暖をとりながら冬のキャンプを楽しめる薪ストーブ。使用するには、薪ストーブに対応したテントが必要です。ソロ用・ファミリー用など種類が豊富なうえ、煙突専用の穴付きタイプや、穴周辺を熱からガードするタイプなどがあり、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、薪ストーブを使えるテントのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。後半では使用時に気をつけたい一酸化炭素中毒や火事対策についても解説。こまめな換気など安全面に配慮しつつ、寒い季節のキャンプをエンジョイしましょう。
Wilderness Risk Management Japan理事・日本アウトドアネットワーク会員。約20年間野外教育施設で活躍。その後アウトドアコンサルタントとして企画・開発をはじめ、自然環境やアウトドア活動に関する豊富な知識と経験を活かし、チームビルディング・教育研修も行う。アウトドアギアの商品検証や、自治体の青少年育成事業の講師などもつとめる。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
薪ストーブを使えるテントを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
薪ストーブを使えるテントを選ぶ際は、煙や一酸化炭素がテント内にこもらないように煙突穴つきを選ぶのが基本です。
煙突穴つきのテントは薪ストーブを使うことを想定しているため、熱に強い素材を採用しているのもポイント。煙突穴周辺に耐熱加工が施されているものもあります。
煙突穴がなく自分でテントに穴を開ける場合には、テントが熱で溶けないように煙突ガードやフラッシングキットを使うなど、細心の注意を払って設置しなければいけません。手間をかけず安全に使用したいなら、煙突穴つきのものがおすすめです。
テント内で薪ストーブを使用するなら、煙突穴はマスト。煙突専用の穴がないものは出入り口から煙突を出す必要があるため、煙突やストーブとテントが接触しないよう、十分な空間と高さがあるものを選ぶことが必須です。
テント内に薪ストーブを設置して快適に過ごしたいなら、大きめサイズをチェックしましょう。薪ストーブはテントに触れないよう設置する必要があるため、意外と場所をとります。
薪ストーブ以外にも椅子や荷物を置くことがあるので、ソロキャンプ・ファミリーキャンプ問わず十分なスペースの確保が必要です。
また、使用する薪ストーブが余裕を持って設置できるかどうか、実際に設営したときの幅や高さなども確認しておきましょう。大きめサイズであれば、薪ストーブが不要な暖かい季節にテントを使う場合も広々と使えます。
煙突付きテントは通常のテントよりも広め・高めのものを選ぶとよいでしょう。燃焼物の近くなので、ストーブとその周辺のスペースには、荷物を置いたり人が座ったりすることができません。
ストーブを使わない場合も、テントを選ぶときは基本的に使用人数+1人くらいの大きさを目安に購入するので、それを上回るサイズを選びましょう。
寒さが厳しい時期に使う薪ストーブテントは、簡単に設営や撤収ができると長時間寒さに耐える必要がないためおすすめです。1本のポールが軸になるワンポールテントであれば、十分な高さを確保しつつ初心者でもスピーディに組み立てられます。
ただし、ポールを頂点としてテントが広がるためデッドスペースが生じます。スペースに余裕を持ちたいときには、ワンポールテントの一種であるベル型テントも検討してみてください。テントの側面が立ち上がっているタイプで、ワンポールテントと同様簡単に設営が可能です。
ほかにも、さまざまなレイアウトを楽しめて簡単に形が変えられるパップテントにも注目。天井高は少し低めなので、テント内での動きやすさと、薪ストーブがテントに触れないかどうかの確認は忘れず行ってください。
パップテントは、もともと林や森の中の目立たないところに置くもの。さまざまな状況で使えるよう、わずかにテントの形状を変えて設営できるのが特徴です。
見た目はシンプルですが使い方が何通りもあり組み立てが複雑なものもあるため、初心者にはやや不向きでしょう。あまり慣れていない人には、ワンポールかベル型テントがおすすめです。
テント内で薪ストーブを使うときに重要な、素材の難燃性。火に強い素材には「コットン」「ポリコットン」の2種類があるので、それぞれのメリットを比較して選びましょう。
燃えにくさだけでなく持ち運びやすさにもこだわりたいなら、コットンとポリエステルの混紡素材であるポリコットンを選びましょう。
ポリエステルよりは重いものの、コットンよりは軽量で、薪ストーブを使うのに不可欠な難燃性も備えています。大人数用のテントなど、重量感が気になるときにもぴったりです。
コットン同様の通気性を備えつつ、耐水性と耐久性もあります。折りたたんでもシワになりにくいので扱いやすいのも魅力です。
自然とマッチするデザインと熱への強さを両立したいなら、コットン素材に注目しましょう。コットン素材は通気性がよいうえ、火の粉が飛んだ場合でも穴が開きにくく燃え広がりにくいのが特徴です。
さらに、テント内の温度をキープできる保温性と、結露しにくい吸水性を備えているのも魅力。
ただし、コットン素材はやや重量感があり、雨などで水分を吸収するとかなり重くなることがあります。キャンプ場まで自分で持ち運べる重さかどうか、重量をしっかり確認しておきましょう。
ポリコットン素材も同様ですが、テントが雨に濡れてしまったら、きちんと乾いた後に収納することがポイントです。
完全に乾く前にテントをたたんでしまうと、カビや劣化の原因になるので注意しましょう。
テント内の暖かさをキープするなら、テントの裾にスカートがついているかチェックしましょう。スカートがないと、薪ストーブで暖めた空気がテントと地面の隙間から漏れてしまい、外の冷気も入ってきてしまいます。
一方で、スカートがあることで保温性は高まるものの、薪ストーブの燃焼により一酸化炭素濃度が高まるおそれがあるので、通気性の確保が必須です。
スカートの有無と同時に換気のしやすさを確保するため、ベンチレーション付きのテントや、出入口の開閉具合を調整できるダブルジッパー式など、空気の流れをサポートする構造のテントがよいでしょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||
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フライシート素材 | 設営方式 | 形状 | 展開時の幅 | 展開時の奥行 | 展開時の高さ | フライシートのベンチレーターあり | スノースカートあり | |||||
1 | イー・エム・エー ワンポールテント|lf-ot010-gr | ![]() | テント内で薪ストーブを使える。防炎布つき | 不明 | 自立式 | ティピー型 | 約320cm | 約320cm | 約160cm | 不明 | 不明 | |
2 | Preself ワンポールテント|T2 | ![]() | 熱気を逃がさないスノースカート付き | 不明 | 自立式 | 8角形 | 320cm | 320cm | 160cm | 不明 | 不明 | |
3 | 万方商事 Hill Stone|ワンポールテント ad199|ad199 | ![]() | 広々とした居住スペースでリラックスタイムを満喫 | 不明 | 非自立式(ペグダウン) | ベル型 | 400cm | 400cm | 250cm | 不明 | 不明 | |
4 | GOGlamping パップテント | ![]() | 急な雨もしっかり弾く撥水コーティング済み | 不明 | 半自立式 | シェル型 | 365cm | 200cm | 120cm | 不明 | 不明 | |
5 | TOMOUNTアウトドアテクノロジー ベルテント | ![]() | 風通しがよく耐火性の高いポリコットン生地を採用 | 不明 | 半自立式 | ベル型 | 300cm | 300cm | 約200cm | 不明 | 不明 | |
6 | ローベンス Klondike(クロンダイク)|130189 | ![]() | 居住性の高い6人用ベルテント | 不明 | 不明 | 不明 | 390cm | 370cm | 270cm | 不明 | 不明 | |
7 | UnaFreely ワンポールテント | ![]() | 薪ストーブを楽しめる煙突穴を標準装備 | 不明 | 半自立式 | 6角形、タワー型 | 310cm | 310cm | 220cm | 不明 | 不明 | |
8 | OneTigris ハンモックオーニング&ホットテント | ![]() | 2種類の煙突に対応した窓を2か所に配置 | 不明 | 自立式 | ロッジ型 | 3.8m | 2m | 1.9m | 不明 | 不明 | |
9 | Gonex ワンポールテント | ![]() | テント内の温度を逃がさないスカート付き | 不明 | 半自立式 | 6角形タワー型 | 3m | 3m | 1.8m | 不明 | 不明 | |
10 | NIXGIR Limited DOKICAMP ワンポールテント|NPT2022 | ![]() | メッシュインナーテント付きで涼しさアップ | 不明 | 半自立式 | 6角形、タワー型 | 320cm | 320cm | 160cm | 不明 | 不明 |
高さがありスペースを広々使えるワンポールテントで、煙突穴つきなのでテント内に薪ストーブを設置できます。煙突穴に取りつけられる防炎布がついており、煙突のサイズに合わせてカットが可能です。本体生地には軽量で雨耐性のある210Tポリエステルを採用し、雨や雪でも使えます。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 自立式 |
形状 | ティピー型 |
展開時の幅 | 約320cm |
展開時の奥行 | 約320cm |
展開時の高さ | 約160cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
約4m幅の居住スペースを確保しており、複数人でのキャンプでもゆったりとくつろげます。煙突サイズに合わせてカットできる煙突窓が設置されており、中で薪ストーブを使用可能。上部には通気口がついているため、通気性もしっかり確保できますよ。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 非自立式(ペグダウン) |
形状 | ベル型 |
展開時の幅 | 400cm |
展開時の奥行 | 400cm |
展開時の高さ | 250cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
耐火性や通気性が高いポリコットン生地を採用し、寒い時期の焚き火やストーブの使用にも対応しています。トップの高さは約2m、幅3mと3~5人が入るスペースを確保しており、家族や友人とのキャンプを楽しめるでしょう。グランドシートは取り外し可能で、壁を巻き上げると360度の景色と風を感じられます。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 半自立式 |
形状 | ベル型 |
展開時の幅 | 300cm |
展開時の奥行 | 300cm |
展開時の高さ | 約200cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
下部に設けた立ち上がりにより居住性が確保され、ゆったり過ごせる6人用のベルテント。入口からセンターポールにかけてジッパーがついているため、用途にあわせてフロアのパターンを変えられるのが特徴です。フロントドアや天井にはメッシュ素材が用い、通気性が良好なのも魅力でしょう。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 不明 |
形状 | 不明 |
展開時の幅 | 390cm |
展開時の奥行 | 370cm |
展開時の高さ | 270cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
PUコーティングが施された70Dナイロンは耐引裂性が高く、耐水圧3000mmを備えており居住スペースをしっかりと守ります。軽量かつ高い強度のYKKジッパーを採用しているので、劣化による生地の巻き込みなどを軽減できるでしょう。2つの煙突窓を配置しており、垂直タイプと90度タイプの両方に対応しています。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 自立式 |
形状 | ロッジ型 |
展開時の幅 | 3.8m |
展開時の奥行 | 2m |
展開時の高さ | 1.9m |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
テント上部2ヶ所のベンチレーターにより、入り口を閉じた状態でも換気をすることができます。折りたたみ式ポールを採用し、長さがわずか50cmに収まり収納時のコンパクト性に貢献。インナーテントを全面メッシュ仕様にすることで、夏場は蚊帳としての使用も可能です。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 半自立式 |
形状 | 6角形、タワー型 |
展開時の幅 | 320cm |
展開時の奥行 | 320cm |
展開時の高さ | 160cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
大人が5~6人収容できる広さを確保しており、家族や友人とのキャンプを楽しめます。縫い目には防水テープを使っているので、雨や水遊びで濡れてしまっても中への侵入を防止。通気性と結露対策の開閉可能な換気窓があり、さらに煙突窓が設計されているのでテント内でも料理を楽しめますよ。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 自立式 |
形状 | 8角形、タワー型 |
展開時の幅 | 400cm |
展開時の奥行 | 400cm |
展開時の高さ | 220cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
付属しているポジショニングツールを使って10分近くで設営できるので、初めて扱う人でも手軽に組み立てられます。スノースカートを装備しているため、冬場でも冷気が入りにくく室内の温度をキープ。重量が5.2kgと軽く、持ち運びや設置がしやすいのはうれしいですね。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 自立式 |
形状 | 8角形、タワー型 |
展開時の幅 | 420cm |
展開時の奥行 | 420cm |
展開時の高さ | 210~230cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
天井にはメッシュ網生地が採用されており、開閉が自由にできるので通気性を確保しながら虫などの侵入を防ぎます。高品質なファスナ―を使っているので、生地を巻き込みにくく痛めないのが特徴。紫外線カット率が高い生地のため、日差しが強い日も快適に過ごせるでしょう。
フライシート素材 | 不明 |
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設営方式 | 半自立式 |
形状 | 10角形、タワー型 |
展開時の幅 | 400cm |
展開時の奥行 | 400cm |
展開時の高さ | 280cm |
フライシートのベンチレーターあり | 不明 |
スノースカートあり | 不明 |
薪ストーブを使えるテントは、冬のキャンプを快適に過ごせる一方で、一酸化炭素中毒や火事などに気をつけたいポイントがあります。
テント内の酸素濃度が低下すると不完全燃焼が起こり、無色無臭の一酸化炭素が充満して一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。一酸化炭素中毒は、血液中の一酸化炭素の濃度が高くなることで血液の酸素運搬能力が低下し、頭痛や吐き気、昏倒など致命的な症状や死に至る場合も(参照:厚生労働省)。
そのようなリスクを回避するためにも、薪ストーブ使用時には30分~1時間に1回のこまめな換気が必要です。また、連日使用する場合には、煙突にすすが詰まって不完全燃焼を起こさないように、毎日手入れを行ってください。
テント内の一酸化炭素濃度を簡単に確認できる、一酸化炭素警報器もおすすめです。一定の濃度に達するとアラームやライトで知らせてくれますが、過信せずにあくまで目安として設置しておきましょう。
テントの素材はもちろん、ストーブ本体・周囲の環境などもチェックして、薪ストーブによる火事を防ぎましょう。難燃性のテントは火の粉が飛んでも炎上しにくいものの、燃えないわけではありません。インナーシートは取り外し、薪ストーブの脚周りはブロックなどでしっかり固定してください。
ガイロープや煙突ガードを使った煙突の固定も必須です。煙突ガードを使うと、煙突とテントが直接触れることがなく、火の粉の舞い上がりも防止できます。
万が一薪ストーブが転倒したときに備えて、周りに燃えやすいものなどを置かないこともポイントです。強風時には、ストーブが倒れたり火が燃え移ったりして、思わぬ火事につながる可能性も。状況を見てストーブの使用を控えましょう。
トラブルを防ぐために、テント設営時はペグをしっかりと打つことが大切。設営が甘いと、時間が経って形が崩れたり突風が吹いたりしたときに危険です。
また、気候・場所の条件が合わないときは無理に火を使用しないようにしましょう。山の上は天気が変わりやすいので十分注意してくださいね。
1位: イー・エム・エー|ワンポールテント|lf-ot010-gr
2位: Preself|ワンポールテント|T2
3位: 万方商事|Hill Stone|ワンポールテント ad199|ad199
4位: GOGlamping|パップテント
5位: TOMOUNTアウトドアテクノロジー|ベルテント
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