バランスのよい甘みと、スモーキー感・スパイシー感があると評判のウイスキー、ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年。しかしインターネット上では「アルコールのきつい刺激がある」「たばこのような香りがする」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年を含む初心者も飲みやすいウイスキー全49商品を実際に飲んでみて、飲みやすさ・おいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
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目次
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年は、ウイスキーらしい強い刺激と複雑な味わいを楽しめる1本です。11人のモニターが試飲したところ「苦みや香りが強い」という声が多数聞かれました。比較した商品には飲みやすいまろやかな味のものがあったなか、苦みが強くピリピリとした刺激があり、ウイスキーに慣れている人向きといえます。
口コミで指摘されていたように、スコッチウイスキーならではのスモーキーさも目立ちます。比較したなかではフルーティで甘みのあるものが飲みやすいと人気でしたが、こちらはフルーティさは控えめ。モニターからは「甘みは感じるが果実感はない」との感想があがっています。
濃厚さについては「濃くも薄くもない」というコメントが多く出ました。アルコール度数は40%とスタンダードながら、「アルコールはかなり強い」という意見も多数。「アルコールのきつい刺激がある」という口コミどおりの結果で、ゴクゴクとは飲みにくいでしょう。
香りは複雑で、レーズンのような酸味と渋みやバニラを思わせる甘さがありました。謳い文句どおりのスモーキー感・苦み・ピリピリした刺激もあり、甘いチョコレートなどと合わせたい人には向いています。とはいえフルーティで飲みやすいものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてください。
そもそもウイスキーとは、大麦・小麦・トウモロコシ・ライ麦などの穀物を原料とする蒸留酒。樽の中で熟成させる工程を経ることで、ウイスキー特有の風味が生まれます。
今回ご紹介するジョニーウォーカー ブラックラベル 12年は、元はスコットランドで高評価を獲得していた「スペシャルオールド・ハイランドウイスキー」という商品です。1909年に「ブラックラベル」に名前を変え、そこから長きにわたりジョニーウォーカーを代表する商品として愛されています。
販売元は、自社でもつ蒸留所の操業開始から50年、ウイスキー造りにひたむきに取り組むキリン。培った知識を活かしながら、海外ブランドのウイスキーを取り扱っています。
ウイスキーには、モルト・グレーン・ブレンデッドの3種類があります。大麦麦芽のみを使用したのがモルト、大麦麦芽以外がグレーン、両者を混ぜたものがブレンデッドです。
本品は、29種類の原酒をブレンドして造られたブレンデッドウイスキー。ブラックラベルの象徴であるスモーキーさや木樽由来の香ばしさだけでなく、バニラのような甘みやフルーティさなどさまざまな風味が複雑に絡み合った味わいを特徴としています。
ウイスキーは、飲み方によって味や香りの感じ方が変化します。アルコール度数は40%以上のことが多く、そのまま飲むには高め。ガツンとくるアルコール感が苦手な人は、氷を入れて飲むのがおすすめです。以下に飲み方を紹介するので挑戦してみてください。
<ウイスキーの飲み方>
今回は、ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年を含む初心者も飲みやすいウイスキー全49商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、飲みやすさの検証です。
ウイスキーを飲み慣れていない男女11人のモニターが実際に試飲をして、飲みやすさを比較。すべての商品を常温のグラスに注ぎ、同じ状況下で検証しました。
「飲みやすい」と回答したモニターは11人中4人にとどまりました。口に入れた瞬間、ピリピリした辛口の刺激や苦み・独特な香りが強く感じられ、モニターからは「初心者には向かない」という声があがっています。
本商品は、原酒を混ぜて造られたブレンデッドウイスキーです。比較したほかのブレンデッドウイスキーにはクセが少なく親しみやすいものがあったのに対し、煙ったようなピート臭が強め。口コミの指摘どおり、スコッチウイスキーならではのスモーキーな風味が目立ちました。
アルコール度数は40%とスタンダードながら、モニターからは「アルコールはかなり強い」との声も。「アルコールのきつい刺激がある」との口コミがありましたが、検証でも同様の結果となりました。
<飲みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
濃厚さもチェックすると、濃くも薄くもなくほどほどな印象。モニターからは「濃厚ではないが水っぽくもない」「すぐに消える淡い濃厚さ」といった声が聞かれました。
比較した結果、フルーティな甘みを感じられる商品が飲みやすいと人気でしたが、モニターからは「甘みは感じるが果実感はない」といった意見もあがっています。
<濃厚さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、おいしさの検証です。
こちらもウイスキーを飲み慣れていない男女11人のモニターが試飲をして、香りや味わいなどをチェックしました。
結果、モニター11人中4人が「おいしい」と回答。独特な香りやクセのある苦みが強く、苦手とする人が多く見られます。比較したなかでは、甘みがありまろやかで苦み・辛みが強すぎないものが、おいしいと好評でした。
一方で、ほのかな甘みや奥深いコクを支持する声も。香りにはレーズンのような酸味と渋みに加えて、バニラを思わせる甘さもありました。苦みの奥に甘さを感じる味わいで、メーカーの謳い文句どおり複層的な雰囲気が感じられます。同じような風味のチョコレートと相性がよいでしょう。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キリンの通販サイトでは、華やかな味わいのジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブや、スモーキーさがさらに強いジョニーウォーカー ダブルブラックも販売しています。興味がある人はチェックしておきましょう。
ウイスキーに合わせるおつまみは、チーズやミックスナッツ・生ハムといった少し塩気があるものが定番。クセのあるウイスキーはより香ばしく、甘口のウイスキーは甘みが際立ちます。
甘党な人には、チョコレートやドライフルーツもおすすめです。お好みのおつまみと合わせてウイスキーを味わってみてはいかがでしょう。
最後に、フルーティさやしっかりした甘みが感じられたほかの商品をご紹介します。
サントリーウイスキー 知多は、さっぱりした味わいが魅力です。甘みが強く苦みやクセもないので、初心者にぴったり。さらっとした口当たりで、モニターからは「ロックでも飲める飲みやすさ」との声もあがりました。アルコールの刺激が控えめなので、アルコール感が苦手な人にも合うでしょう。
響 JAPANESE HARMONYは、りんごや洋梨を思わせるフルーティさが特徴的。そのフルーティさと甘みにより華やかさを楽しめます。スモーキーさや渋みはなく、まろやかで飲みやすい味わいでした。日々の晩酌や一人でまったり飲みたいときに、ロックで試してほしいウイスキーです。
香りのタイプ | フルーティ |
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種類 | ジャパニーズウイスキー |
良い
気になる
生産国 | 日本 |
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内容量 | 700mL |
アルコール度数 | 43% |
熟成期間 | ノンエイジ |
樽の種類 | 不明 |
受賞歴 | 2016年SWSC最優秀金賞、2019年ISC金賞、2020年ISC金賞、2021年ISC金賞 |
サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONYをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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