QRコードで簡単に設定可能な韓国で使えるeSIM、KKday SKテレコム回線 eSIM。公式サイトには高評価の口コミが多く投稿されていますが、実際の評判はどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証しました。
さらに、料金が安く速度制限がない韓国で使える人気のeSIM・SIMカードとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。受け取り可能な空港や設定方法なども解説しているので、韓国で使えるeSIM・SIMカード選びを迷っている人は参考にしてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
KKday SKテレコム回線 eSIMは、速度制限を気にせずに韓国でも安定してインターネットを楽しみたい人におすすめです。比較したところ、SKテレコム回線を使用している商品はどれだけ使っても速度が変わらなかったのに対し、KTやLG U+回線は3GBを超えると速度制限がかかり極端に遅くなりました。好きなだけネットを活用したいなら決め手になるでしょう。
通信速度も良好です。2024年6月に実際に韓国で調査した結果、下り速度はどの時間帯でも約20Mbpsをキープ。20Mbpsあればサイトの閲覧や動画視聴もサクサク行えます。比較したKTやLG U+回線には60~80Mbpsと速い商品もありましたが、速度制限がかかることを考慮すると安定して使えるSKテレコムに軍配が上がるでしょう。
eSIMなので、QRコードで簡単に設定できます。データ通信のみのプランなら申し込んですぐにQRコードが送られてくるので、渡韓が迫っている人や日本で事前に設定しておきたい人にもぴったり。電話番号つきのプランは韓国の空港で受け取りが必要ですが、SIMカードのように挿し替えの手間がないため、貴重な観光時間を減らしません。
料金は同じSKテレコム回線を使った代理店のなかでも安めでした。2025年4月の価格は3日利用時で1,530円と、比較した平均より215円ほど安い結果に。7日利用時は2,960円と平均を下回っていたものの、キャンペーンや利用日数によって最安は変わるため、公式サイトでチェックしてくださいね。
設定の手軽さや通信環境の安定性は文句なしといえるでしょう。渡韓までの時間がなく申し込みを迷っているなら、快適な旅行のためにもぜひ購入することをおすすめします。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
KKday(ケーケーデイ)は、2014年に台湾で創業した旅行サイトの運営会社。東京に日本支社を置き、国内外のツアーや航空券などを販売しています。
今回紹介するのは、韓国の大手通信会社SKテレコム回線のeSIM。KKdayではデータ通信のみと電話番号つきの2タイプの商品を取り扱っています。旅行中にインターネットだけを使うならデータ通信のみプランを、通話やSMSを受け取りたい人は電話番号つきプランを選択しましょう。
今回はKKday SKテレコム回線 eSIMを含む人気の韓国で使えるeSIM・SIMカードを実際に調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
KKday SKテレコム回線 eSIMを調査したところ、主に3つのよい点がありました。ここでは、設定のしやすさや通信速度の速さ、通信制限のかかりにくさなど、よい点を1つずつ解説します。
KKday SKテレコム回線 eSIMに限らず、eSIMはSIMカードに比べて手軽さが魅力です。物理的にカードを挿し替えする必要がなく、QRコードで設定できるので紛失のリスクもありません。
KKdayのeSIMは、データ通信のみのプランならQRコードが即日メールで送られてくるので、事前に日本で設定しておけます。
比較したなかには、受け取り後から出発前にパスポート番号などの登録が必要なサービスもありましたが、本商品は申し込み後の本人確認がなくスムーズ。出発直前に申し込むことを思うと、手間のかからなさはうれしいポイントです。
なお、電話番号つきのプランは韓国の空港でQRコードを受け取る必要があります。受け取り先に指定できる空港は後ほどご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
通信速度も満足できる水準。2024年6月に行った韓国での検証では、下り速度は12〜13時で20.9Mbps・14〜16時で20.7Mbps・17〜19時で20.7Mbpsと、どの時間帯も安定していました。約20Mbpsあればサイトの閲覧やメッセージのやり取りは問題ありません。
ちなみに、韓国で主に使われている回線はSKテレコム・KT・LG U+の3種類。比較したところ、KTやLG U+を使った商品は約60~80Mbpsを記録しています。2社と比べるとSKテレコムは遅く見えますが、実際には動画視聴もサクサクできる速度でした。
旅行先での情報収集やSNSの利用も、日本と同じように快適に使えるでしょう。
海外旅行では速いほどよいSIMというわけではないので、速度以外のよい点にも注目しましょう。
比較したSKテレコム・KT・LG U+の3回線のうち、通信制限がかからず使い放題だったのはSKテレコム回線だけでした。本商品も、実際にどれだけ使っても速度が落ちなかったため、旅行先でも気兼ねなくインターネットが使えます。
KTやLG U+回線は無制限を謳っていても、データ使用量が3GBを超過した時点で速度が極端に遅くなってしまいました。旅行中もYouTubeで動画を見たりSNSで投稿したりする人はとくに、SKテレコムを選ぶと快適に使えるでしょう。
日本にいる以上に多くの通信をしているため、1日3GBでは足りなくなる可能性大。普段外出先であまりデータ通信しないという人でも、通信制限を気にせず無制限で使えるものを選んでおくのがおすすめです。
ただ、同じSKテレコム回線を使っていても代理店によってはもう少し安く利用できるものもあります。その差は数十円~数百円程度ですが、少しでも安く抑えたい人は他社商品もチェックするとよいでしょう。
料金の変動が大きいのもSIMカード・eSIMの特徴です。キャンペーン適用で安くなったり、利用日数によって最安が変わったりするため、今回の比較結果も参考にしつつ必ずサイトを確認することをおすすめします。
KKday SKテレコム回線 eSIMは、韓国でも手間なく快適なインターネット環境を整えられるeSIMでした。
SIMタイプ | eSIM |
---|
価格については、2025年05月03日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
良い
気になる
昼休み時間帯通信速度(12〜13時) | 21Mbps |
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通常時間帯通信速度(14〜16時) | 21Mbps |
通勤時間帯通信速度(17〜19時) | 20.7Mbps |
サポート | チャット |
SIMカードの受け取り場所 | 日本で受け取り可能 |
利用回線(韓国) | SKテレコム回線 |
選べる容量プランの種類 | 1日間無制限、3日間無制限、5日間無制限、10日間無制限、20日間無制限、30日間無制限 |
5G対応 | |
テザリング対応 |
KKday SKテレコム回線 eSIMは、どれだけ使っても速度制限がなく、安定したインターネット環境が整うSKテレコム回線を使っているほか、手間なく設定できるのも魅力でした。一方で、料金面ではやや高い点が気になりますよね。
ここでは、KKday SKテレコム回線 eSIMのほかにおすすめの韓国で使えるeSIM・SIMカードをご紹介します。
SKテレコム回線を使用しているため、KKdayと同じく速度制限を気にせず使い放題。通信速度も約20Mbpsで安定しており、旅行先でのインターネットを使った情報収集もサクサク行えますよ。
データ通信のみ・電話番号つきの2タイプがあり、データ通信だけのeSIMならメールで即日発行可能。即座に渡韓の準備が整うので、出発日が迫っている人は候補にしてはいかがでしょうか。
KKdayと同様に、20GB以上使っても速度が落ちない点も魅力です。PCやタブレットを持参してテザリングしたい人にも向いています。電話番号はついていないためSMS受信はできませんが、データ通信だけ使いたい人には十分なスペックです。
料金面でも3日利用時で1,650円、1日あたり550円という安さ。7日利用時も3,350円と、比較したなかでも安めの価格設定でした。コストを抑えたい人にも向いています。
購入はECサイトのみ。SIMカードの配送を待つ必要があるため、出発日に余裕があるならぜひチェックしてくださいね。
eSIMを使って海外旅行の予定がある人は、端末購入時にeSIM対応端末を選んでおきましょう。「モバイルプランを追加」または「eSIMを追加」のオプションがあるか確認しておくことも大切です。
eSIMを購入すると、登録したメールアドレスにQRコードが届きます。設定は以下の手順を参考にしてください。設定中に不明点があれば、カスタマーサービスに連絡してくださいね。
<KKdayのeSIMの設定手順>
1. スマートフォンの設定画面を開く
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「eSIMを追加」をタップ
4. 「QRコードを使用」をタップ。カメラが起動する
5. 送られてきたQRコードをスキャンする
6. 「続ける」をタップ
7. 1~2分待機。アクティベートが完了したら「完了」をタップ
なお、QRコード1つにつき同一端末でスキャンできるのは10回までです。設定完了後に端末を交換・eSIMを削除して再設定はできないので注意しましょう。
最後に、KKday SKテレコム回線 eSIMについてよくある質問をまとめました。
メールアドレスでQRコードを事前に受け取れるのは、データ通信専用のeSIMのみ。電話番号つきのeSIMを申し込んだ場合は、韓国の空港で受け取る必要があります。
受け取り可能な空港は以下のとおりです。
<受け取り可能な空港>
eSIMがうまく使えない場合、まずは使用端末がeSIMに対応しているか確認しましょう。対応端末でもうまくいかないときは、以下の方法を試してください。
<うまくいかない場合の対処方法>
以上の方法を試しても接続できない場合は、メッセンジャーでKKdayに問い合わせましょう。
キャンセル・変更・返金はできません。なお、KKday SKテレコム回線 eSIMはQRコード受信後、1年以内ならいつでも好きなときに利用開始できますよ。
KKdayの eSIMには、テザリング可能な商品とテザリングを非推奨としている商品があります。タブレットやPCを持参してネットにつなぎたい人は、テザリング可能かを事前に商品ページで確認しましょう。
利用期間のカウントは、実際に利用を開始(アクティベーション)した日時から計算されます。たとえば、6月1日に5日間有効のeSIMを購入し、QRコードを読み込んで準備、4日10:00に利用開始した場合、5日後の6月9日10:00までが利用期間です。
韓国旅行の次は台湾旅行も楽しみたいという人は、引き続きKKdayの台湾で使えるeSIMをチェックしましょう。通信最大手の中華電信などのネットワークが利用でき、台湾でも快適にインターネットを楽しめます。
台湾では政府の定める規定により、データ通信の利用には「実名登録(実名認証)」手続きが必要です。インターネット上で実名登録するのに抵抗がある人は、台湾の空港で受け取れるSIMカードも選択肢に入れましょう。
KKdayでは、韓国・台湾以外にもアジア各国、欧州から北アメリカまで多くの地域で使えるSIM・eSIM・モバイルWi-Fiルーターなどを提供しています。使い勝手に満足したら、次回の旅のお供にもぜひ利用してくださいね。
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