MSIのキーボードのおすすめ人気ランキング【2025年】

自分好みの打鍵感を追求したい人には、メカニカルスイッチがおすすめ。スイッチごとに独立した構造になっており、赤軸・青軸など内蔵される軸によって打鍵感が異なるのが特徴です。

例えば、カチッと明確な打鍵感、滑らかな打鍵感など好みに合わせて選べます。軸の種類や特徴については後述するので、あわせてチェックしましょう。MSIの現行モデルでは「VIGOR GK70」「VIGOR GK71 SONIC」「VIGOR GK50 LOW PROFILE」がメカニカル式です。

スイッチの構造には金属製のバネや接点が使われているため、メンブレン式と比べて圧倒的に耐久性が高いのも特徴。「VIGOR GK70」や「VIGOR GK50 LOW PROFILE」は5,000万回、「VIGOR GK71 SONIC」は7,000万回の打鍵に耐える設計です。キーが独立しているので、スイッチやキーキャップの交換もできます。

なお、「VIGOR GK50 LOW PROFILE」には、メカニカル式のなかでも薄型のロープロファイルスイッチが採用されているのが特徴。通常のメカニカルスイッチよりもキーの高さが抑えられており、押し込みが浅くて済むため、素早い連打や高速タイピングに向いているでしょう。

安さや静音性を優先したいなら、メンブレンスイッチ搭載のモデルがおすすめ。シート状スイッチを使用した構造で、キーが独立していないのが特徴です。キーを押すことで上下のシートが接触し、反応する仕組み。部分的な交換や修理ができないのが難点ですが、その分価格が手頃で、予算を抑えたい人に向いています。

キーにはゴム製の部品が内蔵されており、金属部品を使用するメカニカルスイッチに比べて、打鍵音が静かなのが特徴。ボイスチャットを多用する場合や、同居人がいる場合も気兼ねなく使えるでしょう。

MSIのメンブレンモデルとしては「VIGOR GK20」や「VIGOR GK30 COMBO」が代表的。エントリーモデルの「VIGOR GK20」は3千円以下と手頃なので、はじめてゲーミングキーボードを買う人にも候補となるでしょう。

一方で「VIGOR GK30 COMBO」は、通常のメンブレンよりも高耐久なメカニカル風プランジャースイッチが採用されているのが特徴。低予算で長く使えるモデルを探している人に適しています。さらに、ゲーミングマウスとのセットで1万円以下と手頃で、ゲーミンググッズを安くそろえたい人にもうってつけです。

軽やかな打鍵感を求める人には、赤軸スイッチがぴったりです。赤軸はリニアタイプと呼ばれ、押下時に引っかかりがなく、スッと沈み込む構造。キーを押した分だけそのまま反応するため、素早く滑らかにタイピングしやすい特徴があります。押下圧が軽めなので、長時間使用しても指が疲れにくいでしょう。

クリック音は比較的控えめで、カチャカチャとしたクリック音が苦手な人にもおすすめです。ゲームから文書作成まで幅広く使いやすい、バランスのとれたタイプといえるでしょう。MSIでは、「VIGOR GK50 ELITE TKL KAILH RED」や「VIGOR GK71 SONIC - RED SWITCHES」が代表的です。

なかでも「VIGOR GK71 SONIC - RED SWITCHES」には、MSI独自の「Sonic Redスイッチ」が採用されています。わずか35gの押下圧と高速な反応速度が特徴。通常の赤軸よりもさらにスムーズな操作感を求める人は、チェックしてみましょう。

しっかりとした打鍵感と軽快なクリック音を楽しみたい人には、青軸スイッチがうってつけです。青軸は「クリッキータイプ」と呼ばれ、押下時に明確な段差と音が発生する構造。キーを押すと、カチッという音とともに、押し込んだ手応えがしっかりと得られます。

タイピングの音やリズムを感じたい人はもちろん、文書作成やプログラミングなど、一定のテンポでキー入力を続ける作業にもぴったり。メカニカルらしさを体感したい初心者にも好まれる軸です。ただし音が響きやすいため、共有スペースでは使いづらい可能性があるでしょう。

MSIでは、青軸の特性を活かしつつ、独自に調整を加えた「MSI Sonic Blue」を採用しています。明確なクリック感ながら、45gの軽い押下圧で、長時間でも疲労を感じにくい設計。「VIGOR GK71 SONIC - BLUE SWITCHES」に搭載されているので、軽さと心地よい打鍵感を両立させたい人は要チェックです。

レスポンス速度を重視する人には、スピードシルバー軸がぴったりです。リニアタイプの一種で、キーが反応する深さを示すアクチュエーションポイントが浅く設定されているのが特徴。軽いタッチで即座に入力が認識されるため、反応速度を限界まで高めたい人におすすめです。

打鍵感は滑らかで、押し込みの途中で引っかかりがないため、スムーズな操作が可能。無駄のない入力が求められるeスポーツシーンにもうってつけです。ただし、浅い押し込みで反応する分、操作に慣れるまでは誤入力をしやすくなる可能性があるでしょう。

MSIでは「VIGOR GK70 SILVER」に、軽量アルミ構造の「Cherry MX RGB Speed シルバー軸スイッチ」を採用。従来のCherry MXに比べて、アクチュエーションポイントが40％短い設計により、さらに高速な反応を実現しています。FPSや音楽ゲームなど、1秒を争うジャンルにおすすめのモデルといえるでしょう。

省スペースで作業したい人には、テンキーレス（TKL）キーボードがぴったりです。フルサイズのキーボードからテンキー部分を省いた設計で、限られたスペースでもすっきりとレイアウトできます。ノートPCと一緒に使いたい人や、配線まわりをスマートにまとめたい人にも向いているでしょう。

テンキーがないぶん、マウスとの距離が近くなり、手の移動が少なく済むのもポイント。キーボードとマウスの連携がしやすくなり、素早い操作が求められるゲームで活躍します。ゲームのほか、クリエイティブ用途で使いたい人にもおすすめです。一方、数字入力が中心の作業では、効率が下がる可能性があるでしょう。

ゲームだけでなく、仕事や日常の作業にも幅広く使いたい人には、フルサイズキーボードが適しています。テンキー・ファンクションキー・矢印キーがすべてそろった構成で、あらゆる操作に対応しやすいのが特徴。特に表計算ソフトの使用や数字入力を頻繁に行う場合は、テンキーレスに比べて作業効率がよくなります。

ただしキーの数が多い分、本体の幅は大きめなので、デスクのスペースに余裕がない場合は向かないでしょう。テンキーは単体でも販売されているので、ゲームのときはテンキーレスモデルを使用し、仕事のときのみテンキーを追加するのも手です。詳しくは以下のコンテンツを参考にしてください。