庫内が冷えにくくなってきたり、生活スタイルが変わって買い替えを検討していたりする場合、処分費用を抑えて新しい冷蔵庫をお得に手に入れたいですよね。しかし、さまざまな店舗で冷蔵庫の下取りサービスを行っており、「どこがお得なの?」と気になる人も多いでしょう。
そこで今回は、2025月7月時点で実施している家電量販店の冷蔵庫下取りサービスを紹介します。買取やリサイクルとの違いも解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
2025年7月現在、下取りが最もお得な家電量販店はノジマです。下取り+最大7万円のキャッシュバックがあるので、買い替えを検討している人は購入費用を大幅に抑えられますよ。
下取りサービスには、古い冷蔵庫の機種・状態によって下取り価格が変わるものと、購入予定の機種によって下取り価格が決まるものがあります。事前査定や対象商品一覧のぺージで下取り価格がわかる場合があるので、よく比較してから検討しましょう。古かったり壊れていたりする冷蔵庫でも、下取りしてもらえる家電量販店もあります。
ノジマでは、下取り+最大7万円のキャッシュバックが受け取れます。対象となるのは、年式が2015年以降の冷蔵庫です。
下取り価格は機種によって異なり、たとえば2025年製の日立 R-GXCC67Tであれば、90,500円+最大30,000円の下取り値引きのチャンス。下取りチェッカーで事前に下取り価格を確認できるので、どれくらいお得になるか確認しておきましょう。査定方法は、WEB・LINEの2種類から選べます。
査定をしたら下取り証明書を発行し、提携店で新しい商品を購入してください。下取り証明書を販売店に渡すと、受付票がもらえます。冷蔵庫に受付票を貼っておき、新しい商品が届いたときに配送業者に引き渡しましょう。
なお、リサイクル料金+運搬料金の支払いも必要になります。トータルでどのくらいお得になるのか、しっかり計算して利用してくださいね。
ビックカメラでは、下取りで最大2万円引きになります。対象となるメーカーは、AQUA・日立・三菱・シャープ・東芝です。
対象商品一覧で下取り価格がわかるので、ほしい商品を見つけたらショッピングカートで「長期保証・設置・リサイクル 設定する」をクリックしましょう。リサイクル回収を「希望する」を選択し、明細で下取りキャンペーンが適用されているか確認してください。
なお、別途運搬料金とリサイクル料金の支払いが必要になります。作業員2人・外階段の昇降が2階までなら運搬料金は無料ですが、作業員の増員やクレーン作業が必要なときなどは追加料金が発生するので注意しましょう。
ヤマダ電機では、新しい商品が最大50,000円引きで買える家電買取キャンペーンを行っています。
対象となるのは、2016~2025年製の現在使用できる冷蔵庫です。メーカーは問いません。通電しない・破損・変色・色あせなどの製品は定額買取の対象外となりますが、10円で買取可能な場合があります。事前査定ができるので、お近くのヤマダ電機に行く前にチェックしておきましょう。
なお、一部店舗では買取キャンペーンを行っていないので注意してくださいね。
コジマでは、下取りの利用で最大2万円引きになります。対象となるメーカーは、東芝・日立・三菱・シャープ・AQUAです。
一覧で下取りの対象商品を確認し、会員ログインをしたうえで購入時に「不用品リサイクル回収サービス」を同時注文しましょう。会員ログインをせず購入したり、リサイクルを申し込まなかったりするとキャンペーン対象外となります。
なお、リサイクル料金と運搬料金は別途支払いが必要です。
ヨドバシカメラでは、冷蔵庫の下取りで最大2万円相当のポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。
商品によってもらえるポイントが異なるので、こちらで進呈されるポイントを確認しましょう。対象商品を購入する際、同時にリサイクル回収を申し込むとキャンペーンが適用されます。通常のポイントにくわえてボーナスポイントがもらえますよ。
ヨドバシカメラで貯められるゴールドポイントは、ヨドバシグループ各店で1ポイント=1円として買い物に利用できます。ヨドバシ・ドット・コムで会員登録をしていないとポイントが還元されないので、事前に登録を済ませておいてくださいね。
下取りを利用する場合でも、リサイクル料金や運搬料金の支払いが必要です。
ジャパネットたかたは、最大7万円の下取りキャンペーンを行っています。
まずは、商品一覧で「下取りあり」を選択して絞り込みましょう。商品購入時に下取りを希望しないと適用されないので、入力を間違えないように気を付けてくださいね。
古い・壊れている・付属品がない冷蔵庫も下取りが可能です。新しい商品を届ける際に使わなくなった冷蔵庫を回収してもらえます。下取りを利用する際は、リサイクル料金と運搬料金が別途必要です。
一部の家電量販店では、下取りサービスを提供していません。
2025年7月時点では、ジョーシン・エディオン・ケーズデンキでの下取りサービスは確認できませんでした。お得に冷蔵庫を処分したい人には不向きです。
とはいえ、キャンペーンやセールで新しい冷蔵庫を安く買える場合もあるので、トータルの支払額をふまえて検討するとよいでしょう。
下取りは新しい商品購入時に割引が受けられる方法、買取は現金化できる方法です。下取りや買取ができない場合は、家電リサイクル法に則って処分をしなければなりません(参照:一般財団法人 家電製品協会)。自治体の収集所には廃棄できないので注意が必要です。
下取りの最大のメリットは、古い冷蔵庫を下取りに出すと新しい冷蔵庫の価格が割引されること。新しい商品を購入すると同時に古い冷蔵庫を処分できるので、手間もかかりません。買い替えを前提としたサービスなので、冷蔵庫以外の商品を購入する場合に古い冷蔵庫の処分はできませんが、お得に買い替えたい人にぴったりです。
買取は古い冷蔵庫を売って現金化できるので、柔軟にお金を活用できます。家電購入時の割引はありませんが、買い替えを予定していなくても現金化できるのはメリットです。出張買取を行っていれば、運び出しもお任せできます。
下取りや買取ができない場合、リサイクル料金を支払って処分しましょう。メーカーや容量によっても異なりますが、2025年時点でのリサイクル料金は3,740~6,149円です(参照:一般財団法人 家電製品協会)。無料または低価格で回収してもらえるサービスもあるので、少しでも費用を抑えたい人はチェックしてみてくださいね。
冷蔵庫は10年を経過したら買い替えを検討するのがおすすめです。メーカーが補修用性能部品を保有している期間が9年なので、10年経過すると故障時の修理が困難になる場合があります。
2024年3月の調査によると、冷蔵庫の平均寿命は14年です(参照:経済社会総合研究所 内閣府 消費動向調査)。補修用性能部品の保有期間を過ぎても故障していなければ使えますが、庫内が冷えにくくなったり、水漏れや異音が聞こえるといった不具合が起きたりすることもあります。
新しい冷蔵庫は省エネ性能が高いモデルが多いので、買い替えることで電気代の節約にもつながりますよ。経済産業省によると、10年前の冷蔵庫から買い替えると約28〜35%の省エネにつながるとのこと(参照:経済産業省 省エネポータルサイト)。たとえば買い替え前の冷蔵庫の消費電力が410W、買い替え後が267Wの場合、1か月で3,000円ほど電気代を抑えられます。
<電気代試算>
電気料金は令和4年7月22日の目安単価31円で計算(参照:公益社団法人 全国家電電気製品公正取引委員会)
買い替えを検討している人は、下記コンテンツで冷蔵庫の選び方をチェックしてくださいね。
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