ポイント還元率が高いことで有名なJCBカードWと楽天カード。それぞれのクレジットカードに興味があるものの、機能はどう異なるのか、自分にはどちらのカードが向いているのか知りたい人も多いのではないでしょうか。
今回は、JCBカードWと楽天カードの違いや、2つのカードがおすすめな人の特徴を解説します。楽天ポイントやOkiDokiポイントを効率よく貯めたい人は、ぜひチェックしてみてください。

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
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JCBカードWと楽天カードは、年会費なしで利用できるクレジットカードのなかではポイント還元率の高いカードです。一方で、申込可能年齢や貯まったポイントの使い道など、異なる部分も少なくありません。以下では、それぞれのカードの違いを7項目で解説します。
JCBカードWと楽天カードは、いずれも18歳未満は申込みができないものの、JCBカードWは18歳以上39歳以下とさらに申込年齢が限定されています。
すでに40歳以上の人はJCBカードWを作ることはできず、楽天カードなら申込みが可能です。以前からJCBカードWを持っていて40歳になった人はそのまま利用できますが、申込時点で40歳を超えている人は作れないので注意しましょう。
ただし、いずれのカードも高校生を除く学生・パート・アルバイトでも申込みはできることから、クレジットカードのなかでも審査自体は難しくない傾向にあると考えられます。
いずれも通常時の還元率はある程度高い一方で、JCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店ユーザーはJCBカードW、楽天市場ユーザーは楽天カードがお得に利用できます。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーとは、特定のJCBカードで支払うとポイントの還元率が高くなる店舗です。セブンイレブン・ローソン・西友・サニーなどは還元率が3倍、スターバックスカードへのオンライン入金は20倍と、店舗ごとに高還元が受けられます。
一方、楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、通常のポイントに加えて2倍のポイントが付与され、還元率が合計3倍に上がるのが特徴です。楽天モバイルや楽天銀行などを併用することで、最大15.5倍までポイント還元率を高めることもできます。
普段から利用する機会の多い店舗を把握し、自分がよりお得に使えるほうを選ぶことが重要です。
それぞれのカードで貯めたポイントは、楽天カードのほうがJCBカードWよりもやや広い範囲で使えます。
JCBカードWで貯められるOki Dokiポイントは、セブンイレブンのnanacoポイントに交換したり、スターバックスカードのチャージに使ったりすることが可能です。JCBギフトカードに交換して、百貨店・スーパー・ホームセンターなどの買い物に使うこともできます。
楽天カードの利用で貯めたポイントは、1ポイント=1円で使用が可能です。キャッシュレス決済の楽天ペイでポイントを使えば、コンビニ・スーパー・家電量販店・ドラッグストアなど幅広い種類の店舗で買い物ができます。楽天トラベルで旅行代金に充当したり、ポイント運用でさらにポイントを増やしたりと、楽天関連のサービスでお得に使えるのも特徴です。
Oki Dokiポイントと楽天ポイントの両方とも、1ポイントあたりの交換レートは交換先の店舗やサービスによって異なるので、事前に公式サイトなどでチェックしておきましょう。JCBカードWではOki Dokiポイントに2年間の有効期限が設定されているため、期間内に使用することをおすすめします。
いずれのカードもお得なキャンペーンや特典を用意していますが、JCBカードWのほうが種類は豊富にあります。
楽天カードの特典は、入会したときや2枚目のカードを作成したときなどにポイントが付与されるものがほとんどです。
一方、JCBカードWはJCBトラベルの利用で旅行代金がお得になるほか、Amazonギフト券やキャッシュバックの付与、10,000円が当たるキャンペーンなど多種多様な特典を用意しています。JCBは有名テーマパークのオフィシャルスポンサーであるため、特別イベントへの招待などほかにはない特典も豊富です。
各キャンペーンや特典の内容は期間によって変わる可能性があるため、事前にJCBカード・楽天カードの公式サイトでチェックしておくとよいでしょう。
国際ブランドの種類は、楽天カードのほうが豊富です。国際ブランドとは決済機能を提供しているブランドで、楽天カードはVISA・Mastercard・American Express・JCBの主要な4つの国際ブランドから好きなものを選べます。
JCBカードWが対応している国際ブランドはJCBのみなので、ほかのブランドは選べません。世界中でシェア率の高いVISAやMastercardを持ちたい場合は、楽天カードがおすすめです。
また、楽天カードは異なる国際ブランドのカードを2枚同時に持つことができます。1枚目と異なる国際ブランドを選び、使い分けることも可能です。
海外旅行保険は、楽天カードのほうが補償額が手厚く用意されています。それぞれの海外旅行保険で補償される内容と補償額を、以下にまとめました。
【楽天カード】
上記のなかでも、特に補償額に大きな差があるのが賠償責任です。賠償責任の補償は、他人にケガをさせたり、ものを壊したりして損害賠償を請求されたときに保険金が下ります。
JCBカードWは1回の事故につき利用付帯で2,000万円まで補償されるのに対し、楽天カードの上限は3,000万円と1,000万円も補償額が手厚いのが特徴です。
それぞれの付帯保険で実際に補償を受けるには、パッケージツアーでの旅行に参加するなど条件を満たさないといけません。事前にJCBカード・楽天カードの公式サイトで、補償の対象になるかどうか確認しておくとよいでしょう。
なお、いずれのカードにも国内旅行保険は付帯していません。両者ともにランクの高いカードにしか付帯していないため、差はないといえます。
クレジットカードのデザインも、楽天カードのほうが豊富です。JCBカードWは、グレーを基調としたシンプルなデザイン1種類しか用意されていません。
一方で、楽天カードには14種類ものデザインが用意されています。シンプルなデザインのカードだけでなく、お買い物パンダ・ミッキーマウス・ミニーマウスのキャラクターが描かれたものや、楽天イーグルスとヴィッセル神戸のようにプロスポーツチームがデザインされたものなど、種類が豊富です。
楽天カードは2枚目のカードを作るときに別のデザインを選べるので、違うデザインのカードを持つこともできます。どんなデザインのカードがあるか知りたいときは、楽天カードの公式サイトをチェックしてみましょう。
JCBカードWと楽天カードはそれぞれに異なるメリットがあるため、一概にどちらがいいとはいえません。ここからは、それぞれのカードがおすすめな人の特徴を解説します。
JCBカードWは、スターバックスやセブンイレブンなど加盟店での買い物がお得なほか、旅行に関する特典が充実しているのが特徴です。以下で、JCBカードWがおすすめな人について解説します。
JCBカードWは、スターバックス・コンビニ・Amazonなどを頻繁に利用する人におすすすめです。JCBカードWは、利用可能な店舗のうち、Oki Dokiポイントの還元率がアップするJCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店がたくさんあります。
JCBカードWでスターバックスカードにオンライン入金するときの還元率は20倍です。セブンイレブンやローソンのようなコンビニ、西友やサニーなどのスーパーでは還元率が3倍、Amazonでの買い物では4倍と、全129種類の加盟店で還元率が大きくアップします。
店舗によっては楽天カードよりも還元率がアップする場合も少なくないため、JCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店をよく利用する人には重宝するカードです。
楽天カードには、ポイント還元率の高さに加え、国際ブランドと券面デザインの種類が豊富なメリットがあります。以下で、楽天カードがおすすめな人の特徴を見てみましょう。
楽天カードは、JCBカードWよりも多くの店舗で安定したポイント還元を受けたい人におすすめ。楽天カードは最低でも1%のポイント還元率が設定されており、幅広い店舗でポイントが貯めやすいからです。
楽天カードは、楽天ペイへのチャージで0.5%のポイント還元、買い物での利用で1%の還元が得られるため、ポイントの二重取りができます。楽天ペイは幅広い店舗で買い物に使えるため、計1.5%のポイント還元率を得やすいのが特徴です。
特に楽天市場ではポイント還元率が3倍にアップし、楽天銀行や楽天トラベルなど楽天関連サービスを利用することで最大15.5倍まで還元率が上昇します。幅広い店舗で効率よくポイント還元を受けたい人には、楽天カードはメリットが大きいカードです。
国際ブランドと券面デザインの豊富な選択肢がほしい人も、楽天カードが向いています。JCBカードWに比べて、楽天カードのほうがそれぞれの選択肢が豊富です。
楽天カードはVISA・Mastercard・American Express・JCBの4つの国際ブランドから好きなものを選べます。特にVISAとMastercardは国内外で幅広く利用できるため、海外旅行で便利に買い物したい人におすすめです。楽天カードの券面デザインは全部で14種類用意されており、複数の選択肢から自分にあうものを選べるでしょう。
楽天カードは1枚目と2枚目で別の国際ブランド・券面デザインを選べるため、それぞれを別のものにし、用途にあわせて使い分けるのもおすすめです。
10,000ポイントをもらうための条件は、新規の申し込みで楽天カード/楽天PINKカードを発行することと、カード利用期限までに1円以上、1回以上利用すること。カード利用期限はカード申し込み日の翌月末までです。カードが届いたら、早めに利用してくださいね。
また、対象となるカードは楽天カードと楽天PINKカードのみです。楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードなどは対象外である点にも注意してください。
JCBカードWと楽天カードのどちらを持つべきか迷ったときは、2枚持ちをして用途にあわせた使い方をするのもおすすめです。それぞれカードごとにお得なシーンは異なります。
セブンイレブンやスターバックスではポイント還元率が上がるJCBカードWを、楽天市場では楽天カードを使うなど、買い物する店舗によってカードを使い分けると効率よくポイントを貯められるでしょう。
両方とも年会費は無料のカードなので、作っておいて損することはありません。2枚あれば国際ブランドの使い分けもできるため、利用できる店舗の幅がさらに広がります。JCBカードWと楽天カードについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
クレジットカードを作るなら、JCBカードWと楽天カード以外のカードも検討してみてください。それぞれポイント還元率や年会費などに特徴があり、自分に最適なカードは異なります。
以下の記事では、ポイント還元率が高いクレジットカードをランキング形式で徹底比較しました。クレジットカードごとの違いや選び方のポイントも詳しく解説しているので、自分にあったカード探しに役立ててみてください。
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