




感熱紙を使って印刷するサーマルプリンター。レシート印刷だけでなく、スマホから転送した写真の印刷といった使い道もできるモデルが、さまざまなメーカーから販売されています。しかし、本体サイズも機能も多様で、紙のサイズも50mmや80mmなどモデルによって異なり、どれを選ぶべきか迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、サーマルプリンターのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。サーマルプリンターの仕組も解説するので、ぜひ本記事を参考にお気に入りのモデルを見つけてください。

学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、20歳の時にメーカーヘルパーとして家電量販店にアルバイトとして入社、家電の世界へ飛び込む。 その後2年で家電販売員として個人で年商2億円を突破、入社5年目で年商3億円を経験、「法人ナンバーワン販売員」として表彰される。 その後15年以上家電販売員として活動し、現在はプロの家電販売員としてだけでなく、家電ライターとして様々なメディアで執筆・監修を行っているほか、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を自ら運営し、家電製品のレビュー・批評を行っている。また、家電アドバイザーの資格も有し「家電」と名の付く物全てに精通、「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力している。

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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
ランキングを更新しました。
サーマルプリンターとは、熱を感知することで印字する「感熱紙」に文字や画像を印刷する機械のこと。「ダイレクトサーマルプリンター」とも呼ばれます。感熱紙に熱を放射して印字する動作原理のため、インクやトナーの搭載が不要。小型で持ち運びに適したモデルも販売されています。
使い道としてはレシートやメモの印刷が主流ですが、写真を印刷できるモデルもあります。スマホで撮影した写真をその場で転送できる商品もあり、旅行やイベントにもってこい。一般的な感熱紙以外にシールを使えるモデルを選べば、手帳や日記のデコレーションにも便利です。
一方、1つの用途に特化しているのがサーマルプリンターのデメリット。使える紙の種類もモデルによって異なり、誤った用紙を使うと文字がかすれたり印字不良を起こしたりする可能性もあります。どんな目的で使うのかを考えながら、適したモデルを選択しましょう。

現在は違いますが、発売当初のFAXなども感熱紙が利用されていました。また、現代でもレシートは感熱紙が使用されています。
サーマルプリンターはその名の通り、熱で転写して文字が印字できる仕組みですが、インクが不要なうえ、感熱紙とプリンターだけで完結するのでランニングコストが抑えられるというのが最大のメリットです。
サーマルプリンターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
手軽さを重視するなら、スマホ対応モデルを選びましょう。Bluetoothなどでスマホ接続できるタイプも多く、旅先や外出先での印刷も簡単。専用アプリで印刷前の文字やイラストをデコレーションできるモデルも販売されています。

旅行やお出かけ先で撮った写真をすぐに印刷したい場合は、持ち運び可能なサーマルプリンターが便利です。ジンク方式という、熱に反応する特殊な用紙を使ってプリントが可能です。
おすすめはCanon(キヤノン)のinspicです。価格も低く持ち運びしやすいのがメリットですが、サイズが小さくなるに連れて画質が落ちてしまいます。また、同じinspicdでもSELPHYタイプはインクが必要になるため注意しましょう。
サーマルプリンターには、持ち運びやすいポータブルタイプと、設置して使用する据え置きタイプがあります。それぞれ採用されている電源方式やサイズが異なるので、使用目的に合うものを選びましょう。
メモや写真の印刷ならポータブルタイプが便利。カバンに入れやすい小型サイズで、スマホとセットで持ち運ぶのにも向いています。多くがバッテリー式で、一度充電すればコンセント不要で使用可能。とっさにスマホで作ったメモの印刷や、旅行やイベントで撮影した写真の印刷におすすめです。
また、ポータブルタイプの価格帯は、おおよそ5,000円前後。印刷速度や画質、機能性に優れたモデルは少し高くなる傾向にあります。
オフィスや店舗で使う業務用プリンターには据え置きタイプがぴったり。AC電源を採用しているためコンセントが必要ですが、ポータブルタイプと違って充電いらずなのは利点です。迅速な接客対応が必要なレシート印刷や、ラベルの大量印刷などで活躍します。
据え置きタイプの価格は、ポータブルタイプと同様に5,000円前後からが主流。ただし、複数の色やロール紙のサイズに対応したモデルだと、1万円から2万円を超える場合もあります。
サーマルプリンターは、市販されている感熱紙を使うモデルと、プリンタ販売メーカーの専用紙を使うモデルに分かれています。用紙によって対応できる印刷物・仕入れやすさ・価格に違いがあるため、用途に適した印刷用紙を使えるものを選びましょう。
業務用のレシート印刷なら、市販の用紙が使えるサーマルプリンターを選びましょう。プリンタの販売メーカーに依存しないため手に入れやすく、専用紙を使うモデルと比較してランニングコストが安い点が魅力。
レシート用の市販ロール紙にはサイズの規格があり、横幅・巻き・芯の長さは下記が主流です。
巻きの直径によって、1巻で何枚程度印刷できるかが決まります。たとえば直径80mmの用紙は、約14cm程度のレシートを印刷すると仮定すると、約450枚程度印刷可能。1日20件程度の取引なら、1巻で22日程度使えます。
なお、レシート印刷向けのサーマルプリンターは、搭載できるロール紙が決まっています。あらかじめチェックしておきましょう。
写真やラベルの印刷には、専用の用紙を使うサーマルプリンターがおすすめです。用紙によって機能や色味が異なり、シール用紙やカラー印刷対応モデルなど、豊富なラインナップが特徴。使用目的に合ったプリンタ選びが可能です。
ただし、市販の用紙を使用するモデルと比べて、販売メーカーの用紙を使わなければならず、在庫によっては手に入りにくい点がデメリット。購入の際はプリンタ本体だけでなく、用紙の在庫もチェックしておきたいポイントです。

専用用紙を使うプリンターは、基本的にプリンターと同じメーカーが販売している用紙しか使用できないため注意が必要です。
ごくまれですが、プリンターを販売している会社がなくなると、そのサーマルプリンター自体が使えなくなってしまう可能性があります。そのため、できるだけ大手メーカーののものを選んだほうが良いでしょう。
一部の商品データはAIで自動入力しており、現在のデータ正解率は平均約90%です。ご購入の際は必ず事前に各商品の公式サイトで内容をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 発売時期 | 詳細情報 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | プリントの最大用紙サイズ | 接続機能 | ||||||
1 | キヤノン SELPHY|QX20(WH) | ![]() | 2つのサイズを楽しめて、きれいな仕上がりに | 2024/10 | 約145.8mm | 約102.2mm | 約32.9mm | 約0.455kg | 54×85mm | Wi-Fi Direct | |
2 | Dpofirs ポータブルサーマルプリンター | ![]() | インク不要の感熱方式を採用。外出先でも幅広く活用できる | 110mm | 290mm | 50mm | 不明 | A4 | Bluetooth | ||
3 | MUNBYN MUNBYN サーマルプリンター | ![]() | 滑り止め機能を備えており、安定した環境で印刷ができる | 198mm | 147mm | 137mm | 2.4kg | 80mm | スマートフォン | ||
4 | スター精密 サーマルプリンター|MCP31LB-WT-JP | ![]() | レシートが丸まらない、自動補正機能を搭載 | 2019/02/12 | 132mm | 140mm | 125mm | 約1.3kg | 不明 | スマートフォン | |
5 | Phomemo ポータブルサーマルプリンタ | ![]() | 子供もよろこぶキュートなデザインのオールインワンタイプ | 178mm | 103mm | 70mm | 0.46kg | 幅110mm | スマートフォン | ||
6 | Phomemo サーマルプリンター|M08F | ![]() | コンパクトで持ち運びに便利かつ、インク不要 | 348mm | 103mm | 77mm | 0.907kg | A4 | Bluetooth、USB | ||
7 | Phomemo Phomemo M02S ミニプリンター | ![]() | 場所や用途に応じて、必要なラベルをどこでも作成可能 | 不明 | 不明 | 不明 | 0.31kg | 幅53mm | 不明 | ||
8 | Phomemo モバイルプリンター | ![]() | 軽量・高解像度で携帯できるプリンター | 310mm | 114mm | 92mm | 0.695kg | A4 | Bluetooth、USB | ||
9 | HPRT モバイルプリンター|MT800 | ![]() | 軽量小型でインク不要!無線・有線の両方で使えてA4サイズ対応 | 2020/11/06 | 310mm | 63mm | 39mm | 約0.76kg | A4 | スマートフォン、パソコン、Wi-Fi Direct | |
10 | Jeffergarden サーマルプリンター | ![]() | 専用アプリだけで、手軽にワンタッチ印刷 | 265mm | 61mm | 32mm | 不明 | A4 | スマートフォン、Bluetooth、USB | ||
コンパクトサイズでどこでも気軽にプリントできるフォトプリンタです。シール紙のカードとスクエアの2つのサイズに対応し、写真をそのまま貼って楽しめるのが魅力。さらに、昇華型熱転写方式により、粒状感がなくきれいに仕上がります。
| 幅 | 約145.8mm |
|---|---|
| 奥行 | 約102.2mm |
| 高さ | 約32.9mm |
| 重量 | 約0.455kg |
| プリントの最大用紙サイズ | 54×85mm |
| 接続機能 | Wi-Fi Direct |
2019/02/12 発売
本体はコンパクトサイズで、レシートが丸まらない自動補正機能を搭載しています。キッチンプリンターとしても使える防滴設計と、防虫のための設計を実現。レシート上端余白の節約が可能で、短いオーダー伝票の印字にもおすすめです。
| 幅 | 132mm |
|---|---|
| 奥行 | 140mm |
| 高さ | 125mm |
| 重量 | 約1.3kg |
| プリントの最大用紙サイズ | 不明 |
| 接続機能 | スマートフォン |
コンパクトで持ち運びに便利な、インク不要のサーマルプリンター。BluetoothでiOSやAndroidと接続でき、USBでmacOS・Windows・Chromeとの接続にも対応しています。1200mAhの充電式バッテリーを内蔵し、A4感熱紙を最大120枚連続で印刷可能です。
| 幅 | 348mm |
|---|---|
| 奥行 | 103mm |
| 高さ | 77mm |
| 重量 | 0.907kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | Bluetooth、USB |
2020/11/06 発売
持ち運び可能なコンパクトデザインながら、A4サイズ対応のモバイルプリンター。熱転写技術を採用しているためインクは不要で、普通紙で印刷できるのも特徴です。完全に充電すると約70枚のA4紙に印刷でき、無線接続と有線接続のどちらでも使用できます。
| 幅 | 310mm |
|---|---|
| 奥行 | 63mm |
| 高さ | 39mm |
| 重量 | 約0.76kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | スマートフォン、パソコン、Wi-Fi Direct |
内蔵感熱ロール紙を使用するため、インクを必要としないのでインク汚れの心配が無いモバイルプリンタです。2,500mAhの大容量バッテリーを搭載し、約4日分の印刷が可能。専用アプリを介してスマートフォン、タブレットとも接続できます。
| 幅 | 280mm |
|---|---|
| 奥行 | 95mm |
| 高さ | 51.4mm |
| 重量 | 0.921kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | スマートフォン |
A4サイズへの印刷ができるモバイルプリンターで、コンパクトな設計により持ち運びにも優れています。インクを使用しない感熱タイプなので、出先でのインク切れやインク詰まりもなく消耗品は感熱紙のみです。1分間に約13枚のスピード印刷が可能なのも魅力。
| 幅 | 255mm |
|---|---|
| 奥行 | 55mm |
| 高さ | 30mm |
| 重量 | 約0.61kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | 不明 |
2019/02/12 発売
レシートが丸まらない自動補正機能を搭載しています。極限まで追求したコンパクトサイズで、ライトニングケーブルによるiOS機器との有線接続も可能。充実したアプリケーションやオンラインマニュアル等も用意されています。
| 幅 | 113mm |
|---|---|
| 奥行 | 100mm |
| 高さ | 96mm |
| 重量 | 1.78kg |
| プリントの最大用紙サイズ | 不明 |
| 接続機能 | スマートフォン |
| 幅 | 255mm |
|---|---|
| 奥行 | 55mm |
| 高さ | 30mm |
| 重量 | 0.48kg(充電池型コネクタ装着時) |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | AirPrint、Wi-Fi Direct、NFC、Bluetooth、USB、スマートフォン |
軽量で持ち運びに便利で、さまざまなサイズの感熱紙に対応しているサーマルプリンターです。2600mAhのバッテリーを搭載し、フル充電で最大150枚印刷可能かつ、USBケーブルを使って簡単に充電できます。また、Word・Excel・JPGなど多様な形式のファイルを印刷可能なのもポイントです。
| 幅 | 264mm |
|---|---|
| 奥行 | 78mm |
| 高さ | 45mm |
| 重量 | 0.69kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | Bluetooth |
| 幅 | 100mm |
|---|---|
| 奥行 | 160mm |
| 高さ | 17.5mm |
| 重量 | 0.3kg(リチウムイオン充電池・感熱紙C-11含む) |
| プリントの最大用紙サイズ | A7 |
| 接続機能 | スマートフォン、Bluetooth、USB |
2020/11 発売
A4サイズの印刷が可能ながら容易にカバンに収納できるコンパクトサイズ・軽量ボディを実現しており、持ち運びに便利です。1台でBluetooth接続・Wi-Fi接続・USB接続によるプリントが可能なオールインワンモデル。感熱紙利用のサーマル方式のためインクカートリッジなどの交換は不要です。
| 幅 | 245mm |
|---|---|
| 奥行 | 55mm |
| 高さ | 30mm |
| 重量 | 約0.58kg |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| 接続機能 | AirPrint、WiFi、Bluetooth、スマートフォン |
| 幅 | 約79mm |
|---|---|
| 奥行 | 約116mm |
| 高さ | 約36.5mm |
| 重量 | 約0.215kg(充電池含む) |
| プリントの最大用紙サイズ | 幅:58mm |
| 接続機能 | NFC、Bluetooth、USB |
| 幅 | 約105mm |
|---|---|
| 奥行 | 約116mm |
| 高さ | 約49.5mm |
| 重量 | 約0.26kg |
| プリントの最大用紙サイズ | 最大用紙幅:80mm |
| 接続機能 | NFC、Bluetooth、USB |
| 幅 | 130mm |
|---|---|
| 奥行 | 210mm |
| 高さ | 18.5mm |
| 重量 | 0.52kg(リチウムイオン充電池・感熱紙C-211を含む) |
| プリントの最大用紙サイズ | A6 |
| 接続機能 | Bluetooth、USB、スマートフォン |
2016/11 発売
用紙幅2cmのラベル・レシート兼用プリンタです。対落下2.5m・防塵防滴IP54で頑丈なうえ、軽量コンパクトで持ち運びに困らないのが魅力。AirPintに対応しており、スマホやタブレットなどからスムーズに印刷できます。
| 幅 | 約99mm |
|---|---|
| 奥行 | 約151mm |
| 高さ | 約73mm |
| 重量 | 約0.55kg(Li-ion充電池含む) |
| プリントの最大用紙サイズ | 58mm |
| 接続機能 | スマートフォン、Bluetooth、USB、Wi-Fi |
| 幅 | 約99mm |
|---|---|
| 奥行 | 約122mm |
| 高さ | 約58mm |
| 重量 | 0.45kg (Li-ion充電池(PA-BT-003)含む) |
| プリントの最大用紙サイズ | 幅:58mm |
| 接続機能 | AirPrint、Bluetooth、USB、スマートフォン |
軽量かつ手のひらサイズで、ポケットに入れて持ち運びできるのが魅力。シリコン素材のかわいいカバーがついており、柔らかな質感で汚れに強いのも特徴です。シンプル設計で簡単に操作でき、専用アプリでテキスト編集したり500以上の素材を使ったりといったことも可能ですよ。
| 幅 | 不明 |
|---|---|
| 奥行 | 不明 |
| 高さ | 不明 |
| 重量 | 不明 |
| プリントの最大用紙サイズ | 不明 |
| 接続機能 | 不明 |
ビジネス向けプリンターを探しているなら、モバイルプリンターもおすすめです。下記の記事では、コンパクトながらA4印刷に対応したモバイルプリンターについて解説しています。本記事で紹介した感熱紙タイプも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
以下ではサーマルプリンターの関連コンテンツをまとめています。気になるコンテンツがあったらぜひチェックしてくださいね。
【徹底比較】プリンターのおすすめ人気ランキング【家庭用複合機で使いやすいのは?2025年】
【徹底比較】EPSON(エプソン)のプリンターのおすすめ人気ランキング【2025年10月】
【徹底比較】CANON(キヤノン)のプリンターのおすすめ人気ランキング【2025年11月】
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リコーのプリンターのおすすめ人気ランキング【2025年12月】
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OKIプリンターのおすすめ人気ランキング【2025年12月】
1位: キヤノン|SELPHY|QX20(WH)
2位: Dpofirs|ポータブルサーマルプリンター
3位: MUNBYN|MUNBYN サーマルプリンター
4位: スター精密|サーマルプリンター|MCP31LB-WT-JP
5位: Phomemo|ポータブルサーマルプリンタ
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