お得な料金体系と安定した通信品質が魅力のY!mobile。新規契約や乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、海外旅行や出張が多い人は、海外でもスマホが使えるのか気になりますよね。
そこで今回は、Y!mobileの国際ローミングサービス「世界対応ケータイ」について詳しく解説します。データ通信プランや料金はもちろん、申し込み方法や注意点、高額請求を防ぐコツなども紹介するので、最後まで読んで上手に使いこなしましょう。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
Y!mobileでは、海外でも通話・ネット・SMSが利用可能。ソフトバンクが提供する海外ローミングサービス「世界対応ケータイ」を、いつものスマホでそのまま使えます。
サービスが利用できるのは、iPhone・iPad・スマートフォン・タブレット・4G ケータイ・モバイルデータ通信対応パソコンなど。3Gケータイは利用できないので注意してください。
海外で利用するためには、あらかじめ「世界対応ケータイ」に加入する必要があります。加入料は無料なので、時間のあるときに済ませておきましょう。My Y!mobileにログインし、契約確認変更>オプションサービスの変更>サービスを探すから、世界対応ケータイの加入ボタンをタップして申し込んでください。
注意点として、新規でSIMカードのみを契約した人で、携帯端末を購入していない人は最大4か月、世界対応ケータイに加入できません。これは国際ローミングの不正使用を防ぐため。ただし他社からの乗り換えの場合は、SIMのみの契約でも加入できるので安心してください。
世界対応ケータイが利用できる国や地域、対応機種は公式サイトで確認できます。
Y!mobileの海外サービスは2種類。それぞれの違いを解説します。
できるだけお得に使いたい人は「海外あんしん定額」を選びましょう。
海外あんしん定額は、24時間あたり980円で、最大3GBのデータ通信ができるプランです。3GBは動画を約10時間視聴できる量なので、旅先でも安心してネットを使えるでしょう。
主な対象国はタイ・台湾・中国・韓国・香港・フランス・イタリア・グアム・オーストラリア・カナダなど。全ての国で利用できるわけではない点には注意が必要ですが、ソフトバンクによると日本人に人気の旅先の99%で利用できます。
バハマ・パレスチナ・ジンバブエなど一部地域では、1MBまでが1,980円、10MB使うと19,600円。飛行機や船の中で利用する場合は、1時間あたり980円で50MBまでと高額です。
定額料金の対象国と金額は公式サイトで確認できます。
海外あんしん定額の申し込みは、My Y!mobileから行えます。世界対応ケータイへの加入を確認してから行いましょう。申し込み後も、海外でデータ通信を開始するまで通信料は発生しないので安心してください。
また、渡航先でソフトバンクから届くSMSからも申し込み可能です。忙しい人は、出発前に世界対応ケータイの加入だけ済ませておけば問題ありません。到着後に空港などでWi-Fiに接続し、SMSから申し込みサイトにアクセスしましょう。
利用開始は、サイト内で24時間で3GBのプランか、72時間で9GBのプランを選択するだけ。その後、スマホの設定からローミングをオンにしましょう。これで海外でも日本にいるときと同じようにネットが使えます。
データ通信を開始してから所定の時間が経過すると、通信は自動で停止します。データ通信を続けて使いたい場合は、サイトから再度利用開始の手続きをしましょう。
ネットをたっぷり使いたい人には「海外パケットし放題」がおすすめです。
海外パケットし放題は、1日2,980円でネットが使い放題になるプラン。使用量が25MB以下なら1日の請求額は1,980円です。
このプランに加入せずデータ通信を行った場合、25MBまでは0円〜51,199円、25MBを超えると51,200円〜と、使った分だけ無制限に請求額が上がるので、ネットの使用頻度が高い人は加入がおすすめです。
注意点は日額制のサービスであるということ。1日を日本時間の0時から23時59分59秒まででカウントするので、日本で日付が変わる直前に渡航先に着いて利用を開始すると、ほんのわずかな時間でも1日として換算されます。
プランの対象国は公式サイトで確認しましょう。国境付近では、隣の国の通信会社につながってしまうことがあるので要注意。これはスマホから対象の国・地域の通信事業者を、手動で設定することで対処できます。
海外パケットし放題には、事前の申し込みは必要ありません。世界対応ケータイに加入していて、スマホのローミングの設定がオンになっていれば利用可能。渡航先で自動的にプランの適用が開始します。
渡航先に着いたらソフトバンクからSMSが届きます。まれに隣の国の通信事業者とつながってしまうことがあるので、内容を必ず確認しましょう。「こちらの国・地域では海外パケットし放題が適用となります」と書いてあれば大丈夫です。
もしこのときに、海外パケットし放題ではなく、海外あんしん定額を利用したい場合は、必ず海外あんしん定額の申し込みをしてください。この手続きをしないと、ほんのわずかな利用でも1日1,980円の請求額が適用されてしまいます。
ネットの使い方がわかったところで、今度は通話やSMSの使い方を確認していきましょう。
Y!mobileは海外でも通話やSMSを利用できますが、料金は日本国内とは大きく異なるので注意しましょう。通話料は、国や地域によって変動。SMSの送信はどの国でも1件100円、受信料は無料です。
発信だけでなく着信にも通話料がかかるのも要注意ポイント。また発信料は、日本にかける場合、滞在国内でかける場合、ほかの国にかける場合でそれぞれ違います。
例えばシンガポールで通話する際、日本への電話は1分195円かかります。シンガポール国内の電話への発信は1分80円、ほかの国にかける場合は1分270円。かかってきた電話を受けると1分180円請求されます。
渡航前に公式サイトで、渡航先の国・地域を選択し、通話料を調べましょう。複数の通信事業者が利用できる国では、事業者によって料金が違う場合もあります。接続先はスマホの設定から手動で変更できるので覚えておきましょう。
通話料には定額プランがないので、使った分だけ請求額が上がります。あまりに高額になると、Y!mobileが利用を停止する場合があるので注意してください。
なお、日本やほかの国への電話、滞在国内への電話の場合、料金が発生するのはかける側の自分だけ。受けた相手に料金は発生しません。ただし、滞在国内にいる人に電話をかける場合、相手が日本の携帯電話を使っていると着信料が発生します。日本人同士の携帯電話の通話には、十分注意してください。
またソフトバンクは、2023年1月に通話料の変更を予定しています。詳しくは、ソフトバンクの国際ローミング音声通話料改定表で確認してください。
海外では、アドレス帳の番号を選択して、そのままかけることはできません。日本に電話をかけるときは、まず「0」または「*」を長押しして「+」を表示させます。次に国番号。そのあと電話番号を最初の0を除いて、入力してください。
例えば電話番号が「090-1111-2222」なら「+81-90-1111-2222」です。国番号はソフトバンクの公式サイトで確認できます。
日本にいる人が電話をかけてくる場合は、日本で使っている電話番号をそのまま押すだけ。相手には日本国内で通話するときの料金しか発生しないので、安心してください。ただし自分に着信料がかかるので、長電話には注意しましょう。
海外からSMSを送る場合も、電話をかけるときと同様の入力方法です。「+」のあとに国番号を押して、相手の電話番号の最初の0を抜いて入力します。
SMSは全角70字相当までは1通100円ですが、全角670字相当だと1通で1,000円かかるので、長い文章を送る際はメールやLINEを使った方がいいでしょう。
携帯電話の設定をきちんと把握しておかないと、それほど使っていないのになぜか高額請求がくるという可能性もあります。知らない間に通信料が発生しないよう、しっかり対策しましょう。
世界対応ケータイに加入していて、ローミングがオンになっていると、海外パケットし放題の利用が自動的に開始されます。海外パケットし放題も海外あんしん定額も利用しない場合は、必ずローミングをオフにすることが重要です。
スマホに入っているアプリには、使っていないときでも、自動的に更新や通信をするものがあります。このときローミングがオンになっていると、データ通信が行われ料金が発生してしまうので注意しましょう。
ローミングと合わせてデータ通信もオフにしておきましょう。どちらの操作もスマホの設定から可能です。これでデータ通信が行われることはありません
ローミングやデータ通信をオフにしても通話やSMSは問題なく使えるので安心してください。
海外にいるときは、かかってきた電話に出るだけで着信料が発生します。これを防ぐためには機内モードがおすすめです。機内モードをオンにすると、通話・ネット・SMSが利用できなくなります。
スマホの設定から機内モードを選んでオンにしましょう。設定中はホーム画面の上部に、飛行機のマークが表示されます。機内モードがオンになっていてもWi-Fiへの接続は可能です。
ネットの利用には、無料Wi-Fiを上手に活用するのもおすすめの方法です。空港やホテルだけでなく、カフェやショッピングモールなど、海外では無料Wi-Fiが利用できる場合が日本よりも多くあります。
ただし、無料Wi-Fiにはセキュリティ面での心配がある点には注意。ハッキングや個人情報の抜き取りといったことが、ないとはいえません。銀行口座へのアクセスや、個人情報の入力は控えましょう。
また誤ってデータ通信料が発生することを防ぐために、Wi-Fiを利用する前にローミングとデータ通信をオフにするか、機内モードをオンに設定しましょう。その後でWi-Fiをタップし、接続したいネットワークの名前を選んでください。
海外で携帯電話を無くしたり盗まれたりしたら、すぐに利用を停止しましょう。第三者に不正に利用され、料金が発生した場合、そのお金は自分で負担しなくてはなりません。
Y!mobileのカスタマーセンターの電話番号は「+81-44-382-0800」。通話は有料です。年中無休で午前10時から午後7時までオペレーターが対応してくれます。固定電話からかける場合は「+」の代わりに国際電話アクセス番号を押してください。
転勤や留学で長期間海外に行く場合は、Y!mobileを使うより現地の携帯会社を利用する方が、安くて便利でしょう。そのときY!mobileの契約をどうしようかと迷いますよね。
頻繁に日本に帰ってくる可能性がある場合は、そのまま契約しておくのもひとつの手です。帰国中に携帯電話がないと不便ですし、短期滞在者用のプリペイドSIMを毎回購入するのも手間がかかります。海外にいる間も、これまで通り月額使用料を払い続ければ、帰国時にすぐに利用可能です。
あまり帰国する予定がない場合は、解約するか休止するかのどちらかがいいでしょう。ただY!mobileは休止サービスを行なっていません。今使っている電話番号をそのままキープしておきたい場合は、大手キャリアに乗り換えて、休止サービスに申し込む必要があります。
ソフトバンクの休止サービスは、月額429円で電話番号とメールアドレスを、最大5年間保管してくれます。auは手数料2,200円と月額使用料409円で保管期間は5年。ドコモは保管期間が6年で、申し込み料が1,100円。月額保管料は電話番号が440円、メールアドレスが110円です。
保管して欲しい期間・帰国の頻度・月額使用料の3つの観点から、そのまま契約し続けるか、大手キャリアに乗り換えて休止するか、番号を解約するかを検討してください。
ソフトバンクの海外ローミングサービスが利用できるY!mobileは、格安SIM・プランとしてはめずらしく海外利用が充実していて料金もお得。通常の国内利用もお得なプランがあるので、乗り換えや新規契約を考えている人もいることでしょう。
以下の記事では、PayPayポイントがたくさんもらえるなど、注目のキャンペーンをまとめています。お得になる申し込み方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
格安SIMに乗り換えたいけれど、どの会社がいいか決めかねているという人は、以下の記事を参考にしてください。人気の格安SIMをmybestが徹底比較しています。
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