多くのPCで採用されているDDR4 メモリ。DDR4とは、主にPCで使われるメインメモリの第4世代の規格のことで、2014年頃から流通しています。自作PC・ゲーミングPCには欠かせないアイテムのひとつで、最新規格のDDR5に比べ、大容量を増設しても手頃な価格なのが魅力です。しかし、メモリクロック・メモリタイミングといったさまざまな規格があり、必要な容量の目安やDDR4とDDR5どちらがよいのかなどわからないことも多く、一体どれを買えばよいのか迷ってしまいますよね。
ベンチマークテストに関する豊富な経験を活かし、PC本体・PCパーツのレビューを中心に活動。元々はMYCOM PC WEB編集部(現マイナビニュース)の編集・記者で、編集時代に検証の楽しさを知り、フリーランスに転向。ニッチなネタを得意とし、比較検証、作例やアップグレード指南などの企画に携わることも多い。 現在はマイナビにかぎらずインプレス、アスキー、ITMedia等でライター、記者として活動。紙媒体ではライターとしてだけでなく編集としても参加するほか、台湾メーカーを中心に、取材やインタビューも数多くこなしている。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
メモリ帯域が広い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「メモリクロックが3200MHzでオーバークロックしていない状態での理論値が出せる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
レイテンシが少ない商品としてユーザーがとても満足できる基準を「理論上、DDR4 メモリが出せる最も優れたレイテンシの商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
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PC自体を新しいものに買い替える場合は、やや高価ですが新しい規格であるDDR5にしておくのがおすすめ。DDR4に比べて転送速度が約50%向上と性能が大幅に進化しています。加えて、今後どんどん新しい商品が発売されると予想されるので、将来的にメモリを買い替えるときの選択肢が増えるのもメリットですよ。DDR5の選び方を解説したコンテンツもあるので、ぜひ参考にしてください。
DDR4とDDR5は形が違うため、マザーボードに要注意。マザーボードは型番でWeb検索をすれば製品ページがあり、ページ内のスペック表には対応するメモリ規格の記載があるので、購入前に必ず確認してください。また、同じ並びの「サポート」のページには検証済みメモリリストがあり、ここに記載がある製品ならば、問題なく動作する可能性が高いでしょう。
2025年は、全体的に見ればDDR4はよりニッチな商品としての立ち位置になり、DDR5の普及が加速すると予想されます。容量と性能あたりの単価の差は2024年中にどんどん埋まり、現在はほぼ同額程度といってよいでしょう。
ただし、これはあくまでもメモリ単体で考えたときの単価差であり、システム全体で見ると、とくにマザーボードではDDR5モデルとDDR4モデルに大きな価格差があるといえます。PC一式を激安で組むとなると、まだDDR4に軍配が上がるでしょう。
DDR4は、DDR5の登場・普及によって旧規格になり、安価に手に入れられるようになりました。しかし、DDR5と比べて振れ幅が大きい分、買い時を見極めるのが難しく、製品数がさらに減って価格競争がなくなってくると価格上昇に転じることが予想されます。最近、製品数が徐々に減少しつつあるので購入するなら今のうちといえるでしょう。
DDR5は、登場からしばらく経って価格が落ち着いてきました。急激な下落ではなくゆるやかな下がり方ですが、手に取りやすい価格になったので、新しく買うならDDR5がおすすめです。
DDR4メモリで私が最もお得と思えるのは16GB×2枚キット。単価が1万円を切っているので手軽に試せます。現在のDDR4メモリの売れ筋が16GB×2枚に移行しつつあることや、販売されているBTOパソコンの標準メモリ容量が16GB×2枚になりつつあることもポイントです。
4GB×2枚は現在8GB×2枚と価格的に差がなく、1GBあたりの単価ではほぼ倍の額を支払うことになるので購入する理由が少ないでしょう。一方で、最大容量の32GB×2枚は1GBあたりの単価が8GB/16GB×2枚に近づきつつあり、映像編集に挑戦したい方などにおすすめです。
「メモリの増設」と聞くと専門的で難しそうと思いがちですが、ポイントを押さえれば誰でも簡単にできます。メモリ増設がうまくいけば、処理速度が速くなったり動作が軽くなったりと快適に使える可能性が高くなるので、自作PC初心者でも挑戦するメリットはあるでしょう。
まずはパソコンの電源を落とし、手の静電気を飛ばしたり静電気防止手袋を着用したりして、電気が通らない状態にすることを心がけて本体のカバーを開けましょう。電気がPCのほかのパーツに通ってしまうと、ショートや感電の可能性があり、非常に危険です。
マザーボードにはメモリを挿し込むスロットがあり、側面のレバーを押し込むと前のメモリを取り外せます。前のメモリを抜いたら、新しいメモリをスロットにカチッと音が鳴るまで挿し込み、挿し終わったら、斜めの角度から見て水平に挿さっているか確認しましょう。
スロットにメモリを挿し込めたら、カバーを閉めてPCの電源を入れ、BIOS上またはOS上のタスクマネージャーやコントロールパネルの詳細情報を確認し、メモリの容量が増えていれば完了です。手順はこれだけなので、パーツの交換に抵抗を感じている人もぜひ増設を検討してください。
現在はDDR5とDDR4が主に流通していますが、先述したとおりマザーボードのスロットの形状が異なるため、互換性はありません。自分のマザーボードに対応する規格かどうかを購入前に確認しておきましょう。
DDR4 メモリを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
メモリはさまざまな容量のものが販売されており、どれを選べばよいか悩む人も多いのではないでしょうか。以下では、メモリの容量の選び方について詳しく説明します。
Webページの閲覧や、いくつかのアプリを立ち上げてデスクワークをするだけなら8GBでも問題ありませんが、ゲームをプレイしたいなら16GB以上がおすすめ。メモリを増設すれば一度に処理できるデータ量が増えるので、プレイ中の快適さが向上するといえます。
とくに3Dグラフィックのゲームは一度に処理する情報量が多いため、処理が追い付かずにフレームレートが落ち、ラグが発生する可能性があります。処理速度はゲームでの勝敗やプレイ中の快適さにも関わってくるので、メモリの容量は削らないほうが得策といえるでしょう。
メモリ容量は16GBが使いやすい目安といえますが、ゲーミングPCを所持していて、ゲームの勝敗や精度にこだわったり、ゲーム配信も行ったりするなら予算の限り大容量のものがおすすめです。
また、Discordを使いながらプレイしたり、画面録画や配信を行ったりするとなると、同時に処理しなければならない情報量はさらに増加します。PCゲーマーなら、予算の許す限り大容量のものを選ぶのがおすすめです。
現在のマザーボードは2枚以上のメモリに対応しているマルチチャネルが主流で、2枚だと1枚よりも処理速度が速くなります。データの通り道が1つだと、大量のデータを一気に扱いたい場合に詰まってしまい、速度が落ちるためです。
今回の検証で、8GBのメモリ2枚のものと16GBのメモリ1枚のものを比較した結果、やはり8GBのメモリ2枚のほうが処理能力に優れていました。マザーボードがマルチチャネルに対応しているなら、メモリ2枚の合計が必要容量になるように購入しましょう。
メモリは2枚セットで売られている場合も多いので、16GB必要な人は8GBが2枚セットになっているものがおすすめ。ほしいメモリがセット販売されていなければ、同じ種類・容量のものを2枚購入すればOKです。
とくにFPSゲームや動画編集を行いたい人は、ラグが起こると思うように操作できず、ストレスに感じるでしょう。ラグを起こさないために重要なメモリの転送速度は、メモリクロックで大まかに判断可能です。以下では、数値のチェックの仕方や選ぶ際のポイントなどを詳しく説明します。
速さの決め手となるのはメモリクロックとメモリ帯域という数字です。メモリクロックとはメモリチップ規格の後ろの数字で、この数字が高ければ高いほど、一度に送れるデータ量が多いと考えてOK。メモリ帯域も一度に送れるデータ量を示す数値で、数字が大きければ大きいほど速くデータを送れます。例えば、DDR4-2400とDDR4-3200はメモリクロックが違い、簡単にいうとDDR4-3200のほうが高速なメモリです。
今回検証したところ、メモリ帯域はメモリクロックが大きくなるのに比例して増えました。3200MHzと2400MHzのものを比べると1秒間で約4.5GBの差がありますが、両者の価格はほとんど変わらないので、DDR4の最高スペックである3200MHzの商品を選ぶのがよいでしょう。
ちなみに、メモリの応答速度を示すメモリタイミングという規格もあり、こちらも速度に関わっています。しかし、どれだけ応答速度が速くても一度に処理できるデータ量が少なければ全体の速度はそう変わらないので、基本的にはメモリクロックに注目すればOKです。
また、今回8GBメモリ2枚で検証したところ、同じメモリクロック3200MHzの商品でも、メモリ帯域が違うことがわかりました。
表面のチップが4枚の商品の平均が25.01GB/sだったのに対し、8枚の商品は平均31.44GB/sと、1秒間で約6GBも差があり、8枚の商品のほうが処理能力が優秀。近年はチップの枚数による価格差がほとんどないので、パフォーマンスのよさを求めるならチップが8枚搭載されている商品がおすすめです。
商品 | 画像 | おすすめ
スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||
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メモリ帯域 | レイテンシ | フォームファクタ | メモリクロック | モジュール規格 | メモリ帯域(実測値) | レイテンシ(実測値) | 電圧 | 同梱されているメモリの枚数 | メモリチップの枚数 | デスクトップPC対応 | ヒートシンク機能 | 保証期間 | |||||||
1 | シー・エフ・デー販売 デスクトップ用メモリ 2枚組|W4U3200CS-8G | ![]() | 4.75 | 1位 | パフォーマンス重視ならコレ!帯域・レイテンシともに高水準 | 4.68 | 4.93 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 31.57GB/s | 60.87ns | 1.2V | 2枚 | 8枚 | 永久保証 | |||
2 | ESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY|KD48GU880-32N220A | ![]() | 4.73 | 9位 | 大量のデータを一度に処理でき、応答速度も優秀 | 4.67 | 4.88 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 31.53GB/s | 61.53ns | 1.2V | 1枚 | 8枚 | 永久保証 | |||
2 | TEAMジャパン TEAM |ELITE PLUS U-DIMM DDR4 | ![]() | 4.73 | 4位 | 応答速度が速く、処理できるデータ量も多い。有力な選択肢 | 4.69 | 4.86 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 31.67GB/s | 61.80ns | 1.2V | 2枚 | 8枚 | 永久保証 | |||
4 | アイ・オー・データ機器 PC4-3200(DDR4-3200)対応 デスクトップ用メモリー|DZ3200-C8G | ![]() | 4.56 | 帯域は最高クラス。公式サイトが丁寧でわかりやすい | 5.00 | 3.81 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 38.88GB/s | 80.65ns | 1.2V(VPP=2.5V) | 1枚 | 8枚 | 永久保証 | ||||
5 | Kingston Technology FURY Beast DDR4|KF426C16BBK2/16 | ![]() | 4.43 | 7位 | 平均をやや上回るほどの処理能力。黒色のヒートシンク付き | 4.35 | 4.62 | UDIMM | 2666MHz | PC4-21300 | 28.17GB/s | 64.70ns | 1.2V | 2枚 | 8枚 | 永久保証 | |||
6 | G.SKILL DDR4 メモリモジュール|F4-2666C19D-16GNT | ![]() | 4.37 | 8位 | 上位商品と比べるとやや物足りない、平均的な処理能力 | 4.35 | 4.43 | UDIMM | 2666MHz | PC4-21300 | 28.12GB/s | 67.47ns | 1.2V | 2枚 | 8枚 | 制限付き永久保証 | |||
7 | サードウェーブ ドスパラセレクト|DDR4 PC4-25600 8GB 2枚組|D4D3200-8G2A1-RGB-WH | ![]() | 4.36 | 性能は平均的だが、RGBライティングが好みならあり | 4.32 | 4.47 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 27.79GB/s | 66.80ns | 1.35V | 2枚 | 8枚 | 永久保証 | ||||
8 | Crucial DDR4 3200 UDIMM|CT2K8G4DFRA32A | ![]() | 4.29 | 2位 | メモリクロックは3200MHzだがデータの通り道が少ない | 4.06 | 4.96 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 25.06GB/s | 60.47ns | 1.2V | 2枚 | 4枚 | 制限付き永久保証 | |||
9 | SILICON POWER COMPUTER & COMMUNICATIONS SILICONPOWER|DDR4 UDIMM|SP016GBLFU240B22 | ![]() | 4.27 | 3位 | チップ数が少ないためか、メモリクロックに対し帯域が狭い | 4.24 | 4.36 | UDIMM | 2400MHz | PC4-19200 | 26.97GB/s | 68.73ns | 1.2V | 2枚 | 8枚 | 永久保証 | |||
9 | シー・エフ・デー販売 Crucial|デスクトップ用メモリ|W4U3200CM-8GR | ![]() | 4.27 | 6位 | メモリクロックが小さく、一度に処理できるデータ量が少ない | 4.05 | 4.94 | UDIMM | 3200MHz | PC4-25600 | 24.97GB/s | 60.77ns | 1.2V | 2枚 | 4枚 | 永久保証 |
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 31.57GB/s |
レイテンシ(実測値) | 60.87ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
CFD デスクトップ用メモリ 2枚組 W4U3200CS-8Gの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 31.53GB/s |
レイテンシ(実測値) | 61.53ns |
良い
気になる
香港に本社を置き、半導体製品を中心に取り扱うESSENCOREの「DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY」。表面にチップが8枚搭載されています。黒色のシンプルなデザインで、メモリクロックは3200MHz、メモリタイミングはCL22。同メーカーから2枚セットで販売されている商品もありますが、今回は8GB×1枚のものを2つ用意して検証しました。
メモリ帯域は平均31.53GB/sで、今回検証した商品の平均に対し、より大量のデータを一度に処理できるとわかりました。
レイテンシは平均61.53nsで、今回検証したなかでもとくに遅延が少ない商品です。帯域・レイテンシともに多くの商品より優れているので、どんな目的で使うにも役立つ商品といえます。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 1枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
ESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 31.67GB/s |
レイテンシ(実測値) | 61.80ns |
良い
気になる
メモリ製品を世界的に展開する台湾のメーカー、TEAMの「ELITE PLUS U-DIMM DDR4」。赤色のヒートシンクが特徴的なデザインで、メモリクロックは3200MHz、メモリタイミングはCL22です。表面にチップが8枚搭載されています。
メモリ帯域は平均31.67GB/sで、今回検証した商品のなかでもとくに一度に処理できるデータ量が多いとわかりました。ゲームをしながら配信をしたり、音楽を聴きながら画像編集をしたりと、一度に複数のソフトを開いて使う人におすすめです。
レイテンシの検証では平均61.80nsと、今回検証した商品の平均よりも短い時間でデータを転送できることがわかりました。一度に処理できるデータ量が多く応答速度も速いので、デザインが好みであれば十分有力な選択肢でしょう。
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
TEAM ELITE PLUS U-DIMM DDR4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 38.88GB/s |
レイテンシ(実測値) | 80.65ns |
良い
気になる
アイ・オー・データ機器の「PC4-3200(DDR4-3200)対応 デスクトップ用メモリー DZ3200-C8G」は、処理性能がある程度高い国内メーカーの製品を探している人におすすめです。メモリクロックは3200MHzで、表面のチップは8枚搭載されており、十分な処理性能が期待できます。
1秒間にどれだけのデータ量を運べるかを示すメモリ帯域の実測値は平均38.88GB/sと、今回検証したDDR4のなかでも最高クラスでした。アプリの起動やファイルの読み書きなど、高速なデータ転送が求められるシーンで力を発揮するでしょう。
データ転送時の応答速度を示すレイテンシは、平均80.65nsを記録。レイテンシは遅めで、上位商品にはおよばない結果となりました。しかし、メモリ帯域が広いのでデスクワークなどの普段使いで遅延による不便さを感じることはまずないでしょう。公式サイトが日本語なのでトラブルがあったときにわかりやすく、サポートを得やすいのがメリット。はじめてメモリ増設をする人にとっては有力な選択肢だといえます。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V(VPP=2.5V) |
同梱されているメモリの枚数 | 1枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
メモリクロック | 2666MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 28.17GB/s |
レイテンシ(実測値) | 64.70ns |
良い
気になる
フラッシュメモリのメーカーとして世界的に有名なKingston Technologyの「FURY Beast DDR4」。表面にチップが8枚搭載されています。黒色のヒートシンクがついていて、メモリクロックは2666MHz、メモリタイミングはCL16です。
メモリ帯域は平均28.17GB/sで、上位の商品にはやや劣りますが、今回検証した商品の平均よりは若干多くのデータを一度に処理できます。レイテンシは平均64.70nsと、やや速い応答速度でした。
メモリタイミングはCL16と小さいものの、メモリクロックが上位の商品と比べると低いので、実際に使用すると平均をやや上回る程度の性能でしょう。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-21300 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
メモリクロック | 2666MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 28.12GB/s |
レイテンシ(実測値) | 67.47ns |
良い
気になる
1989年に設立され、台北に本社を置くメモリ製品メーカーであるG.SKILLの「DDR4 メモリモジュール」。表面にチップが8枚搭載されています。メモリクロックは2666MHzで、メモリタイミングはCL19です。
メモリ帯域は平均28.12GB/sで、今回検証した商品の平均よりも一度に処理できるデータ量がやや多いとわかりました。レイテンシは平均67.47nsで、上位商品と比べるとやや遅い結果です。
メモリ帯域は平均程度で、レイテンシもそこまで遅くないため性能は悪くありません。しかし、メモリクロックの低さが影響し、上位の商品と比べると一度に転送できるデータ量はやや少ない結果です。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-21300 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 制限付き永久保証 |
G.SKILL DDR4 メモリモジュール F4-2666C19D-16GNTをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 27.79GB/s |
レイテンシ(実測値) | 66.80ns |
良い
気になる
ドスパラのプライベートブランド「ドスパラセレクト」の「D4D3200-8G2A1-RGB-WH」は、16GB(8GB×2枚)の容量で、ホワイトのヒートシンクとRGBライティングを備えたデザインが特徴。ヒートシンクは色違いでブラックもラインナップされているほか、容量違いで32GB(16GB×2枚)も販売されています。
メモリ帯域の検証では、平均27.79GB/sという結果でした。他製品と比較すると性能は控えめですが、平均的な範囲といえるでしょう。
レイテンシの検証では、平均66.8nsと上位商品と比べるとやや遅めの結果となりました。高速さにこだわるなら物足りないかもしれませんが、実用上不便ではないレベルだといえます。
メモリタイミングは16-20-20で、動作電圧は1.35V、Intel XMP 2.0に対応。メモリ上部のRGB部分は好みに合わせて色や光り方を制御できるので、PC内部のデザイン性を高めたい人におすすめです。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.35V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 25.06GB/s |
レイテンシ(実測値) | 60.47ns |
良い
気になる
メモリ・フラッシュストレージを中心に取り扱うCrucialの「DDR4 3200 UDIMM」。表面にチップが4枚搭載されており、メモリクロックは3200MHzで、メモリタイミングはCL22です。
メモリ帯域は平均25.06GB/sと、今回検証した商品のなかでは一度に処理できるデータ量が少ないとわかりました。レイテンシは平均60.47nsで、こちらは全体の平均よりも速い結果です。
メモリクロックは3200MHzと高いものの、メモリ帯域が伸び悩みました。メモリクロックが同じスペックの他商品と比べると、チップの数が4つと少ないことがメモリ帯域の狭さに影響していると考えられます。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 制限付き永久保証 |
メモリクロック | 2400MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 26.97GB/s |
レイテンシ(実測値) | 68.73ns |
良い
気になる
メモリ製品を中心に取り扱うメーカー、シリコンパワーの「DDR4 UDIMM」。メモリクロックは2400MHzで、メモリタイミングはCL17です。
メモリ帯域は平均26.97GB/sで、今回検証した商品のなかでは一度に処理できるデータ量がやや少ないとわかりました。レイテンシは平均68.73nsと、平均的な結果でした。
応答速度は遅くはありませんが、メモリクロックが低く、一度にやり取りできるデータ量が少ないので全体的な処理能力はあまり高くありません。
フォームファクタ | UDIMM |
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モジュール規格 | PC4-19200 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
メモリクロック | 3200MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 24.97GB/s |
レイテンシ(実測値) | 60.77ns |
良い
気になる
PC周辺機器を中心に取り扱うシー・エフ・デー販売の「デスクトップ用メモリ」。メモリクロックは3200MHz、メモリタイミングはCL22です。
メモリ帯域は平均24.97GB/sで、今回検証した他商品と比べると一度に処理できるデータ量がやや少ないとわかりました。レイテンシは平均60.77nsと、今回検証した商品のなかでは速い結果です。
メモリクロックが同じ3200MHzの上位の商品に比べてメモリ帯域が低いのは、チップが4枚と少ないからだと考えられます。
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
メモリクロック | 2666MHz |
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メモリ帯域(実測値) | 24.72GB/s |
レイテンシ(実測値) | 73.07ns |
良い
気になる
PC周辺機器を世界的に展開するCorsairの「DDR4 DRAM 2666MHz C16 Memory Kit」。凹凸のついた黒色のヒートシンクが搭載されており、メモリクロックは2666MHz、メモリタイミングはCL16です。
帯域は平均24.72GB/sで、今回検証した商品のなかでもとくに処理能力が低いとわかりました。レイテンシも平均73.03nsと、今回検証した商品のなかでは遅いほうです。
メモリクロックが低いことにくわえ、応答速度も遅く、処理能力の低さに影響しています。
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-21300 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 制限付き永久保証 |
メモリクロック | 3200MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 27.22GB/s |
レイテンシ(実測値) | 95.40ns |
良い
気になる
PC周辺機器を幅広く取り扱っているCorsairの「CORSAIR VENGEANCE LPX Memory Kit」。赤色のヒートシンクが搭載されており、メモリクロックは3200MHz、メモリタイミングはCL16です。
メモリ帯域は平均27.22GB/sで、今回検証した商品のなかでは平均値に近い数値。レイテンシは平均95.40nsと今回検証した商品のなかでは非常に遅い結果です。
メモリクロックは小さくはなく一度にやり取りできるデータ量も平均的ですが、応答速度の遅さが処理性能に影響してしまっている商品です。
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
mybestではベストなDDR4 メモリを「大量のデータを高速で処理でき、遅延がない商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のDDR4 メモリ12商品を集め、以下の2個のポイントで徹底検証しました。
検証①:メモリ帯域
検証②:レイテンシ
なお、今回の検証はすべて8GBのメモリを2枚使用して行っています。
今回検証した商品
メモリ帯域が広い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「メモリクロックが3200MHzでオーバークロックしていない状態での理論値が出せる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
1秒間にどれだけのサイズのデータをやり取りできるかを一律に計測します。35GB/sを上限に、一度にやり取りできるデータのサイズが大きいものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
SiSoftware Sandra Lite内の「メモリの帯域」を選択し、メインメモリの転送速度にあたる「総合的なメモリのパフォーマンス」の値を計測。3回計測し、その平均値を評価します。
なお、DDR4の規格内で最も帯域が広い3200MHzの理論値を最高評価としました。
レイテンシが少ない商品としてユーザーがとても満足できる基準を「理論上、DDR4 メモリが出せる最も優れたレイテンシの商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
レイテンシは、CPUから指令が出てからメモリがデータを提供するまでの応答速度を指しており、かかった時間が短ければ短いほど高評価としています。今回の検証では、単位はns(ナノ秒)とし、1GB範囲のレイテンシを計測しました。
SiSoftware Sandra Lite内の「メモリのレイテンシ」を選択し、1GBあたりのレイテンシを計測。3回計測し、その平均値を評価します。60ns(ナノ秒)を上限に、レイテンシが少ないものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
選び方でも解説したとおり、対応するマザーボードが異なるのでDDR4とDDR5は併用できません。新しくPCを組む場合は、少しでも費用を安く抑えるならDDR4が有力な選択肢ですが、将来性を考えるとDDR5がおすすめ。DDR5は最新規格なのでこれからもどんどん商品が登場すると予想できます。数年後にメモリを買い換えたくなった場合、DDR5にしておけばそのときの最新商品を使えるでしょう。
DDR5の選び方を解説したコンテンツもあるので、ぜひそちらも参考にしてください。
以下のコンテンツでは、自作PCを組むのに必要なほかのパーツについて詳しく選び方を解説しているのでぜひ参考にしてください。
自作PCを手に入れたら、マウスやキーボードなども自分好みのものにそろえてより快適なデスク環境を整えるのもよいでしょう。以下のコンテンツでは詳しい選び方を解説しているので、ぜひ自分のためのオンリーワンな作業環境を手に入れてください。
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もし、自作PCを主にゲームで使いたいなら、マウスやキーボードなどの周辺機器をゲーミングデバイスでそろえるのもよいでしょう。ゲーミングデバイスは、遅延の少なさにこだわっていたり感度を自分好みに調整できたりと、ゲーム環境を快適にできるものが豊富です。以下のコンテンツでは、ゲーミングデバイスの詳しい選び方を紹介しているのでぜひチェックしてください。
1位: シー・エフ・デー販売|デスクトップ用メモリ 2枚組|W4U3200CS-8G
2位: ESSENCORE|KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY|KD48GU880-32N220A
2位: TEAMジャパン|TEAM |ELITE PLUS U-DIMM DDR4
4位: アイ・オー・データ機器|PC4-3200(DDR4-3200)対応 デスクトップ用メモリー|DZ3200-C8G
5位: Kingston Technology|FURY Beast DDR4|KF426C16BBK2/16
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