幅広い層から人気を集めているdカード。実際に利用して満足しているものの、利用限度額をもう少し引き上げたいと考えている人もいるのではないでしょうか。とくに少し大きな買い物をするときには、限度額が多いと安心ですよね。
そこで今回は、dカードの利用限度額の確認方法や引き上げ方法について解説します。利用限度額の決まり方や自動的に上がる方法も紹介するので、確認してみてください。
生命保険会社在籍中にTLC(生命保険協会認定FP)を獲得。その後CFPの認定を受ける。また、損害保険会社在籍期間には、損害保険プランナー資格を取得。 2011年からは「人々に複雑な保険の仕組みをわかりやすく説明する」ことをモットーに、独立系FPとして活動。個人/法人からの相談業務や北海道のテレビ番組のコメンテーター、Webライティング、セミナーなど活躍の場は多岐に渡っており、日本FP協会道央支部の幹事も務めている。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
クレジットカードおすすめTOP5
dカードの利用限度額について解説する前に、まずはクレジットカードの利用限度額について確認しておきましょう。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、それぞれの利用限度額が決められています。クレジットカードの利用枠という場合、この両方を含めた総利用枠を指すのが一般的です。
ショッピング枠は、買い物や公共料金の支払いなどに使える利用枠のこと。一括払いを利用した場合に使える上限額を指します。分割払いやリボ払いに使える枠は割賦枠と呼ばれますが、割賦枠も基本的にはショッピング枠に含まれます。
キャッシング枠は、クレジットカードを利用して現金を借り入れることができる上限額を指します。クレジットカードを申し込むときにキャッシング枠を設定しておくと、その範囲内でいつでも利用可能。海外でも、ATMで現地通貨を借りられます。
クレジットカードの利用限度額は月ごとに利用できる金額ではなく、利用できる上限額を指します。月ごとに計算されるわけではないので注意しましょう。利用限度額が50万円の場合、最高でも50万円までしか使えないということであり、毎月50万円使えるというわけではありません。
例えば利用限度額が50万円で、すでに30万円利用している場合、その時点での利用可能枠は20万円になります。次の支払日が来て支払いを行うと、その分だけ利用可能枠が復活します。
ショッピング枠・キャッシング枠のどちらも、利用限度額を超えての利用はできません。次の支払日が来て、枠があくまで待たないといけなくなるので要注意です。
クレジットカードの利用限度額は、各自の信用度合いによって決められます。
入会審査の際に、年収や雇用形態、既存クレジットカードの利用履歴などの信用情報を総合的に判断して決めるのが基本です。会員が無理なく支払えると思える範囲内の金額に設定されるため、限度額は人によって異なります。
なお、キャッシング枠は、貸金業法の総量規制の範囲内で設定されます。総量規制とは、クレジットカード会社などから借り入れできる上限金額を規制するルールのこと。これに基づき、年収の3分の1を超える借り入れはできない取り決めになっています。
dカードの利用限度額は、dカードサイトからいつでも確認できます。限度額を忘れてしまった場合は、dアカウントでログインし、「ご利用可能額照会はこちら」メニューから確認してください。
利用可限度額から利用分を差し引いた利用可能額も合わせて表示されるので、あとどのくらい使えるのかもわかりますよ。
dカードを利用している場合、利用限度額を引き上げることが可能です。その方法や上限額を確認しましょう。
dカードの利用限度額は、Webからの申し込みが可能。サイトの「ご利用枠の引き上げ」から、10万円単位で引き上げを申し込めます。日常的に利用可能額が少ないと感じている人は、試してみるとよいでしょう。
ただし、入会半年未満・学生・20歳未満の会員は利用限度額引き上げの申し込みができないので注意が必要。家族会員はも自身では申込できませんが、本会員が限度額引き上げの申請を行えば家族カードの限度額も引き上げ対象となります。
利用限度額を引き上げるためには、所定の審査に通過しなければなりません。申し込んだら必ず限度額が上がるわけではない点には注意しましょう。審査結果が出るまでに通常1〜2週間ほどかかるので、買い物などの予定がある場合は、早めに申し込みをしておくと安心です。
カード会社は、利用限度額引き上げる際の審査内容を公表していません。また、審査に落ちても理由までは分からないです。
ただ一般的に、支払い遅延歴があると利用限度額の引き上げは難しいでしょう。
また、利用実績がない人も、審査に落ちる可能性があります。普段利用実績がない人が、急に利用限度額の増額をするのかカード会社が疑問を持つためと推測できます。
dカードを継続的に利用していると、利用限度額が勝手に上がる場合があります。
カード会社は、延滞などのリスクは回避したいものの、できるだけカードを利用してもらいたいというのが本音。支払いトラブルを起こさず継続利用している優良会員は、これからも問題なく支払いを続けてくれるだろうと判断して、申し込みがなくても上限額を引き上げることがあります。
ただし、あくまで一般的な話であり、dカードをどのくらい利用すれば上限額が引き上がるかは明確に示されていません。
利用限度額には上限があり、dカードが100万円、dカードGOLDが300万円です。
dカードは10万〜100万円、GOLDは50万〜300万円の範囲で限度額が設定され、それより上げることはできません。継続的な引き上げだけでなく、一時的な引き上げであっても上限額を超えた申請はできないため注意しましょう。
dカードの限度額は、一時的に引き上げることも可能です。海外旅行や高額な買い物などの予定があって一時的に出費がかさむ場合は、一時的な限度額引き上げを利用するのもひとつの手でしょう。
一時的に限度額を引き上げる場合も、Webから申し込みが可能です。カードを利用する2日前までにdカードサイトの「ご利用枠を一時的に引き上げる」から申請を行うと、高額な買い物にも間に合います。
ただし、一時的な引き上げであっても所定の審査を受けなければなりません。審査の結果限度額の引き上げが認められないケースもあるので、注意しましょう。
dカードの限度額を引き下げたい場合は、電話で連絡するだけで手続きできます。
継続的にカードを利用していると、自動的に限度額が上がっていく場合もあるでしょう。紛失や不正使用のリスクや、ついつい使い過ぎてしまうなど限度額が大きいことで不安がある場合は、引き下げも可能です。
引き上げ時と異なり引き下げの申し込みは電話でのみ受け付けているため、dカードセンターかdカードゴールドデスクに連絡しましょう。1〜2週間ほどで手続きをしてもらえます。
一度、利用限度額を引き下げると、再度戻すには改めて審査を通過する必要があります。
一旦引き下げた利用限度額を元に戻すときは、日にちに余裕をもって申し込みましょう。
また、引き下げるときも直近で、入通院や冠婚葬祭など、大きな支出がかかることはないか確認が必要です。
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