人<おすすめではない人>通信の快適さを重視する人
KLP SIM SKテレコム正規品 eSIMは、料金を抑えつつ安定したインターネット環境を整えたい人におすすめです。料金はどの日数でも全体的に安く設定され、とくに4日利用時は1日あたり約520円と比較したなかでも目を惹く安さでした。コストを抑えたい人にぴったりです。「速度が遅い」という口コミに反し、通信速度は十分。2025年6月に韓国で速度を計ると、12〜13時で90.60Mbps・14〜16時で102.00Mbps・17〜19時で92.40Mbpsでした。今回比較した回線の平均を大きく上回り、高画質動画を快適に視聴できます。また、データ通信に制限がかからなかったのはSKテレコムのみでした。KT・LG U+回線は、どちらも3GBを超えた時点で大幅に低速化。反面、本商品は10GBを超えても速度が低下せず、安定した速度を維持しました。タブレットやPCのテザリングにも向いています。QRコードだけで設定できるeSIMである一方、肝心のQRコードが自宅に届くのは惜しい点です。比較したなかには即日メールで受け取れた商品もあるため、渡韓が迫っている人には向かないでしょう。QRコードを受け取ってから出国までにパスポート番号を入力する必要があるのも手間に感じられました。とはいえ、韓国でも日本と同じようにインターネットが利用でき、低価格ながら速度制限もないのは大きなメリットです。QRコードを受け取れば日本にいる間に設定しておけるため、空港到着後すぐにインターネットを利用できます。出発日まで余裕がある人はぜひ検討してはいかがでしょうか。<おすすめな人>3泊4日の韓国旅行を計画している人出発日まで余裕がある人海外でも通信制限を気にしたくない人<おすすめできない人>出発日が迫っている人
irumo(イルモ)は、対面でサポートを受けたい人におすすめです。ドコモショップで契約やサポートが受けられるのが特徴。比較したなかには実店舗がない格安SIMも多かったので、オンラインでの手続きが心配な人にぴったりです。MNPワンストップに対応しているため、乗り換えの手続きもスムーズですよ。通信速度が速いのも魅力です。実際に通信速度を測ったところ、郊外では通信が混雑する時間帯だと速度がやや低下しましたが、ほとんどの時間帯で動画鑑賞やアプリのダウンロードがサクサクできる速度が出ていました。ただし、公式サイトには通信混雑時はirumoを優先的に速度低下の対象にする可能性があると明記されています。通信品質はドコモのプランと同等ですが、口コミにも「お昼の池袋は遅い」との意見がありました。混雑具合によっては影響があるでしょう。基本料金が割高なのはデメリットです。比較した全サービスの平均は3GB 1,392円・10GB 2,466円だったのに対し、こちらは3GBで2,167円・10GBだと4,477円。小~中容量に特化したプランですが、いずれも安くありません。初期費用は実店舗だと4,950円かかるものの、Web申し込みなら0円と良心的ですよ。ドコモ光やドコモhome5Gを契約中なら、月額1,100円割引されてお得です。dカード払いでも187円の割引が受けられるので、ドコモのサービスを多く利用している人には候補となるでしょう。すべての割引が適用されれば3GBは月880円なので、比較した格安SIMの平均1,392円より安く利用できます。割引対象となるドコモ光・home5Gを契約している人や、ドコモショップで契約やサポートを受けたい人にはおすすめです。しかし、irumoは2025年6月4日(水)をもって新規申し込みを終了します。割引対象とならない人や、もっと料金を抑えたい人は、ほかの格安SIMも検討してみてください。<おすすめな人>快適に通信できる格安SIMを探している人ドコモ光・home 5Gを契約している人店頭でサポートを受けたい人<おすすめではない人>ドコモ光・home 5Gを利用していない人