ヒートシンクつきでコスパもよいと評判のDDR4 メモリ、キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16。「Web閲覧・動画など、普段使いで安定性がある」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のDDR4 メモリとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、DDR4 メモリ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16は、PCのレスポンスを向上できる手頃な価格のDDR4をお探しの人におすすめ。実際に専用ソフトで計測すると、1秒間に送れるデータ量は平均28.17GB/sでした。メモリクロックが2666MHzのため、比較した3200MHzの商品には及ばないものの、複数のアプリを使うデスクワークや軽めのゲームには十分な性能ですよ。
メモリの応答速度も十分な速さです。応答速度を示すレイテンシは平均64.70ns(ナノ秒)を記録しました。平均約60~61nsを記録した上位商品よりはわずかに遅いものの、なかには平均95.40nsとかなり遅れるものもありました。メモリークロック2666MHz相当の商品のなかでは高速なため、少しでも待ち時間を減らしたい人にはぴったりでしょう。
メモリの応答速度を示す規格であるメモリタイミングはCL16。スペック的にもある程度スピーディな処理ができると期待できます。表面に搭載されているチップも8枚と多く、処理速度を向上させる工夫が見られました。ヒートシンクつきで、発熱を抑えて製品寿命を伸ばせるよう設計されているのもポイント。永久保証もつき、万が一故障しても安心感があります。
執筆時点のECサイトの値段は、8GB×2枚で7,000円台。比較したなかでも手頃なのもうれしい点です。容量は128GBまで用意されており、速度や枚数も用途に合わせて選べますよ。とはいえ、FPSゲームや動画編集には物足りない性能なので、より快適さを求める人はほかの商品も検討しましょう。
実際にキングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイDDR4 メモリと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
DDR4メモリは、PCの処理速度向上のために増設するメインメモリの第4世代の規格です。現在の最新規格であるDDR5に比べて転送速度は劣るものの、価格が手頃なのがメリット。容量を重視する人なら、流通が減りつつある今が買い時でしょう。低コストでメモリの増設を考えている人にうってつけですよ。
今回ご紹介するキングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16もそのひとつ。最新規格であるDDR5が登場した2021年に販売が開始され、高性能でコストパフォーマンスに優れていると謳っています。
Kingston(キングストン)は、1987年創業のフラッシュメモリメーカーの世界的ブランドです。一般のユーザー向けから、世界最大級のデータセンターや半導体メーカー用の製品にいたるまで幅広い製品を取り扱っています。
一度に送れるデータ容量を示すメモリークロックは2666MHzで、ゲーム・動画編集などのパフォーマンスを強化できると謳っています。プラグアンドプレイ機能を搭載し、BIOSシステムで許可される最大速度まで自動オーバーロック可能。Intel XMPは、最大速度3733MHzに達するようセットされています。
モジュール規格はPC4-21300、データ転送速度に換算して21.30GB/s相当です。表面には8枚のチップを搭載し、スタイリッシュな薄型ヒートスプレッダーを採用。メモリの温度が上がりにくく、製品寿命を伸ばせるよう配慮されています。永久保証がついているのもうれしいポイントです。
メモリ形状は、デスクトップパソコンに対応していることを示すU-DIMM。Intel XMPとAMD Ryzenの両CPUに対応しているので、どちらのシステムを使っている場合でも使用できますよ。詳細なスペックは以下のとおりです。
使う用途に合わせて、幅広いスペック・枚数から選べるのも魅力です。速度は2666〜3733MTの4種類。DRAMは、4〜16Gbit、容量は最大128GBまで用意されています。1枚から購入可能なので、追加したい人もカスタマイズしやすいですよ。
<速度>
<容量>
<キット>
<DRAMの密度>
組み合わせ方法は、速度や容量によって異なります。詳しくは公式サイトを確認してくださいね。
今回は、キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16を含むDDR4 メモリ全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16は、値段の安さ・応答の速さ・メモリ帯域の広さで高評価となりました。実際に検証した結果を、ぜひ参考にしてみてください。
執筆時点での価格は、8GB2枚組で7,000~8,000円台とかなりお手頃です。
比較した商品には、1枚で5,000~7,000円弱と高価なものもありました。こちらは16GBと大容量ながら、コスパに優れているのが大きな魅力です。
DDR4は流通が減りつつあり、価格変動があります。少しでも性能がよく安価なものほしい人は、選択肢に入れてもよい商品です。
Windows PC用の診断プログラム「SiSoftware Sandra Lite」を使用して、1秒間にどれだけのサイズのデータをやり取りできるかを計測しました。
その結果、メモリ帯域は28.17GB/sを記録。メモリークロックが2666MHzなので理論上の最大値は21.3GB/sですが、診断ではより多くのデータをやり取りできるという結果になりました。
比較した商品のうち処理能力が優れていたのは、メモリクロックが3200MHzかつ、表面のチップ枚数が8枚のもの。本商品もチップは8枚ですが、少しスぺックが低いため、大容量のデータをやり取りするFPSや動画編集だと若干のラグを感じる可能性はあります。とはいえ、Web閲覧やライトなゲームなどは快適に使用できるでしょう。
メモリがデータを提供するまでの応答速度、レイテンシは平均64.70ns(ナノ秒)と十分な速さでした。応答が速く、待ち時間を減らしたい人にぴったりです。
比較した商品には平均約60〜61nsを記録したものもありましたが、なかには平均95.40nsと非常に遅い商品も。本品はメモリークロック2666MHz相当の商品のなかでは、やり取りできるデータ量と応答速度のバランスが優秀だといえます。
なお、検証では8GB×2枚の計16GBのものを使用しました。容量によっても処理速度は変わるため、とくにPCゲーマーは大容量の商品を選ぶのがおすすめです。こちらは容量だけで見ると、3Dゲームをプレイするのにも不足はありません。ゲーム配信や複数のゲームを同時起動する場合は、32GB以上を選びましょう。
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16は、FPSや動画編集などをしたい人にはやや物足りませんが、普段使いには十分な実力です。PCのレスポンスを向上したい人は、ぜひチェックしてみてください。
メモリクロック | 2666MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 28.17GB/s |
レイテンシ(実測値) | 64.70ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-21300 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
ここでは、キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16よりさらに高性能なものがほしい人・価格を抑えたい人におすすめの商品をご紹介します。
KLEVVのKD48GU880-32N220Aは、FPSや動画編集もしたい人におすすめ。メモリ帯域の実測値は、平均31.53GB/s、レイテンシは平均61.53nsを実測しました。一度に大容量データを非常にスピーディに処理できます。
比較したなかには本商品と同様にメモリクロック3200MHzの商品がありましたが、とくに遅延は少なめでした。どんな目的で使うにも役立つ商品でしょう。
表面にはメモリチップを8枚搭載しており、ラインナップは4GB・8GB・16GBの各1枚入り。執筆時点では8GB1枚あたり6,000円ほどと高価ですが、無期限の保証もあります。シンプルなデザインと高いパフォーマンスを兼ね備えたメモリをお探しなら、ぜひチェックしてみてください。
Team DDR4 3200Mhz PC4-25600 Elite Plusは、8GB2枚入りで5,000~6,000円台とお手頃なのが魅力。メモリ帯域は実測平均31.67GB/sと、DDR4の最高スペックであるメモリクロック3200MHz相当で、比較したなかでもトップクラスの数値でした。
表面には8枚のメモリチップを搭載し、レイテンシは平均61.80nsとスピーディ。データ量の多いFPSや、音楽を聴きながらの動画編集など、どんな用途でもサクサク作業できるでしょう。4GBは1枚入り、8GB(4GB×2)・16GB(8GB×2)・32GB(16GB×2)と種類も豊富なので用途に合わせて選べますよ。
キングストン FURY Beast DDR4 KF426C16BBK2/16は、楽天市場・Yahoo!ショッピング・AmazonといったECサイトで購入が可能です。
8GB×2枚入りの執筆時点での値段は、安いところだと7,000円台前半です。価格変動があるので、お得に買えるところをリサーチしてみてくださいね。
メモリ増設は、ポイントさえ押さえれば実は簡単です。パーツの交換に抵抗を感じている人も、ぜひ増設を検討してみてください。
DDR4とDDR5は形が違うため、まずは購入前にマザーボードが対応しているか確認しましょう。Webで検索すると、互換性があるかチェックできますよ。
取りつける際は、まずパソコンの電源を落とし、壁に触れて手の静電気を飛ばしましょう。静電気防止手袋を着用するのもおすすめです。
次に本体のカバーを開け、側面のレバーを押し込み前のメモリを取り外します。新しいメモリをスロットにカチッと音が鳴るまで挿し込み、斜めの角度から見て水平に挿さっているか確認してください。カバーを閉めてPCの電源を入れ、BIOS上またはOS上のタスクマネージャーやコントロールパネルの詳細情報でメモリの容量が増えていれば完了です。
DDR4の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
メモリクロック | 3200MHz |
---|---|
メモリ帯域(実測値) | 31.67GB/s |
レイテンシ(実測値) | 61.80ns |
良い
気になる
フォームファクタ | UDIMM |
---|---|
モジュール規格 | PC4-25600 |
電圧 | 1.2V |
同梱されているメモリの枚数 | 2枚 |
デスクトップPC対応 | |
保証期間 | 永久保証 |
TEAM ELITE PLUS U-DIMM DDR4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。