日立の「R-VW57V」は、野菜中心の食生活を送る家族におすすめです。冷蔵室には「まるごとチルド」を採用しており、葉物野菜なら野菜室はもちろん冷蔵室にも収納可能。野菜室の鮮度維持力も高く、検証では12時間保存したほうれん草の水分残存率は94.34%と、比較したなかでトップクラスの実力を示しました。冷蔵室の棚の高さや配置は変更でき、野菜室には2Lのペットボトルを6本も立てて収納可能。冷凍室・野菜室ともに奥のほうが見づらく、収納率も42.7%と定格容量に対してやや低い点は惜しいものの、市販の仕切りなどを活用すればある程度整頓しやすいでしょう。1年間の電気代目安は8,990円と、比較した商品の平均レベル。節電モードをうまく利用すると電気代が跳ね上がることはなさそうです。「トリプルパワー脱臭」を搭載していますが、キムチの酸っぱいニオイや発酵臭は20分経ってもやや残りました。とはいえ、薄めることはできておりフタやラップでしっかりニオイ漏れを防ぐと気になることはあまりないでしょう。野菜をたくさん購入する家族におすすめの大型冷蔵庫です。まるごとチルドで葉物野菜を冷蔵室に入れても鮮度が保てるほか、野菜室の鮮度維持力が高いのが特長です。チルド室・冷凍室の鮮度維持力は高いとはいえず、生肉や生魚を長期保存したい人には不向き。野菜の鮮度維持力が光る大型冷蔵庫であるため、野菜を多く購入する人なら選択肢に入るでしょう。
今回検証したツインバードの冷蔵庫は、利便性を重視する方におすすめです。用途に応じて、冷蔵・野菜・氷温に使い分けられる切替室が◎。取り外せるパーツが多くてお手入れしやすいのも嬉しいポイントです。自動霜取り機能や耐熱天板もしっかり備わっています。一方、肝心の鮮度保持力には不安が残ります。特に冷、蔵保存した食材は劣化が目立ちました。マグロは黒ずんでしまい、野菜の多くは乾燥が見られます。鮮度をしっかりキープしたい方は、他商品も検討してみるとよいでしょう。
シャープ プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-GK50Kは食品の鮮度を保ちつつ、電気代を抑えたい人におすすめ。生マグロを3日間チルド室・冷凍室で保存したときに出た水分量からドリップ率を算出した結果、チルド室で0.34%・冷凍室で0.35%にとどまりました。比較したなかにはチルド室で1.90%・冷凍室で1.64%とドリップが多いものがあったことをふまえると、こちらは鮮度を保ちやすいでしょう。さらに、野菜室にきゅうりを1週間・ほうれん草を12時間入れて投入前後の水分量を計測すると、どちらも90%以上の水分をキープ。ほうれん草は、葉の半分ほどにある程度シャキッと感が残っていました。「食品の鮮度が維持できていると思う」との評判どおり、鮮度のよさを重視したい人にもぴったりです。年間の電気代は7,440円。比較した全商品の平均値約8,605円(※執筆時点)に対し、トップクラスの安さといえます。また、食材の出し入れや整理がしやすいのも強み。奥行に対してケースを引き出せる比率は冷凍室で96.55%・野菜室で96.43%としっかり引き出せるため、奥の食材も取り出しやすいでしょう。冷蔵室の棚やドアポケットは2か所以上高さを変えられるので、デッドスペースが生まれにくい点もメリットです。脱臭力の高さもおおむね良好。冷蔵室内にキムチを5分入れたあと取り出して20分間脱臭すると、ある程度においがとれました。一方「庫内が狭い気がする」との口コミどおり、収納率は39.77%と低め。比較したなかには収納率45.38%とたっぷり収納できた製品もあったことをふまえると、こちらは買いだめしたい人には物足りないでしょう。とはいえ、奥行薄型デザインで見た目が洗練されており、キッチンをすっきり見せたい人やスタイリッシュなインテリアにこだわりたい人にはぴったりです。電気代を抑えられるうえ鮮度維持力も高いので、冷蔵庫選びで迷った際はぜひ購入を検討してみてくださいね。
パナソニック NR-F559WPXは、細かい食品が冷蔵庫の中で迷子になりやすい人におすすめです。庫内の視認性は非常に高く、冷凍室・野菜室のケースを引き出せる比率は100%。比較したなかには奥まで見えにくい商品もありましたが、こちらは隅々まで見渡せて楽に食材の出し入れが可能です。冷蔵室は棚やドアポケットの高さも変えられ、使い勝手もよいといえます。鮮度維持力も申し分ありません。冷凍室やチルド室で生のマグロを3日間放置しても、ドリップはほぼ出ませんでした。野菜室できゅうりを1週間・ほうれん草を12時間保存したあともみずみずしい状態をキープ。比較したなかには水分を維持できなかった商品もあったのに対し、こちらは「野菜の持ちがよい」との口コミどおりです。脱臭力の高さも優秀。キムチを出し入れして脱臭したあとの庫内を専門家がチェックしたところ、ニオイはほぼ気にならない程度まで抑制できました。独自の「ナノイーX」を全室に搭載しているので、庫内を清潔に保てるでしょう。また、年間の電気代は8,215円と節約思考の人が使いやすい点も魅力です。一方、収納力はやや物足りません。大型冷蔵庫としては一般的なサイズでありながらも、収納可能な容量は380L・収納率は41.12%と少し小さめです。特別小さいというわけではありませんが、「幅が大きすぎないのに大容量」との口コミに反して、収納力にこだわる人には惜しい印象です。とはいえ、食材がどこにあるのかを見つけやすく出し入れしやすいうえ、鮮度もキープしやすい点は大きな魅力。弱点が少ないので、とにかくたくさん収納したい人でなければストレスなく使用できるでしょう。大型冷蔵庫選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してくださいね。<おすすめな人>冷蔵庫の奥に隠れている食材を探すのが大変な人野菜や生鮮食品の鮮度をしっかりキープしたい人冷蔵庫のニオイが気になる人<おすすめできない人>とにかくたくさん入れたい人
MAXZEN 157L 2ドア冷凍冷蔵庫 JR157ML01は、作り置きの頻度が高い自炊派の人におすすめです。定格内容積157Lのうち69.4%が冷蔵室で、「冷蔵室が大きい」という口コミどおりでした。3段の仕切りとフリースペースがあり、ドアポケットも3段備えています。比較したなかにはドアポケットに2Lペットボトルを入れづらい商品もありましたが、こちらはしっかり収納できますよ。大容量ながら、省スペースに設置できる点も魅力。比較した多くの商品は幅500mm前後・奥行き600mm前後でしたが、こちらは幅474×奥行き506mmとスリムです。ただし、高さは1,440mmあるので、天板の上に電子レンジを置くと小柄な人は使いづらくなる可能性があります。天板の上に物を置きたい場合は、身長に応じて工夫してくださいね。冷凍室の冷凍力や、冷蔵室での生もの・野菜の鮮度維持力も申し分ありません。実際に生のマグロを冷凍室に2日入れて解凍しても、ドリップは重量に対して1.01%か出ませんでした。比較した全商品の平均1.63%(※執筆時点)を下回っています。野菜室でほうれん草ときゅうりを一定期間入れても水分残存率が高いので、鮮度を維持しやすいですよ。電気代が控えめなのもうれしい点です。メーカー公称値の年間消費電力270kWhから計算すると、年間の電気代は8,370円で、比較した全商品の平均8,747円(※執筆時点)よりも低く抑えられました。一方で、稼動音は実測値で38.33dBと大きめです。口コミでは「音が小さく気にならない」と好評でしたが、音に敏感な人やワンルームに置きたい人は対策が必要でしょう。冷凍室が小さめな点もネック。定格内容積157Lのうち冷凍室の割合は30.6%にあたる48Lで、「たっぷり冷凍できる」という謳い文句ほど大容量とはいえません。とはいえ、冷凍室には透明ケースの引き出しが3段あり、整理して食品を入れやすい点はメリットです。自炊してたっぷり作り置きをしたい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
Hisense 124L 冷凍冷蔵庫 HR-K12HBは、安く冷蔵庫を手に入れたい人におすすめです。価格は執筆時点で約3万円(ECサイト参照)と、非常にリーズナブル。比較した商品は3.5~6万円程度だったなか、かなり費用を抑えられます。1年間の電気代も7,099円と、比較した全商品の平均である8,567円(※執筆時点)を大幅に下回りました。節約志向な人にはうってつけです。「稼働音がうるさい」との口コミに反し、稼働音の実測値はわずか30.47dB。比較した全商品の平均である32.25dB(※執筆時点)を下回り、十分静かといえるレベルです。本体も小型なので、ワンルームや狭いキッチンにも設置しやすいでしょう。それでいて、たっぷり収納できるのがうれしいところです。定格内容積は124Lで、冷蔵室は96Lと大容量。ドアポケットには2Lのペットボトルを立てて収納でき、室内には3段の棚とクリアケース(野菜室)がついています。実際に野菜室できゅうり・ほうれん草を保存した結果、高い水分保存率を発揮しました。また、生のマグロを冷蔵室・冷凍室で保存した際のドリップ率もそれほど高くなかったため、比較的生ものの鮮度も保ちやすいといえます。自炊が多い人にはとくに使いやすいでしょう。一方で、冷凍室が小さい点には留意が必要。冷凍室の容量は28Lと、比較した商品が42~61Lだったなかかなり小さめです。自炊派の人・出来合いの食べ物を買うことが多い人・飲み物をたくさん冷やしておきたい人など、冷凍室をそれほど使わない人向きの商品といえます。自分のライフスタイルに合うようであれば、ぜひ検討してみてくださいね!