JALカードSuica(普通カード)は通勤・通学でマイルを獲得したい人におすすめ。Suicaへのチャージや新幹線のチケット購入などでJREポイントを獲得できます。貯めたポイントを、1,500ポイント=1,000マイルに交換できるのが大きな魅力です。Suicaへチャージすると1.50%もポイントが還元されるため、「モバイルSuicaへのチャージの還元率がいい」との口コミにも納得できます。年会費は初年度無料・2年目以降も2,200円と低コスト。JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入しても年間7,150円と手頃な維持費で、高いマイル還元率を実現できます。通常のマイル還元率は1.00%となり、月10万円ほどカードを利用するなら年会費分は比較的容易に回収できるでしょう。ただし、フライトボーナスの積算率は10%と低め。飛行機への搭乗でマイル獲得したい人には物足りないでしょう。空港ラウンジなどの利用特典も付帯していないため、出張や旅行で頻繁に空港を利用する人はほかのJALカードがおすすめです。なお、マイルの有効期限は3年間と一般的でした。JR東日本を利用する機会が多く、陸マイルで特典航空券を目指す人にはメリットが多い1枚です。一方、飛行機の利用頻度が高く、フライトボーナスや空港サービスの充実度を重視する人はCLUB-Aゴールドカード・JAL CLUB EST 普通カードといったJALカードも視野に入れるとよいでしょう。<おすすめな人>通勤・通学でマイルを獲得したい人年会費の安いJALカードを探している人<おすすめできない人>飛行機に乗る頻度が高い人空港で豪華なサービスを受けたい人
三井住友カード ゴールド(NL)は、初年度に100万円以上利用できる人にぜひ検討してほしい1枚です。1年目の年会費は5,500円ですが、年間利用額が100万円を超えると翌年以降は永年無料(*1)に。検証したなかには年会費を免除するプログラムがないゴールドカードもあったのに対し、利用額次第ではコストをかけずに持てるといえます。通常ポイント還元率は0.50%と低いものの、ポイントアップ対象店とタッチ決済を組み合わせるとポイント還元率がアップします。例えば、セブン−イレブンやマクドナルドでスマホのタッチ決済をすると最大7%ポイント還元(*3)に。口コミどおり、身近なコンビニやファミレスで効率よく貯められますよ。ボーナスポイントも充実しており、年間利用額が100万円を超えると毎年10,000ポイントが貰えます。年会費とボーナスポイントを含めると、年間100万円使った場合の実質還元率は1.50%に。ポイントアップの対象店を活用しつつメインカードに据えれば、100万円修行もクリアできるでしょう。貯まるのはVポイントで、1ポイント1円分として使用可能。VポイントPayアプリにチャージして決済できるほか、カード利用額への充当もできます。検証したなかには充当時にポイントの価値が下がるものもあったのに対し、どんな使い方でも損をしにくいといえます。SBI証券でのクレカ積立で付与されたポイントを、投資信託や株式の購入代に充てることもできました。プライオリティ・パスやラウンジ・キーは付帯していませんが、空港のカードラウンジへは入場可能。海外の空港にはこだわらず、国内空港での快適さだけを重視する人には十分でしょう。年間100万円以上使う人なら一般カードと同じ感覚で保有できるうえ、カードラウンジへの入場・ホテル優待といったゴールドカードならではの特典を利用できます。月に9~10万円は確実にカード決済する人にはメリットの多いゴールドカードであるため、この機会に申し込んではいかがでしょう。<おすすめな人>年間100万円以上利用する人コンビニやファミレスなど、対象店をよく利用する人SBI証券でクレカ積立をしたい人<おすすめできない人>年間100万円以上利用しない人ゴールドカードならではの豪華な特典を利用したい人
CLUB-Aゴールドカードは、搭乗までの時間をゆったり過ごしたい空マイラーにおすすめです。国内空港のカードラウンジを利用できる点が、CLUB-Aカードからランクアップするメリット。提携ブランドにJCBカードを選べば、ラウンジ・キーで世界中の空港ラウンジへ入室できます。プラチナカードほどの年会費をかけずに、国内外のラウンジをお得に使いたい人にはうってつけの1枚です。フライトボーナスマイルの積算率は25%。普通カードの積算率は10%だったのに対し、1回の搭乗で一気にマイルを貯められます。航空券の購入でも最大3.00%還元されるうえ、入会搭乗ボーナス5,000マイル・毎年初回搭乗ボーナス2,000マイルなど充実したボーナスマイルも魅力的です。JALカードショッピングマイル・プレミアムには自動入会となるため、マイル還元率は1.00%。CLUB-Aカードは年会費4,950円が別途必要なところ、CLUB-Aゴールドカードなら年会費はかかりません。イオン・ファミリーマートなどの特約店ではマイルが2倍になり、「効率よくマイルが貯まる」という口コミの多さにもうなずけます。ただし、マイルの期限は3年と特別長くないため、有効期限切れには注意が必要です。使い切れない場合は、年会費に充当するのもアリですよ。「年会費が高い」という口コミどおり、1番安いブランドでも年会費17,600円と高額である点もネック。カード利用額が少ないと元を取れないため、陸マイルのみで貯めたい人にはおすすめできません。総じてCLUB-Aゴールドカードは、飛行機によく乗る人には有力候補になります。しかし、あまり飛行機を使わないなら、年会費の安いJAL普通カードやJALカードSuica 普通カードも検討しましょう。20代で搭乗の機会が多い人には、よりフライトボーナスマイルの積算率が高く、サクララウンジも使えるJAL CLUB EST CLUB-Aカードもおすすめですよ。<おすすめな人>出張や旅行で飛行機に乗る機会が多い人国内・海外の空港でラウンジを利用したい人<おすすめできない人>あまり飛行機に乗らない人毎月のカード利用額が少ない人
Oliveフレキシブルペイ(一般)は、店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人におすすめです。1枚5役の多機能型で、デビットカードとしても使えたのは検証したなかでも同シリーズのみでした。「お財布の中がいつもスッキリ」との口コミもあるように、持ち歩くカードを減らしたい人にはうってつけでしょう。見るアプリが1つでよいので、お金の流れやポイント管理も楽になりますよ。日常生活でポイントを貯めやすい点もメリットです。セブン‐イレブン・ローソン・マクドナルドなど、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済をすると、ポイント還元率が最大7%(*1)にアップ。特定のサービスの利用で最大20.00%還元も狙えます。年会費は永年無料なので、コストはかかりません。また、自分で特典を選べる仕組みも同シリーズの特徴のひとつです。年会費無料のクレジットカードとしては珍しく、最高2,000万円の海外旅行保険も利用付帯。旅行保険が不要な人はほかの無料保険に変えられるので、実用的な特典といえます。「スーパー等で使用した場合の魅力がない」との口コミでしたが、au PAYにチャージしてau PAYで支払えば、検証で調べたスーパーでのポイント還元率は1.00%にアップ。ただし、通常ポイント還元率は0.50%と低めです。なお、Oliveフレキシブルペイ(一般)の申し込みには、三井住友銀行の口座が必須。支払い口座も三井住友銀行に限定される点には注意しましょう。Oliveフレキシブルペイ(一般)は、セブン‐イレブン・ローソンなどでよく買い物をする人にはお得なクレジットカードです。とはいえ、これ1枚ではさまざまなシーンでポイントを効率よく貯めづらいのが惜しいところ。ECサイトをよく利用するなら楽天カード、使い分けが手間な人なら通常のポイント還元率が1.20%のリクルートカードなども検討しましょう。<おすすめな人>店舗や金額によって支払い方法を使い分けたい人家計管理を楽にしたい人セブン‐イレブンやローソンでよく買い物をする人<おすすめできない人>どこでも高還元率のクレジットカードがほしい人わざわざ口座を開設したくない人
楽天ゴールドカードは気軽に持てる点が魅力ですが、ポイント還元率を上げるのが目的なら切り替えのメリットは少ないでしょう。「無料の一般カードと変わらない」との口コミのとおり、ポイント還元率は年会費無料の楽天カードとほぼ同じです。通常のポイント還元率は1.00%、楽天市場で利用すると3.00〜18.00%還元にアップ。楽天ペイにチャージして支払うと1.50%還元されます。国内空港のカードラウンジの無料利用に、年2回までの回数制限があるのも惜しいところ。楽天プレミアムカードをはじめとする一部のゴールドカードに付帯していた、プライオリティ・パスやラウンジ・キー、空港での手荷物宅配・預かりサービスなどもありません。出張や旅行で空港をよく使う人にとっては物足りないでしょう。一方で、年会費の安さは魅力的です。比較したゴールドカードの年会費は11,000円が相場であるなか、楽天ゴールドカードは2,200円。年会費が安いぶん、損益分岐点を気にする必要がないのはメリットといえます。楽天カードでは年会費が550円がかかるETCカードを、無料で持てるのもポイントです。「改悪でゴールドカードのメリットがゼロになった」との口コミに反し、楽天証券でのクレカ積立は楽天カードよりお得。楽天カードの還元率は0.50%であるのに対し、楽天ゴールドカードは0.75%還元です。ほかにも、誕生月に楽天市場・楽天ブックスで買い物をすると4.00%還元にアップするなど、楽天カードにはない特典もあります。楽天ゴールドカードは、年会費を抑えながらゴールドカードを持ちたい人には選択肢になるでしょう。とはいえ、ホテル・レストラン優待もなく、ゴールドカードらしい特典は物足りません。日常の買い物でのポイ活メインなら楽天カードでも十分。空港でのサービス重視なら、楽天プレミアムカードも検討してくださいね。<おすすめできない人>ポイント還元率を上げるために切り替えを検討している人海外への出張・旅行をする機会が多い人<おすすめな人>年会費の負担を抑えつつゴールドカードを持ちたい人年に1~2回国内の空港ラウンジが使えればよい人楽天証券でクレカ積立をする人
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®︎・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードはQUICPayの利用で2.00%のポイント高還元が受けられる点は魅力ですが、通常ポイント還元率は低めです。QUICPayを使わない場合の還元率は0.50%。比較したなかには通常還元率が1.00%以上のカードも多いため、QUICPayを使う人でなければ効率よくポイントを貯められません。また、QUICPayでポイント還元率がアップするのは年間利用額30万円までと、上限がある点も惜しいところです。月あたり2.5万円使うだけで上限に達するため、支払いを1枚のクレジットカードに集約してポイントをザクザク貯めたい人には物足りないでしょう。一方で、電子マネー派の人には検討の余地があります。QUICPayを利用すると、ポイント還元率が0.50%から2.00%にアップ。ポイントは1か月の利用金額の合計で計算されます。「1,000円未満は切り捨てられる」との口コミに反し、日常の細かい支払いをQUICPayで済ませる人でも効率よくポイントを貯められますよ。実質年会費無料にできる点もメリットです。年会費は1,100円ですが、初年度は無料。さらに、年間に1円でも使うと翌年度の年会費も無料になります。比較したなかにはクレジットカードの年会費は無料でも、ETCカードには年会費がかかるものも。対する本カードは、ETCカード・家族カードも無料で発行可能です。比較したなかでは珍しく、デジタルカードを選択できることも魅力的。最短5分で発行されるため、すぐに使いはじめたい人にはうってつけです。とはいえ、QUICPayが利用できないネットショッピングや公共料金の支払いには不向き。実店舗用のサブカードとして持つならアリですが、通常のポイント還元率がより高いほかのクレジットカードも検討してくださいね。<おすすめできない人>QUICPayを使わない人ネットショッピングや公共料金の支払いに使いたい人<おすすめな人>QUICPayを頻繁に使う人年会費を抑えたい人即時発行できるカードがほしい人