




M4チップを搭載し、「飛び級のパフォーマンスとグラフィックスをもたらす」と謳う、Apple iPad Pro(M4)11インチ。ネット上では「重めのゲームもサクサク動く」「画面がきれい」と評判です。しかし、「バッテリー持ちがいまひとつ」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のiPad Proとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、iPad Pro選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2024/05/08 発売
| スタイラスペン | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
|---|---|
| キーボード | iPad Pro用Magic Keyboard |
| 画面サイズ | 11インチ |
処理性能は非常に高く、4K動画の編集や3D描画アプリをスムーズに使えました。ベンチマークスコアは約268万点・グラフィック性能は約127万点を記録し、M1・M2チップモデルを大きく上回る数値です。リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、表示もなめらか。PC級の重い作業もサクサクこなせるでしょう。
画質のよさも申し分ありません。iPadでは初となる有機ELのUltra Retina XDRディスプレイを備え、最大輝度は1,000nitに対応しています。M2チップモデルよりも明るく色鮮やかに表示できるので、屋内外を問わず写真や映像を見やすいでしょう。解像度も2,420×1,668と高く、細部まで精細に再現できるスペックです。
スピーカーの音質もよく、音の輪郭がはっきりしています。人の声と効果音が重なっても音が埋もれず、クリアに聞こえました。音の広がりは画面サイズ相応なので臨場感は得にくいものの、映画・音楽視聴も快適に楽しめるでしょう。しかし高性能ゆえに、高負荷な状態が続くと多少熱がこもる点には注意が必要です。
最安モデルは168,800円(※2025年6月時点・公式サイト参照)。据え置きで使う人や、クリエイティブ作業に集中したい人は13インチモデルのほうが向いていますが、出先で手軽に使いたい人は11インチモデルがぴったりです。気になる人は、チェックしてみてくださいね!
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
iPad Pro(M4)11インチは、アメリカのテクノロジー企業のAppleが手がけたプロユーザー向けのタブレットです。日本での発売日は2024年5月15日。システム全体の処理を荷うCPUには、「飛び級のパフォーマンスを発揮」と謳うM4チップを搭載しています。
従来のM2チップよりもCPU性能は最大1.5倍高速・レンダリング性能は最大4倍高速です。AI処理に特化したパワフルなNeural Engineを備えていることもポイント。4K動画の編集時にワンタッチで被写体と背景を分離したり、ピアノの演奏時にリアルタイムで楽譜を自動で作成したりできます。
マイベストでは「ビジネス用途からクリエイティブ作業・高負荷ゲームまで快適にこなせる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの方法のスコアの平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「半日近くバッテリーがもち、出先でも充電を気にせず作業できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を8時間以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「高解像度・HDR対応のLiquid Retina XDRディスプレイで映像は鮮明。屋内外問わず快適に楽しめる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストオーディオ機器担当である原豪士が、以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「通常の使用ではあまり熱くならず、熱の不快さが作業の妨げになることが少ない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を37℃以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
人気のiPad Proを比較検証したところ、Apple iPad Pro(M4)11インチには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
動作の快適さを検証した結果、上々の評価です。ベンチマークソフトのAnTuTuで処理性能を3回計測したところ、平均2,679,034.33ptsを記録。M4チップを搭載していることもあり、M2チップを搭載するiPad Pro第6世代のスコアを約45万点ほど上回る結果でした。グラフィック性能も平均1,265,624.33ptsと高水準です。
実際に4K30fps・20分の動画の書き出しにかかった時間も9分42秒と、第6世代よりも1分24秒速く完了しました。リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、高グラフィックな映像もなめらかに表示できます。4K動画の編集や3D描写アプリをスムーズに操作でき、アプリの起動や切り替えもサクサク行えました。
3D描写などの創作活動において、PC級の処理性能に期待できます。評価には含みませんが、ストレージ容量256・512GBモデルはメモリ8GB、1・2TBはメモリ16GBです。複数のアプリを同時に使用したマルチタスクを快適に行いたい人は、メモリが大きいほうを選んだほうが作業効率が高まるでしょう。
「バッテリー持ちがいまひとつ」という口コミの懸念は払拭できたといえます。バッテリー切れを気にせずに長時間作業へ没頭できるでしょう。
Apple iPad Pro(M4)11インチにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
熱がややこもりやすかった点は惜しいところです。ベンチマークソフトで負荷をかけたあとに、本体背面の温度をサーモカメラで測定したところ、41.47℃でした。4K動画編集や3D描画など高負荷な作業を続けて行うと、本体が熱を持つ可能性があります。
とはいえ、比較したほかのモデルも40~43℃程度に達したので、本商品が突出して熱かったわけではありません。高性能ゆえに、ある程度の発熱は許容する必要があります。使用環境に注意し、使いすぎずに適度に休憩するとよいでしょう。
2024/05/08 発売
| スタイラスペン | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
|---|---|
| キーボード | iPad Pro用Magic Keyboard |
| 画面サイズ | 11インチ |
良い
気になる
| 高負荷時の温度 | 平均41.47℃ |
|---|---|
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 画面解像度 | 2,420×1,668 |
| 幅 | 17.75cm |
| 奥行 | 24.97cm |
| 高さ | 0.53cm |
| 重量 | 444g |
| 画面種類 | Ultra Retina XDRディスプレイ |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6E |
| 通信モデル | Wi-Fiモデル |
| 最大輝度(公称値) | SDR輝度:最大1,000nit |
| CPU | Apple M4 |
| 連続使用時間 | 約10時間47分 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Apple iPad Pro(M4)11インチは、公式オンラインストアやAmazon・楽天市場などのECサイトにて購入できます。ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店、ドコモやauなどのキャリアショップでも販売を確認できました。
価格はWi-Fiモデルが168,800円~・Wi-Fi + Cellularモデルが204,800円~(※2025年6月時点・公式サイト参照)。Wi-Fi + CellularモデルはWi-Fi接続だけでなく、SIMを入れてモバイル通信ができます。そのぶん本体価格が高く、SIMによる通信を行うためには別途通信契約も必要です。予算や用途に合わせてよく検討しましょう。
アクセサリー品は、Apple Pencil Pro・Apple Pencil(USB-C)に対応。Apple Pencil Proにはペン先が画面に触れるまえにカーソル表示するホバー機能に加えて、回転操作の検知機能・触覚フィードバック機能を備えています。ワイヤレスキーボードのMagic Keyboardもあるので、合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
大きめの画面で効率的に作業したいなら、iPad Pro(M4)13インチ。11インチモデルより表示領域が広いぶん、1画面に4枚のスライドを表示したり、Split View・ステージマネージャーによる2画面操作を行ったりしやすいことが魅力。スピーカーの音質もよく、映画視聴時には画面サイズ相応に音が広がり、迫力がありました。
コスパで選ぶなら、iPad Pro(第6世代)12.9インチも候補に。2022年発売の型落ちモデルなので価格を抑えられます。画質は色鮮やかかつ精細で、処理性能の評価も申し分ありません。4K動画編集や3Dゲームなど重い作業を難なくこなせるレベルでした。M4モデルと同じくProRes動画の撮影・書き出しにも対応しています。
| スタイラスペン | Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) |
|---|---|
| キーボード | iPad Pro用Magic Keyboard |
| 画面サイズ | 13インチ |
良い
気になる
| 高負荷時の温度 | 平均40.47℃ |
|---|---|
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 画面解像度 | 2,752×2,064 |
| 幅 | 21.55cm |
| 奥行 | 28.16cm |
| 高さ | 0.51cm |
| 重量 | 579g |
| 画面種類 | Ultra Retina XDRディスプレイ |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6E |
| 通信モデル | Wi-Fiモデル |
| 最大輝度(公称値) | SDR輝度:最大1,000nit |
| CPU | Apple M4 |
| 連続使用時間 | 約10時間24分 |
Apple iPad Pro(M4)13インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
| スタイラスペン | Apple Pencil 第二世代、Apple Pencil(USB-C) |
|---|---|
| キーボード | Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio |
| 画面サイズ | 12.9インチ |
良い
気になる
| 高負荷時の温度 | 平均43.17℃ |
|---|---|
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 画面解像度 | 2,732×2,048 |
| 幅 | 21.49cm |
| 奥行 | 28.06cm |
| 高さ | 0.64cm |
| 重量 | 682g |
| 画面種類 | Liquid Retina XDR(mini LED) |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6E |
| 通信モデル | Wi-Fiモデル |
| 最大輝度(公称値) | SDR輝度:最大600nit |
| CPU | M2チップ |
| 連続使用時間 | 約4時間26分 |
Apple iPad Pro(第6世代)12.9インチを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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