ドコモと同じ回線を利用している、ahamo。「携帯代を節約できる」「データ容量が豊富」など高評価の口コミが多い一方、「チャットサービスがつながらない」「昼の時間帯は通信速度が遅い」といった気になる評判も存在するため、乗り換えを迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はahamo(アハモ)の口コミや評判が本当か確かめるため、以下の5つの観点で検証を行いました。
さらに、povoや楽天モバイルなどの大容量の格安SIMとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。irumo(イルモ)との違いも説明しているので、大容量の格安SIM選びに迷っている人は参考にしてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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目次
良い
気になる
ahamoは月30GB程度の利用を考えている人におすすめです。プラン改訂により、基本料金は月2,970円のまま据え置きで、月20GBから30GBにデータ容量がアップ。30GBの料金は比較したMNOのなかでは最安水準です。以前は20GBだと少し足りない人には割高でしたが、コストを抑えながらたっぷり使えるようになりました。
大盛りオプション(月1,980円)をつければ、月4,950円で最大110GBまで使用可能。よくテザリングをする人でも、速度規制を気にせず使えるでしょう。また、1回5分以内なら追加料金なしで電話がかけられるため、美容院の予約や会社への連絡など、短い通話もしたい人にはうってつけです。
ドコモと同じ回線を使うMNOであり、通信速度は申し分なし。時間帯によっては動画再生ができないほど速度が低下したMVNOも多いなか、2025年2月下旬の計測では昼休み時間帯に391.5Mbpsを記録しました。「昼の時間帯は通信速度が遅い」との口コミに反し、高画質の動画も快適に再生できるでしょう。地下や屋内での電波状況も良好でした。
ただし、契約申込はオンライン限定。カスタマーサポートも原則オンラインのみです。専用オペレーターにチャットで相談もできますが、「チャットサービスがつながらない」という口コミも多く、対面でサポートを受けたい人には物足りない可能性があります。自分でオンライン手続きするのに抵抗がある人にはあまり向いていません。
とはいえ、MNPワンストップ対応で他キャリアからの乗り換えは簡単です。比較した格安SIMの多くは初期費用として3,300〜3,850円かかるのに対し、ahamoは初期費用も無料。「携帯代を節約できる」との口コミどおり、費用を節約したい人にぴったりです。100GBの安さを重視するならpovo、30GBは少し超えるという人には日本通信SIMもアリですが、通信速度にも妥協したくない人はぜひahamoを検討してくださいね。
実際にahamoと比較検証を行ったサービスの中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ahamoよりも高い評価を獲得したサービスも!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ahamoとは、NTTドコモが提供するオンライン専用プランのこと。NTTドコモと同じ回線をそのまま利用できる点が特徴で、いつでも、どこでもつながると謳っています。契約者数は600万人を突破(2024年9月時点)しました。
基本のプランは、月30GBまで利用できて月額2,970円です。海外データ通信は30GBまで無料。1回あたり5分以内なら、国内通話料がかからない通話オプションも基本料金に含まれます。長電話する人は1,100円のかけ放題オプションも追加可能です。
ahamoのプランはデータ容量30GB・110GBの2つのみとシンプルです。
基本となる30GBのプランには、データ容量を110GB増量できる大盛りオプション(1,980円)をつけられます。大盛りオプションをつけると、月額4,950円で110GBまで利用が可能です。
110GBのデータ容量があれば、オンライン会議であれば1か月あたり約170時間分、動画サービスであれば約85時間も高画質で再生できます。
2024年4月より、「ポイ活オプション」が追加されました。
110GBの大盛りオプションを申し込みしている人が、追加で2,200円のポイ活オプションに申し込むとドコモのQR決済サービスである「d払い」利用時のポイント還元が最大10%にアップするというもの。
月間で付与されるdポイントは4,000ポイントまでという制約はあるものの、うまく使いこなせれば非常にお得になりますよ。
今回はahamoを含む人気の大容量の格安SIMを調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ahamoの通信速度や料金プランをほかのサービスと比較したところ、よい点が7つもあることがわかりました。乗り換えを検討している人は、どんなメリットデメリットがあるのかチェックしてくださいね。
月30GBの料金は2,970円と、MNOのなかでは最安水準。30GBの料金がMNOのなかで最も高かったワイモバイル(5,115円)と比べると、毎月2,000円以上節約できます。1回5分以内の電話かけ放題がついている点もうれしいポイントです。
ちなみに、MNOとは自社で回線を有し、通信サービスを提供する大手3キャリアのこと。通信品質はキャリアと同等です。大手3キャリアのいずれかの回線の一部を間借りしたMVNOに比べ、回線が安定している傾向があります。
ahamoは2024年10月からのデータ増量にともない、月額料金は2,970円のまま、データ量を20GBから30GBへアップしました。また「データ容量が豊富」との口コミどおり、「大盛りオプション」をつけると月4,950円で110GBまで使用可能です。なお、いずれも余ったデータの繰り越しはできません。
以前のahamoは、20GBの次は大盛りオプションを追加した100GBのみで、30GBほど使いたい人には割高でした。一方、新プランは「20GBだと少し足りない」と思っていた人にもうってつけ。より幅広いニーズに応えるプラン改訂だといえます。
極端なまでの容量追加となる大盛りオプションですが、実は格安SIMで超大容量のプランがある事業者は少なく、通信速度も速いもので探すとahamo一択といえます。
「昼の時間帯は通信速度が遅い」との口コミに反し、通信速度は快適。実際に通信速度を検証したところ、回線が混み合いやすい昼休み・通勤時間帯でも、アプリや動画のダウンロードがサクサクできる目安とされる50Mbpsを大幅に上回りました。
比較したなかには、昼休み時間帯に動画の再生がままならないほど速度が低下するMVNOが多数。例えば、12〜13時のahamoの速度が391.5Mbpsだったのに対し、MVNOであるIIJmioのドコモ回線は2.1Mbps。同じ時間帯でもかなりの差があります。
比較したMNOはいずれも、時間帯を問わず高画質の動画をスムーズに再生できる目安の25Mbps以上を維持していました。しかし、そのなかでもahamoの速度はトップクラス。昼休みに動画鑑賞やゲームをして過ごしたい人にも向いています。
<通信速度の検証結果>※2025年3月時点
2025年2月下旬に測定した実測値の情報をもとに調査・評価しています。
都心の東京都渋谷区と郊外の千葉県鎌ケ谷市で通信速度を計測しました。
今回の検証では特定の日程・時間帯・場所での値で評価しています。利用環境が異なれば通信速度も変動するベストエフォート型サービスであるため、同じ格安SIMで必ずしも同じ数値が出るわけではありません。
ahamoは2021年に誕生したドコモのオンライン専用プランという扱い。ドコモと同じ回線を使えるので、格安SIMに変えたら遅くなって後悔する、ということも少ないでしょう。
他キャリアからの乗り換えも手軽にできます。比較した格安SIMの多くでは初期費用として3,300〜3,850円かかるなか、ahamoは初期費用が無料でした。「携帯代を節約できる」との口コミどおり、費用を抑えたい人にはうってつけです。
さらに、MNPワンストップに対応しているため、MNP予約番号を事前に取得する手間もかかりません。詳しい手続きの流れはのちほど解説するので、ぜひ読み進めてくださいね。
電波のつながりやすさも優秀です。東京駅構内や新宿駅の周辺の商業施設の地下フロアなど都内21か所で電波強度を測定したところ、十分につながりやすいことがわかりました。
比較したすべての格安SIMと同様に、ahamoも屋内や地下でも電波が届きやすいプラチナバンド(700〜900MHz帯)に対応。2024年7月の検証時点で、電波が悪い場所が多かったのは、同年6月にプラチナバンドに対応したばかりの楽天モバイルのみでした。
人が多い場所でもつながりやすいため、待ち合わせ中に圏外になって連絡がつかないという事態も起こりにくいでしょう。
乗り換えと同時に最新機種を入手できる点もメリットです。povoやLINEMOでは端末の取り扱いがないため、端末とセット申込は不可。また、Y!mobileでは端末とのセット割があるものの、iPhone(アイフォン)の最新機種は扱っていません(2025年3月時点)。
一方、2025年2月にahamoの公式サイトを確認したところ、iPhone 16シリーズも取り扱っていました。回線乗り換え時に最新端末へ機種変更したいなら、ahamoが候補となるでしょう。
端末はahamoのサイト・ドコモオンラインショップで購入可能。ahamoで購入した端末を対象に、スマートフォンの故障・水濡れ・盗難・紛失などのトラブルを補償するケータイ補償サービス(月額料金:550〜1,100円)も用意されています。
あまり馴染みがないかもしれませんが、スマホ本体だけ買うのも一般的になりました。とはいえ、スマホの買い替えも検討している人にとって1回の手続きで乗り換えを済ませられる点はメリットといえるでしょう。
ahamoなら、追加料金なしで91の国や地域で利用可能。使い方はデータローミングの設定をするだけなので、特別な手続きは不要です。行先に応じてデータ容量を追加購入するpovoや、定額プランへの申込が必要なLINEMOと比較すると利便性が高いでしょう。
ちなみに、楽天モバイルも申込をせず海外で利用できますが、使えるデータ量は2GBまで。対して、ahamoは国内外合わせて月30GBまで使える点が魅力です。海外旅行に行く人や海外出張が多い人には、ahamoが向いていますよ。
なお、大盛りオプションに加入していても、海外で利用できるデータ量は月30GBまでです。また、海外で15日を超えて利用すると速度制限がかかり、128kbpsと低速になります。速度制限は帰国後にデータ通信を行うことで解除が可能です。
コロナの影響による渡航制限もほぼ撤廃され、海外に足を運ぶ機会がある人もいるでしょう。海外旅行でも調べ物やSNSで通信は必須。ahamoなら無料かつ別途申込不要な点は非常に大きなメリットです。
NTTドコモが提供する「爆アゲ セレクション」にもご注目。ギガホやahamoの利用者を対象としたサービスで、サブスクの月額料金に応じてdポイントが還元されます。例えば、以下のサービスがポイント付与の対象です。
<対象サービスの例>
ポイント還元率はサービスによって異なります。例えば、Spotify Premiumのスタンダードプランは25%、Netflixのスタンダードプランには20%ものdポイントを還元。各サービスの還元率は公式サイトで確認してくださいね。
Disney+やNetflixなどのサブスクサービスを使っている人やこれから利用する予定の人は、ポイントが還元されてお得なahamoを検討するとよいでしょう。
また、他社からahamoへの乗り換えでdポイントが20,000ポイントもらえる「乗り換えキャンペーン」も開催中。エントリーの条件や方法は公式サイトで確認してくださいね。
きっと使っているサブスクがなにかしら当てはまるはずです。すでに契約済みであっても一度解約・再契約するだけでポイント還元の対象になりますよ。
ahamoには気になる点が1つありました。自分で契約や開通手続きをするのが面倒な人には、向かない可能性があります。
ahamoの契約申込はオンラインでのみ可能です。比較したなかには店舗申込が可能な格安SIMもありましたが、ahamoは店舗での契約ができません。ドコモからahamoにプラン変更する場合は、dアカウントのマイページで手続きできます。
カスタマーサポートもチャットもしくはビデオ通話と、基本はオンラインでの対応です。サポートが必要な場合は、専用オペレーターにチャットでも相談できます。手続き自体は案内された手順どおり進めればよいので、さほどむずかしくはありません。
とはいえ、「チャットサービスがつながらない」という口コミも多く見られるため、対面で手厚いサポートを受けたい人には物足りない可能性も。ahamoは機械が苦手な人、自分で契約や開通手続きをするのが面倒な人には不向きだといえます。
なお、ahamo契約者もドコモの「あんしんサポート」を利用可能。ドコモショップで対面サポートを受けられますが、端末の修理を依頼する場合を除いて、1回3,300円かかります。一度オンライン申込を試し、むずかしい場合は有料サポートを受けるのもひとつの手です。
契約が難しいイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそこまで難しくはありません。基本的に一本道で流れに沿って進めるだけなので、まずはチャレンジしてみてください。
利用回線 | ドコモ回線 |
---|---|
回線の種類 | MNO |
eSIM対応 | |
MNPワンストップ対応 |
価格については、2025年05月02日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
特典は予告なく終了・変更される場合があります
良い
気になる
選べるプラン | 30GB、110GB |
---|---|
昼休み時間帯通信速度(12~13時) | 496Mbps |
通常時間帯通信速度(14~16時) | 738.5Mbps |
通勤時間帯通信速度(17~19時) | 630.5Mbps |
問い合わせ方法 | チャット |
専用通話アプリ不要 | |
かけ放題プラン | 5分かけ放題(プランに付帯)、無制限かけ放題 |
基本通話料 | 22円/30秒 |
5G対応 | |
セット割引あり | |
カウントフリー・エンタメフリー | |
最低契約期間 | |
データ容量の翌月繰越可能 | |
解約金 | なし(*1) |
留守番電話あり | |
事務手数料込みの初期費用 | 0円 |
テザリング可能 | |
支払方法 | 口座振替、クレジットカード |
追加データ料金 | 1GB:550円/80GB:1,980円 |
速度制限時の最大速度 | 1Mbps |
取り扱いSIMのサイズ | nanoSIM |
プラチナバンド対応 | |
最安月額料金 | 2,970円〜 |
専門ショップあり | |
海外利用可能 | |
Apple Watchプラン対応 |
本注釈においては事業者からの情報提供を含みます
ここでは、ahamoとは異なる魅力を持つ大容量の格安SIMをご紹介します。
月のデータ利用量が100GB程度の人には、povoがおすすめ。基本料金は0円で、必要なデータ容量を選べる料金体系を採用しています。月40~100GB使用する場合の料金は1か月あたり3,278円と割安。100GB使用時も1か月あたり3,278円と、比較した格安SIMのなかではトップクラスの安さです。
au回線を使用したMNOで、昼休みや通勤時間帯など混雑する時間帯でも快適な通信速度をキープ。屋内や地下での電波のつながりやすさも問題ありません。
データ容量をすべて消費、もしくは使用期限が切れるたびに購入する必要があるので、少々手間はかかります。とはいえ、大量のデータを安く使える格安SIMを探している人にはよい選択肢になるでしょう。
月30GBでは少し物足りない人は、日本通信SIMをチェックしましょう。2024年9月30日にプランが改訂され、月額料金は2,178円で据え置きのまま、データ容量が30GBから50GBに増えました。月30~50GB利用時の安さは比較したなかでは最安クラスです。
回線を間借りするMVNOであるものの、2025年3月の検証では混雑する12~13時でも26,5Mbpsを記録。とはいえ、MNOと比べると混雑の影響を受けやすいため覚えておきましょう。
また、50GBより多いプランはないため、月100GB程度の大容量を毎月使う人には向いていません。時間帯によって速度が低下する点に目をつぶれば、日本通信SIMは50GBまでで収まる安さ重視の人にはぜひ検討してほしい大容量の格安SIMです。
ほかの通信事業者からahamoへの乗り換えは、オンラインで行います。はじめて乗り換える人のなかには、「どんな手続きをすればよい?」「自分にもできそう?」「予約番号発行ってどうするの?」と、手続きに不安を感じている人もいるでしょう。
そこで、ここからはahamoへ新規契約で乗り換える手順を解説します。
ほかの通信事業者から電話番号を変更せずに乗り換える場合には、まずMNP予約番号を取得してください。MNP予約番号とは、スマホの電話番号を継続して利用する際に必要となる10桁の番号のこと。乗り換え先での申込手続きで必要です。
通信事業者によってMNP予約番号の取得方法は異なります。取得方法は現在利用中の通信事業者に確認してください。
なお、契約中の通信事業者がMNPワンストップ事業者である場合には、MNP予約番号を取得せずに申込できます。主なMNPワンストップ事業者は以下のとおりです。
〈主なMNPワンストップ事業者〉
現在使っている端末がSIMロック解除されているか確認しましょう。ほかの通信事業者からahamoに乗り換える場合には、SIMロック解除しないと乗り換え先で通信ができません。
最近購入した端末であれば、SIMロックが解除された状態で販売されているため、SIMロック解除は不要です。しかし、古い機種や中古で購入した端末はSIMロックがかかっていることがあるので、必ず確認しましょう。
もし端末にSIMロックがかかっている場合には、現在利用中の通信事業者で解除の手続きをしてください。かつてはSIMロック解除するのに有料なケースもありましたが、2023年10月1日以降はすべてのSIMロック解除を無料でできます。
準備ができたらahamoの公式サイトで申し込みましょう。ahamoはオンライン専用プランであるため、契約はオンラインのみです。
ahamoの申込ページにアクセスして、案内に従って入力します。乗り換える場合には、希望する手続きで「今の電話番号をそのまま使う」を選択し、現在使っている携帯電話会社を選んでください。
ahamoではSIMカードかeSIMかを選択できます。SIMカードは端末に差し込んで使うカード型のSIM、eSIMは端末に内蔵された本体一体型のSIMです。すぐに開通したいのであればeSIM、初心者で設定が苦手な場合や迷っている場合にはSIMカードを選ぶとよいでしょう。
プランの選択で希望するオプションがあれば選んでください。データ利用量が多い人はデータ容量を80GB増やせる大盛りオプションを、長電話をする人はかけ放題オプションをつけるとよいでしょう。
申込の際には個人情報の入力も必要です。本人確認はオンラインで手続きが済むeKYCを使うのがおすすめ。また、ahamoでは申し込む際にdアカウントも必要です。もし持っていない場合には申込時に作成してください。
申込が済んでSIMカードなどが届いたら、開通処理をしましょう。開通処理とは乗り換え先のSIMで通信ができるようにする手続きのことです。開通手続きは午前9時〜午後9時に受け付けています。
ahamoへ乗り換える場合、開通の手続きはWebで行ってください。開通手続きをするには、まず手続きサイトにアクセスするか、ahamoアプリを起動して、dアカウントでログインします。
次に「切り替え(開通)手続きへ」を押すと、開通する電話番号などが表示されるので確認してください。問題なければ「開通する」ボタンを押し、完了画面が表示されたら手続きは完了です。
開通処理が終わったらahamoのSIMカードに差し替えて、初期設定を行いましょう。iPhoneとAndroidでの初期設定手順は以下のとおりです。
<iPhoneの場合>
<Androidの場合>
ドコモからahamoに乗り換える場合、使えなくなるサービスがある点には注意しましょう。使えなくなる、もしくは削除される主なサービスの例は以下のとおりです。
<ahamoにすると使えなくなる主なサービス>
使用していたドコモメール(@docomo.ne.jp)は、有料の「ドコモメール持ち運び」に加入すれば引き続き使用可能。ただし、「ドコモメール持ち運び」へは、ahamoへのプラン変更前に加入しておく必要があります。一度失効したメールアドレスは復元できないので注意してください。
ahamoへの移行後に何が変わるのか、乗り換え前の注意事項を公式サイトで確認しておきましょう。
ahamoの利用を検討している人のなかには、irumoと何が違うのか、ギガを使い切ったらどうなるのかなどわからないことが多い人もいるでしょう。ここからは、ahamoに関するよくある質問を解説します。
ahamoもirumo(イルモ)もドコモが運営しているプランで、通信品質は同じです。
ahamoは申込やサポートがオンライン専用に限定し、その分料金が安く設定されています。一方、irumoはドコモのサポートをそのまま受けられますが、使えるデータ量が小〜中容量に抑えられている点が特徴です。
ahamoは30GBや110GBを安く利用したい人に向いています。一方、irumoはデータ利用量が3〜9GBあれば十分で、実店舗で契約したい人におすすめです。スマホに慣れていなくて店員からレクチャーを受けたい人もirumoが向いているでしょう。
ahamoは菅政権の政策で「料金値下げしなさい」と指示を受けて作られたプラン。ドコモ自体のプランを値下げすると収益が下がることを恐れ、ドコモのオンライン専用プランという建つけにすることで、本ブランドのプランはそのまま据え置きにしています。
ahamoは海外ローミングに対応しており、海外91の国や地域で使用が可能です。例えば、アメリカ・中国・韓国・インド・イギリス・フランス・ドイツなどで利用できます。ahamoで利用できるエリア・国の詳細は公式サイトで確認してください。
ahamoでは海外で利用するのに追加料金がかからず、申込も必要ありません。利用時にデータローミングの設定をするだけでよいので、手軽に使えます。
ahamoは、ドコモが提供する「しっかり料金シミュレーション」には対応していません。
なお、ドコモの公式サイトではahamo・irumo・eximo・eximo ポイ活の4種類の料金プランを比較しています。ドコモの格安SIMのうち、どれが自分に合っているのかを知りたい人は参考にしましょう。
ahamoでギガを使い切ると通信速度が1Mbpsに制限されるため、データ通信が遅くなります。なお、1Mbpsでは高画質の動画再生がむずかしいものの、通常のサイト閲覧、LINEのトークや音声通話などであれば快適に使えるでしょう。
通信速度の制限を解除したい場合には、データ量追加の申込をしてください。1GB追加オプションは550円で、80GB増量の大盛りオプションは月額1,980円です。
ahamoではテザリングも可能です。標準でテザリングを利用できるため、別途オプションを契約する必要はありません。
テザリングを使うとデータ利用量が増えがちです。テザリングを多く使う人はデータ容量を80GB増量できる大盛りオプションも検討するとよいでしょう。
料金の支払いには、口座振替やクレジットカードを利用できます。ただし、口座やカードの名義がahamoの契約者と同一の場合のみ可能です。
口座振替では、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの金融機関に対応しています。クレジットカードの場合にはVISA・Mastercard・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナースクラブなどが利用可能です。対応している金融機関やクレジットカードは公式サイトで確認してください。
なお、請求書払いはahamoを含むほとんどの通信事業者で対応していません。クレジットカードを持っていない人でも最近は通りやすいため、作成を検討してみるとよいでしょう。
支払いのタイミングは、毎月1日~末日までの利用料金を翌月に請求する仕組みです。例えば、8月利用分は翌月の9月に請求。引き落とし日は支払い方法により異なります。
ahamoでは、以下のキャリア決済が可能です。なお、spモード コンテンツ決済サービスには対応しません。
<キャリア決済の種類>
ほとんどの場合、最新のiPhone・スマホでも使えます。ahamoで利用できる端末は、公式サイトの対応端末一覧で確認が可能です。
ahamoに申し込む前に手持ちの端末が使えるかチェックしておくとよいでしょう。
データ容量が30GBのプランが基本です。1回5分以内の国内通話が無料になるオプションもついています。
データ量を80GB増量できる「大盛りオプション」は月額1,980円です。追加で申し込むと、110GBの超大容量プランを月4,950円で利用できます。動画をよく見る人などは大盛りオプションを追加すれば快適に使えるでしょう。
月額1,100円のかけ放題オプションを追加すると、通話時間に制限がない完全かけ放題になります。長電話が多い人はかけ放題オプションも検討しましょう。
不明点があるときは、チャットもしくはビデオ通話で問い合わせましょう。専門ショップや電話でのサポートは原則ありません。
チャットで問い合わせした場合、チャットボットに加え専用オペレーターによる対応も可能。午前9時〜午後8時の受付時間内であれば、オペレーターが直接質問に回答してくれるので、困ることは少ないでしょう。
どうしても店舗で問い合わせしたい場合には、3,300円を支払いドコモショップでサポートを受ける方法もあります。
口座変更・契約者の名義変更など、各種手続きの方法は以下のとおりです。
解約したい場合には、スマホやパソコンからahamoのお手続きページにアクセスして解約申込が可能です。お手続きページでは、ほかの通信事業者へ乗り換える際に使うMNP予約番号の取得もできます。
解約金や転出手数料はかからないので、気軽に解約が可能です。解約や乗り換えも簡単なので、申込を迷っている場合にはとりあえず契約してみるのも手でしょう。
ahamoは5G通信に対応しています。手持ちの端末が5G対応の機種であれば、5G通信の利用が可能です。
ほかの格安SIMでは5G通信を利用するに別途申込が必要なケースもありますが、ahamoでは申込不要ですぐに5G通信を利用できます。
2年契約などの利用期間に縛りはなく、いつ解約しても解約金は発生しません。かつては利用期間の縛りがありましたが、現在ではahamoに限らず解約金が設定されていないのが一般的です。
ahamoではキャリアメールは使えません。
キャリアメールの代わりには、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを使うとよいでしょう。フリーメールは無料で使え、パソコンでもスマホでもメールのチェックが可能です。
ahamoに乗り換えたあともキャリアメールを利用したい場合には、メール持ち運びのオプションを申し込んでください。月330円かかりますが、これまでと同じメールアドレスを引き続き利用できます。
留守番電話・キャッチホン・転送でんわサービスには対応していません。比較したなかにはmineo・irumoなど留守番電話に対応したサービスもありましたが、ahamoは非対応です。
とはいえ、メッセージ機能を活用すればなくても不便に感じることは少ないでしょう。一部のAndroid端末には端末本体がメッセージを保存できる簡易留守録機能があるので、あわせてご確認ください。
ahamoには家族割が適用されません。ahamoの利用者もドコモのファミリー割引のカウント対象になりますが、割引適用の対象外です。
ドコモ光セット割が適用されない点もネック。一方で、ahamoユーザー専用に月額料金を抑えた「ahamo光」が用意されている点は見逃せません。ドコモ光からのプラン変更も可能です。
ahamo光10ギガでは、新規申込で基本料金が最大6か月間月額500円になるキャンペーンを実施中。ahamoユーザーだけが契約できるので、ぜひ検討してくださいね。
ドコモのワンナンバーサービスに申し込めば、ahamoでもApple Watchを使えます。ワンナンバーサービスとは1つの電話番号をスマホとアクセサリ端末で共有して使えるサービスのことで、月額550円です。
格安SIMでApple Watch用の専用プランがあるのは、ahamoと楽天モバイルのみ。なお、Apple Watch本体はApple Storeなどで別途購入が必要です。
ahamoでも、いつでもカエドキプログラムは引き継がれます。NTTドコモのいつでもカエドキプログラムとは、端末を分割払いで購入した人が機種返却のタイミングによっては残りの支払いを免除されるプログラムのことです。
いつでもカエドキプログラムはスマホ端末に適用されるため、ahamoに乗り換えたあとも利用可能。本プログラムは、dポイントクラブに加入し、対象機種を指定の分割支払い方法で購入して返却すれば適用されます。
ahamoアプリにログインできないときは、dアカウントのIDもしくはパスワードが間違っている可能性が考えられます。以下の方法でログインできるか試しましょう。
<4桁のネットワーク暗証番号がわかる場合>
<4桁のネットワーク暗証番号がわからない場合>
ID・パスワードが正しいのにエラーが表示されてログインできない場合は、下記も試してみてください。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
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自分で行えば事務手数料がかからない、ドコモの機種変更。自宅で完結できて節約にもなりますが、なかには機種変更の手順がわからず困っている人もいるでしょう。そこで今回は、ドコモの機種変更を自分で行う方法を解説します。機種変更前にやるべきことや注意点についても解説するので、自分で機種変更をしたいと考え...
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大容量プランや家族とのシェアプランをお得に利用できるイオンモバイル。乗り換えや新規契約時に適用できるキャンペーンはあるのか、どのくらい安くなるのか気になるという人も多いでしょう。そこで今回は、2025年5月に利用できるイオンモバイルのお得なキャンペーンを紹介します。初期費用を抑える方法やキャン...
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大手キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクの3社の回線を選んで契約できるmineo。お得に乗り換えたいと考えているものの、どんなキャンペーンがあるのか、いつキャンペーンが行われているのかなど、最新情報が気になる人も多いでしょう。今回は、2025年5月最新のmineoのキャンペーンを解説します...
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