海外でもお得にデータ通信や国際通話ができる、楽天モバイル。お得なプランが印象的な楽天モバイルですが、海外で使う際に現地でつながらなくなったり、あとで高額請求されたりするのではないかと、不安なことも少なくないはずです。
そこで今回は、楽天モバイルを海外で使うメリットや設定方法について解説します。さらに海外利用するときの注意点や使えないときの対処法まで紹介。海外旅行や海外出張を控えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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楽天モバイルなら追加料金なしで海外ローミングが行えます。そのほかにも国際通話や国際SMSなど、海外利用におけるメリットは少なくありません。ここでは楽天モバイルの海外利用に関する特徴とメリットを紹介します。
目安としては、1GBあればWeb検索で約625ページの閲覧・Googleマップなら約1,000回・LINEなら約33万回・Google翻訳なら約5,000文利用できます。2GBならこれらの倍利用できるので、海外で困ったことがあっても十分に対処できるでしょう。
また、海外ローミングのデータ使用量は毎月のカウントになります。例えば2月~3月と月をまたいで海外旅行した場合は、2月分と3月分を足した最大4GB分を無料で利用することが可能です。
楽天モバイルの海外ローミングは、2023年9月現在で世界70の国・地域が対象となっています。北米やヨーロッパ、アジアなど旅行先として人気の高いエリアをカバーしており、アフリカや中東のエリアは少なめです。対象の国・地域については以下をご覧ください。
【北米】
アメリカ本土・アメリカ(ハワイ)・アメリカ(グアム)・アメリカ(サイパン)・アラスカ・カナダ【ヨーロッパ】
アイスランド・イギリス・アイルランド・ジブラルタル・アンドラ・イタリア・マルタ・ラトビア・リトアニア・エストニア・オーストリア・リヒテンシュタイン・オランダ・ギリシャ・キプロス・スイス・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・スペイン・チェコ・ブルガリア・デンマーク・ドイツ・ルクセンブルク・トルコ・ルーマニア・クロアチア・スロバキア・スロベニア・ポルトガル・フランス・ベルギー・ポーランド・ハンガリー・ロシア【アジア】
インド ・インドネシア・韓国・カンボジア・シンガポール・タイ・台湾・中国・フィリピン・ベトナム・香港・マカオ・マレーシア・ミャンマー【中南米】
グアドループ・プエルトリコ・フランス領ギアナ・ブラジル・ペルー・マルティニーク・メキシコ【オセアニア】
オーストラリア・ニュージーランド【中東】
アラブ首長国連邦・カタール・クウェート【アフリカ】
南アフリカ・モロッコ・レユニオンRakuten Linkアプリ同士の通話なら海外でも無料です。発信側と着信側の双方がRakuten Linkアプリを利用することで、海外から日本・日本から海外・海外から海外のあらゆるケースで国際通話が無料となります。
海外旅行・出張先から日本の家族や友人、恋人へ好きなタイミングに連絡が取れて、あとから高額請求される心配もありません。
相手がRakuten Linkアプリ未使用の場合でもAndroidスマホなら、海外から日本に電話をかけるときも海外で日本からの電話を受けるときも無料です。ただし、アプリ未使用で海外から海外へ連絡する際は有料になるので注意しましょう。
また、お互いがアプリ未使用の場合は日本で海外からの電話を受ける以外はすべて有料になります。国際通話する場合はRakuten Linkアプリの使用を基本として考えておきましょう。
Rakuten Linkアプリ同士なら、国際SMSも無料です。アプリ同士のやり取りなら、海外から日本・日本から海外・海外から海外など、あらゆるケースでSMSの送受信が無料になります。課金されることがなく、いつでも好きなタイミングでメッセージのやり取りが可能です。
また、相手がアプリ未使用の場合でも、AndroidスマホならSMSの送受信が原則無料になります。海外から日本への送信は無料ですが、日本から海外・海外から海外への送信の場合、無料となるのは海外指定66の国・地域に限られます。とはいえ、主要なエリアをカバーしているのでそれほど不便に感じることはないでしょう。
なお、お互いがアプリ未使用の場合は、受信は無料ですが送信には文字数に応じた料金が発生するので注意が必要です。
楽天モバイルの海外ローミングを利用する際は、出発前・到着後・帰国後の3つのタイミングで設定することがあります。海外ローミングを使うときの設定方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
海外へ出発する前に、まず渡航先が海外ローミングの対応エリアに含まれているか調べておきましょう。楽天モバイルの海外ローミング対応エリア・料金というページで渡航先やスマホのメーカーなどを選び、利用可否・料金を確認するのボタンを押せば調べられます。
次にmy楽天モバイルのアプリを操作し、契約プラン画面を開いてください。プランに含まれるオプションサービス(国際)を選び、海外ローミング(データ通信)のバーをオンに切り替え、変更するをタップしましょう。これで出発前の設定は完了です。
渡航先に到着したら、スマホのデータローミングをオンにします。Androidスマホの場合は、設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワークの順にタップしていき、ローミングのバーをオンに切り替えてOKを押してください。
iPhoneの場合は、設定→モバイル通信→通信のオプションの順にタップし、最後にデータローミングのバーをオンに切り替えて設定完了です。
渡航先から帰国したら、海外ローミングの設定をオフに切り替えておきましょう。そのままにしておくと国内の楽天回線を使ううえで、不具合が発生することもあります。
まずmy楽天モバイルを開いてください。契約プランからプランに含まれるオプションサービス(国際)を選び、海外ローミング(データ通信)をオフにします。最後に変更するをタップしたら設定完了です。
次にスマホ側の設定も忘れずに行いましょう。Androidスマホの場合は、設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワークの順にタップし、ローミングをオフにします。iPhoneの場合は、設定→モバイル通信→通信のオプションの順にタップし、データローミングをオフに切り替えて設定完了です。
楽天モバイルは海外でも追加料金なしで使えますが、注意点もいくつかあります。対象エリア・通話料・速度制限について気を付けたい部分があるので、以下で1つずつ確認しましょう。
楽天モバイルにおける海外ローミングの対象エリアは70の国・地域におよんでおり、ハワイ・台湾・韓国・フランス・アメリカ本土など主要な観光エリアはおおむねカバーしています。欧米やアジア圏に強いのが楽天モバイルの特徴といえるでしょう。
ただし、auやドコモなどほかの大手キャリアと比べると使える範囲はまだ限定的です。例えば、auの世界データ定額は160以上の国・地域に対応しており、ドコモのパケットパック海外オプションは200以上の国・地域が対象です。楽天モバイルはauやドコモの半分以下しかカバーできていない状況で、特にアフリカや中東はほとんどの国・地域が対象エリア外となっています。
とはいえ、auの場合は早割キャンペーンを利用して490円・事前予約しない場合は980円の費用がかかります。ドコモでも世界そのままギガを使う際は24時間で980円〜を負担しなければなりません。楽天モバイルは無料なので、その点では依然として魅力があるといえるでしょう。
なお、楽天モバイル以外にも安い料金で使える格安SIMはあります。以下のページでは格安SIMの料金の安さについて比較しているので、ほかの格安SIMにも興味がある場合はぜひチェックしてみてください。
例えば、アプリ未使用の相手からの電話を海外で受け取った場合、iPhoneだとRakuten Linkアプリでの着信ができず、iOS標準の電話アプリで着信することになります。その場合、国際電話の着信料金が発生してしまい、高額請求になることも。なお、同じケースでもAndroidスマホの場合は無料です。
また、国際SMSの場合は相手がアプリ未使用だと、iPhoneではRakuten Linkアプリを使っての送受信ができず、iOS標準アプリを使用することになります。受信は無料ですが、送信には文字数に応じて費用が発生するので注意が必要です。なお、こちらのケースでもAndroidスマホなら原則無料となっています。
ただし、低速通信になった場合でもあとから1GBあたり500円のコストでデータを追加可能です。足りなくなったデータを好きなときにすぐチャージでき高速通信を復活させられるので、低速通信になっても問題なく対処できます。
楽天モバイルが海外の渡航先でうまくつながらず困ってしまうこともあるかもしれません。以下で4つの対処法を紹介するので、試してみてください。
iOSのバージョンを確認する際は、まず設定アプリを開きます。一般→情報の順にタップすれば、システムバージョンの欄で現在のiOSバージョンを確認できるはずです。
バージョンが古かったら、アップデートの作業に移りましょう。設定→一般→ソフトウェアアップデートの順にタップし、今すぐインストールを押してアップデート完了です。
機内モードのオン・オフやSIMカードの抜き差しで改善する場合もあります。設定画面か通知画面から機内モードを選択し、オンにしてから再びオフの状態に戻してみましょう。その後、接続状況が改善されたか確認してみてください。
SIMカードを取り出す際は、一度スマホの電源を切ります。SIMカードを取り出し、再度挿入してから電源を入れ直しましょう。接続状況がよくなっているかチェックしてみてください。
通信に限らずスマホで何らかのトラブルが起きているときは、再起動で改善することもあります。
再起動するには、まず音量調節ボタンとサイドボタンを長押ししてください。電源スライダーが出たら、スライダーをドラッグして電源が切れるのを待ちます。
完全に電源がオフになったら端末右側のサイドボタンを長押しし、電源が入るのを確認しましょう。最後に接続状況がよくなっているかチェックしてみてください。
国際通話や国際SMSが正常に機能しないときは、my楽天モバイルで契約プランを確認してみてください。
契約プランを見るには、まずmy楽天モバイルにログインし3本線のメニューをタップ。契約プランを選択し、プランに含まれるオプションサービスの国際の画面で、国際通話・国際SMSを確認しオンに設定しておきましょう。
また、楽天モバイルの国際通話・国際SMSには、毎月20,000円という利用限度額が設定されています。利用限度額を超えた場合はサービスが停止されるので、それによって使えなくなっているのかもしれません。利用金額を確認するときは、my楽天モバイルにログイン後、3本線のメニューをタップ。契約プランを選択すると、国際通話・国際SMSの利用金額が表示されます。
国際通話の際に宛先の電話番号が正しく入力されていない可能性も否定できません。国際通話するときは、010+相手先の国番号+相手先の電話番号を入力する必要があります。特に010や国番号は忘れがちなので注意が必要です。
楽天モバイルを海外で利用するなら、iPhoneユーザーよりもAndroidユーザーのほうがお得です。国際通話や国際SMSを利用する際、相手がRakuten Linkアプリの利用者ではない場合、海外で着信する際に料金がかかるなどiPhoneだと有料になってしまうケースが少なくありません。
一方、Androidスマホなら相手がアプリ未使用でもこちら側がアプリ利用者なら、海外で電話を受けるときも海外から日本に電話をかけるときも無料なので海外で気兼ねなく利用できます。Androidユーザーで海外渡航を考えている人は、楽天モバイルをぜひ使ってみてください。
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