クローズアップレンズのおすすめ人気ランキング【2025年】

クローズアップレンズは、手持ちのカメラレンズの最短撮影距離に適した種類を選びましょう。No.1〜5とNo.10の6種類があり、数字が大きいものほど被写体に接近できます。レンズの最短撮影距離は、鏡筒に「◯m/◯ft」と記載されているので確認してみてください。

焦点距離の分類が標準の最短撮影距離30cm以下のレンズには、No.3〜5がおすすめです。最短撮影距離が1mを超える望遠レンズの場合、No.1〜2を選ぶのもよいでしょう。より拡大したい人はNo.10にも注目です。なお、クローズアップレンズは重ねづけできますが、画質が劣化するためおすすめしません。

キヤノンのクローズアップレンズは表記方法が異なるため、最短撮影距離30cm以下のレンズには250D、1m以上には500Dがうってつけです。それぞれワーキングディスタンスを表しており、250Dは25cm・500Dは50cmまで被写体に近づけます。

価格や画質など重視したいポイントに合わせて、クローズアップレンズのタイプを決めましょう。レンズのタイプは、MCとACの2種類。それぞれつくりや価格帯に違いがあります。

MCタイプ（マルチコート）は2,000円前後の安価なものも多く、価格重視の人にぴったり。反射防止コートが施されたレンズ1枚を使ったシンプルなつくりで、薄くて軽いところも魅力です。一般的なレンズフィルター感覚で気軽に使えるので、散歩中のスナップ撮影にも向いています。

ACタイプ（アクロマート）は画質にこだわりたい人向き。レンズ2枚を1つに貼り合わせたつくりで色ずれの補正が可能です。しかし、フィルター枠が厚いため広角撮影時にはケラレという黒い写り込みが出やすいので注意してください。価格は5,000円前後と高く、No.3・No.5などに種類も限られます。

クローズアップレンズはレンズ前面に装着するため、レンズと口径が合っていないと装着できません。必ず取り付けたいレンズの口径を確認しておきましょう。レンズの口径は、前面・側面・レンズキャップ内側のいずれかに「77mm」や「Φ67」と記載されています。

複数のレンズで使いたいときは、一番大きい口径に合わせて購入しましょう。別売りのステップアップリングを装着すれば、口径が小さなレンズにも使用できます。NiSiのクローズアップレンズNCキットなど、あらかじめ変換用のアダプターが付属しているものも便利です。