広々したワイドな空間と、大人が立っても余裕がある高さが魅力のドームテント、コールマン タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージ。インターネット上では「大きいのに組み立てやすい」「通気性がよい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
そこで今回は、コールマン タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージを含むドームテント全11商品を実際に使って、組み立てやすさ・居住性・機能性・収納のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
コールマン タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージは、ドームテントを探しているすべての人におすすめです。インナーシートの上下に換気口がついているうえ出入口も2か所あり、通気性は口コミどおり優秀。比較したほかの商品にはどちらも1か所のみで風通りが悪いものがあったなか、モニターからは「快晴日でも中は涼しくて驚く」と好評でした。
ドアが広く開口することに加えてテント内が195cmと高く、出入りも非常にスムーズです。「身長180cm程度までなら問題なく立てそう」と、モニターからは過ごしやすさも好印象。比較したなかには出入りの際にかがむ必要がある商品があったのに対し、圧迫感なく快適に過ごせるでしょう。
フレームにつなぎ目がないため扱いやすく、組み立てやすさもトップクラス。「説明書がなくても広げた瞬間にわかる」といった声があがり、口コミどおり直感的に設営できました。比較した商品にはフライシートの前後がわかりにくいものもありましたが、前後の形が違うので迷わず取りつけられます。
機能性も申し分ありません。スカートこそついていないものの、キャノピー(ひさし)・ランタンフック・インナーポケットなどあるとうれしい機能を搭載。比較したほかの商品には少ない電源コード用ジッパーがついているのも大きな強みです。暑い季節でのキャンプにも重宝しますよ。
重量が約11kgとやや重く、収納サイズが大きめなのは惜しい点。とはいえ、設営しやすさ・快適な居住性・高い機能性を兼ね備えているのは見逃せないポイントです。初心者にも上級者にもおすすめなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそもドームテントとは、ドーム型をしたベーシックな形で初心者でも組み立てやすいのが特徴。その丸みを帯びた形状は風を受け流しやすく、耐風性に優れているものが多い傾向があります。前室と呼ばれる居住スペースがあるため、空間に余裕をもって過ごしやすいのも利点です。
今回ご紹介するタフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージは、アメリカ発のアウトドアブランド・コールマンのロングセラー商品。フライシートの素材には75Dポリエステルタフタ、インナーシートには68Dポリエステルタフタを使っています。耐水圧は約2,000mmと高く、急な強い雨にも対応できる仕様ですよ。
販売元のコールマンは、環境に配慮した長く使い続けられる製品を作り、自然にやさしいキャンプを広めているメーカー。ロングライフ製品を目指して、販売したアイテムの修理やメンテナンスも自社で行っています。
設営時の本体サイズは縦495x横300x高さ195cmで、定員は5~6人。3~4人なら余裕をもって使える大きさです。組み立てやすさ・耐風性にこだわり、本体にはアルミフレームを採用しています。
本商品はスタートパッケージのため、ドームテントに加えて必須アイテムのインナーシート・グランドシートが付属しているのもうれしいポイント。インナーシートのサイズは縦290×横290cm、グランドシートは縦280×横280cmです。
フライシート・インナーシート・各種ポールなどの付属品は、別で購入することも可能。破損したり劣化がおきたりしても、買い替えられるのがうれしいですね。
ほかにも追加アイテムとして、硬い地面に使えるペグやハンマー、テントに連結できるスクリーンタープも用意されています。大人数で予定している人やより快適に過ごしたい人は、要チェックですよ。
<買い替えできる付属品(※)>
<別売りの追加アイテム(※)>
価格は執筆時点・公式サイト参照
設営のおおまかな手順は6ステップあり、詳しい組み立て方は以下のとおりです。取り扱い説明書には一人で設営する場合の工程も記載されているので、参考にしてみてください。
<設営方法>
①インナーテントを広げる
・インナーテントのファスナーを開ける
・コールマンのロゴがフロント側になるよう広げる
②メインポールの組み立て
・メインポール2本を伸ばして、スリーブに通す
・リア側の端をインナーテントコーナーにあるアシストクリップに差し込む
・スリーブを持ち、メインポールを入れ込みながらインナーテントを立ち上げる
・メインポールフロント側の端を、インナーテント横のアシストクリップに差す
・フックをメインポールにつけて固定
③フロントポールをセット
・フロントポールを伸ばして、インナーテント横のアシストクリップに差し込む
・インナーテントのフックをフロントポールにつけて固定
④リアバイザーポールをセット
・リアバイザーポールを伸ばして、両方の端をグロメットに差し込む
・前後のファスナーをすべて閉める
・設営位置を決めたら、6か所あるループを風上より順番に対角線にペグを打つ
⑤フライシートをかぶせる
・フライシートをかぶせて端のフックをインナーテントのDリングにかける
・面ファスナーで固定
・フロント・リア・サイドのループを引っ張り出してペグで固定
⑥ロープを張って固定
・付属のロープを結びつけてペグで固定したら完成
旧モデル「タフワイドドーム」との違いもチェックしておきましょう。
大きく異なる点は、居住空間の広さ。フレームの曲げ加工に工夫を加えることで、天井部分の空間が広くなりました。インナーサイズは同じですが、定員は4~6人用から5~6人用にアップしています。家族みんなで快適に過ごせる工夫が散りばめられていますよ。
今回はコールマン タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージを含む、ドームテント全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、組み立てやすさの検証です。コンテンツ制作チームのメンバーが実際にテントを設営して、フレーム・インナーテントの組み立てやすさやフライシートの取りつけやすさをチェックしました。
結果、組み立てやすさは比較した全商品のなかでもトップクラスの評価を獲得。「大きいのに組み立てやすい」という口コミのとおり、フレームが軽くて扱いやすく楽に設営できました。モニターからも「シームレスで扱いやすい」「無駄に力を入れなくてもよい」と好評です。
比較したほかの商品には、フレームのつなぎ目がでこぼこしていて組み立てにくいものもありました。対して本品は凹凸がないため、スリーブにひっかからず楽に通せるのがメリットです。
<フレームそのものの組み立てやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
インナーテントも迷うことなく簡単に組み立てられました。比較したなかではパーツが色分けされていたものが組み立てやすい傾向がありましたが、パーツの数が少なく色分けがなくても直感的に扱えます。
比較した吊り下げ式のインナーテントと比べると、本品のようなスリーブ式は迷わずセットしやすいのがよい点。フレームが軽量かつしなやかなで、簡単に曲げられるのもメリットです。複数のモニターからは「力不要でフレームを曲げられる」との声が聞かれました。
フライシートも問題なく取りつけ可能。比較したなかにはフライシートの前後がわかりにくいものがあったなか、「前後の形が違うので非常に取りつけやすい」との声があがり迷わずセットできました。
<インナーテントの組み立てやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、テントを選ぶうえで見逃せない居住性の検証です。コンテンツ制作チームのメンバーが実際にテント内で過ごしてみて、風通しのよさ・出入りのしやすさ・メッシュの取り扱いやすさをチェックしました。
結果、居住性の評価もトップレベル。出入口が高くかがむ必要がないため、楽に出入りできました。比較したなかには入り口が狭くかがまなければならない商品もありましたが、モニター全員が「出入りしやすい」と回答。出入り口が広く開口する点も高評価につながりました。
展開時のサイズは幅495×奥行300×高さ195cmと、テント内の高さも十分。モニターも「身長180センチくらいまでならテント内で問題なく立てそう」とコメントしており、大人も子どもも快適に過ごせるでしょう。
テントの中で過ごしてみると、口コミどおり風がしっかり通って涼しく快適でした。比較したなかには風の通りが悪く熱がこもるものもありましたが、モニターからも「快晴日でも中は涼しくて驚く」と好評です。過ごしやすい温度をキープできていました。
風の通り道であるベンチレーターが、テント上部だけではなく下部にまでついているのも大きな魅力。メッシュも細かすぎず粗すぎないため、風は通しつつ蚊帳の役目はしっかり果たせています。「何よりサイズが大きい」との声もあり、メッシュ部分が広い点も目を惹きました。
<風通しのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は機能性の検証です。あると便利な7つの機能をチェックしたところ、夏場のキャンプにもぴったりなプラスαの機能がそろい、こちらも高評価を獲得しました。詳しい機能は以下のとおりです。
防寒に役立つスカートこそないものの、機能性は優秀。インナーポケットやランタンフックはもちろん、キャノピー(ひさし)つきで日陰をつくることが可能です。快晴の日でも過ごしやすいでしょう。
インナーテント・フライシートの両方に換気口が備わり、インナーテントは上下に装備されていたのがメリット。比較したなかでも換気口が上下についているものは約3割しかなかったことを考えると、テント内に熱気がこもりにくく暑い季節のキャンプに特におすすめですよ。
電源コード用ジッパーがついているのも利点です。比較した全商品の約2割にしかついておらず、電化製品を使用したい人にも活躍します。
最後に、車に積みこんだり保管したりする際に気になる、収納のしやすさの検証です。商品の重量と体積をチェックしました。
結果、収納時サイズは縦23x横25x高さ72cm・体積は0.0414m3と、比較した商品のなかでは大きめ。重量も約11kgと、比較した半数以上の重量が10kg以下だったことを思うと重ためです。
ただ車の荷室に入れたり自宅に保管したりするぶんには、それほど影響しない大きさ。重さが気になる場合は、キャリーカートなどに積んで運搬するのもひとつの手でしょう。
展開時サイズ | 幅495×奥行300×高さ195cm |
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最大収容人数 | 6人 |
ランタンフックあり | |
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収納時体積 | 約0.04㎥ |
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | 不明 |
インナーテントのフロア面積. | 不明 |
前室面積. | 不明 |
設営方式 | 組み立て式 |
フロア耐水圧 | 約2,000mm |
フライシート素材 | 75Dポリエステルタフタ |
インナーテント素材 | インナー:68Dポリエステルタフタ、フロア:210Dポリエステルオックスフォード |
インナーテントのベンチレーターあり | |
フライシートのベンチレーターあり |
コールマン タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージは、公式サイトや楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
公式サイトでの販売価格は税込68,970円(※執筆時点)。ぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、収納や持ち運びしやすいほかの商品をご紹介します。
ogawaのピスタ5は、寒い季節にもキャンプを楽しみやすいアイテムです。スカートつきで防寒性があり、秋冬のキャンプにも対応できる仕様。風通しもよいため夏にも活躍するでしょう。重量は8kgと軽量で持ち運びやすいのもメリット。フレームが1つのみで、組み立ても簡単です。
Jack WolfskinのECLIPSE IIIは、コンパクトなものがほしい人におすすめ。重量は約5.2kg・収納時サイズは幅54×直径22cmと、ドームテントのなかでも軽量で小さく収納できるのが魅力です。フレームはショックコードつきで組み立てやすく、前後に大きな出入口があるため風通しも良好ですよ。
展開時サイズ | 幅280×奥行460×高さ180cm |
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最大収容人数 | 5人 |
ランタンフックあり | |
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収納時体積 | |
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | 不明 |
インナーテントのフロア面積. | 不明 |
前室面積. | 不明 |
設営方式 | 組み立て式 |
フロア耐水圧 | 約1,800mm |
フライシート素材 | ポリエステル |
インナーテント素材 | ポリエステル |
インナーテントのベンチレーターあり | |
フライシートのベンチレーターあり |
ogawa ピスタ5をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
展開時サイズ | 幅240×奥行330×高さ125cm |
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最大収容人数 | 3人 |
ランタンフックあり | |
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収納時体積 | 約0.02㎥ |
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | |
インナーテントのフロア面積. | 不明 |
前室面積. | 不明 |
設営方式 | 組み立て式 |
フロア耐水圧 | 10000mm |
フライシート素材 | ポリエステル |
インナーテント素材 | ポリエステル |
インナーテントのベンチレーターあり | |
フライシートのベンチレーターあり |
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