デジタルイラスト制作に使うツールとして有力な選択肢であるタブレット。ペンタブに比べて手軽に持ち運べ、パソコン不要でいつでもどこでも描ける点が魅力です。最近はAppleのiPadを筆頭に、NECやマイクロソフトからもお絵かき向きのタブレットが多数登場し、選択肢が豊富になっています。しかし、タブレットが液タブ代わりになるか、またイラスト向きの性能がタブレットに十分備わっているかわからず、どれを買えばよいか迷ってしまいますよね。
漫画家・イラストレーター。はじめて板タブを触るような初心者へのイラスト講習も行っている。アミューズメント会社にて、主に家庭用ゲーム及びアーケードゲームのキャラクターデザイン開発担当経験を経てフリーランスに転向。映画、ドラマ内の小道具用イラスト担当経験多数。WEBコミックサイト『電網浮遊都市 アルファポリス』の『第15回漫画大賞 秋の陣』にて奨励賞を受賞。現在は複数校の漫画・イラスト特別講師をしながら、漫画家として連載を制作している。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
筆圧検知の精度が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「筆圧のわずかな変化も繊細に読み取る商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
傾き検知の精度が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「傾けるほどタッチが変化し、繊細な表現ができる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
描き心地のよさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「普段からデジタルイラストを描いたり、これからデジタルイラストを始めることに興味があったりするモニターがより描き心地がよいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
色味のギャップの少なさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「普段からスマホやタブレットでイラストをよく見る18~39歳のモニターがより色味のギャップが少ないと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
処理性能が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「CLIP STUDIO PAINT PROで3Dモデルを使ったイラストや漫画制作を行ってもまったくカクつきがない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
バッテリー性能が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「2泊3日の旅行に持って行ってイラストを描いてもバッテリーが持つ商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
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デジタルで絵を描くのに、液タブや板タブといったPCに接続して使うペンタブとタブレットのどちらを購入するか迷う人も多いのではないでしょうか。ペンタブのほうが本格的な描き心地だと思われがちですが、実は、タブレットのなかには板タブや液タブの代わりになるものが多くあります。
価格の面では、タブレットは5~10万円ほどであるのに対し、液タブはしっかりとした性能のものは10万円前後なので、タブレットのほうが液タブに比べて若干安価で、同じくらいの描き心地があるといえます。
処理性能の面では、1枚絵を描くならペンタブでなくてもタブレットで十分。とくにiPadなら、問題なくメディバンペイントやアイビスペイント、CLIP STUDIOなどのイラストアプリが動くでしょう。ただし、漫画を描くならページ数や描き込み具合によってはタブレットでは処理性能が足りない可能性があります。
タブレットはペンタブと違って持ち運びやすいのでいつでもどこでも絵が描けるのが魅力。また、タブレットは1台あれば、イラスト用途だけでなくアニメやYouTubeを見たり、ゲームをしたりといった使い方もできるので利便性に優れています。
価格を5万円以下に抑えたい場合、タブレットでは処理性能が追いつかず、液タブでも描き心地のよい商品はなかなかないので、安価な板タブが有力な選択肢になるでしょう。操作の慣れは必要ですが、1~3万円程度で十分描きやすい商品があります。
タブレットは、出先でよいアイディアを思いついたときや作業をしたいときにもすぐに使えるので便利でしょう。私はペンタブをメインで使っていますが、出先で思いついたアイデアをすぐ描けたらいいな、と思ったことが何度かあります。
お絵かきタブレットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
今回検証した結果、イラスト制作を行ううえで、最重要といっても過言ではない筆圧検知の精度が最も優れていたのはiPadでした。
タブレットでイラスト制作をするなら、筆圧検知機能はマストといえます。筆圧検知機能とは、ペンにかかっている圧が描画した線に反映される機能のこと。例えばキャラクターをタブレットで描く際に、筆圧検知機能があれば髪や顔の線に自然な強弱をつけられるので、より活き活きとした印象に仕上がるでしょう。
今回検証したタブレットのなかでは、iPadシリーズの商品が圧倒的に筆圧検知の精度が高いという結果になりました。
自動筆記マシーンを使ってペンの沈み込み具合を統一して線を引きましたが、iPadシリーズのタブレットはほんの少しの差でも線の濃さが変化したので、まるで本物のペンのような描き心地を味わえるでしょう。
検証の際、タブレットを置く位置を決めるためにマスキングテープを自動筆記マシーンに貼っていましたが、iPad ProとiPad Airはそのわずかな厚みでも色の濃さが若干変わったため、マスキングテープを剥がして全商品検証をやり直すということもありました。
iPadシリーズのなかでもさまざまなモデルがありますが、性能面でおすすめなのはiPad Airです。5万円以下で購入できるiPad(第9世代)、いわゆる無印iPadも魅力的ですが、性能差は確かにありました。
0.2mmずつの変化でもしっかりと違いがわかり、一本一本均等に線の濃さが変化したのはiPad Air。無印iPadだと、差分が偏っていてそこまで繊細に違いが生まれていない部分もありました。線のクオリティにこだわるならiPad Airがおすすめといえます。
ちなみにiPadシリーズのなかでも、iPad miniとiPad ProはiPad Airと同じような筆圧検知精度でした。ただし、iPad miniはイラスト制作をするには画面がやや小さく、iPad Proは価格差ほどの性能差はなかったので、iPad Airがちょうどよいでしょう。
iPadシリーズを使うなら、ペンにも注目しましょう。ひとくちにApple Pencilといっても第一世代・第二世代・USB-C・Proの4種類があり、USB-Cは筆圧と傾きどちらの機能も省略されています。
イラスト向けの機能が充実しているうえ充電などの使い勝手もよいので、Apple Pencil Proとそれに対応したiPadを使うのが、最もイラスト制作に適した組み合わせだといえます。
傾き検知とは、筆圧検知ほど使いどころが多い機能ではありませんが、ペンの角度によって線の太さなどが変わる機能。せっかく買うなら、傾き検知の精度にも優れた商品がおすすめです。
傾き検知の性能を知るために実際に自動筆記マシーンで90度・60度・そのタブレットが反応できる限界に近い角度で線を引き調べたところ、iPadはどれも線の幅が大きく変化するうえ、20度近くまで倒しても線が引けました。
今回検証したところ、あまり線の幅が変化しないオマケ程度の機能しかないタブレットも多く、せっかくイラスト作成用にタブレットを購入するならペンの傾きがしっかりと反映されるiPadシリーズから選ぶのがおすすめです。
傾き検知機能はイラストアプリによってうまく反映されないことがあります。今回検証で使用した「CLIP STUDIO PAINT PRO」では筆圧・傾きのどちらもちゃんと反映されましたが、無料アプリの「メディバンペイント」や「アイビスペイント」では、Apple Pencil(第二世代)を使っている場合でも、筆圧は反映されたものの傾きは反映されませんでした。
画面の色が、青みが強すぎるもの・赤みが強すぎるものなどを選んでしまうとせっかく色にこだわって描いてもその魅力が伝わらない可能性があります。
実際にタブレットをを並べてみると、違いがあることがわかりました。日本人の約70%はiPhoneユーザーなので、iPhoneの色味に近いタブレットがおすすめ。今回の検証ではiPhoneと見比べて色味のギャップの少なさをチェックしましたが、とくにギャップが少ないと好評だったのはiPad AirやiPad Proなどのタブレットでした。
画面の色味は気にしすぎるのもよくありません。SNSにイラストをアップしても、見ている人側の端末次第でどうしても色味は若干異なってしまうでしょう。あくまでも参考程度に、自分が書きやすいものを選んでOKです。
ただし、ポスターやチラシ、同人誌などを印刷するとなるとたしょう気にしたほうがよいかもしれません。プリンターやインクの性能にも左右されますが、印刷と相性のよいCMYK形式で描いて思ったとおりの色合いに仕上がる、画面の色味にクセのないものがおすすめです。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||
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筆圧検知の精度 | 傾き検知の精度 | 描き心地のよさ | 色味のギャップの少なさ | 処理性能 | バッテリー性能 | 画面サイズ. | 画面解像度 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | OS種類 | インターフェース | |||||||
1 | Apple iPad Air|iPad Air(第5世代) | ![]() | 4.63 | 筆圧・傾きともに優秀で、自由自在に表現できる | 4.71 | 5.00 | 4.63 | 4.43 | 5.00 | 3.93 | 10.9インチ | 2,360×1,640 | 17.85cm | 24.76cm | 0.61cm | 461g | iPadOS | USB Type-C | ||
1 | Apple iPad Pro|第4世代 Wi-Fiモデル 128GB | ![]() | 4.63 | 9位 | イラスト制作だけでなく、動画編集やゲームもこなせる一台 | 4.57 | 5.00 | 4.73 | 4.43 | 5.00 | 4.14 | 10.9インチ | 2,388×1,668 | 17.85cm | 24.76cm | 0.59cm | 466g | iPadOS | USB Type-C | |
1 | Apple Japan iPad Pro|13インチiPad Pro(M4) | ![]() | 4.63 | 4位 | とにかく高性能でクリエイター向き。出先での作業にもおすすめ | 4.46 | 5.00 | 4.68 | 4.54 | 5.00 | 4.85 | 13インチ | 2,752×2,064 | 21.55cm | 28.16cm | 0.51cm | 579g | iPadOS | USB Type-C(Thunderbolt / USB 4) | |
4 | Apple iPad Air|iPad Air 13インチ | ![]() | 4.62 | 3位 | イラスト制作はもちろん、ゲームや動画鑑賞も楽しめる | 4.67 | 5.00 | 4.69 | 4.21 | 5.00 | 4.23 | 13インチ | 2,732×2,048 | 21.49cm | 28.06cm | 0.61cm | 617g | iPadOS | USB Type-C | |
5 | Apple iPad mini(A17 Pro) | ![]() | 4.56 | 1位 | 外出先でも描きたい人におすすめ。描き心地もなめらか | 4.46 | 5.00 | 4.62 | 4.40 | 5.00 | 4.34 | 8.3インチ | 2,266×1,488 | 13.48cm | 19.54cm | 0.63cm | 293g | iPadOS | USB Type-C | |
6 | Apple iPad|iPad mini 第6世代 | ![]() | 4.54 | 6位 | コンパクトながら高性能。頻繁に持ち運びたい人におすすめ | 4.76 | 5.00 | 4.30 | 4.31 | 5.00 | 4.11 | 8.3インチ | 2,266×1,488 | 13.48cm | 19.54cm | 0.63cm | 293g | iPadOS | USB Type-C | |
7 | サムスン Galaxy Tab S9 | ![]() | 4.40 | 5位 | 漫画や3Dモデルを使った制作もできるほどの処理性能の高さ | 4.19 | 5.00 | 4.33 | 4.46 | 5.00 | 4.63 | 11インチ | 2,560×1,600 | 25.43cm | 16.58cm | 0.59cm | 498g(実測値) | Android | USB Type-C | |
8 | Apple iPad 第9世代 | ![]() | 4.37 | 2位 | iPadのエントリーモデル。入門機におすすめ | 4.47 | 5.00 | 4.28 | 3.96 | 4.89 | 4.09 | 10.2インチ | 2,160×1,620 | 17.41cm | 25.06cm | 0.75cm | 487g | iPadOS | Lightning | |
9 | Xiaomi Xiaomi Pad 6S Pro 12.4 | ![]() | 4.30 | 7位 | 手頃な価格帯が魅力。処理性能も十分でコスパがよい | 4.18 | 4.34 | 4.35 | 4.30 | 5.00 | 4.21 | 12.4インチ | 3,048×2,032 | 19.158cm | 27.87cm | 0.62cm | 598g(実測値) | Android 14 | USB Type-C | |
10 | XP-Pen Magic Drawing Pad | ![]() | 4.24 | 13位 | 紙のような質感の画面。色味はややズレがあるが描きやすい | 4.63 | 3.67 | 4.42 | 3.69 | 3.91 | 4.47 | 12.2インチ | 2,160×1,440 | 27.90cm | 19.20cm | 0.69cm | 599g | Android | USB Type-C |
画面サイズ. | 10.9インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
画面解像度 | 2,360×1,640 |
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幅 | 17.85cm |
奥行 | 24.76cm |
高さ | 0.61cm |
重量 | 461g |
インターフェース | USB Type-C |
iPad Air(第5世代)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 10.9インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
Apple Pencilの第1世代には対応していないので、古いiPadから買い替えの際には要注意です。
画面解像度 | 2,388×1,668 |
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幅 | 17.85cm |
奥行 | 24.76cm |
高さ | 0.59cm |
重量 | 466g |
インターフェース | USB Type-C |
iPad Pro(第4世代)11インチ Wi-Fi 128GBをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 13インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
画面解像度 | 2,752×2,064 |
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幅 | 21.55cm |
奥行 | 28.16cm |
高さ | 0.51cm |
重量 | 579g |
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt / USB 4) |
Apple iPad Pro 13インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
画面サイズ. | 13インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
Appleの「iPad Air 13インチ」は、本格的なイラスト制作をこなしたい人におすすめです。実際に使用したところ、わずかな筆圧の違いも高精度に検知。ペン先にかかる重みの差に応じて、線の色の濃さがしっかり変化しました。
傾き検知の精度も高く、ペンの傾きを90度から20度に変えると線の幅が2倍以上になるなど、まるで本物の鉛筆で描いているかのような描き心地を味わえます。なめらかな描き心地も魅力で、使用したモニターからは「ペン先がなめらかに動かせる」「鉛筆のように思いどおりに描ける」などといった声が多数挙がりました。
処理性能は非常に高いため、3Dモデルを使ったイラスト制作やレイヤー数の多い漫画制作など処理が重い作業でもカクつきにくいでしょう。イラスト以外でも、仕事の資料作成や3Dゲームのプレイなどにも十分使える性能です。
色味のギャップも少なく、「iPhoneに近い、イメージどおりの発色」との声が多数挙がりました。比較した上位のiPadに比べてやや濃い色合いだったものの、大きな違和感を抱くほどではなく十分きれいだといえます。
バッテリー性能も悪くなく、YouTubeの動画を6時間23分再生し続けられました。13インチと大画面かつ性能が高いため、イラスト制作はもちろんゲームや動画鑑賞などマルチに使いたい人にもおすすめです。対応している純正ペンはApple Pencil Proと Apple Pencil USB-Cの2種類のみですが、筆圧・傾き検知に対応しているのはApple Pencil Proのみなので、イラスト制作をするならペンも併せて購入しましょう。
画面解像度 | 2,732×2,048 |
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幅 | 21.49cm |
奥行 | 28.06cm |
高さ | 0.61cm |
重量 | 617g |
インターフェース | USB Type-C |
Apple iPad Air 13インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったiPad Proとの違いは?
画面サイズ. | 8.3インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
Appleの「iPad mini(A17 Pro)」は、外出先でイラストを描きたい人におすすめ。リュックや大きなカバンで持ち運ぶ必要があるほかのタブレットに対し、こちらは8.3インチとコンパクトで、ショルダーバッグにも入るサイズ。「とりあえず持って行こう」と外でのスケッチや、アイデアのメモにも気軽に持ち出しやすいタブレットです。バッテリーの持ちも悪くなく、動画を連続で8時間再生できました。
Apple Pencil Proに対応していることもあり、筆圧検知と傾き検知の精度ではまずまずの評価。繊細な描写が可能。特に傾き検知の精度が高く、ペンの傾きを90度から20度に変えると線の幅が2倍以上に変化し、まるで本物の鉛筆で描いているかのような繊細なタッチが叶うでしょう。描き心地もなめらかで、「眉毛やまつ毛など細かい部分でもペン先がなめらかにすべり、繊細に描き込めた」「ペン先の固さがちょうどよく、強弱のある線をつけられた」と好評でした。
処理性能が高いこともうれしいポイント。iPhone 15 Proと同じA17 Proチップを搭載しているので複数のソフトを切り替えて作業したり、高解像度で画像を編集したりしてもかくつきにくいでしょう。
しかし、色味はiPhoneと比べてやや青みがかっているような印象。「人物の肌がやや青みがかっている」「イラストのニュアンスを害されるほどではないが、目を凝らすと気になる」との声が挙がりました。
サイズが小さいぶん、イラストを描く際はズームをする機会が多くなるため、自宅で本格的にイラストを描くときは13インチなどの大画面で、外出時にはコンパクトなこの商品と、サブ的な使い方が向いているといえます。イラストを描くことが大好きな人にとって外出時のよき相棒になるでしょう。
画面解像度 | 2,266×1,488 |
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幅 | 13.48cm |
奥行 | 19.54cm |
高さ | 0.63cm |
重量 | 293g |
インターフェース | USB Type-C |
Apple iPad mini(A17 Pro)を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
画面サイズ. | 8.3インチ |
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OS種類 | iPadOS |
良い
気になる
画面解像度 | 2,266×1,488 |
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幅 | 13.48cm |
奥行 | 19.54cm |
高さ | 0.63cm |
重量 | 293g |
インターフェース | USB Type-C |
画面サイズ. | 11インチ |
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OS種類 | Android |
良い
気になる
SAMSUNGのGalaxy Tab S9+は、Android OSで漫画や3Dモデルを使ったイラスト制作を行いたい人におすすめのタブレットです。処理性能が非常に高いので、重い処理でも固まらずに快適に使えるでしょう。
特筆すべきは処理性能の高さです。今回検証した商品のうちAndroidのなかでは最も処理性能のベンチマークスコアが高く、iPad Airとそこまで変わらないスコアが出ました。複雑な作業でもサクサク動作するので、生産性が大幅に向上するでしょう。バッテリー性能は優秀で、約9時間47分も動画を流し続けられたので外出先での作業にも適しています。
また、別売りの専用スタイラスペンであるS Penは傾き検知機能が備わっており、ペンを寝かせて描くと線の質感や太さが変わりました。一方で、筆圧検知の精度はやや物足りない印象で、繊細な筆圧の変化はそこまで拾いきれませんでした。少しの筆圧の変化なら、目でわかるほどの変化は感じられません。
描き心地は人によって評価が分かれる印象ですが、慣れれば問題なく使えるレベルです。ペン先がやや柔らかいので、強い筆圧で描くときにはしっかりと書きやすいものの、弱めの筆圧で描きたいときには画面に対して滑り止めのようにペン先が引っかかるように感じます。ペンは直径が細く、長さも短いので握りにくいという意見もありました。
色味のギャップは小さく、ほぼ忠実に色を再現できるのも魅力です。淡い色合いのイラストでもビビットな色味のイラストでも、大幅に印象が変わることはありませんでした。
総じて、Samsung Galaxy Tab S9+は処理性能の高さを活かせる漫画や3Dモデルを使った制作を行うクリエイター向きの商品といえます。価格はほかの商品と比べると高いものの、機能面の充実さは申し分なく、イラスト制作の生産性を高められるでしょう。
画面解像度 | 2,560×1,600 |
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幅 | 25.43cm |
奥行 | 16.58cm |
高さ | 0.59cm |
重量 | 498g(実測値) |
インターフェース | USB Type-C |
サムスン Galaxy Tab S9の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
画面サイズ. | 10.2インチ |
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OS種類 | iPadOS |
世界的なテクノロジー企業であるAppleの「iPad 第9世代」。現在販売されているiPadシリーズのなかでは最も低価格なエントリーモデルです。
筆圧検知の精度はまずまずで、ペンの沈み込みの深さの違いによって線の濃さがしっかり変わりました。しかし、強い筆圧の部分はそこまで差がなく、弱い筆圧の際に急に線が薄くなるなど変化幅にムラがあります。傾き検知の精度は優秀で、ペンの傾きに応じて自然な変化がありました。
色味のギャップの少なさはあまりよくなく、モニターからは「若干青みがかっている」という声が多く挙がりました。
画面解像度 | 2,160×1,620 |
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幅 | 17.41cm |
奥行 | 25.06cm |
高さ | 0.75cm |
重量 | 487g |
インターフェース | Lightning |
良い
気になる
色味のギャップは、若干青みがかった印象があるものの少なめで、モニターからは「色の偏りがなくきれいに見える」とおおむね好評。処理性能も高いため、レイヤーを重ねたイラストや漫画など、本格的な制作でもカクつかずに作業できるでしょう。
画面解像度 | 3,048×2,032 |
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幅 | 19.158cm |
奥行 | 27.87cm |
高さ | 0.62cm |
重量 | 598g(実測値) |
インターフェース | USB Type-C |
Xiaomi Pad 6S Pro 12.4を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
良い
気になる
画面解像度 | 2,160×1,440 |
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幅 | 27.90cm |
奥行 | 19.20cm |
高さ | 0.69cm |
重量 | 599g |
インターフェース | USB Type-C |
XP-Pen Magic Drawing Padをレビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
画面サイズ. | 13インチ |
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OS種類 | Windows |
Windowsを展開する世界最大級のソフトウェア企業、Microsoftの「Surface Pro 9」。キーボードを取りつけるとノートパソコンのようにも使える高性能な2in1 PCです。
筆圧検知の精度は比較的良好。ペンの沈み込みの深さを0.2mmずつ変えたところ、線の太さも微妙に変化しました。傾き検知機能にも対応しており、アナログ的な表現を行ううえで最低限必要な性能は有しているといえます。
色味のギャップの少なさの検証では、モニターによって評価が分かれました。iPhoneとほとんど差がないと感じる人もいる一方で、ややオレンジの背景色が濃いと感じる人や肌の色がピンクに寄っていると感じる人もいました。
iPadシリーズ以外では比較的高評価となったSurface Pro 9。2in1 PCとしての性能も優秀なため、勉強用や仕事用としても使いたいWindowsユーザーにおすすめです。
画面解像度 | 2,880×1,920 |
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幅 | 20.90cm |
奥行 | 28.70cm |
高さ | 0.93cm |
重量 | 879g |
インターフェース | USB Type-C×2 |
マイクロソフト Surface Pro 9 QCB-00011をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 10.9インチ |
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OS種類 | iPadOS |
筆圧検知の精度は比較的よく、ペンの沈み込みの深さの違いがしっかりと反映されていました。しかし、変化幅に若干ムラがあり、強い筆圧の部分はそこまで差がなく、弱い筆圧の際に急に線が薄くなってしまうことがありました。傾き検知の精度は優秀で、ペンの傾きに応じてまるで本物の鉛筆のような表現ができるでしょう。
色味のギャップの少なさは比較的よく、多くの人が違いはそこまでないと感じる範囲でした。モニターのなかには「iPhoneの色味より色温度が低く、若干青み・ピンクみがかって見える」という人が数人いました。
画面解像度 | 2,160×1,620 |
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幅 | 17.95cm |
奥行 | 24.86cm |
高さ | 0.7cm |
重量 | Wi-Fiモデル:477g、Wi-Fi+セルラーモデル:481g |
インターフェース | USB Type-C |
画面サイズ. | 11インチ |
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OS種類 | Android |
良い
気になる
描き心地に関しては、ペン先がやや柔らかいので普段から筆圧をグッとかけて描く人にはしっかりとした描き心地があると好評でした。一方で、滑らせているときに若干引っかかりを感じるという意見もあり、普段の筆圧によって好みが分かれる印象です。
画面解像度 | 2,880×1,800 |
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幅 | 25.40cm |
奥行 | 16.52cm |
高さ | 0.65cm |
重量 | 490g |
インターフェース | USB Type-C |
Xiaomi Pad 6 の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
良い
気になる
画面解像度 | 2,200×1,440 |
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幅 | 26.00cm |
奥行 | 17.60cm |
高さ | 0.69cm |
重量 | 513g(実測値) |
インターフェース | USB Type-C |
HUAWEI MatePad 11.5 inchを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
画面サイズ. | 11.2インチ |
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OS種類 | Android |
画面解像度 | 2,560×1,536 |
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幅 | 26.37cm |
奥行 | 16.67cm |
高さ | 0.68cm |
重量 | 480g |
インターフェース | USB Type-C |
画面サイズ. | 11.5インチ |
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OS種類 | Android |
画面解像度 | 2,000×1,200 |
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幅 | 26.91cm |
奥行 | 16.94cm |
高さ | 0.74cm |
重量 | 520g |
インターフェース | USB Type-C |
mybestではベストなお絵かきタブレットを「魅力的なイラストが快適に描ける機能をもった商品」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のお絵かきタブレット16商品を集め、以下の6個のポイントで徹底検証しました。
検証①:筆圧検知の精度
検証②:傾き検知の精度
検証③:描き心地のよさ
検証④:色味のギャップの少なさ
検証⑤:処理性能
検証⑥:バッテリー性能
今回検証した商品
筆圧検知の精度が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「筆圧のわずかな変化も繊細に読み取る商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
自動筆記マシーンを使って、イラストソフトを起動させたタブレットに直線を描画。ようやく視認できる程度の薄い線が引ける段階からペンの沈み込み具合を0.2mmずつ深くして合計5本の線を引いたうえで、各線の色の濃さを「ImageJ」というソフトで数値化し、最も薄い線と最も濃い線の差分がより大きく、5本の線の濃さの変化量がより均等に近いものほどおすすめとしてスコア化しました。
傾き検知の精度が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「傾けるほどタッチが変化し、繊細な表現ができる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
描き心地のよさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「普段からデジタルイラストを描いたり、これからデジタルイラストを始めることに興味があったりするモニターがより描き心地がよいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品を使って、モニターが実際にイラスト制作を行って描き心地のよさを評価し、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
色味のギャップの少なさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「普段からスマホやタブレットでイラストをよく見る18~39歳のモニターがより色味のギャップが少ないと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
タブレットに表示させたイラストを、モニターがiPhoneの画面の色味と比較して色味のギャップが少ないかどうかを評価し、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
処理性能が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「CLIP STUDIO PAINT PROで3Dモデルを使ったイラストや漫画制作を行ってもまったくカクつきがない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
AnTuTu Benchmarkというアプリを使って、処理性能の高さを示す数値を計測。数値が高いものほどおすすめとしてスコア化しました。
バッテリー性能が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「2泊3日の旅行に持って行ってイラストを描いてもバッテリーが持つ商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
YouTubeから23時間以上の長さの動画を流し続け、その様子をビデオカメラで記録。再生を開始してから液晶画面が消えるまでの時間を計測しました。15時間を上限とし、バッテリーが切れるまでの時間が長いものほどおすすめとしてスコア化しました。
タブレットでイラストを描くアプリは、アイビスペイント・CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)・Adobe Fresco・Procreateなど、買い切りのものやサブスクのものまでさまざまです。
以下のコンテンツではおすすめのイラストアプリを紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてくださいね。
本格的にアプリでイラストを描くなら、お絵かき用のタブレットがあると便利です。小回りの聞くタッチペンを使って、思いどおりの絵に仕上げましょう。おすすめの液タブ・板タブ・タッチペンは、以下のコンテンツでご紹介しています。あわせて参考にしてください。
外出先でタブレットPCを使うなら、ポケット型WiFiの契約もあわせて検討してみましょう。以下のコンテンツではおすすめのポケット型WiFiを紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてくださいね。
以下のコンテンツでは、動画鑑賞や調べものに使えるタブレットをメーカーやサイズごとに紹介しています。
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1位: Apple|iPad|Air|iPad Air(第5世代)
1位: Apple|iPad|Pro|第4世代 Wi-Fiモデル 128GB
1位: Apple Japan|iPad|Pro|13インチiPad Pro(M4)
4位: Apple|iPad|Air|iPad Air 13インチ
5位: Apple|iPad mini(A17 Pro)
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