データ使用量やかけ放題など、使い方に合わせてプランを「トッピング」してカスタマイズできるauのオンライン専用ブランド「povo」。利用者のなかには、できるだけトッピングなしで必要最低限の使い方をしたいと感がている人もいることでしょう。
そこで今回は、povoはトッピングなしでも快適に利用できるのかを解説していきます。スマホ料金を安く済ませたい人向けにおすすめのトッピングも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
povo2.0は、トッピングなしで基本料金0円から利用できます。ただし、トッピングありの場合と比べて通信速度が遅く、やや不便に感じてしまうシーンもあるので、基本料金0円で利用する際の注意点は事前に抑えておきましょう。
トッピングなしの場合、データ通信速度は送受信最大128kbpsです。128Kbpsという速度は、一般的に「テキストデータのやりとりができる速度」といわれています。メールやLINEなどのメッセージのやり取りはなんとかできますが、画像や動画などの送受信が伴う場合は、スムーズではなくかなり待たされるでしょう。
SNSの利用やネット検索は時間が掛かり、エラーが起きてしまうことがあります。YouTubeなどの動画の視聴はできないと思っておいたほうがよいでしょう。
LINE電話やSkypeなどの音声通話は可能ですが、ビデオ通話を快適に行うことは難しいでしょう。なお、通話は通常料金の22円/30秒で使用することが可能です。
このように、128kbpsではできること・できないことがあります。普段のスマホ使用状況と照らし合わせて、トッピングが必要かどうかを判断してみてください。
また、以下のコンテンツではmybestがpovoの通信速度を徹底検証し、料金の安さやメリットデメリットを口コミ・評判をもとに解説しています。ぜひ乗り換えを検討する際の参考にしてみてください。
povo2.0は基本料金0円で利用することが可能ですが、トッピングなしで使うには条件や注意点も存在します。以下でしっかり確認しておきましょう。
povo2.0の継続的な利用には、利用開始から180日以内に660円を超える課金やトッピング購入が必須となります。
povoの公式サイトには、180日の間に有料トッピングが購入されなかった場合、あるいは180日間通話料とSMS送信料の合計額が660円を超えなかった場合に、利用停止になると記載されています。
永遠に0円でpovo2.0を使い続けるのは不可能であることを、前もって理解しておきましょう。
povo2.0ではトッピングなしの状態が180日以上続くと利用停止になる恐れがあります。利用開始から180日の間に有料トッピングの購入がない場合だけでなく、最後の有料トッピングの有効期限の翌日から利用停止処分を受けてしまうため注意が必要です。
そのあと、さらに30日の間に有料トッピングの購入がない場合、契約解除となってしまいます。
利用停止・契約解除は、いきなりされるのではなく事前にpovo2.0のアカウントに登録されているメールアドレスまたはSMS宛に通知が届きます。利用停止となる前に、必ず何らかの有料トッピングを購入しましょう。
povo2.0は、はじめの180日は基本料金0円で利用できるものの、いずれはトッピングの購入が必須に。ここではケース別に、povo2.0でおすすめのトッピングを紹介していきます。
povo2.0を仕事用の端末として使用する場合は、通話かけ放題トッピングがおすすめです。仕事用の場合は、動画などの閲覧が少なく、電話を中心に使用する人が多いでしょう。通話のみのトッピングで済むため、スマホ料金を最低限に抑えられます。
仕事用の回線では通話しか使用しない人は、「5分以内かけ放題/550円(税込)」または「通話かけ放題/1,650円(税込)」のどちらかを選びましょう。
また、仕事用とプライベート用で2台持ちしたくない人は、eSIMに対応の端末を利用するのがおすすめです。eSIMとは、物理的なSIMカードを使わなくても、モバイル通信をアクティブにすることが可能なSIMの種類です。
通常のSIMとeSIMを使えばスマホ一台で2台分の電話番号を所持できるので、仕事用とプライベート用の電話番号を1台のスマホで利用できます。
できる限り節約したいなら、短期間のトッピングを180日に1回購入するのが最も安上がりです。
おすすめのトッピングは、「データ使い放題(24時間)330円(税込)」や「データ追加1GB(7日間)390円(税込)」、「データ追加3GB(30日間)990円(税込)」です。利用状況に合わせてトッピング内容を決めてみてください。
Wi-Fiメインで使う人やメールや通話しかしない人であれば、この方法が最も安上がりといえるでしょう。
また、povoでは対象店舗での買い物や飲食、サービスの利用でデータ容量が貰える「ギガ活」という制度があるので、上手に有効活用することでトッピングの購入をせずにデータ容量を増やせます。
Wi-Fiなしで動画をたくさん見る場合は、360GBの購入がお得。povoで最も大きいデータトッピングは360GB「365日間」であり、26,400円(税込)で購入が可能です。1か月あたり30GBを2,200円で使用することができます。
足りなくなったら追加することもできるので、データ容量をたくさん使う人はぜひチェックしてみてください。
ここでは、povo2.0でトッピングをする際のポイントを2つ紹介します。
povo2.0を利用する際は、トッピングの有効期限に気をつけましょう。
povo2.0は必要に応じて通話やデータ通信量などのサービスをトッピングしていくシステムを採用しています。トッピングの有効期限は、データ容量の場合購入した日から各トッピングで「定められた日数まで」です。
月額料金のプランに慣れている方だと、月頭にトッピングを購入してしまいがちです。実際にはまだ前回購入したトッピングが余っていたというケースもあるため、トッピングの購入の際は、残りの期間に注意しましょう。
povo2.0はトッピングなしでも使えるが注意が必要だと理解できたのではないでしょうか。トッピングなしでなるべく料金を抑えたい人は、十分に注意しながら利用しましょう。
povo以外の格安SIMの詳細も知りたい人には、以下の記事がおすすめです。人気の格安SIMを対象として、マイベストが各サービスを実際に契約したうえで比較検証を行い、最もおすすめの格安SIMをランキング形式で紹介しています。格安SIMへの乗り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
各社が質の高い格安フリーSIMのスマホを続々と提供している昨今。eSIMに対応していないスマホを検討している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、楽天モバイルでeSIMから物理SIMに変更する方法をわかりやすく解説します。eSIMから物理SIMへの変更手順や、eSIMから物理SIMへの変...
格安SIM
格安SIMにはめずらしく大容量で使えるのが魅力のahamo。しかし、他社の無制限プランとの比較が難しく、乗り換えを迷っている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ahamoの大盛りオプションのメリット・デメリットを詳しく解説します。手続きや料金についても解説するので、ぜひ乗り換えの参考に...
格安SIM
通信料を節約できてポイントも貯まるお得な携帯キャリアとして、注目を集めている楽天モバイル。大手キャリアのソフトバンクから乗り換えを検討しているものの、通信の質や使い勝手に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットや注...
格安SIM
SoftBankを利用しているものの、ドコモへ乗り換えようか検討している人もいるでしょう。しかし、乗り換えの手順や最適なタイミングがわからず、手続きできずにいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、SoftBankからドコモへ乗り換える手順を解説します。乗り換えによって生じるメリットとデ...
格安SIM
月々のスマホ代を抑えながら快適に使える格安プラン、Y!mobile。auからの乗り換えを検討しているものの、メリットやデメリットがわからず1歩踏み出せない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、auからY!mobileに乗り換える際に押さえておきたいポイントや注意点について解説します。乗り...
格安SIM
スマホの月額料金を抑えたいと考えているなら、楽天モバイルとpovoは必ずチェックしておきたいサービスです。しかし、どちらにしようかと調べると「楽天モバイルが速い」という声もあれば、「povo、基本料金なしでトッピングも安い」といった声もあり、迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は...
格安SIM
月額料金を抑えたい人にぴったりな格安SIM。しかし種類が多く、各社の違いを調べると「やっぱりahamoが使いやすい」という声がある一方で「UQモバイル安い」という声もあり、どちらを選ぶか迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ahamoとUQモバイルの違いを解説します。通信速度や...
格安SIM
月額料金が安く毎月の費用を抑えて利用できる、格安SIMのmineoとIIJmio。乗り換えたくて調べると「mineoのパケット放題プラスがコスパいいと思う」という声もあれば、「IiJmioが一番安い」という声もあり、どちらにしようか迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、mine...
格安SIM
最も容量の少ない128GBでも10万円程度と高額な、最新モデルのiPhone 16e。少しでも安く手に入れたいと考える人は多いですよね。そこで今回は、ワイモバイルのiPhone 16eはいくらなのか、実質1円で買える方法はあるのか解説します。お得に最新機種を購入できる「新トクするサポート(A)...
格安SIM
端末の販売も行っている、格安SIMのワイモバイル。他社からの乗り換えや新規契約と同時に新しくスマートフォンを買いたい人のなかには、「1円スマホはあるのか」と気になっている人もいるでしょう。そこで今回は、ワイモバイルには1円スマホがあるのかを解説します。キャンペーンの適用条件や注意点も解説するの...
格安SIM
現在メディアやSNSで注目を集めている、楽天モバイルの三木谷キャンペーン。楽天モバイルの契約で最大14,000ポイントが還元されるため、申し込みを検討している人は多いのではないでしょうか。しかし、「三木谷キャンペーンの申し込み方法は?本物のリンクはどれ?」「三木谷社長の紹介キャンペーンはいつま...
格安SIM
豊富な料金プランや割引サービスで人気の格安SIM・UQモバイル。これから乗り換えや新規契約を検討している人のなかには、キャンペーンを利用してお得に契約したいと考えている人も多いのではないでしょうか。本コンテンツでは、2025年8月のUQモバイルへ乗り換え・新規契約を考えている人におすすめのキャ...
格安SIM
九州電力やBBIQと併用すると月額料金が割引されるため、九州在住の人から人気のQTモバイル。せっかく申し込むなら、キャンペーンを利用してお得に契約したいと考える人が多いでしょう。しかし、QTモバイルは手順に沿って手続きしないと適用されないものもあるので、申し込み前のチェックが大切です。今回は、...
格安SIM
「手頃な価格で高性能なiPhoneが欲しい」という人に人気のiPhone SEシリーズ。2022年3月に第3世代が発売されましたが、SEシリーズ以外のモデルが続々と発売され、現在は入手困難となっています。そこで今回は、ワイモバイルではiPhone SE(第3世代)を買えるのか解説します。自分で...
格安SIM
ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイル。端末の販売も行っており、人気モデルiPhone 15も購入できます。しかし、値段が高いからと購入できずにいる人もいるでしょう。そこで今回は、ワイモバイルのiPhone 15の価格やお得に買う方法をご紹介します。端末購入時に利用できるキャンペーンもあ...
格安SIM