新潟の日本酒のおすすめ人気ランキング【2025年】

新潟は淡麗辛口が代表的な味わいである一方、近年はまろやかな甘口タイプも注目されています。自分の好みに合う味わいを見つけることが、より日本酒を楽しむポイントです。

日本酒をはじめて飲む人や味に馴染めない人には、フルーティな香りの日本酒が向いています。果実のような華やかな香りがふわっと広がり、日本酒のクセを感じにくい点が特徴です。口当たりがやさしいので、お酒が得意ではない人も飲みやすいでしょう。

フルーティな香りを楽しめる日本酒は、大吟醸酒や吟醸酒に多く見られます。りんご・メロン・白桃・洋梨のような、フレッシュな香りが代表的です。また、フルーティな日本酒のなかにも辛口と甘口があるので、華やかな香りとすっきりした後味なら辛口、丸みのある口当たりなら甘口と選び分けてください。

新潟の日本酒ならではの味わいを追求するなら、酒米にもこだわって選ぶことをおすすめします。日本酒の原料となる酒米は、味わい・香り・風味を左右する重要な要素です。地元で育まれた酒米を使った日本酒であれば、その土地ならではの味わいをより堪能できるでしょう。

新潟を代表する酒米は、「越淡麗」と「五百万石」です。越淡麗は新潟県独自の品種で、やわらかくふくらみのある味わいを楽しめます。五百万石は新潟の淡麗辛口日本酒の立役者ともいえる品種で、新潟が全国生産量の約5割を占め、新潟産はすっきりとした味わいが際立ちます。

酒米の種類は、商品ラベルや説明文の使用米や原料米の欄に記載している場合がほとんどです。何パーセント使っているかにも着目して使用割合が多いものを選ぶと、より新潟らしい味わいが堪能できるでしょう。

特別な日の一品を選ぶ場合は、にごり酒やスパークリング日本酒も候補に入れてください。どちらも一般的な清酒とは異なる味わいや見た目で、食卓に華やかさや特別感を添えるのにぴったりです。

新潟のにごり酒は、米の風味がしっかり感じられるまろやかな口当たりと芳醇なコクが楽しめます。クリーミーで濃厚な味わいは、スパイスの効いた料理や味の濃い肉料理などと合わせるのにおすすめです。

新潟産のスパークリング日本酒は、きめ細やかな発泡感と上品な甘さが特徴。フルーツや軽めの前菜、洋風の料理とも相性がよく、乾杯の一杯にもぴったりです。シャンパンのような華やかさがあり、お祝いの席や記念日などに華を添えるのにも向いています。

どの日本酒を選ぶか迷ったときは、有名銘柄から選ぶのも選択肢のひとつです。名の知られた銘柄は多くの人に長く愛されている商品が多く、味や香りのバランス、品質の安定感が高いことが一般的。日本酒選びに不慣れな人にとっては、おいしい日本酒選びの目安になります。

新潟の代表的な有名銘柄は、久保田・八海山・越乃寒梅です。久保田は、米の味わいをしっかりと引き出したすっきりした口当たりと雑味のない味わいが特徴。中越地方の長岡市にある朝日酒造が製造する日本酒で、オーソドックスな久保田のほかに、朝日山・洗心・禄乃越州などの種類があります。

八海山は、料理の味を引き立てることを理念とした、クセが少なく飲み飽きにくい味わいです。製造しているのは、中越地方の魚沼市にある八海醸造。清酒・特別本醸造・純米酒など多くの種類があるだけでなく、銘柄も数多く取りそろえています。

越乃寒梅は、料理を引き立てながらも米の旨みも堪能できる、力強い味わいが魅力です。下越地方の新潟市江南区の、石本酒造が製造。大吟醸超特選・吟醸特選・純米吟醸灑など、複数のラインナップがあります。

贈り物や自宅での飲み比べをしたい場合は、セット品が向いています。複数の味わいやタイプを一度に試せるため、自分や相手の好みに合うものを見つけやすいことが利点。選ぶ楽しみや、比較する楽しみも満喫できます。

贈り物として選ぶ際は、季節限定品や限定ラベルを採用した商品がおすすめです。桜の季節・お正月・父の日など、季節の行事にふさわしい味わいやラベルを展開している商品があります。華やかなものが多いので、特別感を演出しやすいでしょう。

飲み比べ用として購入するなら、少量で種類が多いセットを検討してください。カップ酒12本や30本、300mL前後の瓶を8本程度そろえたセットがあり、さまざまな日本酒を堪能できます。醸造メーカーや醸造法が違う商品のセットであれば、より新潟の日本酒の奥深さに触れられますよ。