年賀状の印刷や写真の印刷など、まだまだ家庭用としても使う機会の多いプリンター。キヤノン・エプソン・ブラザー工業をはじめとする家庭用のインクジェットプリンターや、文書印刷が得意でビジネス用としても使えるレーザープリンター、持ち運びやすい小型なモバイルプリンターなど選択肢が豊富です。そのためプリンターを買おうと思っても、種類が多すぎてどれが正解か悩んでしまうことも多いでしょう。
そこで今回は、プリンターの選び方を解説。さらに、おすすめのプリンターをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
1985年に富士ゼロックス株式会社に入社後、インクジェットプリンターや3Dプリンター製品の研究・技術開発を一貫して担当。2018年に自らが代表を務める非営利団体「inkcube.org」を設立し、インクジェット印刷技術の応用展開を目指すスタートアップや研究機関の技術支援を行っている。 また、2007年より日本画像学会のインクジェット技術部会主査に就任し、インクジェットの技術発展に努めている。2008年には4Dプリンターの技術研究会(4DFF研究会)を立ち上げ、2024年からは日本画像学会会長を務めている。2018年からは慶應義塾大学SFC研究所の上席所員として勤めており、30年以上にわたりプリンター技術の研究・開発に従事、これまでインクジェット印刷技術や3Dプリンターに関する書籍や論文・記事を多数執筆している。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
目次
用途にあわせて3タイプのプリンターをご紹介します。タイプ別に詳しく解説をしているので、ぜひ自分に合ったものを見つけてくださいね。
家庭用で写真や文書の印刷などさまざまな用途に使用するならインクジェットプリンターがおすすめ。インクジェットプリンターは、紙にインクを吐出して印刷するため、さまざまな種類の用紙に対応できるのが特徴です。また、シールやラベル、名刺等さまざまな用途向けのインクジェット用のメディアが販売されており、家庭で気軽に利用できるのも魅力。種類が多く価格帯も広いので選びやすいのもメリットである一方、染料カラーインクが使用されることが多く、にじみやすいというデメリットがあります。
仕事や学校などで大量印刷するならレーザープリンターを選びましょう。レーザープリンターは、レーザーで感光体というパーツにイメージを描き、その上に粉状のトナーを付着させ、紙に転写して印刷を行っています。そのため、にじみにくく、掠れにくいため文書印刷の品質や印刷速度がよいのがメリット。一方、本体価格が高く、大きいため設置場所が限られることや初期費用が高くなることがデメリットです。
持ち運びたいならモバイルプリンターがおすすめ。モバイルプリンターは、据え置き型の通常プリンターとは異なり、小型かつ軽量で持ち運ぶことを前提に設計されたプリンターのことです。持ち運びできるので、出先や出張先で書類の印刷が必要になった際に非常に役立ちます。なかには折りたたみ傘サイズのものもあるので、自宅で使用する際にもほぼスペースを取りません。
プリンターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
家庭用で使うプリンターを探している人にはインクジェットプリンターがおすすめです。以下ではその理由に加えて、ほかの種類のプリンターとも比較しているので、ぜひ参考にしてください。
家庭用のプリンターとして一般的なインクジェットプリンターとレーザープリンター。よく比較されがちな2種類のプリンターですが、家庭用としてやあまり使わないなら前者がおすすめです。
インクジェットプリンターは文書・写真のプリント、スキャンなど幅広く使えるうえコンパクトで設置場所に困りにくいのが魅力。さらに、縁なしプリントができるのもインクジェットプリンターの特徴です。また、価格が5,000円ほどの安い機種も充実しており、予算にあわせた商品選びもしやすいでしょう。
家庭用のプリンターというと低画質なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は現在のプリンターは高級機はもちろん、価格が安いインクジェットプリンターでも高品質なプリントができます。
実際に、印刷業者に年賀状を発注し、家庭用のインクジェットプリンターと印刷品質を比較。どちらも印刷品質に大きな差はなく、家庭用のプリンターでも業者に劣らないほどきれいに仕上がっていました。文書印刷もレーザープリンターで印刷したものと比べるとくっきりさがやや劣りはするものの、計算ドリルの印刷や学生が授業で使用するA4文書など家庭で使用する印刷程度なら、十分きれいで読みやすいでしょう。
インクジェットプリンターは、プリントだけでなくコピー・スキャンなどの複数機能を搭載する複合機と、プリントに特化した単機能の2種類。単機能は価格の安さが魅力でしたが、近年複合機でも安価なモデルが増え、両者の価格差は小さくなっています。そのため、家庭用だとしても今買うなら複合機が圧倒的におすすめです。
プリンターの基本性能ともいえる画質と印刷速度。画質はインクの小滴化や色数の増加が高画質化を、印刷速度はインク吐出周波数やヘッドのノズル数増加が高速化を支えてきました。
しかし、実はこれら基本性能の進化は、家庭用のプリンターでは成熟し、家庭での使用目的においてはすでに十分なレベルでしょう。
プリンターメーカーとして国内外を問わず大きなシェアをもつキヤノン・エプソン・ブラザー工業の3社。3社の間にどのような違いがあるか気になる人も多いのではないでしょうか。
プリンターの基本性能の進化が成熟した今、前提として各メーカーの製品の品質に大きな差はありません。しかし、各社の製品の仕様を細かく確認すると相対的に印刷品質を重視しているのがキヤノン・エプソンの2社、印刷速度を重視しているのがbrotherといえます。
各社のドライバーから印刷設定の画面を開くと、Canon・Epsonは用紙の種類を細かく設定可能。紙の特性を含めた画像処理などを最適化することで、少しでもきれいなプリントができるように設計されています。
一方、印刷速度が速い傾向があるのがブラザー工業の製品の特徴。実際に同価格帯のプリンターの印刷速度を比較すると、ブラザー工業が頭ひとつ抜けた速度を記録しました。印刷品質と印刷速度がトレードオフの関係になるインクジェットプリンターにおいて、ブラザー工業の製品は相対的に印刷速度を重視した設計です。
また、各社のラインナップではキヤノン・エプソンが6色インクタイプを販売しているのに対し、ブラザー工業ではその取り扱いがありません。キヤノン・エプソンの2社に比べて本体価格が抑えられた4色インクタイプの製品が充実しているのが特徴です。
キヤノン・エプソンが用紙の種類を細かく設定できることは、プラスに捉えればきれいなプリントができるということになりますが、印刷の待ち時間が長い、あるいは用紙の種類の選択が面倒という解釈もできます。
ブラザー工業は標準画質モードでの印刷速度が速いのはいいことですが、その分印刷品質は若干粗め。標準モードで印刷した場合、高速ですが印刷画質が2社に比べて若干劣るかもしれません。
プリンターにおいて印刷品質と印刷速度はあくまでトレードオフ。2つを比較することで各メーカーの設計思想がうかがえます。普段どういった書類・画像をどのような用途でプリントするかを考えてメーカーを選ぶといいかもしれません。
ビジネスにおいて顧客や取引先に好印象を与えたい人や大量に印刷したい人にはレーザープリンターがおすすめです。レーザープリンターの最大の魅力は印刷の速さと普通紙における印刷品質のよさ。50枚印刷しても約100秒なので、簡単なメールの返信を終えたときには印刷がすべて完了しているでしょう。さらに、印刷する普通紙の種類によらず、くっきりとした高品質なプリントが得られるのが特徴です。
取引先に資料を提出する人やチラシを大量に印刷する人はレーザープリンターも検討するとよいでしょう。一方、レーザープリンターは、インクジェットプリンターに比べて価格は高めで、特にスキャン・FAXができる複合機では顕著です。さらに、サイズが大きく、家の中での置き場所は限定されるでしょう。小型なものが欲しくて、文書しか印刷しない人は、モノクロプリンターも選択肢にしてください。
レーザープリンターはトナーが溶けて紙に密着するために滲みが少なく、また画質の保存性に優れているのもメリット。状態を保ったまま保管がしやすく、契約書や依頼書などの書類を長期で保存する必要がある人にもレーザープリンターはおすすめです。
出張先や営業先など出先で印刷する人はモバイルプリンターを選ぶのがおすすめです。モバイルプリンターとは持ち運びができるよう小さめに作られたプリンターで、なかには折りたたみ傘と同サイズの製品もあります。
写真印刷は発色がやや薄めですが、A4用紙への文書印刷は十分な品質。総合評価上位のモバイルプリンターと同じく上位のインクジェットプリンターを比較したところ、印刷品質に大きな差は見られず、注視してはじめて差がわかる程度でした。
A4用紙に5pt以下の文字を印刷することはほとんどないので、写真の印刷で繊細な再現性を求める人でなければ、モバイルプリンターでも十分でしょう。持ち運びたい人だけでなく、コンパクトな自宅用のプリンターを探している人にもおすすめです。
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
キヤノンの「PIXUS XK120」は、家庭用プリンターを探しているすべての人におすすめです。カラー印刷1枚あたり約4.1円と安く、ランニングコストを大幅に抑えられます。写真印刷の発色は非常に美しく、グラデーションも豊か。解像感もかなり高く、細かな描写までしっかり表現できていました。
機能面が充実している点も魅力です。クラウドプリントやスマホ対応だけでなく、QRコードプリントやスマートスピーカーにも対応しています。セットアップや印刷が比較的簡単にできるので、機械が苦手な人も使いやすいでしょう。液晶画面からエラー内容や対処方法を確認できるのも便利です。また、自動電源オン機能も搭載しており、手動で電源を入れる必要がありません。
文書印刷のクオリティも十分です。見た場合は、「鷹」のような複雑な漢字でも掠れや滲みはあまり気になりません。モノクロ印刷10枚は平均73秒で、印刷開始指示から1枚目の用紙の印刷完了もスピーディでした。写真印刷5枚も平均113秒だったので、待ち時間は少なく感じるでしょう。
静音性の高さも、比較した商品のなかでは優れています。1m離れた場所で聞こえる稼動音は約64.7dBと別の部屋で使用したり、1m以上先で作業したりする場合は、あまり気にならないでしょう。
ランニングコストの安さ・使い勝手のよさ・印刷品質を兼ね備えたベストバイプリンターです。写真印刷をとてもきれいにできるので、年賀状だけでなく日々の思い出を残すような写真印刷する人にもぴったりですよ。プリンター選びで迷ったら、ぜひチェックしてくださいね。
幅 | 372mm |
---|---|
奥行 | 345mm |
高さ | 142mm |
重量 | 約6.6kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット1段 |
解像度 | 4800×1200dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 100枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 25W |
AirPrint対応 |
CANON PIXUS XK120を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
キヤノンの「PIXUS XK130」は、子どもの勉強で必要な印刷物から年賀状まで、家庭用プリンターを探している人におすすめ。「PIXUS XK120」の後継機モデルで性能にほとんど差はないものの、「カラー消去コピー」機能があるため、問題集や塗り絵などの繰り返し学習などに便利。受験生にはとくに向いているでしょう。
液晶モニターが搭載されており、タッチ操作が可能。スマートスピーカーにも対応しているため、音声だけで操作することもできます。スマホやパソコンから指示すれば起動する自動電源オン機能が搭載されており、手軽に印刷できるのも便利です。自動両面印刷やディスクレーベルプリントができるうえ、SDカードスロットつきで写真データが入ったSDカードから直接印刷もできますよ。
写真印刷では、暗い色から明るい色まで発色が美しく、グラデーションが非常にきれいに再現されていました。解像感も高く、細かな模様や色まで精細に描写可能。文書印刷では複雑な漢字である「鷹」を印刷すると線の掠れがあったものの、十分読みやすい仕上がりです。モノクロ印刷10枚は平均73秒、カラー印刷10枚は平均98秒とスピーディに印刷できたので、待ち時間も少ないでしょう。
カラー印刷1枚あたり約4.1円と、ランニングコストの安さも魅力。プリンターから1m離れた先の稼動音は平均64.6dBと大きすぎず、声を大きくすれば印刷中も会話できるレベルといえます。
ランニングコストが安く、利便性・印刷のクオリティが高いベストバイ。家庭用プリンターを探している人はもちろん、学習に活用したい人もぜひ検討してください。
幅 | 約372mm |
---|---|
奥行 | 約345mm |
高さ | 約142mm |
重量 | 約6.6kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット1段 |
解像度 | 2400×4800dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 200枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 27W |
AirPrint対応 |
CANON PIXUS XK130のレビュー!前モデルXK120との違いは?
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
キヤノンの「PIXUS TS8830」は、写真が趣味で高画質な印刷を求めている人におすすめです。6色ハイブリッドインクを搭載しており、写真印刷はトップクラスの仕上がりに。発色が非常に美しく、グラデーションも豊かできれいでした。インクのザラつきも少なく、元データを精細に描写したクリアな印刷が可能です。
複雑な漢字である「鷹」を黒文字・白抜きで印刷しても、文字サイズ5ptから掠れや滲みがなく、文書印刷も非常にきれいな仕上がりに。5ptの小さい文字でも読みやすく、レーザープリンターと大差ないほど美しく印刷できました。印刷速度も速く、モノクロ印刷10枚に平均72秒、カラー印刷10枚に平均97秒と印刷完了までの待ち時間が少ない点もメリットです。
液晶モニター搭載でタッチ操作ができるうえ、スマートスピーカー対応で音声操作が可能。スマホやタブレットからの印刷はもちろん、SDカードスロットつきで写真データが入ったSDカードから直接印刷することもできます。BD・DVD・CDのレーベル面にも印刷でき、さまざまな場面で活躍するでしょう。使いやすさはほかのキヤノン製の上位商品と変わりありません。
カラー印刷1枚あたりのコストは標準容量で約12.9円、大容量で約12.7円と控えめで、ランニングコストを抑えられるのもうれしい点。プリンターから1m離れた先の稼動音は平均65.0dBと大きすぎず、そこまで気にならないでしょう。
使いやすい機能が充実しているうえ、印刷のクオリティが優秀。年賀状作りに活用したい人や、きれいな写真を印刷したい人は検討してみてください。
幅 | 約372mm |
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奥行 | 約345mm |
高さ | 約142mm |
重量 | 約6.6kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット1段 |
解像度 | 2400×4800dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 200枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 27W |
AirPrint対応 |
CANON PIXUS TS8830の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
タイプ | 複合機タイプ |
---|---|
液晶モニタ付き | |
タッチパネル搭載 | |
ADF機能 |
良い
気になる
ブラザー工業の「brother JUSTIO MFC-L3780CDW」は、複合機のカラーレーザープリンターで、印刷品質・印刷速度の速さだけでなく使いやすさもよく、ビジネス用のプリンターを探しているすべての人におすすめです。Wi-FiダイレクトプリントやMopriaのほか、検証したブラザー工業製品のなかで唯一NFCにも対応。スマホをかざすだけで写真の印刷が行えます。
手差しトレイやタッチ操作ができる液晶がついており、幅広く楽に使えるのも魅力。自動で原稿が送れるADF機能も搭載しており、頻繁に複数枚のコピーを取る場合に便利です。クラウドプリントやスマホ対応もしており、利便性の高い機能が充実しています。
印刷サンプルを印刷して仕上がりをチェックしたところ、スジやずれ、マダラといった印刷不良は一切ありませんでした。複雑な漢字である「鷹」を印刷すると、5ptでもくっきり印刷されたため、文字の印刷も満足できる出来です。モノクロ資料50枚の印刷は平均109秒で完了し、簡単なメールの返信をしている間に印刷ができるほどスピーディでした。
1m離れたところから起動音と動作中の最大音を測ったところ、平均55.8dBを記録しました。やや大きい音がしますが、声を大きくすれば会話できるレベルです。
基本的にレーザープリンターは写真印刷に向かず、本品も写真印刷だとコントラストと彩度が不足しており、解像感も低い印象でした。とはいえ文書印刷は高品質でできる、使い勝手のよいビジネス用途向きのプリンターです。オフィスや在宅勤務での使用を考えているなら、ぜひ最初に検討してみてください。
ファーストプリントの速度(実測値) | 平均14.67秒 |
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幅 | 410mm |
奥行 | 462mm |
高さ | 401mm |
重量 | 21.6kg |
最大用紙サイズ | A4 |
最大給紙枚数(普通紙) | 280枚 |
コピー機能 | |
スマホ対応 | |
スキャナー機能 | |
ネットワーク印刷 | |
AirPrint対応 | |
消費電力 | 最大860W |
セキュリティ印刷機能 | |
ユーザー別の制限機能 | |
SSL通信機能 | |
FAX連携機能 |
ブラザー カラーレーザー複合機 MFC-L3780CDWの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
タイプ | 複合機タイプ |
---|---|
液晶モニタ付き | |
タッチパネル搭載 | |
ADF機能 |
良い
気になる
富士フイルムビジネスイノベーションの「Apeos C320 z」は、効率性を重視している人におすすめである複合機のカラーレーザープリンター。最大給紙枚数が300枚と多いうえ、NFC対応でスマホからの印刷もすぐにできます。
印刷サンプルを印刷すると、白い線が入っておらず、印刷不良はほとんどありませんでした。黒文字も白抜き文字も9pt以上の大きさであればきれいに印刷でき、文字の印刷のきれいさも高評価です。モノクロ資料を50枚印刷した際にかかった時間は平均103秒と、素早く印刷できます。
さらにADF機能を搭載しており、手間をかけずに効率よくスキャンやコピーが可能です。2種類の紙をセットしておけるうえ、手差しトレイがあるため封筒など特殊な用紙の印刷にも対応。タッチ操作できる液晶もついているので、直感的な操作ができます。
1m離れたところからの起動音と動作中の最大音は、平均で58.5dBとやや大きい音がしますが、会話には困らないでしょう。
一方、写真印刷をすると色相や彩度にずれがあり、縦横に縞模様が発生したので、写真印刷にはあまり向きません。とはいえ、文字の印刷品質・印刷速度の速さ・使いやすさ・静音性など、ビジネスシーンで求められる性能を高いレベルでバランスよく備えた1台。ビジネスシーンにおいて効率を最重視する人に向いています。
ファーストプリントの速度(実測値) | 平均10.00秒 |
---|---|
幅 | 410mm |
奥行 | 430mm |
高さ | 366mm |
重量 | 20.6kg |
最大用紙サイズ | A4 |
最大給紙枚数(普通紙) | 300枚 |
コピー機能 | |
スマホ対応 | |
スキャナー機能 | |
ネットワーク印刷 | |
AirPrint対応 | |
消費電力 | 最大990W |
セキュリティ印刷機能 | |
ユーザー別の制限機能 | |
SSL通信機能 | |
FAX連携機能 |
富士フイルムビジネスイノベーション Apeos C320 zを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
タイプ | 複合機タイプ |
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液晶モニタ付き | |
タッチパネル搭載 | |
ADF機能 |
良い
気になる
NECの「Color MultiWriter 4F150 PR-L4F150」は、複合機かつコンパクトなカラーレーザープリンターがほしい人におすすめ。世界最小クラスのA4カラープリンター複合機を謳っており、印刷品質や印刷速度の速さもよく、大量にかつきれいに印刷したい人でも十分満足できるクオリティでした。
印刷サンプルを印刷すると、白い線が入っておらず、印刷不良はほとんどなし。複雑な文字である「鷹」を印刷したところ、黒文字も白抜き文字も9ptからくっきりと印刷され、文字における印刷のきれいさも優秀です。ファーストプリントを実測したところ平均19.00秒かかりましたが、モノクロ資料を50枚印刷した際にかかった全体の時間は平均112秒と悪くありません。
使いやすさも申し分なく、タッチ操作やスマホからのプリント、自動両面印刷など多彩な機能を搭載。パスワードによって利用権限を制限する、ユーザー別の制限機能も搭載しています。
一方、1m離れたところからの起動音と動作中の最大音は平均69.6dBと大きく、ほぼ掃除機並み。大量に印刷する際は周りの目が気になりそうです。
写真印刷をすると、黄色や緑に寄るものの発色はよく、葉の輪郭などはある程度くっきりしていました。縦横に縞模様は浮かんで見えたものの、コンパクトさと多機能さを兼ね備えた高品質なレーザープリンター。設置場所にも悩まなさそうです。
ファーストプリントの速度(実測値) | 平均19.00秒 |
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幅 | 410mm |
奥行 | 430mm |
高さ | 366mm |
重量 | 21.2kg |
最大用紙サイズ | A4 |
最大給紙枚数(普通紙) | 300枚 |
コピー機能 | |
スマホ対応 | |
スキャナー機能 | |
ネットワーク印刷 | |
AirPrint対応 | |
消費電力 | 最大990W |
セキュリティ印刷機能 | |
ユーザー別の制限機能 | |
SSL通信機能 | |
FAX連携機能 |
NEC Color MultiWriter 4F150の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
スマホ対応 |
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良い
気になる
スキャナーやPCなどの情報関連機器を手掛ける、エプソン販売のモバイルプリンター「PX-S06」。印刷方法にはインクジェット式を採用しており、カラー印刷に対応しています。5GHz帯のWi-Fiに対応しているので、スマホや電子レンジのような2.4GHz帯の影響を受けることなく使えます。
本体のサイズはほかのインクジェット式のものよりひと回り小さく比較的コンパクトです。使わないときにはデスクの引き出しや本棚に収納しておけます。
AirPrintに対応しているほか、スマホ用のアプリもあるのでiPhone以外のスマホからでも簡単に印刷可能。Wi-Fiダイレクトにも対応しているので、Wi-Fi環境がない場所でも無線での印刷ができます。印刷のスピードは1枚あたり約25秒とやや時間がかかりましたが、用紙トレーがあるうえ、複数枚の印刷でも自動で紙送りができ、印刷の速度は気にならないでしょう。
印刷の性能も十分で、A4用紙に印刷した5ptの文字もくっきりとしていて読みやすいです。写真もカラーでも白黒でも濃淡をしっかり表現できていて、かなり鮮やかでした。自宅用プリンターとしては省スペースで、印刷性能は十分。インクジェット式としてはコンパクトなので、外での印刷も可能なベストバイモバイルプリンターです。
コピー機能 | |
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自動原稿送り装置付き | |
色数 | 4色 |
タッチパネル搭載 | |
インクの種類 | 顔料 |
最大給紙枚数 | 20枚 |
解像度 | 5760×1440dpi |
液晶モニタ付き | |
スキャナー機能 |
エプソン ビジネスプリンター PX-S06Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
スマホ対応 |
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良い
気になる
日本を代表する精密機器メーカー、キヤノンの「TR153」はカラー印刷が可能なインクジェット式のモバイルプリンター。「5色ハイブリッド」インクを採用したことで、文字はくっきり、写真は鮮明に印刷できると謳っています。
本体は約2kgで、外出先へ持ち運ぶには少々重く、サイズも大きめ。しかし、端末との接続方法はWi-Fiダイレクト・AirPrintに加えて、スマホアプリに対応しており、手軽に印刷できるのが魅力です。ただし、バッテリーは別売りなので外出先での使用を考えている人は注意しましょう。
印刷のきれいさの検証では、3ptの非常に小さな文字もつぶれることなく印刷できていました。A4に挿絵サイズの写真を印刷しても縦に線が入ったりかすれたりせず、家庭用のプリンターとして申し分ない印刷性能といえます。
印刷のスピードは1枚あたり約18秒で、印刷までやや待たされている感覚がありました。本体にはディスプレイが搭載されており、画面を見ながら設定可能。プリンターをはじめて購入した人でもわかりやすいでしょう。また、用紙トレーも備え付けてあるので、最大50枚まで給紙可能です。
コピー機能 | |
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自動原稿送り装置付き | |
色数 | 5色 |
タッチパネル搭載 | |
インクの種類 | 顔料+染料 |
最大給紙枚数 | 50枚 |
解像度 | 4800×1200dpi |
液晶モニタ付き | |
スキャナー機能 |
キヤノン A4モバイルプリンター TR153をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
スマホ対応 |
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良い
気になる
カメラ・ビデオをはじめとする映像機器や、プリンター・半導体など幅広く精密機器の製造・販売を行っているキヤノンの「BP-F400」。印刷は感熱紙を用いて行うので白黒のみの印刷で、小型・軽量を謳っているモバイルプリンターです。
文字はややにじ
んでいる箇所がありましたが、3ptのかなり細かい文字を印刷しなければ気にならない程度。A4用紙で10ptほどの文字の文書を印刷するには十分な性能でした。写真はややざらっとしていますが、十分きれいで見やすいと感じました。
Wi-FiダイレクトとAirPrintに対応しているので、ネットワークがない外出先やiPhone・iPadからの印刷も可能。また、Androidスマホからでも、専用のアプリ「Canon BP Print Service」を使っての印刷ができます。
印刷スピードはかなり遅く、1枚あたり約29秒でした。また、給紙トレーはないので複数枚印刷する際には、用紙を1枚ずつ印刷が終わるたびにセットする必要があります。
折りたたみ傘サイズのコンパクトさで、印字性能も良好な感熱式プリンター。荷物にならないうえ接続もしやすいので、外出先で文書印刷をすることが多い人におすすめな1台です。
コピー機能 | |
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自動原稿送り装置付き | |
色数 | 1色 |
タッチパネル搭載 | |
インクの種類 | |
最大給紙枚数 | 手差し |
解像度 | 300×300dpi |
液晶モニタ付き | |
スキャナー機能 |
キヤノン モバイルプリンター BP-F400をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
インクジェットプリンターの複合機とひとくちにいっても、実はさまざまなタイプがあります。
リモートワーク用のプリンターを探している人には大容量タンク式がおすすめ。カートリッジ式のプリンターに比べてランニングコストが安いのがメリットで、仕事で毎日プリンターを使うような人はお得になりやすいでしょう。
カメラ・写真が趣味の人にはカートリッジ式の6色インクタイプのプリンターがおすすめ。一般的な4色インクタイプのプリンターに比べて色の違いを細かに表現できるのが魅力で、高品質なプリントを求める人にぴったりです。
年賀状や大学でのレポートの印刷など、必要な場合にのみプリンターを使う人にはカートリッジ式の4色インクタイプのプリンターがおすすめ。6色インクタイプに比べて本体価格が安いうえ、インクの色数が少ないため、インク交換の費用も安く抑えられます。写真プリントのきれいさは6色インクタイプに劣りますが、十分にきれいに感じられるレベルですよ。
インクジェットプリンターといえば、印刷物が乾く前後で色合いが変わったり、少し水に濡れただけで滲んだりといったイメージも。しかしインクの進化により、耐候性の問題は現在では大きく改善されています。
マイベストでは実際に約2年半前に検証で印刷した写真の状態を確認。印刷した当時に撮影した画像と見比べて、ほとんど画質に変化はありませんでした。
写真の保管場所は室内
プリンターのインクには顔料インクと染料インクの2つがあり、染料は粒が小さく紙の中に浸透しやすいためきれいなプリントが得られること、顔料は粒が大きく耐候性が高いことがそれぞれ強みです。
顔料インクは、かつては粒の大きさから紙の表面に残りやすく、光の反射を乱すことで画質があまりきれいではありませんでした。しかし、顔料の粒のサイズは小さくなりカプセル化も進み、今では画質と耐候性の両方の満足度が向上しています。また、メディア(紙)の改善もあいまって染料インクの耐候性も大きく改善されました。
メーカーの純正品よりも価格が安く、ランニングコストを抑えられるのがメリットの互換インク。しかし、プリンターのメーカーからは非推奨とされており実際に購入してよいのか気になっている人も多いでしょう。結論、互換インクにはデメリットが2つあり、あまりおすすめはできません。
1つ目は印刷品質が落ちること。プリンターメーカーは自社のインクがどういう特性か見極めたうえで最適な画像処理の設計をしているため、別のインクを使うとどうしても色のバランスが崩れてしまいます。
2つ目は故障リスクが上がること。インクは水などの単純な素材だけではなく、色んな素材からできています。互換インクメーカーではインクの素材を完全に分析するのが難しいことに加え、特許に触れてしまうため、まったく同じものはそもそも作れません。純正品よりもコストを抑えて製造することも必要になるため、純正品と同じ性能や信頼性を担保するのは難しくなってしまいます。
インク代で主な収益を上げるビジネスモデルを採用するプリンターメーカーに対して、インクのサードパーティのメーカーが存在することはユーザーに幅広い選択肢を与える意味で意義があるとは思います。
インクジェットプリンターは物理・化学現象を高度な技術の絶妙な組み合わせで制御し、品質を保証している商品です。従って特許に触れないこと、純正品よりも価格を抑えて製造する必要がある互換インクメーカーはどうしても画質や信頼性が落ちやすい傾向があります。私の経験上も互換インクを使っているお客様からトラブルの問い合わせがあったこともあります。
ちなみに、プリンターにトラブルが起こった際、メーカーの技術者が分析すれば互換インクを使っていたかどうかわかる場合があります。互換インクの使用は多くの場合保証の対象外になるため、メーカーの保証をしっかり受けたいという人は純正のインクの使用をおすすめします。
サイズが大きめの電化製品であるプリンター。しばらく使わない時には押入れなどにしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、実はプリンターを長持ちさせるという意味ではNG。
プリンターは使用頻度に関わらず定期的なメンテナンスが必要で、電源が入っている状態では自動でメンテナンスが進行します。しかし、電源コードが抜かれた状態ではメンテナンスがされないことで故障などの原因になり、プリンターの寿命を縮めることに繋がるでしょう。
プリンターは故障や画質欠陥を予防する目的で、時間や、何枚プリントしたかのカウントなどをトリガーにメンテナンスを行うことがあります。メンテナンスが定期的にしっかりされるように、プリンターはしまわず電源に繋いだままにしておきましょう。
ここではプリンターに関してよくあるQ&Aをご紹介します。ぜひ購入する前に知識をつけて、プリンターを長持ちさせましょう!
プリンターの寿命は、3~5年が一般的です。多くのメーカーが3~5年を想定寿命としており、この寿命を基にメーカーのサポート期間もおよそ5年と設定している場合がほとんどです。 基本的に5年を過ぎると、修理用の部品在庫がなくなることも多くなり、部品がない場合は修理できなくなります。
プリンターを捨てるには、さまざまな方法がありますが、いざというときに困らないように事前に確認しておきましょう。プリンターの廃棄方法は主に以下のいずれかです。
自治体によって、粗大ゴミか不燃ゴミのようにゴミとしての扱いが変わるので事前に確認しておきましょう。東京都23区では、共通して一辺の長さが30cmを超えるプリンターは粗大ゴミとして、それ以外は、不燃ゴミとして処分するとよいでしょう。
プリンターは、使用年数だけではなく使用枚数にも寿命があります。一般的な家庭用のプリンターの場合では「1万枚」が目安になります。約1万枚の印刷を行うと「ヘッド」と呼ばれるインクの吹き出し口が消耗し、きれいな印刷ができなくなるといわれています。
プリンターを長期間使用しないと、インクが固まり目詰まりのような故障の原因になります。そのため、長期間使用しないときは、事前メンテナンスを行なったり、電源をつけっぱなしにしたりしましょう。
インクの使用期限は、開封して取りつけた場合は約半年、未開封の場合は製造から約2年が目安になります。 これは、純正品でも互換品でもほぼ同じです。
一概にはいえないものの、年末商戦や年度の決算期である12〜3月がプリンターを安く購入できるチャンスだといわれています。
インクジェット用紙とは、インクジェットプリンターの印刷がしやすいように、表面がコーティング加工されている用紙のことです。インクの吸収率が高く、にじみにくいのが特徴。普通紙よりも鮮やかできれいに印刷できるので、写真印刷やイラスト印刷に適しています。
最後に、プロが愛用するおすすめのプリンターをご紹介します。
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