今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
写真印刷は非常に精細かつデータに忠実です。発色が非常に美しく、海の波打ち際などの細部までしっかり再現します。比較したなかには発色に違和感がある商品もあるなか、意図したとおりの色味でした。文書印刷では「鷹」の文字の複雑な部分が潰れることがありましたが、一般的な文字サイズならほぼきれいに印刷できます。
効率よく印刷できる機能が豊富なのもうれしいポイントです。操作はタッチパネルで直感的に行えます。QRコードでスマホと接続したり、スマートスピーカーから音声操作したりと、セットアップや印刷も簡単。自動電源オン機能があり、電源を入れる手間もかかりません。液晶画面からエラー内容などを確認できるので、機械に詳しくない人も使いやすいでしょう。
カラー・写真印刷をスピーディに行えるのも魅力。モノクロ印刷10枚だと平均114.7秒かかった一方で、カラー印刷10枚は平均98秒で完了しました。比較した商品の多くは写真印刷5枚に200秒以上かかったなか、平均113.3秒と口コミに反する速さです。印刷時の稼働音は最大64.77dBと、特別うるさくもありません。
ランニングコストが安いうえに、素早くとてもきれいに写真印刷できます。年賀状だけでなく、日々の思い出を写真で残したい人にもぴったりです。機能面も充実しており使いやすく、あらゆる場面で活躍するベストバイ・インクジェットプリンターといえます。
<おすすめな人>
CANON PIXUS XK120は、2023年10月に発売された「家族みんなで使える」と謳うインクジェットプリンターです。Switch UIを採用しており、仕事・学習・写真と使うシーンに合わせて、各機能ボタンを自由にカスタマイズできます。
インクタンクに搭載されているインクは、写真に強い染料インク4色と文字に強い顔料インク1色の計5色です。写真をきれいに印刷し、文字をくっきり#に描き出すとしています。
本体のサイズは幅372×奥行345×高さ142mm。ホワイトを基調としたシンプルなデザインです。メーカーはコンパクトで置き場所を選ばないとしています。
今回はCANON PIXUS XK120を含む、人気のインクジェットプリンターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のインクジェットプリンターを比較検証したところ、CANON PIXUS XK120には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
メーカーが謳うように低ランニングコストで印刷できるので、印刷する機会が多い人にぴったりです。公式サイトで公表されている印刷コスト(A4・カラー)をチェックしたところ、1枚あたりわずか4.1円でした。
一般的にコンビニでは50円、比較した商品の半数以上は10円程度かかったなか、かなり安く抑えられます。なお、検証には含みませんが、L版フチなしの写真の印刷コストは約10円です。
純正インクは、公式オンラインショップまたはECサイトから購入できます。染料インクのシアン・イエロー・マゼンタ・ブラック(XKI-N21C/M/Y/BK)がそれぞれ660円、顔料インクのブラック(XKI-N20 PGBK)が870円、5色セットは3,470円(※2024年9月時点・公式サイト参照)です。
ちなみに互換インクは、純正品よりも価格を抑えて製造する必要があるためどうしても画質が落ちてしまいます。また、互換インクの使用は多くの場合保証の対象外になる点にも注意が必要です。高い画質で印刷したい人やメーカーの保証をしっかり受けたいという人は、純正のインクの使用をおすすめします。
パソコンからだけでなく、スマホからも印刷できます。QRコードを読み込むだけで、スマホと簡単に接続可能。SDカードスロットを搭載しており、SDカードから直接印刷することもできます。スマートスピーカーと接続して、音声操作できるのもメリットです。
公式サイトでの定価は39,050円(※2024年9月時点)と高価ではありますが、ランニングコストまで加味すれば、定期的に使用する場合は低価格帯のものよりもお得になるでしょう。そのため、定期的に使用する人にとっては、性能もよく使いやすいこの商品がおすすめです。
紅葉の写真は発色が非常に美しく、グラデーション豊かです。微妙な色の違いも表現できていました。比較したなかには赤の発色に違和感を覚える商品もあるなか、意図したとおりの色がそのままプリントされています。葉の分離もしっかりしており、精細かつ正確な印刷です。
本商品は写真に強い染料インク4色と文字に強い顔料インク1色の計5色のインクタンクを搭載。高密度プリントヘッド技術の「FINE」によってインクの粒を極小化して吐出するため、「写真も文字もくっきり印刷できる」と謳っています。
メーカーが謳うとおり、年賀状に印刷した写真はデータに忠実な色合いで、文字や図柄に掠れがまったく見られません。比較したなかで唯一、HAPPYという文字の横のマークのなかの線にドット感がありませんでした(※2024年9月時点)。人の肌色も自然に印刷され、細かな描写までしっかりできています。
ほんの少し暖色寄りでしたが、データどおりの意図した発色です。黒つぶれしそうなところも黒くならず、全体的に非常にレベルが高いと評価されました。写真のクオリティを重視したい人におすすめです。
写真を5枚印刷したところ、比較した商品の多くは200秒以上かかったなか、平均113.3秒で印刷が完了。口コミに反して、写真印刷は非常にスピーディといえます。カラーや写真印刷をする機会が多いなら、快適に使えるでしょう。
印刷時の音は静かとはいえないものの、声を大きくすれば会話は可能なレベルです。プリンターから1m離れた場所に騒音計を設置したところ、印刷が終わるまでの稼動音は最大64.77dBでした。
比較したなかには稼働音が70dBを超え、モーター音などが気になるものもあったことをふまえると、特別うるさくはありません。隣の部屋などで作業するのであれば、あまり気にならないでしょう。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできるインクジェットプリンターなので、ぜひ購入を検討してみてください。
2023/10 発売
自動電源オン機能 | |
---|---|
QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
幅 | 372mm |
---|---|
奥行 | 345mm |
高さ | 142mm |
重量 | 約6.6kg |
インクタイプ | 独立型インクカートリッジ |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット1段 |
解像度 | 4800×1200dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 100枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 25W |
AirPrint対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
33,600円
(最安)
販売価格:33,600円
ポイント:0円相当
送料無料
(3件)
37,903円
(+4,303円)
販売価格:38,250円
ポイント:347円相当
送料無料
38,129円
(+4,529円)
販売価格:38,478円
ポイント:349円相当
送料無料
38,370円
(+4,770円)
販売価格:38,722円
ポイント:352円相当
送料無料
40,399円
(+6,799円)
販売価格:40,399円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,334件)
40,400円
(+6,800円)
販売価格:40,400円
ポイント:0円相当
送料無料
(92件)
47,278円
(+13,678円)
販売価格:47,278円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,535件)
47,492円
(+13,892円)
販売価格:47,492円
ポイント:0円相当
送料無料
(3,466件)
59,431円
(+25,831円)
販売価格:59,431円
ポイント:0円相当
送料無料
(295,778件)
73,590円
(+39,990円)
販売価格:73,590円
ポイント:0円相当
送料無料
(51件)
ここでは、CANON PIXUS XK120とは違った魅力を持つインクジェットプリンターをご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね。
EPSON カラリオ EW-M754Tは、リモートワークをする人にぴったりです。10枚あたりの印刷速度はモノクロ約59.7秒・カラー約94.3秒・写真約152.7秒といずれも速く、メールの返信などをしている間に印刷が完了するでしょう。静音性も比較的高く、作業への集中力も損ないにくいといえます。
印刷の解像度は高く、年賀状の細部の模様までくっきり印刷されました。やや赤の発色に違和感があるものの、発色はかなりきれいな印象です。大きなサイズであれば、複雑な漢字もきれいに印刷できます。
自動電源オン機能を搭載しており、使い勝手も良好です。手動で電源を入れなくても、パソコンやスマホからの印刷に合わせて電源が入ります。カラー印刷1枚あたりのコストは約3.2円と安く、ランニングコストがかさみにくいのもうれしいところ。印刷する機会が多い人も検討してみてくださいね。
CANON PIXUS XK120は、キヤノンオンラインショップから購入できます。値段は39,050円(※2024年9月時点)です。予備インクセットがついたモデルも販売されています。
そのほかの取扱店舗は、Amazonや楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。サイトによって値段や送料は異なるので、それぞれ比較してみてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。