多岐にわたる機能を年会費無料で利用できるdカード。便利なキャッシング機能も付帯していますが、「申込・返済方法がわからない」「キャッシングの審査に通過できるのか不安」など、さまざまな疑問が生じてしまい、いまだ利用できていない人も少なくないはず。
本記事では、dカードでキャッシングを利用する方法について解説します。審査やATMのやり方などもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
青山学院大学卒。大手ハウスメーカー、外資系生命保険会社を経て2002年よりファイナンシャルプランナーとして活動。個人を中心に住宅購入やライフプラン・保障設計・節税・運用等の相談業務をはじめ、生命保険や不動産分野を中心に、一般消費者やファイナンシャルプランナー向けセミナーの講師なども務めている。青山学院大学非常勤講師。オールアバウトマネーガイド。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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まずは、dカードでキャッシングは利用できるのかどうかについて解説します。気になる金利や利用枠などにも触れているので、参考にしてみてください。
dカードのキャッシングサービスは2022年1月をもって終了したため、現在は利用できません。新規受付が停止された2022年1月末以前にキャッシング利用枠を申し込んでいた場合は、引き続きキャッシングの利用や増枠が可能です。ただし、20歳未満の場合は増枠の申込受付も停止されています。
dカードには通常のdカードとdカードゴールドの2種類があり、それぞれ利用条件が異なります。金利は、dカードが18%、dカードゴールドが15%です。たった3%の差と感じるかもしれませんが、借入額と返済期間によっては返済総額が大きく変わるため、決して無視できるものではありません。
キャッシングもカードローンも、超低金利時代の日本においては相当高い金利といえます。
借入をする場合は金利の低いローンから優先した方が良く、キャッシング等は最後の手段に近いです。選択肢から外しておくのが無難でしょう。
利用可能枠は、dカードが5〜90万円、dカードゴールドが5〜100万円です。ただし、利用者の経済状況や支払い能力、借入状況によって利用枠は異なるため、上限がいくらになるかは審査してみないとわかりません。
次に、dカードでキャッシングをする2つの方法について紹介します。
dカードでのキャッシングは、ローソンなどコンビニエンスストアのCD・ATM、三井住友銀行などの提携金融機関ATM、ユーシーカードなど提携会社のCDで利用可能です。
利用できるCD・ATMはたくさんあるため、キャッシングの利用予定がある人はdカード公式サイトで事前に調べておくことをおすすめします。
キャッシングは、dカードと暗証番号があればいつでも手続きが可能です。ATMの場合は、dカードを挿入したあと「借入れ」を選択し、暗証番号を入力してください。
最後に借入の種類を問われるため、「キャッシングリボでの借入」を選択すれば現金が受け取れます。店舗や機種によって画面表示は異なるものの、基本的な操作方法は同じだと考えて問題ありません。
口座にお金が必要な場合でも、dカードを使えば銀行振込でキャッシングすることが可能です。dカードサイトもしくはdカードセンターに電話をすれば、銀行振込が依頼できます。
口座への振込があるのは、申込の3営業日後です。ただし、ゆうちょ銀行の場合は土日祝日を除く5営業日後に振り込まれるので、覚えておきましょう。年末年始や長期休暇の際は通常よりも振込に時間を要する場合があるので、早めに振込の依頼を終わらせておくことをおすすめします。
以下では、dカードのキャッシングで借りたお金を返済する方法について詳しく解説します。
dカードのキャッシングはリボ払いが基本なので、元金の一定額・利息・ショッピング利用代金の合計額を口座引き落としで返済します。毎月の返済額は、利用可能枠によって異なるため事前に確認しておきましょう。
毎月一定額を返済していくため無理のない返済計画をたてられますが、返済が長期化すればするほど利息の負担が大きくなることを忘れてはいけません。
たとえば、金利18%で10万円を借入し、毎月約9,000円を1年間かけて返済した場合、返済総額は約11万円です。利息だけでも1万円以上の支出が必要であることがわかります。借入額が増えれば増えるほど利息が高くなるため、自分の返済能力に見合った額だけ利用してください。
また、返済が遅れると金利20.0%の遅延損害金が発生するため、遅延しないよう十分に気をつける必要があります。口座からの引き落とし日は毎月10日なので、余裕をもって口座への入金を済ませておきましょう。
ボーナスなどでお金に余裕ができたときは、返済を増額したり追加したりできる随時返済を積極的に利用しましょう。随時返済を行うと返済期間が短縮されるので、利息を抑えられます。
随時返済は、口座から引き落とされる返済額を一時的に増額する方法と、銀行振込やATMを利用して追加で返済する方法の2種類から選択可能。口座引き落としの場合はWebか電話で、振込の場合は電話で事前申込を行う必要があります。
リボ払いは金利が高いので、できる限り臨時返済を取り入れて早く完済するのがおすすめです。ただし、無理な返済によって新たな借入が生じると本末転倒なので、余裕をもった返済計画をたてましょう。
dカードサイトにログインすれば、キャッシング残高や返済額をはじめ、リボ払い利用枠・返済可能額・支払い方法・手数料率(実質年率)などの確認が可能です。また、毎月の返済額を変更することもできます。
dカードのキャッシング機能が不要になったときは、利用枠を電話で取り消せます。dカードとdカードゴールドで電話番号が異なる点や、年中無休であるものの受付時間が10:00〜20:00に限られる点には注意しておきましょう。
以下では、dカードのキャッシングが利用できない原因について解説します。
利用金額の返済が滞ると信用情報に傷がつくため、キャッシングの利用を停止されることがあります。返済の遅延が長期間に及ぶ場合には、総残高の一括支払いを催促されたり、遅延の事実が信用情報機関に登録されたりする可能性も否定できません。
故意ではなくても、いつの間にか残高不足になっていて返済遅延に陥ってしまうケースもあります。毎月引き落とし日までに残高を確認する習慣を身につけ、入金する際に実際の返済額よりも少し多めに入金するなど、対策をとりましょう。
返済遅延が生じた場合は書面で通知がくるので、日頃からdカードに関連する郵便物に注意してくださいね。
遅延等の履歴は当然ない方が良いです。
将来、マイホームやマイカーを購入したくなった時に、借入できずに困ることのないよう、日頃から注意しておきましょう。
借入額が利用可能枠の上限まで達している場合は、当然キャッシングの利用は停止されます。新たな借入ができなくなったときは、まず現在の借入状況を確認してみましょう。
利用枠以上の借入を希望する場合は、利用枠の増枠を申し込む必要があります。ただし、利用枠は他社からの借入額も合計して年収の1/3が上限です。それ以上の額に設定することはできません。
最後に、dカードのキャッシング増枠を申し込む方法について解説します。なお、キャッシング増枠の申し込みができるのは、dカード・dカードGOLD本会員かつ満20歳以上であることが前提条件です。
キャッシング利用枠の増枠は、dカードサイトから申し込みが可能です。会員規約を承認し、必要事項を入力するだけで申込の手続きは完了します。なお、申し込み後のキャンセルはできないので、増枠の必要性は慎重に検討しましょう。
希望額が50万円を超える場合や、他社からの借入残高と希望額の合計が100万円を超える場合、個人事業者の場合は年収証明書類を提出しなければなりません。
以下に記載する書類の画像をアップロードするか、コピーを郵送する必要があるので、増枠を急ぐ場合は早めに準備しておくことをおすすめします。
<給与収入者・年金受給者(以下いずれか1点のコピー)>
源泉徴収票
給与の支払明細書
確定申告書第一表(控え)
年金通知書
年金証書
納税通知書
所得証明書
<個人事業者(以下いずれか2点のコピー)>
確定申告書B第一表および青色申告決算書(控え1ページ目)
確定申告書B第一表および収支内訳書(控え1ページ目)
申込後7営業日ほど経過すると、書面にて審査結果が通知されます。公式に審査基準は公開されていませんが、信用情報や年収などの属性が一定の基準を満たしていなければ、審査に落ちてしまう可能性もあることを認識しておいてください。
審査の状況次第では結果の通知が遅れる場合もあるため、少なくとも10日間程度は焦らずに待つことをおすすめします。
dカードでキャッシングを利用する方法について詳しく解説してきましたが、やはり気になるのがほかのユーザーの口コミや実際に使用した人のレビューですよね。
mybestでは、dカードについて口コミや評判をリサーチしたうえで、実際に比較検証しました。申し込みをしようか決めかねている人は、ぜひ参考にしてください。
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