超広角レンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

被写体を際立たせる近距離での撮影・星空の撮影など、画質にこだわるなら単焦点レンズがおすすめ。決まった焦点距離での画質がよく、美しい写真が撮影できることが魅力です。

焦点距離が変更できないため、撮影スタイルに合った焦点距離を選ぶことが重要。近距離撮影なら20mm、星空など広範囲の撮影なら14mm程度が便利です。写る範囲を変更したければ、被写体に近づいたり離れたりするか、レンズを交換する必要があります。

単焦点レンズは、レンズに取り込める光量を表すF値が小さいものが多め。超広角レンズは背景をぼかしにくいものが多いものの、F値が小さいレンズを使って被写体に近づけば背景を大きくぼかした写真撮影が可能です。スマホで撮影した写真とはまったく異なる印象になります。

近距離〜遠距離まで幅広い撮影を行うなら、1本で焦点距離を変更して対応できるズームレンズがうってつけです。レンズを交換する必要がないため、旅行などでの持ち運びにも便利。人が密集した狭い場所などでも動かずに、撮影したい景色に合わせて画角を調整できます。

ただし、単焦点レンズよりもサイズが大きく重くなる点がデメリットです。カメラの重量が大きくなるため、手持ち撮影だと手ブレのリスクが高まります。夜景・星空・花火など遠距離の撮影なら、三脚を立てて固定したほうがいいでしょう。

また、焦点距離の幅が広いことで、同じ価格帯の単焦点レンズより画質が劣る場合があります。単焦点レンズと同等の画質のよさや、ズームレンズの利便性を追求するなら、高価なものの購入を検討してください。

持っているカメラのセンサーサイズは、取扱説明書・メーカー公式サイトの商品情報などで確認しておきましょう。主流は35mm判とも呼ばれるフルサイズと、小型のAPS-Cの2種類です。パナソニック・OM SYSTEM（オリンパス）では、APS-Cよりも小型のマイクロフォーサーズの場合もあります。

たとえば、ニコン・キヤノンの一眼レフを使っているなら、センサーサイズはAPS-Cかフルサイズのどちらかです。ニコンD750・D610や、キヤノンEOS 6D、5D Mark IVはフルサイズ。ニコンD3400やD5600、キヤノンEOS Kissシリーズは、APS-Cセンサーを使用しているので参考にしてください。

手持ちのカメラのスペックを確認したら、同じセンサーサイズのレンズを選びましょう。カメラとセンサーサイズが異なるレンズでは、写る範囲が変わるなどのリスクがあります。超広角レンズの性能を活かすためにも、センサーサイズの確認が大切です。

APS-Cのカメラにフルサイズ対応レンズを取り付けると、焦点距離が約1.5倍として反映されます。たとえば、焦点距離16mmの超広角レンズは、標準レンズに近い24mm相当に。せっかくの超広角レンズのよさを活かせません。

逆に、フルサイズのカメラにAPS-C対応レンズを取り付けると、レンズのセンサーサイズが小さいことから四隅に黒いモヤ（ケラレ）が発生します。ケラレが発生しないよう調整できますが、画素数が減ることになりフルサイズセンサーのよさを活かしきれません。

なお、ニコンのレンズの場合、フルサイズ・APS-Cの呼び名が異なるため注意しましょう。フルサイズ相当を「FXフォーマット」・APS-C相当を「DXフォーマット」と表記されている場合があります。

カメラ・レンズの接合部分であるマウントの規格が合わないと、取り付けができません。マウントはキヤノン・ニコン・ソニーなど各メーカーごとに異なるため注意が必要です。キヤノンはEFマウント・ニコンはFマウント・ソニーはEマウントなど、名称も異なります。

同じメーカーでも、マウントが異なる場合があるため注意しましょう。たとえば、キヤノンだけでもRFマウント・EFマウント・EF-Sマウント・EF-Mマウントの4種類です。異なるマウントに取り付けたい場合は、別売りのマウントアダプターが必要になります。

価格を抑えたい場合は、シグマ・タムロンなどのレンズメーカーの製品がおすすめ。各メーカーのマウントに合わせた高性能・低価格なレンズを豊富に取り扱っています。ただし不具合が生じた場合、カメラメーカーでまとめてメンテナンスを受けられません。不安なら同じメーカーでそろえましょう。

はじめてのデジタル一眼カメラなら、初心者から上級者向けまで豊富なラインナップがそろったキヤノンがベター。エントリーモデルなら価格も抑えめで、カメラデビューにもおすすめです。写真撮影に慣れてきたら、高性能なレンズにも挑戦できます。

高価格帯の超広角レンズなら、ズーム倍率を変更しても一定のF値をキープ。「EF16-35mm F4L IS USM」は風景撮影に適したF4で、写真の写り方・雰囲気を変えずにズームできます。単焦点レンズ並みの高画質・ズームレンズの利便性を兼ね備えたモデルです。

高額・高性能モデルが多いソニーは、画質にこだわりたい中〜上級者に適しています。ミラーレス一眼カメラ専用のGマスターシリーズは、高い解像度・鮮やかなコントラスト・ダイナミックな表現力が魅力です。

高性能・小型な超広角レンズなら、「FE 12-24mm F2.8 GM」がうってつけ。オートフォーカス性能・ボケ味も高く、水槽の中を泳ぐ魚・動物もくっきり撮影できます。円形フィルターは取り付けられないため、取り扱いには注意しましょう。

夜景・星空など暗所の撮影メインなら、F値が小さいものが多いニコンがぴったり。自然な色味の再現に特化しているため、見たままの風景を撮影できます。初心者向けの安価なモデルから高額なハイエンドモデルまで、ラインナップも豊富です。

円形フィルターを取り付けてこだわりの風景写真を楽しむなら、ミラーレス一眼カメラ用Zシリーズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8S」がおすすめ。レンズに施された特殊加工により、逆光でも光の写り込みを抑制できることもうれしいポイントです。