料金の安さと高品質な通信回線が魅力のpovo。ドコモからの乗り換えを検討している人もいるでしょう。しかし、ドコモからpovoに乗り換える手順が分からず、困っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ドコモからpovoに乗り換える方法や、メリット・デメリットを詳しく解説します。よくある質問も紹介するので、ぜひ乗り換えを検討する際に役立ててくださいね。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
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ドコモからpovoへ乗り換えると、基本料金が0円だったりデータ容量をカスタマイズできるため支払いの無駄を減らせたりと、携帯料金を抑えられる点が大きなメリットといえます。
以下で詳しく解説するので、普段の支出を抑えたい人はぜひチェックしてください。
povoに乗り換える最大のメリットは、povoは利用料金を自分で自由にカスタマイズできるということ。基本料金は無料で、必要なサービスを別途購入して利用するので無駄がありません。
基本料0円の状態でも、最大128kbpsのデータ通信を利用できるので、メールやLINEテキストのやりとりなら可能。ネットやアプリ・動画視聴などは自宅や職場のWi-Fiを利用し、通話はかかってきた電話に出るだけなら、0円で利用できます。
高速データ通信を使いたいときにはデータトッピングを購入します。たとえば、1日だけ使いたい場合は、24時間無制限に使えて330円のトッピング、1か月間でたっぷり使いたいときは20GBまで使えて2,700円のトッピングが便利。ほかにも複数用意されており、必要なときに購入してすぐに利用開始できるので、自分流の使い方が可能です。
なお、 国内通話料は30秒あたり22円. 国内SMSの送信は1通あたり(70文字まで)3.3円です。かけ放題のトッピングも用意されています。
データのまとめ買いができるpovoは、月ごとの使用量にばらつきがある人も無駄なく使えるので経済的です。
一般のキャリアや格安SIMの多くは月単位での契約になっていますが、povoでは、90日間60GB/6,490円・180日間150GB/12,980円・365日間300GB/24,800円などの選択肢が用意されています。1か月あたりに換算すればコスパがよく、期間内にデータを自由に使えるので、月の使用量にばらつきのある人に最適です。
続いて、ドコモからpovoに乗り換える際に注意すべきポイントについて解説します。
povoには店舗がなく、申し込みも問い合わせもオンラインのみ。対面サポートを受けたい人は、少し不安に感じるかもしれません。
ドコモの場合は全国にドコモショップが展開されており、契約プランや機種選びの相談をしたり、スマホ操作のサポートを受けたりできます。一方、ネット対応のみのpovoは、わからないことがあったらチャットで問い合わせるしか手段がなく、auショップでは対応してもらえません。
またpovoの支払いはクレジットカードとペイディから選べ、ペイディの支払い方法は口座振替、銀行振込、コンビニ払いから選択できます。
ドコモで割引を利用している人は、povoに乗り換えることで使えなくなるケースもあるので気をつけてください。
たとえば、家族3人以上で契約すると月額使用料が最大1,100円割引になる「みんなドコモ割」を利用している場合、自分が抜けることで家族が割引を受けられなくなってしまう可能性があります。また、povoに乗り換えると家族間の国内通話が無料になる「ファミリー割引」が適用されなくなり、家族との通話に料金が発生します。
自宅のネット回線と一緒に使うことで家族全員が1,100円割引になる「ドコモ光セット割」を利用している人も要注意。自分がドコモ光の契約者の場合、家族が割引を利用し続けるためには契約者を家族に変更するなど対策が必要です。
povoに乗り換える際には、家族の割引への影響を考えましょう。povoには割引サービスがありませんが、もともとの料金設定がお得なので、家族全員で乗り換えるのも選択肢のひとつに入れてみてください。
基本料0円が魅力のpovoですが、永久に無料で使い続けられるわけではないので気をつけてください。
povoを使い始めた日から180日間に1度もトッピングの購入をしなかった場合や、購入したトッピングの有効期限が切れた翌日から180日間、新たなトッピングの購入がない場合は利用停止に。さらに30日間、トッピングの購入を行わないと契約が解除されます。
利用停止の際にはメールかSMSで通知が届くので、トッピングを購入するなど対策をしましょう。ただし、通話料とSMS送信料の合計額が660円を超えている場合は、継続利用が可能です。
povoに乗り換える際に必要なのは、本人確認書類・クレジットカード・対応端末の3つです。
本人確認書類は、運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれかを用意しましょう。記載の氏名・生年月日・住所が申し込み内容と一致している必要があるので、引っ越しなどをした人は気をつけてください。
携帯端末にSIMロックがかかっている場合は、ドコモの公式サイトで解除の申し込みをします。2021年8月27日以降に発売された端末はSIMロックがかかっていないので、この手続きは不要です。また、eSIMに対応している端末は限られているので公式サイトで確認し、eSIM非対応の機種の場合は、SIMカードの申し込みをしてください。
ドコモからpovoへの具体的な乗り換え手順を解説します。
まずはドコモで解約手続きを行い、MNP予約番号を取得しましょう。手数料はかかりません。
ネットからは24時間手続き可能。パソコンやWi-Fi経由などドコモ回線の携帯電話以外からアクセスする場合は、先にdアカウントの取得が必要です。電話の場合はドコモの携帯からなら151、一般電話からは0120-800-000で、受付時間は午前9時~午後8時。最寄りのドコモショップで手続きする場合は、公式サイトの来店予約が便利です。
povoは申し込みの際に、MNP予約番号の有効期限が13日以上残っている必要があります。取得後はできるだけ早く申し込みを行いましょう。
MNP予約番号を取得したら、povo2.0アプリをダウンロードし申し込みを行いましょう。
登録にはメールアドレスが必要ですが、キャリアメールは利用できません。キャリアメール以外のメールアドレスを持っていない人は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを取得しておくことをおすすめします。
画面の指示に従いクレジットカード情報などを入力したら、本人確認書類や自分の顔を携帯端末のカメラで撮影します。暗い部屋で撮影すると正しく認識されない場合があるので注意してください。
撮影した写真の認証が済むとメールが届くので、さらに個人情報などの入力を行い、申し込みを完了させます。
eSIMを選択した人は、申し込み手続きが完了したらSIMの開通手続きが可能です。必ずWi-Fiに接続して作業を行ってください。povoアプリで「eSIMを発行する>eSIMの設定」と進んだら、端末本体の設定をします。詳しい操作方法は公式サイトで「iPhone」「Android」それぞれ確認できます。
SIMカードを申し込んだ人は、カードが届くのを待って手続きしましょう。アプリの「SIMカードを有効化する」から画面の指示に従い操作を進めてください。SIMカードを挿入するときは、忘れずに端末の電源を落としてから行ってください。
SIMの設定後、iPhoneはOSを最新版にアップデートすればAPN設定は不要です。Androidの場合は、公式サイトの手順に従って手続きをしてください。
次に、開通手続きを行います。「111」へ電話をかけ、ガイダンスを最後まで聞いてから電話を切ってください。Wi-Fiを切りブラウザを起動後、モバイルデータ通信を利用してサイトが閲覧できるか確認します。
なお、開通手続きをする時間には注意が必要。午後8時から午前9時30分までは受付時間外なので、作業はできますが回線切替は行われません。午前9時30分以降に順次SIMの有効化が行われるので、切替完了メールが届いてから開通テストを行ってください。
最後にドコモからpovoへ乗り換える際のよくある質問を紹介します。
契約手数料はかかりません。初期費用0円なのがpovoの魅力です。
ただし、無料で契約できるのは1年間に5回線まで。すでに解約していたとしても、1年のうちに6回線目以降の契約をする場合は、1回線あたり3,300円の契約事務手数料がかかるので、注意してください。
本人確認書類は必要です。新規・乗り換えともに本人確認書類を用意してください。
運転免許証を本人確認に使う場合、引っ越しをした人や結婚で名字が変わった人は、管轄の警察署や運転免許更新センターで住所や氏名の変更手続きを済ませておきましょう。
マイナンバーカードは顔写真付きのものが必要です。マイナンバー通知カードは使えないので注意。在留カードは残りの在留期間が 90日以上必要です。くわしくは公式サイトで確認してください。
本人確認は、eKYC(電子本人認証)によって行われますが、利用できるのは携帯端末のみで、パソコンやタブレットからの本人認証は行えないので注意してください。
顔写真を撮影する際には、顔や目が隠れないように注意。髪を整え、サングラスやマスク・帽子などは外すようにしましょう。
また、本人確認書類を撮影する際には、顔写真・住所・氏名・生年月日・有効期限などを鮮明に写すことが大切。写真がぶれていると認証できないほか、背景が同系色の場合、書類の内容が正しく認識できない可能性があります。
eKYCによる本人確認方法についてはは、公式サイトに説明動画もあるので参考にしてください。
SIMロックがかかっているとpovoのSIMの有効化ができないので、必ず解除してください。SIMロックがかかっているかわからない人は、端末で確認できます。
iPhoneは「設定>一般」と進み、画面を下にスクロールするとSIMロックの状態が確認できます。Androidは「設定>デバイス情報」と進むとSIMカードステータスが確認可能。ロックがかかっている場合は、ドコモで解除手続きをしてください。
以下の記事では、mybestがpovoを実際に利用し通信速度や料金、サポート体制を徹底検証しています。
メリット・デメリットや口コミ、povoにはどんな人が向いているかなども詳しく解説。乗り換え前に知っておくべきことを網羅しているので、ぜひ役立てくださいね。
この機会に他社の格安SIMについても知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。人気各社を比較検証し、mybestおすすめのプランを紹介しています。
大手キャリアとの比較や、格安SIMの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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