「文書も写真も、どちらもお得にプリント」と謳うインクジェットプリンター、EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757T。ネット上の口コミでは「色がよい」「それほど騒音が気にならない」と評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2024/11/08 発売
41,316円
おすすめスコア
ランニングコストの安さ
使いやすさ
写真印刷のきれいさ
文書印刷のきれいさ
印刷の速さ
静音性の高さ
自動電源オン機能 | |
---|---|
QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tは、コストを抑えて大量印刷したい人におすすめです。A4カラー印刷1枚あたりのコストは約3.8円と比較した同社の商品のなかでは最も安く、コンビニよりもかなり安く印刷できます。本体価格は50,270円(※2025年1月時点・公式サイト参照)と高額ではあるものの、毎月30~40枚ほど印刷するのであれば、約5年で元が取れる計算です。
機能が充実しており、使い勝手も良好。4.3インチの液晶タッチパネルを搭載しているので直感的に操作でき、トラブルにも対応しやすいでしょう。QRコード接続やAir Printなどに対応しており、PCだけでなくスマホ・タブレットからも簡単に印刷できます。給紙トレイにはA4最大100枚をセットでき、自動両面印刷も可能です。
印刷速度が速く、書類や写真を効率的に印刷できます。モノクロ印刷10枚は平均66秒・カラー印刷10枚は平均96秒・写真印刷5枚は平均154秒で完了しました。比較したなかにはカラー印刷に300秒前後・写真印刷に約200秒かかった商品があったことをふまえると、本商品は持ち時間少なく印刷が完了するといえるでしょう。
印刷品質も高く、一般的な文書で使う文字サイズ10pt以上であれば、きれいに印刷できます。写真印刷では、口コミであったように色鮮やかに紅葉の写真を印刷できました。青系の発色は軽いものの、赤系の色味は彩度が高く見栄えします。年賀状印刷のクオリティも高く、文字や数字、装飾の細部を比較的正確に印刷できました。
しかし、上位商品にはより文字をくっきり、写真を色鮮やかに印刷できたものもあります。また、口コミに反して稼動音は約66.3dBと少し大きめです。印刷速度が速く、ランニングコストも安いので、高頻度で印刷する人にぴったりですが、印刷のきれいさや本体価格の安さを重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にEPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのインクジェットプリンターと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tは、印刷コストを抑えるために大容量のエコタンク方式を採用したインクジェットプリンターです。インクボトルは、約1,000ページの印刷に対応する「使い切りサイズ」・約3,700ページの印刷に対応する「増量サイズ」から選べます。インクの補充はボトルを挿すだけと簡単です。
印刷だけでなく、コピー・スキャン機能も備えています。1枚の用紙にIDカードを片面ずつコピー、2枚のA4原稿をA4用紙1枚に縮小してコピー、余白(フチ)なしコピーなどの便利な機能を搭載。背景除去機能があり、再生紙の紙地の色を除去して見やすいように印刷できます。
販売元のEPSONは、プリンターやプロジェクターなどを主に取り扱う日本の電子機器メーカーです。「省・小・精」を企業理念にかかげ、無駄を省いた緻密なものづくりにこだわっています。
今回紹介するEPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tは、2024年11月に発売されたモデルです。2021年発売のEW-M754Tとはスペック面で大きな違いはありませんが、対応OSとカラーバリエーションが異なります。
EW-M754TはWindows XP・Windows Vistaに対応していましたが、EW-M757TはWindows7以降に対応です。古いOSを使用している人は注意しましょう。なお、mac OS X 10.9.5以降・Chrome OS 89以降に対応しています。
EW-M754Tの本体カラーはホワイト・ブラックの2色でしたが、EW-M757Tでは新たにピスタチオグリーンが追加され、EW-M757TW・EW-M757TB・EW-M757TPの3色展開になりました。お部屋のインテリアに合わせて選んでみてくださいね。
今回はEPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tを含む、人気のインクジェットプリンターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のインクジェットプリンターを比較検証したところ、EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
比較した大半の商品がA4カラー印刷1枚あたり10~20円程度かかり、なかには25円を超えるものもありました。ランニングコストを抑えられるので、リモートワーク・事務所での仕事用などで頻繁に印刷する人にはとくにおすすめです。
4.3インチの液晶タッチパネルがあり、スマホと同じ感覚で直感的に操作できるのも魅力です。エラーの原因や対処方法が画面に表示されるので、インク切れ・接続不良・紙詰まりなどの印刷トラブルにも対応しやすいでしょう。パネルは最大90度まで調節できるので、見やすい角度で使えます。
比較した商品の半数にはない自動電源オン機能を搭載しているので、本体のそばに行って手動で電源を入れる必要はありません。スマホやPCから印刷指示をすれば、自動で本体の電源が入ります。また、スマートスピーカーと連携することで、音声操作も可能です。
給紙トレイは前面と背面の2か所にあり、2種類の用紙を同時にセットできます。前面トレイにA4用紙最大100枚・ハガキ最大40枚をセットでき、背面の手差しトレイには最大1枚をセット可能です。原稿を自動で取り込むADF機能はありませんが、A4用紙・ハガキへの自動両面印刷には対応しており、効率的に印刷できます。
<機能一覧>
しかし文字サイズ5ptで印刷した際には、ほとんど滲んでいて判別できませんでした。比較したなかには、5ptの小さい文字でも滲むことなく印刷できた商品があったことをふまえると、文書印刷の品質は特別高いとはいえません。小さめの文字で注釈などを入れた場合、文字によっては読みにくくなる可能性があります。
とはいえ、7~10ptの文字サイズだと鷹の中央部が滲んでいる程度だったので、一般的な書類などで使う10pt以上の文字サイズで印刷することが多い人であれば、読みやすく仕上げられるでしょう。
粒状感が強く、砂浜や建物が浮いて見えたのも気になりました。海水浴中の人影はかろうじて見えるものの、奥の島の輪郭ははっきりしません。比較したなかには細かな模様までしっかり印刷された商品があったことをふまえると、精細感は高いとはいえないでしょう。
年賀状印刷は得意です。文字をくっきりとした輪郭で印刷でき、数字の「2023」のカーブや装飾の細部も比較的正確に印刷できています。比較したなかには数字が少しカクついて印刷されたり、細かな模様が粗い商品もありました。毎年自宅で年賀状を印刷する人は便利に使えるでしょう。
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
2024/11/08 発売
自動電源オン機能 | |
---|---|
QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
幅 | 390mm |
---|---|
奥行 | 339mm |
高さ | 166mm |
重量 | 約6.3kg |
インクタイプ | タンク |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 前面トレイ、背面トレイ |
解像度 | 5760×1440dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 100枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 15W |
AirPrint対応 |
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販売価格:58,130円
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EPSONは個人・家庭向けだけでなく、法人・業務向けのプリンター・複合機も手掛けており、修理・保守サービスが充実しています。商品購入時には、5年サポートサービス「カラリオスマイルPlus」への加入が可能です。
料金プランは2つあり、修理料金の全額サポートプランは8,800円、半額サポートプランは5,500円(※2025年1月時点)です。全額サポートプランであれば、通常修理料金18,700円・引取料金3,300円が無料になります。保証期間内であれば、修理回数に制限はありません。
また、サポートプランに加入すると、初期設定の遠隔サポートを受けられるのもうれしいポイントです。無線LANの設定や印刷方法がわからないとき、オペレーターがPCの画面を共有しながらアドバイスしてくれます。機械が苦手な人には心強い味方となるでしょう。
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tは、EPSONの公式サイトから購入できます。価格は50,270円(※2025年1月時点)です。「カラリオスマイルPlus」の5年間修理代全額サポートプランがセットになったモデルも59,070円(※2025年1月時点)で販売されています。
なお、インクの価格は以下のとおりです。購入時にはインクが充填されていますが、たくさん印刷する予定なら合わせて購入しておきましょう。
そのほかの取扱店舗は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラやジョーシンなどの家電量販店です。サイトによって価格や送料は異なるので、それぞれ比較してみてくださいね。
最後に、EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tの気になる点をカバーする商品をご紹介します。
キヤノンのPIXUS XK130は、写真印刷のきれいさが魅力です。発色が非常に美しく鮮やかで、解像感も高く細部まで精細。元のデータどおりに再現されました。文書印刷のクオリティも申し分ありません。印刷スピードは速く、ランニングコストも抑えられるので、さまざまな用途で印刷する人にぴったりです。
本体価格の安さ重視なら、日本HPのOffice Jet Pro 8020も候補に。ECサイトの価格は1万円台(※2025年1月時点)とお手頃です。文書印刷の品質が高く、文字サイズ7ptの「鷹」もきれいに印刷できました。カラー印刷1枚あたりのコストは約13.2円ですが、本体価格の安さをふまえると、印刷頻度が少ない人にとってはお得です。
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
幅 | 約372mm |
---|---|
奥行 | 約345mm |
高さ | 約142mm |
重量 | 約6.6kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット1段 |
解像度 | 2400×4800dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 200枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 27W |
AirPrint対応 |
CANON PIXUS XK130のレビュー!前モデルXK120との違いは?
自動電源オン機能 | |
---|---|
QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
幅 | 460mm |
---|---|
奥行 | 341mm |
高さ | 234mm |
重量 | 約8.1kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | カセット1段 |
解像度 | 4800×1200dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 225枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 60枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 21W |
AirPrint対応 |
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掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。