OM SYSTEM（オリンパス）のマクロレンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

動物をはじめとする近づけない被写体の撮影がメインなら、「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を選択しましょう。フルサイズ（35mm判）換算で180mm相当になる望遠マクロレンズです。望遠マクロは、遠くにいる被写体を大きく細部まで鮮明に描写できるのが魅力。警戒心が強い動物もアップで撮りやすくなります。

木の上部に咲いている花など、カメラを近づけることが難しい被写体の撮影にもうってつけです。S MACROという機能を利用すると、35mm判換算で最大撮影倍率が約4倍に。離れた場所にいる虫など、小さな被写体の表情もはっきりと写せます。色にじみが少ないので、きれいなボケを表現したい人にも狙い目です。

昆虫・動物の接写には「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」がおすすめ。35mm判換算で120mm相当の中望遠マクロです。少し離れた場所からでも、被写体を拡大できます。画角が適度に狭く、背景と被写体のバランスが取りやすいのがポイント。背景が整理されるため、小さな被写体が際立ちます。

ポートレートを撮りたい人にもぴったり。35mm判換算時の焦点距離が中望遠域で歪みが出にくく、アップで撮影しても顔のパーツ配置がきれいに見えます。F値が2.8と明るく、柔らかいボケを活かした撮影が可能。強い光が原因で発生するフレアやゴーストが生じにくい仕様で、クリアに仕上げたい人にも適しています。

料理・小物の接写には「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」が重宝します。35mm判換算で60mm相当になる標準マクロで、被写体に近い位置から撮影できる点が強みです。カフェで料理を撮る際も、席に座ったまま写せます。被写体にグッと寄って撮ることで、料理や小物の質感など細部まで描写が可能です。

スナップ撮影など、気軽に使えるマクロレンズを求める人にもぴったり。画角が人間の視界に近いため、初心者でも構図を決めやすいレンズです。重さ128gと軽量なので、携帯性を重視する人も注目しましょう。散歩中や旅行先など、持ち運ぶ機材を少なくしたい場面でも活躍します。

被写体を大きく写すなら、最大撮影倍率が1倍以上のレンズを選びましょう。最大撮影倍率とは、ピントが合う最も短い位置で撮影した場合における、イメージセンサー上の像と実物の大きさの比率です。1倍のレンズなら実物大で投影可能。0.5倍のハーフマクロで1cmの被写体を撮ると、センサー上の像は0.5cm程度になります。

なお、オOM SYSTEMの原稿のマクロレンズはどれも1倍以上。どれを選んでも大きく写りますが、ほかのメーカーでは珍しい撮影倍率が1.25倍や2倍のマクロレンズも選べますよ。

昆虫・動物などの生き物を撮るなら、最短撮影距離は0.2m以上のレンズがベターです。最短撮影距離とは、カメラのイメージセンサーから被写体間でピントが合う1番短い距離を指します。最短撮影距離が0.2m程度あれば、被写体からやや離れた位置からでも拡大して撮影が可能。昆虫などに逃げられるリスクを減らせます。

小物や料理を撮る場合は、最短撮影距離が0.2m以下のレンズも選択肢にしましょう。被写体に寄って撮影できるのが利点です。被写体から距離を取らずに拡大して撮れるため、狭い室内での撮影時にも役立ちます。カフェやレストランなどで席に座ったままでも、サッと撮影できて便利です。