富士フイルムのレンズのおすすめ人気ランキング【ミラーレス｜2025年】

イメージセンサーがAPS-CであるXシリーズのカメラを使っている人は、Xマウントのレンズをチェックしましょう。XFとXCの2シリーズを展開し、単焦点やズームレンズなど色再現に優れた描写力の高いモデルが豊富です。

XFレンズとXCレンズの大きな違いは、使われている素材にあります。マウント部分の素材がXFは金属製で、XCレンズはプラスチック製です。写真の描写にほとんど差はないものの、XCシリーズは安価なためコスパがよいレンズといえます。

XマウントはAPS-Cのため、写る範囲を考えるときは35mm判換算（フルサイズ換算）の焦点距離に変換して考えてください。レンズ名にある焦点距離は実焦点距離の表記で、フルサイズ換算の画角とは異なります。XF35mmF1.4 Rを例にすると、35mm×1.5で焦点距離は52mm程度の標準画角です。

イメージセンサーが中判サイズのカメラであるGFXシリーズを使っている人は、Gマウントのレンズを選びましょう。中判カメラとは、フルサイズよりも大きなイメージセンサーを使っている高性能なカメラのこと。対応するGマウントのレンズも、プロ仕様のハイスペックなモデルばかりです。

Gマウントレンズ装着時の画角を確認するときは、レンズの焦点距離×0.8で換算しましょう。GF63mmF2.8 R WRを換算すると、63mm×0.8で換算50mm程度の標準レンズであることがわかります。

気軽な撮影を楽しみたい人には、標準レンズがおすすめです。Xマウントなら35mm、Gマウントなら63mm程度のレンズを目安に選びましょう。例えば、XF35mmF1.4 Rは、35mm判換算53mm相当のスタンダードな焦点距離を持つ明るいレンズで、スナップ撮影用にうってつけです。

標準レンズは目で見た景色に近い画角で撮影できるため、写真を撮り慣れていない人にもぴったり。仕上がりをイメージしやすく、扱いやすいレンズです。どれにしようか迷ったら、まずは標準レンズから手にするとよいでしょう。

風景や天体など広い景色を撮影したい人は、超広角・広角レンズを要チェックです。超広角レンズは、Xマウントが16mm以下・Gマウントが30mm以下が目安。広角レンズはXマウントが23mm以下・Gマウントが45mm以下を目安に選択してください。

観光地などで大きな建物を切り取りたい人も注目。被写体から少し離れるだけで全体を撮れるため、人が多い場所での撮影にもぴったりです。2023年6月にはXマウント単焦点で最広角であるXF8mmF3.5 R WRが発売されました。

ポートレートやスポーツを撮影したい人には、望遠レンズが適しています。Xマウントなら50mm以上、Gマウントなら110mm以上を目安に探しましょう。

ポートレートに適したレンズがほしい人は、歪みが少ない中望遠域のモデルがおすすめです。XマウントのXF56mmF1.2 R WRは、解像度の高さが魅力。肌の質感や立体感を繊細に描写できます。美しいボケを活かして、自然に被写体を強調できるところもポイントです。

スポーツ撮影をするなら、焦点距離がより長い望遠域のモデルを選択しましょう。中望遠域のレンズよりも遠くの被写体を拡大した撮影が可能。圧縮効果を活かして、手前側の被写体に背景が近づいたように見える迫力のある写真が撮れる点も魅力です。

クローズアップ撮影に挑戦したい人は、マクロレンズをチェックしましょう。虫や植物など小さな被写体の世界を大きく写し出せる点が魅力です。2023年5月現在の現行モデルは、Xマウントを3種類、Gマウントを1種類展開しています。

マクロレンズ初心者は、中望遠域のモデルをチョイス。焦点距離が短いレンズは、慣れていないと影が写り込む可能性が高いといえます。中望遠域に該当するXマウントのXF60mmF2.4 R Macroや、GマウントのGF120mmF4 R LM OIS WR Macroなら、被写体から適度に離れられるため影の写り込みを防げるでしょう。

富士フイルムレンズならではの写りを堪能したい人は、焦点距離が固定されている単焦点レンズがぴったり。開放F値が小さく滑らかなボケ感を出せるものなど、描写力の高いレンズのラインナップが豊富です。

写真の腕を上げたい初心者も着目しましょう。単焦点レンズはズーム機能がないため、画角を調整する際に自分の足を動かさなければなりません。そのぶん被写体との距離感を早く掴めたり、じっくり構図を考えたりする機会が増え、写真が上達しやすくなります。

キットレンズを使っている人も要チェック。Xシリーズカメラのキットレンズは広角〜標準域のモデルが多いので、焦点距離が異なる単焦点レンズを追加すると、撮影の幅が広がります。例えば望遠単焦点レンズのXF90mmF2 R LM WR（35mm判換算で135mm程度）があれば、バスケットボールなどのスポーツ撮影もこなせるでしょう。

使い勝手のよさを重視する人は、焦点距離の幅が広いズームレンズに注目しましょう。レンズ1本で広角〜望遠域までカバーできるモデルもラインナップ。XF16-80mmF4 R OIS WRであれば、35mm判換算で24〜122mm程度対応できます。

レンズを何本も持ち歩きたくない人にもうってつけです。ズームリングを回すだけで様々な画角に変えられるため、単焦点レンズのように焦点距離が異なるレンズを複数持ち歩かずに済みます。旅行や登山など、できる限り荷物を少なくしたいときにも重宝するでしょう。

動画を撮るなら、レンズ名にPZと書かれたモデルをチェックしてみてください。パワーズームという電動ズームを搭載しているので、一定速度のなめらかな動作でズームできます。2023年5月時点では、XF18-120mmF4 LM PZ WRとXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZの2モデルのみです。