月々の通信費を抑えたい人に人気のLINEMO(オンライン専用)と楽天モバイル。契約を検討しているものの、どちらが自分に合っているかわからず、決めかねている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、LINEMOと楽天モバイルのどちらがよいかをわかりやすく解説します。エリア・料金・サポート体制などを比較した後、それぞれのおすすめの人も解説するのでぜひ参考にしてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
LINEMO(オンライン専用)と楽天モバイルを、料金プラン・通信速度・無料通話・スマホ端末・サポート体制の5項目で比較します。
月々のデータ使用量が少ない人はLINEMO、多い人は楽天モバイルがお得です。
LINEMOの料金プランは、月々990〜2,090円で3〜10GBまで使えるベストプランと、月々2,970円で30GBまで使えるベストプランVの2つ。規定のデータ量を使い切ったあとは、月末まで低速で使い続けるか、1GB/550円で追加データを購入して通常速度に戻すかのどちらかを選べます。
通話料別。
一方、楽天モバイルは楽天最強プランのワンプランのみで、月ごとのデータ利用量に応じて金額が決まる従量制。3GBまでは月額1,078円、20GBまでは2,178円、それ以上は3,278円でデータを無制限に使えるのが魅力です。
データ使用量が3GB以下なら、LINEMOの方が88円お得。それ以上の場合は、楽天モバイルの方が月額利用料が安くなります。
キャリアと同等の通信速度を期待するなら、LINEMOが優勢といえるでしょう。
LINEMOは、ソフトバンクの高速通信が使えて5Gにも対応。プラチナバンドを全国で利用でき、通信エリアもソフトバンクと同一のため全国の広い範囲で快適に使えます。
時間帯によって速度制御の場合あり。
高速大容量5G (新周波数)は限定エリアで提供。LINEMOでは5GはNSA方式のみご利用いただけます。5G通信サービスを利用するためには、5G対応端末が必要です。
プラチナバンドとは、携帯電話の電波が届きやすいとされる周波数帯のこと。ビルなどの障害物を回り込んで、電波を届きやすくする特徴がありますが、楽天モバイルには最近割り当てられたばかりでプラチナバンドはごく一部しか整備できていません。そのため楽天モバイルでは、地下や障害物が多い場所では通信がやや不安定になる場合があります。
電話をよく利用する人には、無料通話アプリがある楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを使えば、国内通話が無料でかけ放題。申し込み手続きも必要ありません。Rakuten Linkを使用していないスマホや固定電話へかける場合も無料で、時間も無制限です(ナビダイヤルなど一部は除く)。
一方、LINEMOの通話オプションは有料で、定額無制限プランは月額1,650円。1回5分以内の準定額の場合は、月額550円です。ベストプランVでは5分定額が付いています。
国際電話やナビダイヤル(0570)等、対象外の通話あり。
端末を購入したい場合は、取扱機種が豊富でお得な割引プランもある楽天モバイル一択です。
楽天モバイルでは、iPhone・Android各種・オリジナルスマホとさまざまな機種を販売。通信プランとセットで申し込むとお得になる割引のほか、ポイント還元のキャンペーンも開催しており、実質1円で購入できるスマホもあります。
LINEMOで購入できるのはSIMのみで、スマホの販売はありません。スマホは家電量販店などで自分で購入する必要があります。欲しい端末がLINEMOに対応しているか、購入前に公式サイトで調べましょう。
サポート体制では、ショップでの相談もできる楽天モバイルが充実しています。店頭で相談や質問をしたい人は、楽天モバイルを選ぶとよいでしょう。
楽天モバイルは、全国で1,000店舗以上を展開。申し込みや初期設定もサポートしてくれます。
さらに、月額550円でスマホ操作遠隔サポートにも対応。専用アプリをインストールすると、オペレーターがネット接続の設定や、基本的な操作などを遠隔サポートしてくれます。対面と遠隔の両方でのサポートが受けられる楽天モバイルなら、手続きや操作に不安がある人も安心して使えるでしょう。
一方のLINEMOは実店舗がなく、契約も相談もオンラインのみです。系列会社である、ソフトバンクやY!mobileのショップで対応してもらうこともできません。
チャットで相談する場合は、公式サイトのページ右側にあるサポートアイコンからアクセスしてください。24時間利用できますが、オペレータの対応は午前9時から午後8時まで。LINEMOの公式LINEからも相談できます。
LINEMOは、どのような人におすすめかを解説します。
LINEをよく使う人には、LINEMOがおすすめ。「LINEギガフリー」が適用され、LINEをどんなに利用してもデータ通信量を消費しません。
トークでの位置情報の共有・スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。
LINE同士のトーク・音声通話・ビデオ電話が、通信量を気にせず使い放題なのは大きなメリット。データ容量の大きな画像・動画の送受信はもちろん、LINE VOOMへの投稿も可能です。
通信速度が低速化したあともLINEを通常速度で利用できるのも、うれしいポイント。アプリだけでなくウェブでLINEを利用する場合も、ギガフリーの対象です。
通信環境のよさを求める人にも、LINEMOがおすすめです。ソフトバンクの回線利用で、品質・速度・カバーエリア、どれをとっても満足がいくでしょう。5Gも追加料金なしで利用できます。
ただし、規定のデータ量を使い切ると通信速度が制限される点には、注意が必要です。ベストプランVでは、使用量が30GBを超えると月末まで最大1Mbps、45GBを超えると128kbpsに低速化。ベストプランでは10GBを超えると、最大300kbpsになります。
広いエリアで繋がりやすく、高品質な通信が特徴のLINEMOは、月のデータ使用量が規定内におさまる人に向いています。
次に楽天モバイルがおすすめな人の特徴を解説します。
ネットやゲームをたくさん利用する人には、データ無制限プランがある楽天モバイルがおすすめです。LINEMOにはデータ無制限のプランはありません。
楽天モバイルでは、20GBを超えるとどれだけ使っても月々3,278円で、低速化することがないので、安心して使えるでしょう。
通話をよく利用する人にも、楽天モバイルがおすすめです。Rakuten Linkアプリを使えば、国内通話はもちろん、海外から日本への通話も一部の国・地域なら無料で使えます。
通話やメッセージの送受信が、データ利用量にカウントされないのもうれしいポイント。楽天モバイルの料金システムは従量制ですが、Rakuten Linkはカウント対象外なので、長電話をしても通信量を気にせする必要はありません。
LINEMOと楽天モバイルの両方に契約し、いいとこ取りで賢く使うことは可能です。
SIMカードが2枚挿入できるものや、SIMカード1枚とeSIMを設定できるものなど、多くの機種で2つの通信会社を設定できるので、1つの端末で併用可能です。2社の設定を手動で切りかえることで、目的に合わせて好きなほうの通信会社を利用できます。
たとえば、スマホの購入は楽天モバイル、LINEを使うときはLINEMO、通話は楽天モバイルといった具合に使い分ければ、お得な料金で快適にスマホが使えます。1台のスマホに2つの電話番号を設定して、仕事用とプライベート用で使い分けることも可能です。
LINEMOと楽天モバイルの違いについて詳しく解説してきましたが、やはり気になるのがユーザーの口コミや実際の使用感ですよね。
mybestでは、楽天モバイルとLINEMOそれぞれについて、口コミや評判をリサーチしたうえで、実際に使ってみて比較検証しました。結局どちらにするかまだ決めかねている人は、ぜひ参考にしてください。
LINEMOと楽天モバイル、それぞれの違いがわかったところで、他社の格安SIMとも比較してみたいという人は、以下の記事がおすすめです。
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