ENEOSカード Sの特徴やメリット・デメリットは？ポイント還元率の高さや特典などをレビュー

通常ポイント還元率は0.6％。1,000円ごとに6ポイント貯まります。ENEOSカード Sは他社のクレジットカードに比べて還元率は低く、ガソリンや軽油などの値引きに特化しているカードです。給油ポイントは付与されないのでご注意ください。

しかし、ENEOSサービスステーションでカーメンテ商品を購入するときの還元率は2%にアップ。バッテリー・オイルフィルター・洗車用品などさまざまな商品を販売しているので、必要なときに使用すればポイントを貯められます。さらに、年に1回カードを利用するだけで、税込み1,375円の年会費が次年度無料になるのもうれしいポイントですね。

ポイントアップの機会は限られますが、カーメンテ商品の購入頻度が高い人ならある程度ポイントを貯められるでしょう。

ENEOSカード Sのポイントは、貯まった分をそのまま受け取れます。1,000ポイント単位での交換になりますが、1,000ポイント＝1,000円でキャッシュバックを受けられますよ。

キャッシュバックはENEOSの店頭で手続きでき、買いもの代金の値引きに使えます。代金よりもキャッシュバックの額が大きい場合は、引き落とし日に登録口座に差額が振り込まれるシステムです。ENEOSでの支払いに使えるだけでなく、お金としても戻ってくるので、ポイントの使い道に悩むことはないでしょう。

キャッシュバック以外にも、他社ポイントやギフト券などにも交換が可能です。1,000ポイント＝1,000円以下になるためお得度は下がりますが、使い道の幅は広がります。Vポイントにも交換できるので、ファミリーマートをよく利用する人ならこまめに使えますね。また、マイルを貯めている人は、JALやANAのマイルへの交換もおすすめです。

• Vポイント：1,000ポイント→700Vポイント
• JALマイル・ANAマイル：1,000ポイント→400マイル
• JCBギフトカード：2,000ポイント→1,000円分
• 近畿日本ツーリスト旅行券：2,000ポイント→1,000円分
  
• 図書カード：2,000ポイント→1,000円分
  
• 全国共通お食事券：2,000ポイント→1,000円分
  

ポイントの有効期限は、獲得月から2年間。期限が過ぎると失効してしまいます。コツコツ貯めたポイントが無駄になってしまうのはもったいないので、期間内に交換しましょう。

貯まっているポイント数は、利用代金明細書・ENEOSカード会員さま専用ページ・ENEOSカードアプリから確認できます。定期的に確認し、こまめに交換するのがおすすめです。

ENEOSカード Sには、いつでもガソリン・軽油・灯油を割引価格で買えるサービスがついています。ガソリン・軽油は1Lあたり2円の値引き・灯油は1Lあたり1円の値引き。燃料代を節約したい人にとっては魅力的です。

免税ガソリン・免税軽油は値引き対象外

さらに、カーコンビニ倶楽部では車の傷や凹みなどの修繕も5％割引で受けられます。優待を受けるには、カーコンビニ倶楽部への事前連絡とENEOSカードの提示が必要なので、忘れないように気をつけましょう。

突然の車の故障やトラブルに対応してくれるロードサービスもついています。365日、24時間受付可能です。全国に約8,500か所も出動拠点とネットワークがあり、電話するだけで30分～1時間以内にかけつけてくれますよ。

レッカーサービスは10kmまで無料。キー閉じ込みやタイヤパンクなどの路上修理については、30分以内は無料になります。こちらのサービスもENEOSカードが手元にあることが条件なので、車を運転する際は忘れずに携帯しておきましょう。詳しくはこちらも確認してみてくださいね。

部品交換時の部品代実費など、有料（お客様のご負担）となる場合があります

対象車両は、車両総重量3t未満の自家用4輪車です

オリックスレンタカー系列の店舗では、10%割引の優待が受けられます。オリックスレンタカー・レンタカージャパレン・エックスレンタカーが対象です。店舗は全国に約1,000か所あります。急に車が必要になったときや旅行先でレンタカーを借りたくなったときに役立つでしょう。

年会費は税込み1,375円（初年度無料）です。年に1回カードを使用すれば、次年度の年会費は無料。しかし、使わずに持っているだけだと年会費が発生してしまいます。お得に使うには、年に何回かでも使用したほうがよいでしょう。特典や優待サービスを受けるにもカードを携帯しておく必要があるため、車や財布に入れておくことをおすすめします。

ENEOSカード Sだと、ガソリン給油時のポイントアップはありません。カード払いにしてもポイント還元率は通常どおり0.6％です。ENEOSのカードならどれでも給油時にポイントアップされるわけではないのでご注意ください。

給油でお得にポイントを貯めたい場合は、ENEOSで最大3％のポイントがつくENEOSカード Pがおすすめです。そのほかにも複数のENEOSカードがあるので、目的に合わせて選んでみてくださいね。

ポイント交換は1,000ポイント単位でしかできません。通常還元率が0.6%と高くないため、使い方によっては1,000ポイント貯まる前に失効になってしまうことも考えられます。ENEOSで給油以外のサービスをあまり利用しない人にとっては、お得に使いづらい点がデメリットです。

しかし、車のメンテナンスに力を入れている人・ガソリン代や車の整備費用を節約したい人にはおすすめできます。車に関する優待が充実しているので、サブカードとして持っておくとよいでしょう。

ENEOSカード Sには、海外旅行保険・国内旅行保険・ショッピング保険といった付帯保険がありません。海外旅行に行くときは万一に備えて、付帯保険のあるクレジットカードを持って行くか、別途保険に加入してください。