複数人でゆったり過ごすのに向く2ルームテント。コールマン・ロゴス・スノーピークなど、さまざまなブランドから販売されています。しかし、2人用・ 4人用・ 6人用などサイズが違い、設営が簡単なものや大型リビングのものなど仕様もいろいろ。また安いものから高いものまで様々のため、どう選べばよいか迷いますよね。
そこで今回は、2ルームテントの選び方を解説。さらに、おすすめの2ルームテントをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。 「.HYAKKEI」「CAMP HACK」「エンジョイ!マガジン」「価格.comマガジン」「LANTERN」などのwebメディアをはじめ、アウトドア系書籍や旅行雑誌などへの協力・執筆・寄稿多数。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
2ルームテントとは、広いリビング(全室)と寝室の2つのスペースを備えたテントのことです。リビングで食事を楽しみ、就寝時は隣の空間ですぐ休めるレイアウトで、ファミリーやグループでの利用にもぴったり。荷物が多い場合や、連泊でソロキャンプする場合にも活用できます。
2ルームテントの最大のメリットは、タープやサブテントを別途張る必要がなく、設営が1回で済む点です。1つのテントで十分なスペースを確保できるので、複数の道具を準備する手間もありません。また、突然の雨風のときも、リビングスペースで落ち着いて調理や食事ができます。
一方で、一般的なテントに比べると、収納時のサイズや重量がかさむ点がデメリットです。また、設営時の工程が多いので、慣れるのに少し時間が必要な場合もあります。快適にキャンプをするには、いくつかのポイントをおさえて選ぶことが大切。選び方を参考にして、ぜひ最適な2ルームテントを見付けてください。
2ルームテントを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
テントの広さや居心地は、利用人数と天井の高さによって変わります。快適に過ごすため、それぞれのポイントを事前に確認しておきましょう。
ゆったり過ごしたいなら、使用人数+1人以上の広さを目安に選びましょう。テントには使用可能人数の記載があり、その数を目安に選びます。使用人数より1人以上の余裕があれば、テント内の生活動線を確保しやすく荷物の出し入れもスムーズ。単に人数分の寝る場所を確保できるだけでなく、空間に余裕を持って過ごせます。
購入時は、使用人数に加えて、リビングの広さも必ず確認してください。テントの定員は、全員が足を伸ばして寝られる広さが基準で、リビングスペースの広さまでは考慮されていない場合があります。リビングが狭いと調理や食事がしにくくなるので、テーブルのサイズや椅子の数を考慮して、必要な広さが確保できるか確認しましょう。
圧迫感なく過ごすには、寝室の高さが180cm以上あるものを検討しましょう。市販の2ルームテントの寝室高は120〜195cm程度が主流。寝室高が180cm以上だとリビングの天井高が200cm以上の場合が多く、どちらで過ごしても閉塞感を感じにくいでしょう。多くの大人が腰を曲げずに動きやすく、着替えもスムーズです。
購入時は、寝室部分や、寝室を示すインナーテントのサイズ表記を必ず確認してください。「使用時のサイズ」や単なる「サイズ」と記載がある場合は、リビングの天井高を示しているのが一般的です。寝室の天井高はリビングより低い場合が多いので、リビングの天井高を基準に選ぶと高さが足りないことがあります。
なお、天井が高いほど価格が高い場合が一般的。コストを重視する場合は、使用する人の身長や過ごし方に応じて、許容できる高さを見極めることもひとつの方法です。
テントの設営の手間を軽減したいなら、吊り下げ式が向いています。あらかじめ組み立てたフライシートのフレームにインナーテントをフックで留める、シンプルな構造。フレームを通す際の引っ掛かりや布地のねじれが起こりにくく、撤収時もフックを外すだけと簡単です。
テントの設営に慣れていない場合には、カラーアシストシステムを採用したモデルもおすすめ。フレームと対応する差し込み口が同じカラーなので、迷うことなく組み立てられる仕組みです。同じようなポールや差し込み口がいくつかあっても、混乱しにくいでしょう。
また、少人数で設営する場合は、アシストクリップやロックピンなどと呼ばれる抜けにくいピンを備えたモデルも便利です。ポールに差し込んだピンが抜けにくいよう固定できるので、片方を支える人がいない場合でも安定して組み立てられます。
キャンプ中は、突然の雨や風に見舞われることも珍しくありません。急なアクシデントで慌てないよう、耐水性や風に強い形状かも確認しておきましょう。
突然の雨に備えるなら、フライシート1,500mm、フロアシート2,000mm以上の耐水圧のあるテントを選びましょう。耐水圧とは布地が耐えられる水圧を示す防水性の目安で、フライシートは最も外側にくるシート、フロアシートは床部分を指します。2,000mm程度の水圧がかかるのは中程度の雨、床面は局所的に強い圧がかかるため屋根より高い耐水圧が理想です。
耐水圧は、「フライシート:1,500mm」「フロアシート:2,000mm」のように記載されています。高い耐水圧をメインで記載し、フライシート・フロアシートの詳細は小さく書かれている場合もあるので、必ず詳細を確認しておきましょう。
フライシート3,000mm・フロアシート10,000mmと耐水圧が高い商品もありますが、耐水性が高いほど通気性が劣り、湿気がこもりやすくなる点には注意が必要です。内部の結露やムレを防ぐためには、後述するベンチレーター(通気口)のあるモデルを選ぶことをおすすめします。
突然の強風に備えるなら、ドーム型のテントを検討してください。2ルームテントは、フレームを複数本交差させたドーム型と、フレームを直線的に配置したトンネル型が主流。ドーム型は複数のフレームを半球状に交差させた構造で、面で受けた雨風を逃がしやすく、安定感が得られやすい点が特長です。
ドーム型はテント上部に雨水がたまりにくく、排水性に優れている点も魅力。溜まった雨の重みで圧が掛かりにくい、中央部分に自然な傾斜ができる構造です。水が溜まりにくいことで、生地の劣化や水漏れのリスクも軽減できます。
持ち運びやすさを求める人は、重さと収納時のサイズを必ず確認しておきましょう。2ルームテントは一般的なテントに比べてサイズが大きく、重くかさばる場合が多くあります。なかには重量20kgを超える商品もあり、1人での持ち運びが難しいことも少なくありません。
たとえば、収容人数4人用〜6人用程度のモデルは、収納サイズは幅75×直径35cm前後、重さ約20kg程度の商品が多い傾向があります。なかには幅70×直径30cm、13kg前後とややコンパクトで軽いタイプもあるので、購入時に確認してください。車載スペースや持ち運ぶ人の腕力も考慮して、ムリなく運びやすいものを選びましょう。
ただし、テントの重さや収納サイズは大きさに比例するので、コンパクトで軽量なモデルはリビングスペースが狭い場合があります。先にサイズを基準に候補となる商品をピックアップし、同程度のサイズのなかで軽量でコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。
キャンプ場は朝晩の寒暖差が大きいため、通気性と密閉性のバランスを確認しておくことも大切です。使用する季節や天候に応じて、調整しやすい構造を選びましょう。
熱のこもりや結露を防止するためには、ベンチレーターが欠かせません。ベンチレーターはテント内の空気を外に逃がすための換気口で、こもった熱気や湿気を効率よく排出する設備です。外気と室内の温度差で発生する結露も軽減でき、快適な空間作りをサポートします。
上部と下部の2か所にベンチレーターがあると、空気の流れがよりスムーズです暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすいため、室内温度や湿度を一定に保つのにも役立ちます。
また、ベンチレーターの開閉具合を調整できる構造もおすすめです。気温の高い日は大きく開けて通気を確保し、寒い日には必要な分だけ開けることで冷気の侵入を抑えられます。
夏場に使用する場合は、大きなメッシュスクリーンを配置した仕様を選びましょう。メッシュスクリーンは細かい網目状の素材で作られたパネルで、虫の侵入を防ぎつつも空気を通せる点が魅力です。視界を遮ぎらないので、開放感も得られます。
なかでも、前面や側面など、複数面にメッシュスクリーンが設置されたタイプがおすすめです。風の通り道を確保しやすく、より効率的な空気循環が可能。対角線上に配置されていると、より風が通り抜けやすくなります。
また、日焼けが気になる人はサンシェード付きの商品を選ぶのもおすすめです。メッシュスクリーンによって通気性を確保しながら、紫外線対策もできますよ。
寒い時期や場所で使う場合は、テントスカート付きを選びましょう。テントスカートはテント下部から地面に向かって垂れ下がる布状パーツで、外気の侵入や隙間風を防ぐ効果があります。保温性が高まるため、とくに冷え込みの厳しい秋冬に効果を実感しやすいでしょう。
なかでも、テントの周り全体にスカートが付いたモデルがおすすめです。商品によっては、テントの側面や背面など、一部にしかスカートが付属していない場合もあります。風が吹く方向は一定ではないので、全体にスカートがあるほうが風の侵入を防ぎやすいでしょう。
また、ペグ打ち用のループが備わっているタイプは、風によるバタつきを防止できます。風によって捲れ上がることがないので、断熱効果が一層高まるでしょう。
電源付きサイトを使う場合は、AC電源コード用の開口部がある仕様がおすすめです。テントサイドから延長コードを通せるので、テント内の照明・電気調理器具・スマートフォンの充電などがスムーズ。ファスナー付きであれば、使わないときは閉じておけるため、虫や外気の侵入を防げます。
テント内での小物の迷子を防ぐなら、収納ポケット付きが便利です。スマートフォン・サングラス・日焼け止めなどの小物を床に置かずにすむため、スペースの有効活用にもつながります。ポケットの個数は1〜4つ程度、サイズは商品によって異なるので、入れたいものを考慮して選んでください。
テント内の明るさを維持したいなら、天井にランタンフックがあるタイプがぴったりです。地面にランタンを置くと光が届きにくいうえ、転倒のリスクもあります。高い位置に設置すれば、明るさと安全性を確保できるでしょう。ただし、重いランタンを吊るすとフックが破損する恐れがあるため、耐荷重を確認してください。
また、燃焼式のランタンをかけると火事のリスクがあるので、使用するものはLEDランタンなどの電池式にしましょう。ランタンの選び方は以下コンテンツで詳しく紹介しています。燃焼式も紹介していますが、テントにかけるなら必ず電池式を選んでくださいね。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||||||||||||||
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設営方式 | 電源コード用ジッパーあり | 展開時サイズ | 収納時サイズ | ランタンフックあり | インナーポケットあり | 焚き火対応 | 形状 | 最大収容人数 | 設営方式 | フライ耐水圧 | フロア耐水圧 | スカートあり | 重量 | 展開時の高さ | フライシートのベンチレーターあり | メッシュスクリーン付き | インナーテントのベンチレーターあり | ポケット付き | |||||
1 | ナインヒルズ SENAI75|NHJ10084TK01S | ![]() | 初心者でも簡単設営可能。開放感溢れる2ルームタイプ | ワンタッチ式 | 高さ180×横475×奥行270cm | 110×25×30cm | ロッジ型 | 6 | ワンタッチ式 | 2000mm | 不明 | 26kg | 180cm | ||||||||||
2 | ニューウェルブランズ・ジャパン Coleman|タフスクリーン|2000039084 | ![]() | ダークルーム技術で日光を遮り快適な睡眠を実現 | 組み立て式 | 560×340×215cm | 34×34×74cm | ロッジ型 | 5 | 組み立て式 | 3000mm | 2000mm | 20kg | 215cm | ||||||||||
3 | ロゴスコーポレーション LOGOS|neos PANELスクリーンドゥーブル XLセット-BB|71208007 | ![]() | 5~6人向けの2ルームテントとマット&シートのセット | 組み立て式 | 幅300×奥行520~630×高さ205cm | 幅63×奥行54×高さ23cm | 不明 | 不明 | トンネル型 | 6人 | 組み立て式 | 2000mm | 3000mm | 16.6kg | 205cm | 不明 |
設営方式 | ワンタッチ式 |
---|---|
形状 | ロッジ型 |
最大収容人数 | 6 |
フライ耐水圧 | 2000mm |
フロア耐水圧 | 不明 |
展開時の高さ | 180cm |
4〜6人用の2ルームロッジ型テントで、簡単に設営可能なワンタッチ構造が特徴です。高い天井と広々とした空間で、初心者やファミリーキャンプにおすすめ。山小屋のようなフォルムとサンドカラーがおしゃれな雰囲気です。
展開時サイズ | 高さ180×横475×奥行270cm |
---|---|
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | |
設営方式 | ワンタッチ式 |
重量 | 26kg |
設営方式 | 組み立て式 |
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形状 | ロッジ型 |
最大収容人数 | 5 |
フライ耐水圧 | 3000mm |
フロア耐水圧 | 2000mm |
展開時の高さ | 215cm |
展開時サイズ | 560×340×215cm |
---|---|
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | |
設営方式 | 組み立て式 |
重量 | 20kg |
設営方式 | 組み立て式 |
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形状 | トンネル型 |
最大収容人数 | 6人 |
フライ耐水圧 | 2000mm |
フロア耐水圧 | 3000mm |
展開時の高さ | 205cm |
2ルームテントのneos PANELスクリーンドゥーブルとテントマット&シートがセットになった商品です。5人から6人向けのサイズでファミリーキャンプにおすすめ。ベンチレーションとして機能するC型ドアや日差しをやわらげる高機能メッシュ、雨風を防ぐマッドスカートなども装備しています。
展開時サイズ | 幅300×奥行520~630×高さ205cm |
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インナーポケットあり | 不明 |
焚き火対応 | 不明 |
設営方式 | 組み立て式 |
重量 | 16.6kg |
テント内を居心地よく快適に整えるなら、テーブルやチェアも欠かせません。以下のコンテンツでは、アウトドア用のテーブルやチェアを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1位: ナインヒルズ|SENAI75|NHJ10084TK01S
2位: ニューウェルブランズ・ジャパン|Coleman|タフスクリーン|2000039084
3位: ロゴスコーポレーション|LOGOS|neos PANELスクリーンドゥーブル XLセット-BB|71208007
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