Canon（キヤノン）のカメラレンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

EOS 6Dや5Dシリーズなどのフルサイズ一眼レフを使用している人は、EFマウントのレンズを選びましょう。EFマウントは、大きいイメージセンサーを搭載したフルサイズ一眼レフに対応。古いレンズにも共通したマウントなので商品数が多く、幅広いラインナップから商品を選べます。

ほかにはない高性能のレンズが多いことも特徴。EFマウントのジャンルのひとつであるTS-Eシリーズは、遠近感やピントの合う範囲などをコントロールできるアオリ機構がついています。非常に明るく柔らかな描写が特徴のEF50mm F1.2L USMをはじめ、評価の高い名レンズが選べることも魅力です。

EFマウントのレンズは、APS-Cセンサーのカメラでも使用できるため、EOS Kiss X9やEOS 80DなどのAPS-Cセンサーを搭載した一眼レフでも使えます。なお、ミラーレスのカメラには直接つけられませんが、別売りのマウントアダプターがあれば装着可能です。

フルサイズのミラーレス一眼カメラを使用しているなら、RFマウントがおすすめです。CanonのEOS Rシリーズに対応したマウントで、EFマウントのレンズを継承した性能の高さが強み。スタイルに合わせて操作を切り替えられるコントロールリングを搭載しています。

1,200mmの超望遠からスナップ撮影向きの軽量コンパクトタイプまで、バラエティに富んだラインナップも魅力。F2の明るさを持つ高画質ズームレンズも展開しており、RF28-70mm F2 L USMがその例です。なお、RFマウントはRシリーズ専用のレンズなので、ほかのマウントのカメラでは使用できません。

APS-C一眼レフカメラを使っている人には、EF-Sマウントのレンズが向いています。軽いレンズが多く、街歩きや旅行などに持ち運ぶカメラにおすすめです。マウントアダプターがあればミラーレスにも使えますが、フルサイズ一眼レフには取り付けられないので注意しましょう。

標準タイプのほか、超広角レンズや薄型のパンケーキレンズなど複数のタイプから選べることも特徴です。リーズナブルな商品が多いので、初心者にも適しています。

EOS Kiss M2・M200などのEOS Mシリーズを使用している人は、EF-Mマウントのレンズを選びましょう。ミラーレスのAPS-Cカメラ専用のマウントで、Canonのカメラではエントリーモデルの一部が該当します。

コンパクトな本体に合わせて軽量なモデルが多く、普段使いのカメラ向き。いろいろなレンズで写真を撮りたい人にもおすすめです。EFマウントに比べラインナップは少なめながら、望遠ズーム・マクロ・パンケーキレンズなどさまざまなタイプが選べます。

なお、互換性がないためほかのカメラでは使用できません。Canonの一眼レフやEOS Rシリーズとレンズを共有したい場合には、EFレンズとアダプターなどを用意しましょう。

空や海、街並みといった風景をおさめたい人は焦点距離35mm以下の広角レンズがおすすめです。画角が広く、遠近感を生かしたダイナミックな写真が撮れるでしょう。

ピント範囲が広くシャープなイメージに仕上がる反面、ぼけ感を表現するのは苦手です。ぼけ感を出すにはF値をできるだけ下げて光を取り込んだり、被写体に近づいて撮影したりしてください。広い画角の端が歪むこともあるので風景を広くおさめるときには注意が必要です。

風景やポートレート、スナップショットと幅広く活用したい人は焦点距離50mm前後の標準レンズがおすすめです。人間の視界に近い画角で、直感的に撮影できます。

一歩寄れば望遠レンズのように撮影でき、一歩引けば広角レンズのように写せるので、工夫次第でいろいろな撮影を楽しめることが魅力。腕次第で撮れる写真の幅がガラッと変わります。普段撮る写真をワンランク上げたい人にも、標準レンズの買い足し・買い替えがおすすめです。

ただし、バランスよく幅広いシーンで活躍する一方で、広角レンズや望遠レンズのようなインパクトある表現は難しい傾向があります。表現方法を工夫したり、イメージに合わせてレンズを交換したりして、標準レンズを使いこなしてみてください。

草花や小物などの小さいものを写したりポートレート撮影をしたりするなら、焦点距離90～100mm前後の中望遠レンズをチェックしてみてください。数メートル先の被写体を大きく写せるので、被写体に接近する必要がありません。

ただし、焦点距離が大きくなるにつれて手ブレが目立ちやすくなります。じっくりと被写体を狙ったり遠くのものを撮影したりする場合には、三脚を活用するとよいでしょう。

野生動物やスポーツシーンなど遠くのものを撮影するなら焦点距離100mm以上の望遠レンズをチェックしてみてください。離れたところからもピントを合わせられるため、近づきにくい被写体も狙えます。

焦点距離が大きくなるほど画角が狭くなり、手ブレの影響を受けやすくなる点には注意が必要です。手ブレ補正機能のついたモデルを選んだり、三脚を使ったりするとよいでしょう。

ただし、望遠レンズは大型で重い傾向があります。三脚とあわせて携帯する場合はさらに持ち歩きにくくなるので、あらかじめ重さも確認しておきましょう。