auのサブブランドで通信の安定感にも定評がある、UQ mobile。しかし快適にネット通信をしているなかで、急に速度が落ちてしまったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。安定して通信するためにも、どうなると速度制限がかかるのか、どうやって解除するのか知っておきたいですよね。
そこで今回は、UQ mobileで速度制限にかかる原因とその場合の通信速度、解除方法を紹介します。速度制限を回避する方法も紹介するので、速度制限に悩むUQ mobileユーザーはぜひチェックしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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有料のデータチャージを利用すれば、速度制限はすぐに解除できます。データチャージとは、データ容量を使い切ってしまったときにデータ容量を追加購入すること。追加のチャージによって速度制限が解除され、本来の高速通信ができます。
データチャージは、My UQ mobileアプリまたはデータチャージサイト(5G対応料金プラン向け・4G LTE料金プラン向け)で手続き可能です。
My UQ mobileアプリを使う場合は、ホーム画面の「もっとみる」を選択し、「データチャージ」に進みましょう。追加したい容量を選んで購入すると、速度制限が解除されますよ。
データチャージサイトを使いたい場合は、まず利用中のプランに当てはまるデータチャージサイトにアクセスします。5G対応料金プランの人はau IDで、4G LTE料金プランの人はmy UQ mobile IDでログインしましょう。ログイン後はアプリと同じように、データチャージの容量を選択して購入します。
なお、データチャージ料金は、以下のとおりです。
すべて税込み
チャージしたデータ容量の有効期限は、5G対応料金プランが62日間、4G LTE料金プランが90日後の23:59までです。追加購入したデータ容量が残っているときにデータチャージした場合、残データ容量分も含めて有効期限が更新されます。
たとえば有効期限が切れそうな追加データ容量がある状態でも、期限内にデータチャージすれば、新しいほうの有効期限に上書きされるということです。
UQ mobileのデータ容量は、繰り越し分・基本データ容量分・追加購入分の順に消費されます。データチャージをして使いきれなかった分は無効になるため、お金が無駄になってしまうことに。使いたい分だけデータチャージすれば、無駄にしてしまうことも避けられますよ。
auの公式サイトでは1GBで利用できる目安が公開されているので、参考にしてみてください。
ちなみに5G対応料金プランの場合、データチャージカードでもデータ容量を追加できます。データチャージカードとは、名前のとおりデータチャージするためのカードのことで、au PAY マーケットなどで購入可能です。
料金はすべて税込みで、1.5GB:1,650円、3.0GB:3,300円、5.0GB:5,500円。au PAY マーケットで購入する場合はデジタルコードのため、実際のカードが送られてくるわけではありません。ほしい容量を選択して購入すると、デジタルコードが発行されます。
その後、データチャージサイトでデジタルコードを入力すると、データチャージができますよ。データチャージカード自体の利用期限は購入日を含む180日間なので、購入後は180日以内にデータチャージをしましょう。データチャージ後の有効期限は62日間です。
速度制限がかかった場合、くりこしプランS +5G・ミニミニプランの通信速度は最大300Kbps、くりこしプランM +5G・くりこしプランL +5G・トクトクプラン・コミコミプランでは最大1Mbpsです。
KbpsやMbpsとは、ネットの速さを表す単位のこと。数値が大きいほど速度が速いことを意味します。Mbps・300Kbpsでどのくらいのネット通信ができるのか、以下で具体的に見てみましょう。
1Mbpsなら、標準画質レベルのYouTube動画を視聴できます。そのほか、画像が少ないwebサイトやSNSなども快適に利用できるレベルです。通勤時に動画やSNSをよく見るという人も、1Mbpsならそれほどストレスがないでしょう。
ただ、高画質の動画視聴やオンラインゲーム、オンライン会議などを快適に利用したい場合、1Mbpsでは難しいといえます。目安として、高画質の動画視聴なら約25Mbps、オンラインゲームなら約100Mbps、オンライン会議なら約10Mbps程度の速度はほしいところ。
これらの利用シーンでは自宅のPCを使ったり、スマホをWi-Fiに接続したりといった工夫を取り入れましょう。
300Kbpsは、ファイルの添付がないメールやチャットのやりとり、音楽ストリーミングなどを快適にできるレベルです。
音楽ストリーミングとは、聴きたい音楽をスマホに保存せず、読み込みながら再生する方法のこと。音楽ストリーミングサービスには、Apple MusicやYouTube Musicなどがあります。
もし利用中のサービスがあれば、音質の設定に注目してみましょう。音質を変更できる場合、速度制限中は低くしておくと、よりスムーズに音楽が聴けますよ。
快適にネット通信できるケースがある一方で、300Kbpsでは難しいものもあります。動画視聴、画像が多いwebサイトの閲覧、SNSの写真投稿などは、読み込みに時間がかかってしまうでしょう。
とはいえ、最大128Kbpsまで制限する携帯会社もあるので、それに比べると最大300Kbpsの制限は通信のストレスが少ないと考えられます。
速度制限中でもデータチャージを避けて快適に通信したい人は、Wi-Fiを活用しましょう。Wi-Fiとは、無線でスマホとネットをつなげるためのものです。Wi-Fiに接続すると、速度制限のあるなしにかかわらずスムーズにネットを利用できます。
Wi-Fiの主な利用方法は、大きく分けて2つ。ひとつは自分でネットサービスを契約するケース、もうひとつは、公共のWi-Fiを使うケースです。
ネットサービスの契約には、たとえばホームルーターやモバイルWi-Fiルーターがあります。また光回線などを自宅に引き入れてWi-Fi環境を整えることも、自分でネットサービスを契約するケースのひとつです。
自宅にWi-Fiはあるけれど外出先にはない、Wi-Fiの申込みは考えていないという人は、公共のWi-Fiを活用しましょう。公共のWi-Fiはコンビニやカフェ、公共交通機関などで幅広く提供されていますよ。
公共のWi-Fiは便利な一方で、セキュリティ面に関する危険性もあります。Wi-Fiのセキュリティとは、たとえばスマホ・アクセスポイント間の通信を暗号化するなどです。
暗号化されていない、あるいは暗号化の方式が古いWi-Fiを使うと、webサイトやメールなどの通信内容をのぞき見されてしまう可能性があります。利用したい公共Wi-Fiが暗号化されているか確認するなど、公共Wi-Fiを使う際には注意が必要です。
公共Wi-Fiのひとつに、KDDIの「au Wi-Fiアクセス」があります。利用料金が無料かつ使い放題で、飲食店や商業施設、公共交通機関などを中心に10万以上ものスポットでアクセスが可能です。
またau Wi-Fiアクセスでは、「Wi2eap」という暗号化されたネットワークを利用できるため、のぞき見や盗聴といった公共のWi-Fiを使うリスクを抑えられます。
UQ mobileユーザーでau PAYを利用している人は、au Wi-Fiアクセスの利用が可能です。使い始める際は、まず「au Wi-Fiアクセス アプリ」をインストールし、au IDでログインしましょう。ログイン後、画面の案内に従って初期設定をすると利用を開始できます。
au Wi-Fiアクセスの利用可能エリアが知りたい人は、「主なWi-Fiスポット」を確認してみてください。
UQ mobileでできるだけ速度制限を避けたい人は、これから紹介する3つの方法を試してみましょう。設定次第ですぐに始められるものもあるので、ぜひ取り入れてみてください。
SNSや音楽ストリーミングを利用する際には、UQ mobileの節約モードをオンにしましょう。節約モードとは、通信速度が制限される代わりに、データ容量が消費されない設定のこと。
通信速度はデータ容量を使い切ったときと同じく、くりこしプランS +5Gでは最大300Kbps、くりこしプランM +5G・くりこしプランL +5Gでは最大1Mbpsです。音楽ストリーミングやテキストのみのメッセージ交換なら、300Kbpsでも快適に使えるでしょう。
最大1Mbpsは、SNSやネット検索もスムーズに利用しやすいレベルです。画像が多い場合は読み込みに時間がかかりやすいものの、いざというときに備えてデータ容量を節約できるメリットは大きいといえます。
節約モードは、My UQ mobileアプリで切り替えが可能です。オンにしたいときはホーム画面にある「節約モード」をタップ、オフにしたいときは「高速モード」に設定しましょう。
普段からWi-Fiを使うようにすることも、速度制限を回避する方法のひとつです。Wi-Fiを利用すれば、スマホの基本データ容量は消費されません。
速度制限がかかったときの対策と同様に、自宅で契約しているWi-Fiを利用するか、「au Wi-Fiアクセス」などの公共のWi-Fiを活用しましょう。
UQ mobileで速度制限がかかっているか確認したいときは、webサイトやMy UQ mobileアプリでチェックしましょう。My UQ mobileアプリなら、ホーム画面を開くとひと目でデータ残量の状況がわかりますよ。データ容量が残りゼロであれば、速度制限がかかっている状態です。
webサイトの場合、5G対応料金プランとそれ以外の4G LTE料金プランとで操作方法が異なるので、別々に紹介します。
5G対応料金プランの場合は、My UQ mobileの「利用状況」にアクセスしましょう。その際、au IDを使ってログインします。「現在の残データ容量」を確認し、容量が残っていなければ速度制限されている状態です。
4G LTE料金プランの人は「My UQ mobile」にアクセスし、My UQ mobile IDでログインします。「料金利用内容」のタブを選んで画面下に進み、「通信量照会」をタップしましょう。当月の通信量を確認できるので、契約データ容量を超えていないか比較してみてください。
webサイトにアクセスする手間を省きたい人は、My UQ mobileアプリを使って通信状況を確認するのがおすすめです。
UQモバイルのほかにも、優れたサービスを提供する格安SIMは多数あります。自分に合う格安SIMを比較検討したい人は、以下の記事をチェックしてみてください。
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