シェアハウスに住む人や同居中のカップルなど、二人暮らしの人におすすめの二人暮らし向け冷蔵庫。230~400Lほどの冷蔵庫が主で、三菱電機・パナソニック・シャープ・東芝などから多くの冷蔵庫が販売されています。どのメーカーがよいかもさることながら、二人暮らしには何リットルぐらいの商品がよいのか、2ドアか3ドアか、安くてお買い得な二人暮らし向け冷蔵庫はないのかなど、気になるポイントが多くて迷ってしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の二人暮らし向け冷蔵庫6商品を集め、3個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの二人暮らし向け冷蔵庫をランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストな二人暮らし向け冷蔵庫は「収納量が多く、ある程度食品の鮮度が保てる商品」。徹底検証してわかった二人暮らし向け冷蔵庫の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中に男性ファッション誌でライターデビュー。その後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。寄稿先は多岐にわたる。家電のテストと撮影のための空間「家電スタジオ・コヤマキッチン」を用意。執筆以外に企業のコンサルティングやアドバイザーなども務める。
専門は調理学。(一社)日本家政学会認定資格家庭生活アドバイザー、(一社)日本家政学会会長(2017-2018)、(一社)日本調理科学会副会長、監事(2014-2019)を歴任。大学では長く家庭科の教員養成にかかわり、小学校・中学校・高等学校の家庭科教科書執筆(開隆堂出版株式会社)。IDGE(子どものための味覚教育研究会)会長として味覚教育のセミナーや親子味覚教室を開催。「ピュイゼ子どものための味覚教育食育入門」分担執筆(講談社)。
⾷育を学びながら、全国料理学校協会の認定講師となる。その後、整理収納の資格を活かし、ストレスフリーの冷蔵庫整理収納術を構築。WEBサイト「美⼈冷蔵庫LIFE」を⽴ち上げ、料理家から冷蔵庫収納家に転⾝する。テレビや新聞、雑誌のほか、全国から講演依頼を受け、冷蔵庫整理収納術を紹介している。
家電コンサルタントとして活動しているが、元々は電子部品業界の元営業マン。自身が中学生の時にオーディオと一眼レフカメラに目覚め、大学ではAI(人工知能)を学びITエンジニアとして就職するが、人と会話することの方に魅力を感じ営業職へ。その後、電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、家電メーカー・家電量販店など向けの法人営業を経験。いずれの会社でも、前年比150%以上の営業数字を達成、営業職200人中1位の売上実績も持つ。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動し、テレビ番組にも「家電の達人」として毎年出演。家電メーカーに営業していたため、コネクタ・スイッチ・半導体などに精通しており、家電の内部構造や仕組みに詳しく、現在は家電製品アドバイザー資格試験の講師も務める。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
千葉大学名誉教授・元内閣府食品安全委員会委員の石井克枝さんにアドバイスをもらいながら、「鮮度保持力」を検証しました。冷蔵庫の各部屋に食材を最大1週間放置して様子を観察し、食材の重さの変化と、味の変化をそれぞれ検証しました。各食材の検証条件は以下のとおりです。<重さ>冷蔵庫に入れる前の各食材の重さと、一定期間保存したあとの重さを比較。野菜は水分の蒸発による重量の変化が小さいものを高評価。また、マグロはうまみ成分が溶け出した液体(ドリップ)の量が少ないものを高評価としています。なお、食材の重さには個体差があるため、100gあたりの水分の減少率で計算しています。<味>5人のモニターに保存後の食材を試食してもらい、鮮度の劣化によって現れる特徴について判定してもらいました。マグロ:腐ったにおい・魚臭いにおい・酸味・塩味・うまみ・ねっとりした食感野菜:腐ったにおい・甘み・シャキシャキ感牛肉:酸っぱいにおい・酸味・うまみひき肉:酸っぱいにおい・酸味・うまみご飯:甘い香り・甘み・粘り気・かたさ保存日数冷蔵室(チルド室・パーシャル室・氷温室):ひき肉(7日間)・マグロのさく(3日間)野菜室:レタス・きゅうり・なす・ほうれん草・トマト(7日間)冷凍室:牛肉(7日間)
続いて、冷蔵庫収納家である福田かずみさんの立ち会いのもと、主に以下の評価項目に沿って、冷蔵室・野菜室・冷凍室それぞれの収納のしやすさを検証しました。<評価項目>冷蔵室(棚):最上段の奥まで手が届くか・各段の高さがちょうどよいか・大きめの食材や鍋に対応できるか冷蔵室(チルド室):横幅と高さが適切か・生鮮品と発酵食品を分けられるか冷蔵室(ドアポケット):何を入れるべきか直感的にわかるか・収納量は多いか・デッドスペースはないか野菜室:食材を分けて収納できるか・立てて収納しやすいか・長い野菜がそのまま入るか冷凍室:仕切りやトレーによって分けて収納できるか・容量は十分か・段の深さが十分かLEDの明るさが十分か棚が奥まで引き出せるか邪魔になる凹凸や出っ張りはないか収納条件冷蔵室は7割までを目安に、冷気が循環するスペースをあける収納のしやすさを担保するため、できるだけ食品の「定位置」を決める収納グッズは必要に応じて使う
最後に、総合的な「使いやすさ」について以下のポイントを中心に評価を行いました。お手入れのしやすさ操作パネルの位置とわかりやすさ食材の出し入れのスムーズさアプリや自動タッチドアなど、その他の便利機能
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
二人暮らし向け冷蔵庫を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
二人暮らし向けの冷蔵庫は、200L台の小型な2ドアのものから300L台後半の大型な3ドアのものまで、サイズや機能もさまざま。料理や買い物の頻度といった生活スタイルと将来の家族計画などをふまえて、適切な容量を選びましょう。
冷蔵庫は一度買えば10年は買い替えない家電であり、かつ24時間稼動し続ける家電です。長くしっかり使うためにもある程度も予算を割くことをおすすめしますよ。
200L台の冷蔵庫は、小さく見えるもののそれなりに収納力があり、必要最低限の食料品はストック可能。3〜4人家族向けの冷蔵庫と比べると場所を取らないので、1Rや1Kなどの部屋に住んでいる人にもおすすめです。
一人暮らし向けの冷蔵庫と違って、チルド室や野菜室が内蔵されている商品が多いのも特徴。それぞれの食材に適した環境で保存できるので、鮮度の長持ちが期待できます。特売日にまとめ買いなど効率よく買い物をしやすくなるので、容量は小さくてよいと思っている人も一考の価値はありますよ。
週に半分以上の頻度で料理をする人や、多めに作り置きやまとめ買いもしたいという人には、300L台後半がおすすめです。冷蔵室・野菜室・冷凍室に分かれた3ドアのモデルが大半で、氷温室や急速冷凍など上位機種と同じ機能を内蔵した商品もあります。
350L以上の容量があれば、3〜4人分の食料を保存することも可能。冷蔵庫の寿命は約10年といわれているので、将来家族が増える可能性をふまえて選ぶのも手です。ただし、サイズが幅は60cm前後、高さは170〜180cmと大きめなので、設置と搬入のスペースは事前に確認してくださいね。
理想をいえば、300L後半から400Lの商品を買ってほしいところ。ファミリー向けと単身向けのよいとこどりがされている冷蔵庫が多めですよ。また、子どもができるとバタバタしがちなので、買い物に行く余裕がなくても大きめの冷蔵庫だと備蓄ができます。
食生活の乱れはストレスの原因になりがち。二人暮らしともなると、喧嘩の種になりかねません。備蓄ができる大きさの冷蔵庫にしておくことで、庫内にも心にもゆとりができるでしょう。
容量が決まったら、次に設置場所とサイズを確認しましょう。搬入経路とドアの開閉方向も要チェックですよ。
冷蔵庫は、本体の大きさに加えて周囲に「放熱スペース」が必要。二人暮らし向け冷蔵庫の場合、最低限必要なスペースが左右は0.5〜5cm、上部は5〜20cmと商品によって幅があるので、事前にメーカーの公式サイトなどで確認することをおすすめします。
また、搬入経路の確認も重要です。通常、搬入経路は冷蔵庫の幅にプラス10〜15cmのスペースが必要といわれています。事前に玄関、廊下、エレベーターなどの幅と高さをチェックしましょう。現在使っている冷蔵庫より大きなものに買い替える場合は、とくに気をつけてくださいね。
冷蔵庫は、冷媒が気体と液体に変化を繰り返す過程で吸熱・放熱を行う仕組みです。熱がこもると故障の原因になるケースがあるので、規定の放熱スペースを守るようにしましょう。
冷蔵庫のドアは、右開き・左開き・観音開き(フレンチドア)・両開きの4種類があり、片開きの商品は右開きか左開きか選べるものがほとんどです。基本は、壁側に向かってドアが開くように設置し、シンクやコンロとの導線を塞がないほうが取り出しやすいといわれています。
両側から開けられる「両開き」や、中央から開く「観音開き(フレンチドア)」は、キッチンの間取りに左右されにくいので、引っ越しの可能性がある人におすすめです。
200〜300L台の小型〜中型の冷蔵庫は、すべての最新機能を搭載しているわけではありません。自分にとって必要な機能はどれか、以下を参考にして選んでください。
野菜や生の肉、魚を買い置きするなら、野菜室や冷蔵室(チルド室・氷温室・パーシャル室)の機能に注目しましょう。野菜室は、野菜の保存に適した温度帯であることに加えて、密閉性を高める工夫があると食材の乾燥を抑えて長持ちさせることができます。
冷蔵室は通常のチルド室の代わりに氷温室やパーシャル室が内蔵されているものや、温度を切り替えできるものがあります。氷温・パーシャルは、冷蔵と冷凍の間の温度で肉や魚を完全には凍らせない状態で保存し、通常の冷蔵やチルドよりも長く鮮度を保つことが可能とされています。
実際にどの機能が優れているかは使ってみないとわからない部分もあるので、今回の検証結果を参考にしてみてくださいね。
一人暮らし向けの冷蔵庫と異なり、野菜室が搭載されている商品が増えますが、実は注目すべきはチルド室。肉・魚は冷蔵室の場合、保存できるのは3日程度です。しかし、チルド室なら冷蔵室より低温なので5日から1週間の保存が期待できますよ。
チルド・氷温・パーシャルはそれぞれ定義が異なり、氷温とパーシャルは、各メーカーが独自の温度設定をしていることもあります。
JIS規格では、チルドは「0℃付近」と定められており、0~2℃程度に設定されている商品が多めです。氷温は「-1℃付近」と定められており、氷結点から0℃の範囲で凍り始める直前の状態。パーシャルは「-3℃付近」と定められており、半凍結・微凍結の状態を指します。
タンクに水を入れておくだけで氷ができる「自動製氷機能」。毎日冷たい飲みものを持ち歩く人や晩酌をする人など、氷をよく使う場合はあると便利ですよね。200〜300L台の冷蔵庫は、自動製氷機能を搭載していないモデルも多いので、必要な人は事前にチェックしましょう。
自動製氷機はカビや水アカの発生を防ぐため、少なくとも週に1回程度のお手入れが推奨されています。自動製氷機がないほうが冷凍室や冷蔵室が広く使えて便利な面もあるので、重要度とお手入れの手間などを考慮して選ぶとよいでしょう。
二人暮らしだと食材だけでなく、飲料の消費量も多くなります。夏場は冷やしたお茶が気づいたら、なくなっているなんてことが想像できますよね。そうしたときに自動製氷で作られた氷があると、素早く常温の飲み物を冷やせます。
自動製氷機は多くのメーカーで水道水の使用が推奨されています。ミネラルウォーターや浄水器の水など、塩素消毒されていない水を使用すると雑菌やカビが繁殖しやすくなるので、もし使用する場合は、水道水のときよりもこまめにお手入れをするよう心がけましょう。
作り置きやまとめ買いによって食材をストックすることが多い場合は、冷凍室の大きさに注目しましょう。二人暮らし向け冷蔵庫の場合、冷凍室の容量はおおむね50〜100L程度。どれくらいの量を保存したいのか、以下のランキングに商品ごとの冷凍室の容量と収納例の写真を載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
一般的に冷凍にかかる時間が短いほど食材へのダメージを防げるといわれています。冷凍時間の短縮が可能な「急速冷凍機能」の有無もあわせてチェックするとよいでしょう。
冷蔵庫の中を清潔に保つためには、お手入れのしやすさが重要。自動製氷機の給水タンクや製氷皿の掃除がしやすい工夫があるか、冷蔵室の棚は取り外し可能かなどをチェックしておくとよいでしょう。
温度調節や節電モードへの切り替えなどが可能なタッチパネル、ドアの閉め忘れ防止アラームなど、さまざまな付加機能がついた商品もあります。日々の使いやすさにつながる部分なので、購入前に機能をひと通り確認しておきましょう。
冷蔵庫は毎日使うものなので、省エネ性能によって年間の電気代に大きな差が出る場合もあります。省エネを重視する場合は、「年間消費電力量」がより低いものか、「省エネ基準達成率」が100%以上の商品を選ぶようにしましょう。
都内在住の場合は、設置済みの冷蔵庫を省エネ性能の高い商品に買い換えることで、商品券とLED割引券に交換可能な「東京ゼロエミポイント」を受け取ることができます。最新の省エネ基準に基づく「統一省エネラベル」が5つ星の商品が対象なので、あわせて確認してくださいね。
商品 | 画像 | おすすめ
スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||
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鮮度保持力 | 設置のしやすさ | 収納のしやすさ | 定格内容積 | 冷蔵室の定格内容積 | 野菜室の定格内容積 | 冷凍室の定格内容積 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 冷却方式 | ドア数 | ドア開閉タイプ | 野菜室あり | 専用冷凍室あり | チルド室あり | 野菜室中央配置 | 冷蔵・チルド機能 | 製氷・冷凍機能 | 製氷皿取り外し洗い可能 | 操作・アシスト機能 | その他機能 | 節電モードあり | 年間消費電力(50Hz/60Hz) | 省エネ基準達成率 | |||||||
1 | パナソニック NR-C343C-N | ![]() | 4.37 | 5位 | 鍋が丸ごと収納できる。自動製氷機能が嬉しい | 4.47 | 4.33 | 4.29 | 335L | 179L | 88L | 68L | 590mm | 633mm | 1687mm | 66kg | 間冷式(ファン式) | 3ドア | 右開き | チルド室 | 自動製氷、急速冷凍 | 閉め忘れ防止 | 脱臭 | 330kWh | 102% | |||||||
2 | ハイセンスジャパン Hisense|冷凍冷蔵庫|HR-G2802BR | ![]() | 4.22 | 3位 | 木目調のデザインが高級感を演出。深さのあるチルド室が特徴 | 4.25 | 4.44 | 3.79 | 282L | 146L | 68L | 68L | 550mm | 668mm | 1591mm | 69kg | 間冷式(ファン式) | 3ドア | 右開き | 不明 | 急速冷凍 | 閉め忘れ防止 | 不明 | 330kWh | 100% | |||||||
3 | 東芝ライフスタイル VEGETA GR-S36SXV | ![]() | 4.18 | 野菜室のお手入れに工夫あり。収納面は良くも悪くも無難 | 4.10 | 4.20 | 4.30 | 363L | 197L | 82L | 84L | 600mm | 672mm | 1734mm | 75kg | 間冷式(ファン式) | 3ドア | 右開き | チルド室、うるおいラップ野菜室 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、解凍モード | タッチパネル操作、閉め忘れ防止 | 除菌、脱臭 | 349kWh | 100% | ||||||||
4 | ハイセンスジャパン Hisense|冷凍冷蔵庫|HR-G2801BR | ![]() | 4.13 | 4位 | 手頃な価格が魅力。野菜室の収納力は良好だがチルド室がない | 4.15 | 4.15 | 4.05 | 282L | 146L | 68L | 68L | 550mm | 668mm | 1591mm | 69kg | 間冷式(ファン式) | 3ドア | 右開き | 不明 | 急速冷凍 | 閉め忘れ防止 | 不明 | 330kWh | 100% | |||||||
5 | アイリスオーヤマ 冷凍冷蔵庫 231L IRSN-23A | ![]() | 4.00 | 2位 | チルド室なし。フルオープンできない冷凍ケースもストレスに | 4.10 | 3.93 | 3.95 | 231L | 161L | 不明 | 70L | 545mm | 591mm | 1700mm | 51kg | 間冷式(ファン式) | 2ドア | 右開き | 不明 | 不明 | 閉め忘れ防止 | 不明 | 326kWh | 100% | |||||||
6 | アイリスオーヤマ 冷凍冷蔵庫 |IRSN-IC30A | ![]() | 3.87 | 1位 | 冷蔵室は比較的使いやすいが、お手入れにとまどう可能性も | 4.25 | 3.71 | 3.57 | 296L | 205L | 不明 | 91L | 595mm | 600mm | 1890mm | 58kg | 間冷式(ファン式) | 2ドア | 右開き | 不明 | 自動製氷 | スマホ連携、カメラ搭載 | 不明 | 320kWh | 107% |
パナソニックから発売されている「NR-C343C」。容量は335Lで、独立した野菜室と冷凍室の3ドア構造になっています。
鮮度保持力の高さの検証では、真ん中野菜室で保存した野菜の鮮度が比較的優秀な結果に。ほうれん草にやや乾燥が見られモニターからはやや萎びているという声があがったものの、ナスやトマトにはハリがあり、調理すれば問題ないほどの鮮度を保ちました。冷蔵室内蔵のチルドルームで保存したマグロに変色は見られませんでしたが、噛んだ瞬間にほんのりニオイを感じ、チルドルームの保存機能は今ひとつとなりました。
冷蔵室のドアポケットは4段構造で、スパイス類などの小さい調味料からワインボトルなど背の高いものまで非常に収納しやすく感じました。それぞれの棚の高さもちょうどよく、高さ20cm程度の鍋であれば仕切り板を外さずに丸ごと収納が可能。最上段には500mLの缶ビールも余裕をもって収納できました。
冷蔵室内に搭載されている操作ボタンで急冷モードが選択でき、常温のものを素早く凍らせたい場合でもすぐに対応できます。自動製氷機能が搭載されており、タンクの取り外しも比較的簡単なためお手入れは比較的しやすいといえるでしょう。独立した野菜室とチルドルーム、冷蔵室の収納力を重視する人におすすめの一台です。
定格内容積 | 335L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 179L |
野菜室の定格内容積 | 88L |
冷凍室の定格内容積 | 68L |
重量 | 66kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | チルド室 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速冷凍 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
その他機能 | 脱臭 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 330kWh |
省エネ基準達成率 | 102% |
ハイセンスから発売されている「HR-G2802BR」は、容量282Lの3ドア冷蔵庫。独立した野菜室と冷凍室がついている二人暮らし向けの冷蔵庫です。
鮮度保持力の高さの検証では、マグロのドリップ量が2.65gとドリップ量が比較的流出していました。水分の飛びやすいレタスやほうれん草は葉の部分がパサパサになってしまい、モニターからは茎の部分であればかろうじて食べられるという声も挙がりました。なすやトマトの水分量も若干減少していたものの、見た目で目立つ部分はなく、比較的ハリを保っていました。
収納のしやすさでは、深さのあるチルド室が高評価に。350mLのヨーグルトがすっぽりと入るほどの高さがあり、余裕たっぷりのスペースがあります。野菜室にも比較的深さがあり、小松菜やほうれん草など高さのある葉物野菜がしっかりと立てて収納できました。野菜室は2段構造ですが隅に穴が空いており、高さのあるやさいを痛めずに収納できる工夫も施されています。
冷蔵室の棚や本体の素材がガラス面になっているため、拭き掃除がしやすいという特徴も。自動製氷機能はついていませんが、野菜と冷凍食品のスペースをしっかりとりたい人や、落ち着いた雰囲気の一台を探している人におすすめです。
定格内容積 | 282L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 146L |
野菜室の定格内容積 | 68L |
冷凍室の定格内容積 | 68L |
重量 | 69kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | 不明 |
製氷・冷凍機能 | 急速冷凍 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 330kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
幅 | 600mm |
---|---|
奥行 | 672mm |
高さ | 1734mm |
野菜室あり |
鮮度保持力の高さの検証では、チルド室のひき肉はおいしさを保ったものの、マグロのドリップが多く流出しました。野菜室は、トマトを除くレタス・きゅうり・なす・ほうれん草が乾燥によってしおれており、うるおいを保っているとはいい難い結果に。冷凍室の牛肉・ご飯はきれいな見た目と風味を保っていました。
収納のしやすさでは、冷蔵室が広く、チルド室の高さと収納量も十分な点が好評。ただし、上位の商品ほどドアポケットの棚に工夫は見られず、良くも悪くも無難なつくりといえるでしょう。
定格内容積 | 363L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 197L |
野菜室の定格内容積 | 82L |
冷凍室の定格内容積 | 84L |
重量 | 75kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | チルド室、うるおいラップ野菜室 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷、急速製氷、急速冷凍、解凍モード |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | タッチパネル操作、閉め忘れ防止 |
その他機能 | 除菌、脱臭 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 349kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
幅 | 550mm |
---|---|
奥行 | 668mm |
高さ | 1591mm |
野菜室あり |
コンパクトながら収納力のあるドアポケットや、2Lのペットボトルも立てて入れられる大きめの野菜室がポイント。チルド室がない代わりにケースがついており、肉や加工食品などの定位置を決められるので、生鮮食品とそれ以外の食材で整理できます。
定格内容積 | 282L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 146L |
野菜室の定格内容積 | 68L |
冷凍室の定格内容積 | 68L |
重量 | 69kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | 不明 |
製氷・冷凍機能 | 急速冷凍 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 330kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
ハイセンス HR-G2801をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 545mm |
---|---|
奥行 | 591mm |
高さ | 1700mm |
野菜室あり |
収納のしやすさでは、チルド室がないため肉や加工食品などを整理しにくい点がマイナス。冷蔵室内に設置された野菜ケースが出っ張っている分、ドアポケットの1段目が高い位置にあり、2段目とのスペースが窮屈にとれる構造です。
使いやすさの面では、冷凍室のクリアケースが全開に引き出せない点がストレスを感じるという評価になりました。お手入れに関する工夫は見られず、自動製氷機能は搭載していません。
定格内容積 | 231L |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 161L |
野菜室の定格内容積 | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 70L |
重量 | 51kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 2ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | 不明 |
製氷・冷凍機能 | 不明 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | 閉め忘れ防止 |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 326kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
アイリスオーヤマ IRSN-23Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総合家電メーカーのアイリスオーヤマから発売されている「IRSN-IC30A」は容量296Lの冷凍冷蔵庫。2人暮らし向けのなかでも1890mmと高さがあり、冷蔵室の容量が205Lと比較的大きいのが特徴です。
背が高いぶん奥行が浅く、扉を開いたときに庫内を見渡せる点は評価されたものの、冷凍室の構造とお手入れのしにくさが大きく評価を下げてしまいました。10日間の鮮度検証後は冷蔵室・冷凍室ともに多く霜がついており、庫内の霜取りに時間を要したためお手入れの頻度が多くなるかもしれません。冷凍室には引き出し式のボックスが2段ついていますが、一番下の段は奥行きが浅く引き出すよりもボックスごと取り出すような感覚でした。
鮮度保持力の高さの検証では、冷蔵の肉類・ご飯類に大きな変化がなく加熱して問題なく食べられました。マグロも比較的きれいな赤みを保っていた一方、野菜の鮮度はいまひとつ。ほうれん草の水分量が半分ほど減少し、鮮度を保ちやすいトマトとナスもややハリを失う結果になりました。
野菜室が冷蔵室に内蔵されており独自の鮮度機能が搭載されていないため、考慮できる結果ではあるものの、野菜を多く買いたい人や自炊をする人は物足りなく感じてしまうかもしれません。冷蔵室の整理はしやすいので、冷蔵の食品を普段から多くとる人は一考の価値ありです。
定格内容積 | 296L |
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冷蔵室の定格内容積 | 205L |
野菜室の定格内容積 | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 91L |
重量 | 58kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
ドア数 | 2ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
専用冷凍室あり | |
チルド室あり | |
野菜室中央配置 | |
冷蔵・チルド機能 | 不明 |
製氷・冷凍機能 | 自動製氷 |
製氷皿取り外し洗い可能 | |
操作・アシスト機能 | スマホ連携、カメラ搭載 |
その他機能 | 不明 |
節電モードあり | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 320kWh |
省エネ基準達成率 | 107% |
今回は、容量200〜300L台の「二人暮らし向け冷蔵庫」のなかから人気の6商品をすべて集めて、どれが最も優れた商品なのか検証していきます。なお、マイベストでは収納量が多く、ある程度食品の鮮度が保てる商品を優れた二人暮らし向け冷蔵庫として定義しています。
検証項目は次の3つとしました。
検証①:鮮度保持力
検証②:収納のしやすさ
検証③:使いやすさ
今回検証した商品
千葉大学名誉教授・元内閣府食品安全委員会委員の石井克枝さんにアドバイスをもらいながら、「鮮度保持力」を検証しました。冷蔵庫の各部屋に食材を最大1週間放置して様子を観察し、食材の重さの変化と、味の変化をそれぞれ検証しました。
各食材の検証条件は以下のとおりです。
<重さ>
冷蔵庫に入れる前の各食材の重さと、一定期間保存したあとの重さを比較。野菜は水分の蒸発による重量の変化が小さいものを高評価。また、マグロはうまみ成分が溶け出した液体(ドリップ)の量が少ないものを高評価としています。なお、食材の重さには個体差があるため、100gあたりの水分の減少率で計算しています。
<味>
5人のモニターに保存後の食材を試食してもらい、鮮度の劣化によって現れる特徴について判定してもらいました。
保存日数
続いて、冷蔵庫収納家である福田かずみさんの立ち会いのもと、主に以下の評価項目に沿って、冷蔵室・野菜室・冷凍室それぞれの収納のしやすさを検証しました。
<評価項目>
収納条件
最後に、総合的な「使いやすさ」について以下のポイントを中心に評価を行いました。
1位: パナソニック|NR-C343C-N
2位: ハイセンスジャパン|Hisense|冷凍冷蔵庫|HR-G2802BR
3位: 東芝ライフスタイル|VEGETA GR-S36SXV
4位: ハイセンスジャパン|Hisense|冷凍冷蔵庫|HR-G2801BR
5位: アイリスオーヤマ|冷凍冷蔵庫 231L IRSN-23A
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日々の生活に欠かせない冷蔵庫。壊れてから購入を検討すると生活に支障が出てしまうので、買い替えるタイミングが気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、冷蔵庫の寿命についてわかりやすく解説します。冷蔵庫の買い替えのサインや長持ちする使い方もあわせて紹介するので、ぜひ最後までチェック...
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年間をとおして電源を入れたままの冷蔵庫。どのくらいの電気代がかかっているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。電気代があがっている影響もあり、少しでも節約したいと考えている人もいるでしょう。そこで今回は、冷蔵庫の電気代は1か月にいくらくらいかかるのか、節約するコツはあるのか解説します。電...
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