Apple iPad Air 13インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったiPad Proとの違いは?
Liquid Retinaディスプレイを搭載し、「あざやかで、反応がよくて、正確な色が目に飛び込む」と謳うお絵かきタブレット、Apple iPad Air 13インチ。実際に「画面の発色がきれい」と評判です。その一方、「スケッチ・メモをしているときの反応が遅い」という口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
- 筆圧検知の精度
- 傾き検知の精度
- 描き心地のよさ
- 色味のギャップの少なさ
- 処理性能
- バッテリー性能
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のお絵かきタブレットとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、お絵かきタブレット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電を中心に幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です
【結論】本格的なイラストや漫画を描きたい人におすすめ!iPad Proに劣らず繊細な描写が可能
Apple iPad Air 13インチは、大画面で本格的なイラスト・漫画制作したい人におすすめです。筆圧検知の精度が高く、ペンの沈み込み具合を0.2mmごとに検知。比較したなかには線の濃さの変化が少ないものもあったのに対し、ほぼ均等に変化し、濃い色と薄い色の差が顕著でした。ペン先を20度まで倒すと線の幅が2倍以上になり、傾き検知機能も高精度。鉛筆に近い感覚で繊細に描写できます。
口コミに反して描き心地はなめらかです。長いストロークの線を引いたり、ピタッと止めたりと思いどおりに描けます。描き心地のよさの評価は、同年に発売された上位モデルのiPad Proと遜色ありません。ペンの持ち心地にも、使用したモニター10人全員が「握りやすい」と回答。違和感が少なく、作業に没頭できるでしょう。
色味はiPad Proに比べると少し濃い傾向があったものの、ギャップは少なめです。モニターからは「少女の髪や肌の色が再現されていて、生き生きしている」と好意的な声があがりました。カラーイラストを印刷したり、SNSへアップして別デバイスで表示したりしたときに、色味が大きく変わる心配は少ないといえます。
処理性能も高く、漫画制作にも使えます。ベンチマークスコアは約176万点を記録し、3Dモデルを使ったイラスト制作やレイヤー数の多い漫画制作でも重くなりにくいでしょう。バッテリー持ちもよく、画面の明るさを最大にしてもYouTube動画を6時間23分再生し続けられました。外出先でもイラスト1枚分は描けます。
価格は最も安いモデルで128,800円(※2025年2月時点・公式サイト参照)です。20万円を超える上位モデルのiPad Proには当然劣る部分がありますが、筆圧・傾き検知などお絵かきするうえで重要な性能には価格差ほどの差がありません。とはいえ、高性能にこだわるなら上位モデルも含めて検討してみてください。
<おすすめな人>
- 13インチの大画面で本格的なイラストや漫画を描きたい人
- 太さや濃淡をアナログのように思いどおりに描きたい人
- ゲームや動画鑑賞などにも使いたい人
<おすすめできない人>
- とくになし
Apple iPad Air 13インチとは?

Apple iPad Air 13インチは、11インチモデルと同時に2024年5月に発売されたiPad Airの第6世代です。高解像度なLiquid Retinaディスプレイを搭載し、色域はP3に対応。13インチの解像度は2,732×2,048・輝度は最大600ニトと、11インチよりも高解像かつ明るく表示できるスペックを備えています。
画面の大きさや美しさだけでなく、処理速度も進化しています。上位シリーズであるiPad Proの2021年モデルが搭載していたのと同じM2チップを搭載。前モデルである第5世代より約50%向上し、「あらゆる体験がスムーズになる」と謳っています。
カラーラインナップは、ブルー・パープル・スターライト・スペースグレイの4色です。充電はUSB Type-Cポートから行います。付属品はType-C充電ケーブル(1m)・20W Type-C電源アダプタです。
検証してわかったよい点・気になる点をもとに向いている人を詳しく解説!

今回はApple iPad Air 13インチを含む、人気のお絵かきタブレットを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 筆圧検知の精度
- 傾き検知の精度
- 描き心地のよさ
- 色味のギャップの少なさ
- 処理性能
- バッテリー性能
Apple iPad Air 13インチのよい点は6つ!

人気のお絵かきタブレットを比較検証したところ、Apple iPad Air 13インチには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
筆圧を繊細に検知。思いどおりの濃淡で描きやすい

比較した約半数が50以下だったなか差分が大きかったことから、筆圧を弱めたときは薄く、筆圧を強めたときは濃く描写されていることがわかります。イラストを描くときはまるで鉛筆のように、筆圧を変えるだけで濃淡の差を表現できるでしょう。
「ImageJ」というソフトで色の濃さを数値化しています
傾けるほど太い線を書ける。アナログに近い繊細な描写が可能

比較した商品内には線の太さがほとんど変化しないものもありましたが、iPadシリーズはペンの傾きがしっかり反映される傾向がありました。本物の鉛筆で描いているときのように自然に太さを調整できるので、お絵かきに没頭しやすいでしょう。
描き心地がよく、スラスラ絵描きを楽しめる

口コミでは反応の遅さが指摘されていましたが、ペン先の動きにしっかり追従し、長いストロークの線を引いたりピタッと止めたりと思いどおりに描写できます。モニター10人中8人が満足しましたが、「ペン先がなめらかに行き過ぎる」と感じた人もいたので、気になる場合は画面にフィルムを貼りましょう。
なお、画面の滑らかさを示すリフレッシュレートは60Hzです。同年に発売された上位モデルのiPad Proは10~120Hzまで可変するので、スペック上ではiPad Proに劣りますが、描き心地のよさは引けを取りません。画面の挙動やペンへの違和感を抱きにくく、スラスラお絵描きを楽しめそうです。
<描き心地のよさについてのモニターコメント>
- 「ペン先の硬さがほどよく、引っかかりを感じないながら描いた感もある。しっかり筆圧をかけても、柔らかいタッチで滑らずに描ける。ペンの筆圧だけでなく角度を変えるとテクスチャも変化し、表現の幅が増え満足」
- 「太い線・細い線・直線・曲線どの動きでも、思いどおりの線を描けた。わずかに摩擦があり滑りがよすぎないペン先なので、止めたい地点で線がピタッと止まる。ペン先はシリコンっぽい質感で、柔らかめ。筆圧が強めのタイプなので少しペン先が沈み込む感覚があり、描画が安定しやすかった」
- 「ペンのスピードとずれがなく、線や字が書けた。書き途中は滑らかさももちろんあったし、あまり筆圧を加えなくても設定した太さや明るさでテキストが表示されたので、長時間使っていてもケアレスミスがなさそう」
- 「筆跡の強弱が忠実に反映され、思いどおりの筆跡になった。ガシガシ描いている感があり、紙に書くときに近い描き心地。描き始め、描き終わりにニョロニョロした細い線が出てることがあったため、気をつける手間を感じ、初心者には難しいと感じた」
コメントは一部抜粋
色味のギャップは少なめ。少し濃いが雰囲気が大きく変わることはない

iPad Proよりもやや濃い色と感じる人が多い傾向があり、モニターの一部からは「全体的に彩度が低く、青味や暗さが強いような感じがする」との声もあがっています。とはいえ、イラストの印象が大きく変わるほどの変化が生じる心配は少なく、印刷したりSNSへアップしたりして人に見せる機会が多い人にもおすすめです。
<色味のギャップの少なさについてのモニターコメント>
- 「原色の色合いに近いが、彩度の明るい箇所は明るさが、暗いところは濃さが若干ではあるが強く出ているように感じた。しかし、パッと見た感じでは気にならない程度」
- 「オレンジ色の背景や緑色の髪ははっきりした色味で、色が強すぎてくすんで見える。そこを気にしなかれば、全体的な色味としてはほぼ相違がないので自然な色味・写りのように感じた」
- 「iPhoneと比べると全体的に1トーン沈みがちで青味が強い。ビビッドなオレンジの背景と洋服や髪の緑とのコントラストのポップさが物足りない印象。とくに洋服の輪郭やPCのグレーが濃い。ただ、全体的には髪の色や肌の色は再現されていて、少女の艶やかな生き生きさは十分表現されている」
コメントは一部抜粋
M2チップの処理性能が高い!イラスト・漫画を快適に描ける

処理性能は非常に高く、漫画原稿作業に相当する600dpiのキャンバスでも快適に使えます。AnTuTuベンチマークアプリで測定したところ、総合スコアは1,764,824点・ペンのレスポンスやキャンバスの拡大縮小に関わるGPUスコアは744,947点でした。
比較した全商品の平均である総合スコア約121万点・GPUスコア約43万点(※2025年2月時点)を大きく上回っています。iPad Proの総合スコア275万点には劣りますが、イラストを描く際の処理性能で差を体感することはほぼありません。レイヤーを重ねても重くなりにくく、水彩ブラシや3Dモデルもストレスなく使えます。
iPad全体の処理を司るCPUにはApple M2チップを備え、映像処理に関わるGPUは9コア、データを一時的に記録するメモリの容量は8GBです。イラストはもちろん、漫画制作も快適に行える十分なスペックを備えています。
出先でお絵かきを楽しみたい人に!13インチの大画面を6時間以上使える

画面サイズは13インチと大きく、作業領域を広いのもうれしいポイント。こまめに拡大縮小しなくても、大きなイラストを描きやすいでしょう。本体は幅21.49×奥行28.06×高さ0.61cm・重量617gと持ち運びしやすいサイズなので、自宅ではPCと液タブ・外出先では13インチの本商品というふうに使い分けたい人におすすめです。
上位モデルのiPad Proと違い、カラーラインナップが豊富なのも見逃せません。iPad Proはシルバー・ブラックの2色ですが、本商品はブルー・パープル・スターライト・スペースグレイの4色から選べます。
Apple iPad Air 13インチの気になる点は?

デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるお絵かきタブレットなので、ぜひ購入を検討してみてください。
Apple iPad Air 13インチはどこで買える?

Apple iPad Air 13インチは、Appleの公式サイトから購入できます。価格は128GBのWi-Fiモデルが128,800円です。タイミング次第では、中古の整備品を安く購入できる場合もあります。Wi-Fiモデルの容量と価格は以下のとおりです。
<Wi-Fiモデルの容量と価格>
- 128GB:128,800円
- 256GB:144,800円
- 512GB:180,800円
- 1TB:216,800円
価格は2025年2月時点・公式サイト参照
Amazonや楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店でも購入できます。価格はサイトによって異なるので、購入前に比較してみてくださいね。
イラストを描くなら、合わせてペンを購入するとよいでしょう。対応している純正ペンは、Apple Pencil Pro・Apple Pencil USB-Cの2種類です。Apple Pencil Proのみ筆圧・傾き検知に対応しています。文字入力の機会が多いなら、Magic Keyboardも合わせて検討しましょう。なお、アクセサリーの価格は以下のとおりです。
<対応アクセサリー一覧>
- Apple Pencil Pro:21,800円
- Apple Pencil USB-C:13,800円
- Magic Keyboard:49,800円
価格は2025年2月時点・公式サイト参照
Apple iPad Air 13インチが向いていない人におすすめのお絵かきタブレットは?
最後に、Apple iPad Air 13インチとは違った魅力を持つ商品をご紹介します。
とにかくハイスペックなものがほしいなら、iPad Pro 13インチがぴったり。処理性能が非常に高く、レイヤーを何枚も重ねた複雑なイラストはもちろん、動画編集もこなせるレベルです。筆圧検知と傾き検知の精度も高く、本物の鉛筆に近い繊細な描写が可能。色味のギャップが少なさにもモニターの多くが好印象を抱きました。
持ち運びやすさ重視なら、8.3インチのiPad mini(A17 Pro)も候補に。ショルダーバッグにも入れられるサイズで、バッテリーは8時間持ちました。小さいぶんイラストを描く際はズームする機会が多くなりますが、筆圧・傾きを精細に検知できたので、濃淡や太さは繊細に表現できますよ。常に持ち歩きたい人にぴったりです。
Apple JapaniPad Pro | 13インチiPad Pro(M4)
| 画面サイズ | 13インチ |
|---|---|
| 筆圧検知レベル | 8192以上相当 |
| 画面解像度 | 2,752×2,064 |
| 傾き検知機能 | |
| OS種類 | iPadOS |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB |
| タッチペン付き | |
| ペンの種類 | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
| sRGBカバー率 | 100% |
良い
- 動作が非常にスムーズで高解像度動画もストレスなく楽しめる
- 8192段階以上に相当する筆圧検知と高い傾き検知で繊細な描画を実現
- 高解像度で色域100%の優れた表示性能を実現
- 鮮やかで目にやさしい色彩表示で視覚的な快適さを提供
- YouTubeの連続再生時間は13時間46分と持続性が高い
- 背面温度31.0℃で長時間使用しても熱がこもりにくい
- 専用のペンはマグネット充電とショートカット機能で、使い勝手が良い
気になる
- ペンは別途購入する必要がある
- Apple Pencil(USB-C)は筆圧検知非対応
| 総合的な処理性能(AnTuTu) | 2,705,807点 |
|---|---|
| グラフィック性能(AnTuTu) | 1,247,306点 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 幅 | 21.55cm |
| 奥行 | 28.16cm |
| 高さ | 0.51cm |
| 重量 | 約582g |
| 最大輝度(実測値) | 510.81nit |
| CPU | Apple M4 |
| microSDカード対応 | |
| インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt / USB 4) |
| 使用時の温度 | 31.0℃ |

Apple iPad Pro(M4)13インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
Apple JapaniPad mini(A17 Pro)
| 画面サイズ | 8.3インチ |
|---|---|
| 筆圧検知レベル | 8192以上相当 |
| 画面解像度 | 2,266×1,488 |
| 傾き検知機能 | |
| OS種類 | iPadOS |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 128GB、256GB、512GB |
| タッチペン付き | |
| ペンの種類 | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
| sRGBカバー率 | 100% |
良い
- 筆圧検知8192以上相当でアナログに近い感覚
- フルHD以上の解像度で鮮明に表示可能
- 最大輝度411.31nitで屋外での視認性も高い
- 7時間14分と普段使いには十分なバッテリー持続性
- 使用時の背面温度は31.7度で熱がこもりにくい
- 専用のペンはマグネット充電とショートカット機能で使い勝手が良い
- 処理性能が高く動作がスムーズ
気になる
- ペンは別途購入する必要がある
- Apple Pencil(USB-C)は筆圧検知非対応
| 総合的な処理性能(AnTuTu) | 1,576,736点 |
|---|---|
| グラフィック性能(AnTuTu) | 562,375点 |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| 幅 | 13.48cm |
| 奥行 | 19.54cm |
| 高さ | 0.63cm |
| 重量 | 293g |
| 最大輝度(実測値) | 411.31nit |
| CPU | A17 Pro |
| microSDカード対応 | |
| インターフェース | USB Type-C |
| 使用時の温度 | 31.7℃ |

Apple iPad mini(A17 Pro)を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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