Xiaomi Redmi Pad SEを検証レビュー！Androidタブレットの選び方も紹介

家電製品を中心に取り扱う中国のメーカー、Xiaomiの「Redmi Pad SE」。同社の「Redmi Pad」の廉価版として、日本では2023年秋に発売開始した商品です。通信規格はWi-Fiモデルのみ販売されています。今回の検証では、CPUにSnapdragon 680を搭載しており、メモリは4GB、ストレージは128GBのモデルを使用しました。

処理性能を示すベンチマークスコアは278,757ptで、今回検証した商品のなかでは平均をやや下回る数値です。同社の上位商品に比べると処理性能の低いCPUを使っているため読み込みがやや遅く、素早くスクロールするとたまにカクつくことも。一方、タッチ操作の反応は正確で、感度がよいため軽く触れるだけで思いどおりの場所が反応しました。

画面の色味は、コントラストがはっきりとしており非常に色鮮やか。画像を最大近くまで拡大すると色の境界にノイズのようなものが見られましたが、通常の倍率で画像を見るのであればそこまで気にならないでしょう。動画は動きが激しいシーンも映像が乱れることなく再生できました。横向きに持つ場合でもスピーカーが本体左右に合計4つ設置されているので、横画面での視聴時も迫力のある音を楽しめます。

動画を10分間再生したあとの最高表面温度は29.4℃と低く、長時間手に持っていても不快感は少ないでしょう。バッテリー持ちは悪くなく、約7時間16分動画を連続で再生できました。充電なしで映画を3本は見られるので、十分といえます。重量は520gで、画面サイズのわりにはそこまで重くないものの、ずっと手に持つとなるとやや気になるでしょう。