自分で行えば事務手数料がかからない、ドコモの機種変更。自宅で完結できて節約にもなりますが、なかには機種変更の手順がわからず困っている人もいるでしょう。
そこで今回は、ドコモの機種変更を自分で行う方法を解説します。機種変更前にやるべきことや注意点についても解説するので、自分で機種変更をしたいと考えている人はチェックしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
以下では、ドコモの機種変更を自分で行う際の手順を解説します。
機種変更手続きの前に、まずは必要なものを準備しましょう。用意するのは、機種変更する回線のdアカウントIDとパスワード、支払い情報の3点です。
支払い情報は、クレジットカードもしくは特定の金融機関口座を用意しましょう。端末料金の支払いに必要です。
dアカウントにログインできない場合は、ID確認やパスワードの再設定を行ってください。公式サイトのID/パスワードをお忘れの方ページにて、手続きが可能です。携帯電話番号・メールアドレス・利用者の生年月日などの個人情報が求められるため、間違えないように入力しましょう。
自分で機種変更する場合は、ドコモオンラインショップで購入したいスマホ機種を選択しましょう。
ドコモオンラインショップでは、幅広いラインナップから選択が可能です。iPhoneやPixel、GalaxyやXperiaなどの最新モデルから手に取りやすい価格の端末まで、たくさんの機種を取り揃えています。
万が一希望する機種が在庫切れでも、購入予約やドコモショップから取り寄せられるかもしれません。在庫切れだった場合は、問い合わせてみるのがおすすめです。
スマホ端末選びに迷う人は、以下のコンテンツをチェックしてみましょう。AndroidとiPhoneそれぞれのおすすめモデルを比較検証し、ランキング形式で紹介しています。機種選びの参考にしてみてください。
スマホ機種を選んだら、購入手続きを行います。画面の指示に従って、商品受け取り方法・料金プランとサービス・支払い情報を入力しましょう。
商品受け取り方法では、自宅かドコモショップのいずれかを受け取り場所に指定できます。ショップを選択すると、契約者本人が店舗に行く必要があるため注意しましょう。支払い情報の入力では、端末の支払い回数の選択が可能です。dポイントやクーポンも利用できます。
必要情報を入力したあとは注文を確定して、端末の配送を待ちましょう。新しい端末が手元に届くまでは、手持ちのスマホをそのまま利用することが可能です。
購入手続きの完了後は、最短2日で商品が手元に届くので、新しいスマホを受け取りましょう。配送状況は、ドコモオンラインショップにて確認できます。
商品を受け取ったら、申込んだ機種と相違がないか確認しましょう。開封後は、利用者都合によるキャンセルはできません。
機種変更時にSIMカードとeSIMのどちらを選んだかで、手続きは異なるので注意しましょう。それぞれの設定方法について解説します。
SIMカードを選択した人は、SIMカードを新しいスマホ端末に差し込むと機種変更を進められます。
スマホ端末に同梱されているSIMカードを取り外し、新しいスマホ端末のトレイに置いて差し込みましょう。SIMカード挿入口は、音量調整ボタンや電源ボタンの下、端末の裏蓋を外した電池パック付近にあるのが一般的です。
新しいスマホにSIMカードが同梱されていないときは、現在利用中の機種のSIMカードを差し替えると手続きを進められます。
eSIMを選択した人は、新しいスマホでeSIMを設定しましょう。
新しいスマホでWi-Fiネットワークに接続し、設定アプリを開きます。iPhoneならモバイル通信>モバイル通信プランの追加、Androidならネットワークとインターネット>モバイルネットワーク>「代わりにSIMをダウンロードしますか?」の順にタップしてください。
古い端末・タブレット・PCなどでeSIM申し込みページにアクセスし、eSIMプロファイルダウンロード用のQRコードを表示します。QRコードは、新しいスマホで読み取りましょう。画面の指示に従って新しいスマホを操作し、手続き完了後は端末を再起動してください。
iPhoneなら、再起動後にドコモメールの設定をします。Safari>ブックマークアイコン>My docomo>設定>ドコモメール利用設定>ドコモメール利用設定サイトの順にタップしてください。ネットワーク暗証番号を入力後、注意事項を確認して内容に同意します。
構成プロファイルのダウンロードとインストールが完了したら、ドコモメールの利用設定は完了です。
Androidなら、再起動後にAPN設定を追加します。設定アプリで、モバイルネットワーク>詳細設定>アクセスポイント名を選択し、APNの横にある+ボタンをタップしましょう。アクセスポイントの名前は任意のもの、APNはspmode.ne.jpを設定して保存し、一覧に表示されたspmode.ne.jpを選択すれば完了です。
SIMのセットが完了したら、開通手続きを行いましょう。
ドコモオンラインショップの購入履歴をクリックし、dアカウントにログイン、または受付番号・連絡先電話番号・暗証番号を入力します。
「切り替え(開通)のお手続きへ」をクリックすると、開通前の確認事項や受付確認メールの送信先が表示されるので、よく確認しましょう。「ご注文を確定する」を押下して、開通手続きは完了です。
機種変更の開通手続きは24時間受付のため、都合のいい時間に行えます。ただし、5Gスマホから5Gスマホへの機種変更であれば、開通手続きは不要です。
購入商品の出荷日から15日以内に開通手続きを行っていない場合は、自動開通されます。
開通手続きの完了後は、データ移行を行いましょう。ドコモでAndroidやドコモケータイを利用している人は、ドコモクラウドを利用したデータ移行ができます。
ドコモクラウドとは、ドコモサーバで電話帳・メール・写真などのデータを管理できるクラウドサービスです。事前に必要なデータをドコモクラウドにバックアップしておけば、機種変更時に簡単にデータを復元できます。
ドコモクラウドのほかに、iPhoneのクイックスタートやiCloud、AndroidのSDカードやGoogleドライブなどを利用してのデータ移行も可能です。実践しやすい方法を選んで、データ移行を行なってください。
ドコモの機種変更を自分で行う前に、やるべきことについて解説します。
機種変更する前に、バックアップを必ず取るようにしましょう。バックアップせずに機種変更すると、データ移行ができない可能性があるためです。
利用する機種によって、バックアップの方法は異なるため要注意。ドコモの公式サイトでは、データのバックアップと復元方法を機種ごとに詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
データ移行が不安な人は、ドコモショップにて初期設定サポートの依頼が可能です。ただし、3,300円のサポート料がかかります。
ドコモで機種変更をするときは、アプリの引き継ぎ設定を忘れないよう注意しましょう。なかにはアプリのデータを保存できない場合があるためです。
とくに、LINE・SNS・ゲームアプリの引き継ぎ設定は正しく行う必要があります。正しくデータを引き継げないと、データが初期化されてしまい、アカウントを作り直す必要が生じるかもしれません。引き継ぎ手順は、各公式サイトでしっかり確認しましょう。
最後に、ドコモの機種変更を自分で行うときの注意点をチェックしておきましょう。
ドコモの機種変更を自分で行うと、端末が届くまでに最短2日かかると留意しておきましょう。オンラインショップセンターから自宅やドコモの店舗に配送するため、日数がかかります。
宅配ボックスへの投函はできないため、本人や家族が商品を受け取らなければならない点にも注意。自宅を不在にする時間が長い人は、受け取りに時間がかかるかもしれません。
ただし、希望すれば当日便や翌日便の利用が可能です。申し込み時間や配送可能エリアが設定されているため、エクスプレス配送ページを確認してみましょう。
エクスプレス配送の対象外であり、今すぐに機種変更したい人は、即日で端末を持ち帰れる店頭での手続きがおすすめです。
ドコモの機種変更を自分で行うと、実際に端末を手に取って確認できない点に注意しましょう。オンラインショップで機種を選ぶため、実物のサイズ・重さ・握り心地などは確かめられません。
実物を確認したい場合は、Apple Storeや家電量販店に見に行くのもひとつの手です。購入手続きをする前に足を運び、店頭に並んでいる見本を確認してみましょう。
ドコモオンラインショップでは、18歳未満の人は購入手続きができないため、未成年者は自分で機種変更できません。
18歳未満の契約者が機種変更する際は、ドコモショップで手続きをしましょう。未成年者と親権者それぞれの本人確認書類・親権者の同意書・親権者との関係性がわかる書類を持参すれば、手続きが可能です。
ただし、スマホの利用者が未成年でも、契約名義が親や保護者であれば、オンラインショップで手続きが可能です。
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