パフォーマンスの向上を謳うDDR4 メモリ、ESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220A。しかし、インターネット上には口コミが少ないため評判がわからず、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のKingston TechnologyやTEAMジャパンなどのDDR4 メモリとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、DDR4 メモリ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220Aは、ゲームや動画配信などで遅延を防ぎたい人におすすめです。専用ソフトを用いて計測したメモリの応答速度は61.53ns(ナノ秒)と、比較したなかでもトップクラスの速さ。ラグが少ないため、素早さが必要なFPSゲームはもちろん、あらゆる作業をサクサク進められますよ。
1秒間に送れるデータ量を計測すると、比較した商品の平均約27.7GB/s(※執筆時点)を上回る31.53GB/sを計測。DDR4 メモリの規格のうち最高スペックであるメモリクロック3200MHz相当でした。表面のメモリチップも8枚と多く、大容量のデータを一気に処理できる高性能な1枚です。
値段は執筆時点で8GBが1枚で4,000円ほどとお手頃ですが、検証と同条件にするには2枚必要となります。比較した多くの商品が2枚入りで6~7,000円だったため、1枚当たりの値段はそこまで安くありません。使用したい容量と枚数によっても値段が変わるので、事前にしっかり下調べしておきましょう。
とはいえ、値段に見合った優秀な性能を実感できる商品です。音楽を聴きながら作業したり、ゲームしながら配信したりと、複数のソフトを同時に開くことが多い人にうってつけ。お使いのパソコンのメモリ増設を検討している人は、ぜひお手に取ってみてくださいね。
パソコンに使われるメモリの第4世代、DDR4メモリの最大の魅力は購入時のコストを抑えられること。最新規格のDDR5に比べて転送速度は劣るものの、半分程度の値段で手に入れられます。DDR4もまだ流通量が潤沢なため、メモリ増設を考えているなら今のうちに購入するのがお得ですよ。
今回紹介するKLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220Aは、ゲーミング・動画などのメディアに適していると謳う商品。アメリカの半導体製品に関する標準規格、JEDEC規格に適合しており、AMDとIntelのプラットフォームを含む主要なマザーボードに対応しています。
販売元は、2014年に設立したESSENCORE(エッセンコア)。香港に本社を置いており、日本や韓国などグローバルに活動を行っている半導体メーカーです。
価格は執筆時点で3~6,000円程度。モジュール規格はPC4-25600・データ転送速度は25.60GB/sを謳っています。無制限の保証がついているため、万が一トラブルが発生したときでも対応してもらえますよ。なお、詳細なスペックは以下のとおりです。
今回はESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220Aを含む、DDR4 メモリ全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、メモリ帯域の検証です。
メモリ帯域とは、一度に送れるデータ量を示す数値のこと。1秒間にやり取りできるデータサイズを、専用ソフトを用いて計測しました。なお、最高スペックである3200MHzの理論値により近いものほど高評価としています。
メモリ帯域は31.53GB/sと高い数値を記録。比較した商品の平均約27.7GB/s(※執筆時点)を大幅に上回りました。最高スペックであるメモリクロック3200MHz相当なので、大容量のデータを一気に処理できますよ。
表面のメモリチップも8枚搭載されており、比較した4枚の商品よりも素早くデータ処理を行えました。音楽を聴きながら画像編集をしたり、ゲーム配信をしたりと、一度に複数のソフトを開いて作業したい人にぴったりでしょう。
続いて、レイテンシの検証です。
レイテンシとは、メモリの応答速度を示しています。CPUの指令から、メモリがデータを提供するまでの時間を計測し、かかった時間が短いものほど高評価としました。
レイテンシは61.53ns(ナノ秒)と、比較した商品のなかでトップクラスの短さ。比較した商品の平均約65.12ns(※執筆時点)を大きく下回り、スピーディにデータ転送を行えるでしょう。
遅延が少ないため、動作の素早さが重要なFPSゲームにもうってつけ。さまざまな作業をサクサクと進めるのに役立つアイテムですよ。
メモリクロック | 3200MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 31.53GB/s |
レイテンシ(実測値) | 61.53ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 1枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
ESSENCORE KLEVV DDR4 U-DIMM STANDARD MEMORY KD48GU880-32N220Aは、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。
値段は取扱店舗によって異なりますが、執筆時点で3,000~6,000円ほど。少しでもお得に購入できるサイトをリサーチしてみてくださいね。
最後に、また違った魅力のある商品をご紹介します。
大容量データを扱うことが多い人には、TEAMジャパンのELITE PLUS U-DIMM DDR4がおすすめです。比較した商品のなかでも、一度に処理できるデータ量がとくに多かったのが魅力。処理速度も非常に速く、大容量のデータをスピーディに転送できますよ。鮮やかな赤色のデザインも特徴的です。
デスクワークをスムーズに進めたいなら、Kingston TechnologyのFURY Beast DDR4がおすすめです。1秒間に送れるデータ量はメモリクロックの最高規格3200MHzに届かなかったものの、処理速度は申し分ない素早さでした。動作環境を少しでも快適にしたい人には有力な候補となるでしょう。
メモリクロック | 3200MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 31.67GB/s |
レイテンシ(実測値) | 61.80ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
TEAM ELITE PLUS U-DIMM DDR4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
メモリクロック | 2666MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 28.17GB/s |
レイテンシ(実測値) | 64.70ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-21300 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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