DTI SIMは、頻繁に通話をするなら候補となる格安SIMです。基本料金は安くはありませんが、全プラン10分間の通話かけ放題付き。短時間なら通話料はかかりません。通信速度も快適で、実際に都心・郊外の2か所で測定したところ、混雑時間帯でも135.4Mbpsと十分な速さでした。比較したなかには10Mbpsを下回るサービスもあったのに対し、高画質な動画を快適に視聴できるほどの速さです。地下や屋内でつながりやすいことも魅力。地下フロアを中心とした計21か所で電波強度を確認したところ、どのエリアも十分な強度がありました。通信速度も電波強度も良好だったため、快適に通信できるでしょう。ただし、回線を借りて提供しているMVNOは通信混雑の影響を受けやすいもの。時間帯によっては速度低下のリスクがあります。料金はどのプランも割高です。同じ容量で料金比較をしたところ、1GBは月額1,485円、20GBでは月額4,620円でした。比較した格安SIMには、1GB1,000円以下・20GB2,000円以下で使えるところもあり、毎月の費用を抑えたい人には向いていません。初期費用が3,733円と高いことも気がかりです。10分以内の短い通話を何度もする人には候補となります。しかし、乗り換える際はMNP予約番号の取得が必要です。手間なく乗り換えたい人や費用を抑えたい人は、ほかの格安SIMも検討してくださいね。<おすすめな人>短い通話の頻度が高い人<おすすめできない人>料金の安さで選びたい人
QTモバイルは九州在住の人には候補になるものの、通信速度が落ちやすいのは難点です。ドコモ回線を異なる時間帯に使った結果、昼休み時間帯に速度が19.4Mbpsにまで低下。比較したMNOは混雑する時間帯でも高画質の動画を再生できる目安である25Mbpsを上回っていたのに対し、サイトの閲覧すら難しいほどでした。時間帯によっては「通信速度がかなり遅い」という口コミどおりといえます。初期費用無料の格安SIMもあったのに対し、QTモバイルは3,850円と高め。また、比較したMNOのすべてが対応していたMNPワンストップ・eSIMのいずれにも非対応でした。電話番号を変えずに他社から乗り換える際は、事前にMNP予約番号の取得が必要です。SIMの到着までの待ち時間もあり、乗り換えには少々手間がかかります。料金プランは、データ+通話コース2GBで月1,100円から。上位には月900円から契約できるMNOや290円から契約できるMVNOもあることを思うと、若干割高です。しかし、セット割を適用すれば他社より安く抑えられる可能性も。「通信費が安くなった」という口コミもあるように、月10~20GB使う人にはお得です。九州地方の人は、対面サポートを受けられるのもメリット。九州の各県にショップがあり、申し込み・端末設定・機種変更などのサポートが受けられます。近隣にショップがない場合は、出張店舗の予約も可。問い合わせ方法も豊富なので、格安SIM初心者やスマホの操作に自信がない人には心強いでしょう。3大キャリアの回線を扱っており、選択の幅は広めです。電波の繋がりやすさも問題なかったものの、通信速度の安定性を重視する人には不向きでしょう。時間帯を問わず高速だったpovoやLINEMOや、対面サポートにこだわる人はドコモショップで契約できるirumoも検討してくださいね。<おすすめできない人>スピーディに乗り換え手続きを終えたい人いつでも快適な通信速度を求める人<おすすめな人>九州電力・BBIQを契約している人店頭でサポートを受けながら契約したい人
NUROモバイルは、小〜中容量プランをお得に利用したい人におすすめです。1~50GBまでの5つのパターンで料金を比較したところ、とくに10GB以下のプランがお得でした。比較した大半の格安SIMは3GBで1,000円を超えていたのに対し、こちらは792円と割安。10GBも1,485円と、比較した全サービスの平均値2,369円(※2025年12月時点)を大幅に下回りました。大容量プランも平均より安く、LINE・X・Instagram・TikTokなどSNSの通信はカウントされません。2025年3月から料金は据え置きで使えるデータ容量が増え、2,699円で35GBまで、3,980円で55GBまで使えます。契約したプランのデータ容量は対象SNS以外の通信に充てられるため、使い方によっては「以前よりギガ数も増え、費用も抑えられてよかった」との口コミ同様に感じられるでしょう。ドコモ・au・ソフトバンク回線の3回線を選べるのもポイントです。実際に各回線の通信速度を測定したところ、通常時間帯・通勤時間帯ではおおむね高画質の動画を視聴できるほどの速度が出ていました。しかし、どの回線でも混雑するお昼時間帯でSNSの読み込みも待つほど速度が低下する結果に。「通勤時(出退勤)とお昼にはちょっと遅くなる」との口コミがあるのにも頷けます。MNPワンストップに対応しており、乗り換え手続きは簡単です。比較した一部サービスのように、予約番号を取得する手間はかかりません。初期費用は3,740円と高めですが、開通月の基本料金は0円なので乗り換え後の費用はそれほど負担にならないでしょう。大手キャリアの回線を間借りしたMNVOなので、通信混雑の影響は受けやすいものの、あまり動画を見ない人や普段はWi-Fiを利用している人はお得に利用できます。電波強度も十分で、地下や屋内でもつながりやすいですよ。もっと安く利用したい人や、通信速度を重視したい人は、ほかの格安SIMも検討してくださいね。<おすすめな人>小~中容量プランでの契約を検討している人回線の種類を選びたい人<おすすめではない人>通信の快適さを重視する人
LINEMOは、スマホ代を1,000円以内におさめられるメイン回線を探している人におすすめです。LINEMOベストプランは月3GBまで990円と、比較したMNOのなかでは安め。比較した格安SIM全体の月3GB使用時の平均値(1,390円)と比べても割安です。「月額料金を大幅に削減できた」という口コミのとおり、月3GBで足りる人には有力候補になるでしょう。通話料別。ソフトバンクと同じ回線を使うMNOで、通信速度・つながりやすさは優秀です。検証時、比較したMVNOの多くが昼休み時間帯に10Mbpsを下回るなか、340.1Mbpsと動画視聴もサクサクできるほどの高速を記録。また、「場所によってはつながりにくい」という口コミに反し、地下や屋内でも圏外になりにくいとわかりました。時間帯によって速度制御の場合あり。LINEのトーク・音声通話・ビデオ電話などがギガフリーである点も魅力のひとつ。メインの通信手段がLINEなら通信費の節約につながるでしょう。「繰り越しなしというのは少し物足りない」との口コミどおり、余ったデータ量の繰り越しは不可。しかし、上限を超えてもLINEなら速度制限なしで使えます。トークでの位置情報の共有・スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。一方で、3GBを超えると料金が自動で倍以上になる点には注意が必要です。また、月30GB以上のプランがないため、大容量SIMを探している人にも不向き。月30GBを超える場合は追加でデータを購入できるものの、1GBあたり550円と高めでした。LINEMOはオンライン専用ブランドであるため、実店舗での取り扱いはありません。すべての手続きを自分でする必要があるため、ハードルが高いと感じる可能性も。とはいえ、eSIM・MNPワンストップ対応で乗り換え手続きは簡単。チャットでも相談できるので、通信品質とコストの両方を重視するなら、ぜひ検討してくださいね。<おすすめな人>通信費を節約したい人月3GBまでで収まっている人メインの通信手段がLINEの人<おすすめできない人>月によっては3GBを超える人30GB以上の大容量が必要な人実店舗で契約したい人
ワイモバイルは1人で格安SIMに乗り換えられるか心配な人におすすめです。比較したなかにはオンラインでしか取扱いがなく、自分だけで手続きを進めるものも。対して、ワイモバイルなら店頭で契約したり設定のサポートを受けたりできるため、スマホを使い慣れていない人でも心強いでしょう。全国に2,000店以上あるので、最寄りのショップを見つけやすいといえます。自宅でSoftBank 光もしくはSoftBank Airを使っている人にも候補に。Wi-Fiとのセット割(※)が用意されており、月額から最大1,650円割引に。各プランとも比較した格安SIMの平均額より高めの設定でしたが、セット割を組めるならお得に使えそうです。回線がソフトバンクと同じであるため、通信速度は申し分ない結果に。「帰宅時間帯はサイトの表示に時間がかかる」との口コミがありましたが、検証では混雑しやすい昼休み時間帯や帰宅時間帯も、快適に動画を視聴できる速さを維持できました。屋内・地下でも電波がつながりやすいでしょう。店頭でサポートを受けられる心強さと、通信品質の高さがワイモバイルの魅力。ただし、基本料金は安いといえず、「料金が高すぎる」との口コミも一理あるといえます。比較したなかには、プランによっては1,000円以下で利用できる格安SIMも。通信費を徹底的に抑えるなら他社も検討してみてください。【加入例】SoftBank 光 ファミリーの場合、基本料金5,720円/月+指定オプション550円/月~が別途必要です(2年自動更新プラン:2022年7月1日以降の契約者は、契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外での解約には解除料5,720円が必要)。「家族割引サービス」と併用不可。<おすすめな人>契約に不安があり店頭サポートを受けたい人SoftBank 光かSoftBank Airを自宅で使っている人<おすすめではない人>料金を抑えたい人
LIBMOは月に20~30GB利用する人におすすめです。20GBで月額料金が1,991円・30GBでも2,728円と、比較したなかで料金の安さが目を惹きました。さらに、余ったデータを翌月に繰り越しできることもメリット。毎月20GB程度使用し、料金を抑えたい人は検討してみてください。月額料金が割引になるサービスもあります。TOKAIコミュニケーションズの光回線とセット契約すると、1回線あたり毎月220円の割引が適用に。また、TOKAIホールディングスの株主なら、株主優待で最大6か月間の割引が受けられます。割引サービスの対象である人は、毎月お得に利用できるでしょう。ショップでの対面契約に対応しており、WEB契約に懸念がある人にもおすすめ。静岡県内のLIBMO直営ショップまたは全国のドコモショップに来店すれば、スタッフに確認しながら申し込みを進められます。格安SIMの契約手順に心配がある人でも、挑戦しやすいといえるでしょう。一方、時間帯によっては通信速度が遅い点が気がかり。検証の結果、昼休みの時間帯はサイト閲覧がしづらい速度でした。LIBMOなどのMVNOは時間によって速度が変わりやすいため、「普通の平日に使う分には問題ない」「外出先で極端に遅かった」と意見が分かれるのも納得できます。通信速度を重視するなら、大手キャリアと同じ回線のMNOを検討しましょう。事務手数料が3,733円かかり、MNOワンストップやeSIMにも非対応なので、乗り換えやすいともいえません。ほかにも料金・通信速度・乗り換えやすさのバランスがよいサービスがあったので、まずはほかの格安SIMを検討してみてください。通信速度が安定している、MNOから選ぶのがおすすめですよ。<おすすめな人>月20~30GB程度必要な人光回線とのセット割や株主優待を使いたい人スタッフに相談しながら契約を進めたい人<おすすめではない人>通信速度を重視する人セルフ手続きをスマートに進めたい人