お得な料金体系と安定した通信で定評のあるY!mobile。現在ソフトバンクを利用している人のなかには、毎月のスマホ料金の見直しのために、乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ソフトバンクからY!mobileへ乗り換える方法について詳しく解説します。Y!mobileに乗り換える際のデメリットや注意点についても解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
2021年8月より、ソフトバンクはグループの携帯電話ブランド間の乗り換え手続きを簡素化。これにより、ソフトバンク・Y!mobile・LINEMOのブランド間の乗り換えがスムーズになりました。ソフトバンクからY!mobileへの乗り換えは、30分程度で完了します。
自動的にSIMロック解除の手続きが行われるとともに、電話番号を引き継ぐ場合のMNP予約番号の発行も不要。契約者名義が同一であれば、請求先情報なども引き継げます。
乗り換えの具体的な手順について解説します。
ソフトバンクで使っていたスマホを継続使用する場合は、Y!mobileでも利用できるかを確認してください。古い機種をのぞくiPhoneであれば問題なく利用できますが、Androidの一部の端末では機能制限が出る場合があります。
Y!mobileへの乗り換えを機に端末を買い替える場合も、新しく購入する機種が対応しているのかのチェックが必要です。対応機種は、Y!mobile公式サイトのSIM動作確認済機種一覧から確認できます。
ソフトバンクからY!mobileへ乗り換える場合、基本的にはSIMロックの解除は不要。現在利用中のスマホのSIMカードを差し替えるだけで、Y!mobileでも利用できます。
ただし、通信契約を解約済みの場合や、通信契約がない場合(機種のみ購入・端末の譲り受けなど)は、SIMロック解除が必要です。My SoftBankにログインし、「メニュー > 契約・オプション管理 > SIMロック解除手続き> IMEI(製造番号)の入力 > 解除キーを発行する」の手順で解除しましょう。
機種本体でも解除できますが、端末によって操作が異なるため、詳しくはソフトバンク公式サイトで確認してください。
乗り換え前に、My Softbankの登録情報が正しいか確認してください。たとえば、住所に都道府県名が入っていない場合や氏名が異なる場合(旧姓のままなど)は、申し込みがキャンセルされることもあります。
情報が正しくない場合は、申し込みの前日までに契約情報の変更手続きをしておきましょう。
オンラインショップでの申し込みには、クレジットカードが必要。Y!mobileの支払いで利用可能なクレジットカードは、VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club の5種類です。
また、支払いに利用できるのは本人名義のクレジットカードに限られます。契約者とクレジットカードの名義人が異なる場合は、支払名義人同意書と支払名義人の本人確認書類を別途用意してください。
Y!mobileへの申し込みには、無料で24時間申し込めるオンラインストアが便利。「プラン・オプションを選択 > お客様さま情報の入力 > 同意事項の確認」の3ステップで簡単に申し込め、手続きが完了すると確認メールが届きます。
オンラインの申し込みに不安がある人や、相談しながら契約したい人は、Y!mobileショップや取扱店での申し込みも行えます。このあとのSTEPもすべてその場で行え、即日利用開始可能です。ただし、店舗での申し込みには契約事務手数料が3,850円かかるのでご注意ください。
Y!mobileからSIMカードが届いたら、回線切り替えを行いましょう。切り替え手続きは、Webか電話のどちらかを選択できます。
Webからの場合、オンライン回線切替ページから回線切替の申し込みをします。その際、Web受注番号・携帯番号・契約時に設定した4桁の暗証番号が必要。受付時間は、9:00〜20:30(年中無休)です。
電話から回線切替をする場合、Y!mobileカスタマーセンター切替窓口(0800-100-1847)に直接電話で申し込みをします。必要なものは携帯番号と契約時に設定した4桁の暗証番号、受付時間は10:00〜19:00(年中無休)です 。
回線切り替え手続きが終わったら、SIMカードを入れ替えましょう。SIMカードの挿入時は、必ずスマホの電源をオフにしてください。
まずは、スマホからすでに入っているSIMカードを取り出します。新しく届いたY!mobileのSIMカードを接点部に沿って切り離し、スマホのトレイに乗せて挿入する と完了です。詳しくは、Y!mobile公式サイトのSIMカードの入れ替え方は?のページで確認できます。
利用開始前に、Y!mobileの回線に繋がるようにするための初期設定(APN設定)が必要です。設定方法は、iPhoneとAndroidで異なります。
①iPhoneの場合
SIMフリーiPhoneの場合、OSを最新のバージョンに更新すればAPN設定が行えます。設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート の順に操作しましょう。ただし、iPhone 5sを利用中の場合はやり方が異なります。Y!mobile公式サイトの「SIMフリーのiPad/iPhone 5sを利用の場合」で確認してください。
②Androidの場合
設定 > 無線とネットワーク > モバイルネットワーク > アクセスポイント名(APN) と進み、 画面右上のメニューから、新しいAPN> Y!mobile APN を選んで設定しましょう。
ソフトバンクからY!mobileに乗り換えるメリットを紹介していきます。ソフトバンクとYmobileどちらを利用しようか迷っている人は参考にしてみてください。
使用状況にもよりますが、ソフトバンクからY!mobileに乗り換えるだけで、月々のスマホ代が大幅に安くなる可能性があります。
Y!mobileの料金プランは、シンプル2 S・2 M・2 Lの3タイプ。シンプル2 S(4GB)は月額2,365円、2 M(30GB)は4,015円、2 L(35GB)は5,115円です。
一方、使った分だけ支払うソフトバンクの「ミニフィットプラン+」は、1GBまで3,278円・2GBまで4,378円・3GBまで5,478円。3GBまでの利用では2,178円で使えるY!mobileのほうがお得です。ミニフィットプラン+は、3GBを超えるデータ通信には対応しておらず、3GB超過後は128kbpsに制限されます。
ソフトバンクには、使い放題プランとして月7,425円の「メリハリ無制限」プランがありますが、この場合も、月々の利用が30GBまでに収まるなら、月5,115円のY!mobileの方がお得です。
通話が多い人は、Y!mobileに乗り換えると通話がお得になります。通常の通話プランは、ソフトバンクもY!mobileも30秒あたり22円で同じですが、Y!mobileのかけ放題プランは、ソフトバンクよりもお得です。
たとえば、ソフトバンクが月880円で5分間かけ放題なのに対し、Y!mobileでは月880円で10分間かけ放題(※)。無制限のかけ放題(※)もソフトバンクが月1,980円なのに対して、Y!mobileは月1,980円です。月110円お得になるので、乗り換えると大きなメリットとなるでしょう。
国際電話やナビダイヤル(0570)等、対象外の通話あり
Y!mobileに乗り換えると、余ったデータを翌月に繰り越せるようになります。
ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」は使用量に応じて料金が決まる仕組みで、データの繰り越しはできません。Y!mobileに乗り換えて繰り越しサービスを上手に使えば、月に契約プラン以上のデータ容量を使うことができるでしょう。
ソフトバンクからY!mobileに乗り換えるデメリットや注意点を確認しておきましょう。
ソフトバンクからY!mobileへ乗り換えることで、Yahoo!プレミアムの特典内容が変わります。
Y!mobile契約者にも Yahoo!プレミアム for Y!mobileが用意されているので、月額508円のYahoo!プレミアムを無料で使える点は変わりません。しかし、PayPayポイントの還元率が最大で「17%」から「12%」に下がってしまうなど、特典の魅力がダウン。ソフトバンクユーザ限定のPayPayクーポンも利用できません。
Y!mobileには、50GB以上の大容量プランや無制限プランはありません。月額550円のデータ容量オプションをプラスして、月間のデータ容量を増やすことは可能ですが、それでも最大で40GBです。
料金の安さに加えてデータ容量の多さを重視する人は、Y!mobile以外の格安SIM・プランを検討するとよいでしょう。以下の記事では、さまざまな格安SIMを比較検討しているので、ぜひ参考にしてください。
また、ソフトバンクでおうち割光セットを利用していた場合も、乗り換えると対象からはずれてしまいます。Y!mobileにもsoftbank光・softbank Airとのセット割サービスがありますが、家族割との併用はできません。
月額料金にこれらの各種割引サービスも加味したうえで、Y!mobileへの乗り換えを検討してください。
ソフトバンクで利用していたキャリアメールをY!mobileでもそのまま使いたい場合、メールアドレス持ち運びサービスへの申し込みが必要。メールアドレスの継続利用に、月額330円がかかります。
なお、メールアドレスの引き継ぎの申し込みは、ソフトバンクの解約から31日以内に行なってください。それ以降はデータが削除され、申し込みができなくなります。
最後に、ソフトバンクからY!mobileへ乗り換えをする際のよくある質問を紹介します。
Y!mobileは、3大キャリアのひとつであるソフトバンクの回線を使っているため、通信品質が安定している傾向があります。
多くの格安SIMは大手キャリアの回線を借りて運用しているため、昼休みなど回線が混雑する時間帯には、通信速度が遅くなることも。しかしY!mobileなら、利用が集中する時間帯でも動画やゲームを快適に楽しめるでしょう。
以下の記事では、Y!mobileの通信速度を実際に検証しています。ぜひ参考にしてください。
Y!mobileショップは全国に2,000店以上あり、対面で契約や困りごとの相談が可能。オンラインでの乗り換え手続きに不安がある人も安心して利用できます。
契約後もY!mobileアプリなどアプリの初期設定は無料で行ってもらえますが、それ以外のサポートは有料です。たとえば、データ移行は3,960円、スマホ初期化・生体認証設定・アカウント設定・メール設定などの各種設定は一件1,100円で対応してもらえます。
詳しいサポートメニューは公式サイトで確認してください。
ソフトバンクからY!mobileへ乗り換えたあとも、無料でソフトバンクWi-Fiスポットに接続できます。外出時のデータ消費量の節約に役立つので、上手に活用してください。
ソフトバンクWi-Fiスポットは全国の駅や空港のほか、飲食店などに設置されています。近くのソフトバンクWi-Fiスポットを探したいときは、公式サイトでスポット検索を行いましょう。
なお、最初に利用する際はiPhone、Androidともに初期設定が必要です。設定方法は機種によって異なるので、詳しくはソフトバンク公式サイトで確認してください。
ソフトバンクからY!mobileへの乗り換える場合、MNP転出手数料・契約事務手数料・解約違約金などの各種手数料は一切かかりません。全て無料です。
ただし、契約事務手数料が無料になるのはオンラインで申し込みをした場合のみです。Y!mobileショップや取扱店舗で乗り換え手続すると、契約事務手数料として3,300円がかかるので注意してください。
ソフトバンクからY!mobileへの乗り換えは、月末がおすすめです。ソフトバンクでは解約月の日割り計算がなく、月初に解約しても満額請求されるため、月末まで使ったほうがお得です。
一方、Y!mobileの契約初月は日割りで計算されるので、月末近くに契約することで月額料金を抑えることができます。しかも、料金は日割りで請求されるものの、契約月のデータ容量はまるまる1ヶ月分もらえるのでお得。使わなかったデータは翌月に繰り越せるので、無駄になることもありません。
ただし、月末ギリギリに解約すると手続き完了が翌月になってしまいかねないので、少し余裕をもって手続きしてください。
スマホ料金の支払いを自身の使い方に合わせて自由にカスタマイズできる「povo」。その自由度の高さから、ほかの格安SIMからの乗り換えを検討している人も多いでしょう。そこで今回は楽天モバイルからpovoへの乗り換えにスポットを当てて、乗り換えの手順やポイント、注意点などを詳しく解説していきます。...
格安SIM
毎年新しい機種が発売されるiPhone。古いiPhoneを使い続けるなかで、いつ買い替えるべきなのか、お得に買い替えるにはどうすればいいのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、iPhoneのベストな買い替え時期を解説します。乗り換えのコツなども解説するので、今のiPho...
格安SIM
NTTドコモから楽天モバイルへの乗り換えを考えているものの、具体的な手順や乗り換えのデメリットがわからず、不安を感じている人も多いのではないでしょうか。今回は、NTTドコモから楽天モバイルに乗り換えを検討している人に向けて、乗り換え手順やメリット・デメリット、乗り換えの注意点などをわかりやすく...
格安SIM
大手通信会社で、iPhoneやスマートフォン、タブレットなどの販売もしているソフトバンク。ソフトバンクでスマホを買いたいけれど、プランは契約せず端末だけ欲しい人もいるのではないでしょうか。本記事では、ソフトバンクでスマホ端末のみ購入する方法や注意点を解説します。SIMカードと端末を別々に用意し...
格安SIM
多くのキャッシュバックキャンペーンを実施している楽天モバイル。しかしながら、キャッシュバックのあるキャンペーンが多すぎて、自分がどれを使えるのかがわからない人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、楽天モバイルのキャッシュバックの条件や受け取り方法を解説します。キャッシュバックの適用条件やポ...
格安SIM
3GBまで月額968円で使え、楽天市場でのポイントアップの特典もある楽天モバイル。以前、何らかの不満があって解約したものの、もう一度契約しようか検討している人も増えています。どうせなら少しでもお得に再契約したいと考える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、2025年6月時点で適用可能な、...
格安SIM
専用ページから申し込むと最大14,000ptがもらえる、楽天モバイルの三木谷キャンペーン。申し込んだもののエラーコードが表示されてしまい、手続きに進めず困っているという声もあります。そこで今回は、三木谷キャンペーンでエラーが出たときの対処法を解説します。エラーコード別に取るべき行動や、特典をも...
格安SIM
法人契約でも利用できる格安SIMのUQ mobile。法人契約でUQ mobileを使いたいものの、どのような料金プランがあるのか、個人向けと何が違うのかなど、わからないことが多い人もいるのではないでしょうか。今回は、UQ mobileの法人向けプランや個人向けとの違いを解説します。法人契約で...
格安SIM
豊富な料金プランや割引サービスで人気の格安SIM・UQモバイル。これから乗り換えや新規契約を検討している人のなかには、キャンペーンを利用してお得に契約したいと考えている人も多いのではないでしょうか。本コンテンツでは、2025年6月のUQモバイルへ乗り換え・新規契約を考えている人におすすめのキャ...
格安SIM
通信速度の速さで人気が高い格安SIM、UQモバイル。契約を検討するにあたり、電話を受けることが多い人は、留守番電話サービスを利用できるのか気になりますよね。本記事では、UQモバイルで留守番電話サービスを利用する方法を詳しく解説します。留守番電話サービスを無料で利用する裏技も解説するので、UQモ...
格安SIM
現在メディアやSNSで注目を集めている、楽天モバイルの三木谷キャンペーン。楽天モバイルの契約で最大14,000ポイントが還元されるため、申し込みを検討している人は多いのではないでしょうか。しかし、「三木谷キャンペーンの申し込み方法は?本物のリンクはどれ?」「三木谷社長の紹介キャンペーンはいつま...
格安SIM
ドコモのスマホを利用しなくても、ドコモ関連サービスや加盟店の利用で貯まるdポイント。さまざまなサービスで取り扱っているものの、もっと早く、効率よくポイントを貯める方法はないかと考えている人も多いでしょう。そこで今回は、dポイントのポイ活の基本的な使い方と裏ワザを紹介します。お得な使い道も紹介す...
格安SIM
auが手がけるUQ mobileと、同じく大手キャリアのソフトバンクが提供するY!mobile。格安ブランドへの乗り換えを検討している人のなかには、UQ mobileとY!mobileのどちらかで悩んでる人もいるのではないでしょうか。自分に合ったサービスを利用するためにも、じっくり比較したいで...
格安SIM
月額1,078円で3GB、無制限でも月額3,278円使える格安SIM、楽天モバイル。楽天モバイルユーザーからの紹介で特典が受け取れるお得な紹介キャンペーンを行っています。せっかく契約するなら、一番お得な方法を選びたいですよね。家族や友人が楽天モバイルユーザーなら、紹介者側のメリットも気になるで...
格安SIM
auと同じKDDIグループの格安SIM、UQモバイル。通信料金を抑えるためにauからUQモバイルへの乗り換えを検討しているものの、どのような手順を踏めばいいかわからず、なかなか踏み切れない人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、auからUQモバイルへの乗り換え手順について詳しく解説します。...
格安SIM