中世から現在に至るまで、世界中の多くの人たちに飲まれているラガービール。すっきりとしたのどごしとマイルドな味わいが特徴で、ビールがちょっと苦手という方でも飲みやすいのが特徴です。しかし、種類が豊富なうえにさまざまなメーカーから販売されているので、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ラガービールのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。代表的なメーカーの商品の特徴や、おいしいラガービールの飲みかたも詳しく解説していますので、ぜひラガービールを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
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ラガービールの「ラガー」とは、ドイツ語で「貯蔵」という意味で、15世紀頃にドイツで作られたのが始まりです。現在では世界のビール生産量の主流となっており、多くのビールメーカーがラガービールを製造しています。
ラガービールは、酵母の発酵温度が高く発酵時間が短い「上面発酵」のエールビールとは異なり、低温発酵で発酵時間が長い「下面発酵」という発酵方法で作られています。
低温で長時間貯蔵・熟成することで、苦味のキレがよくクリアな味わいを作り出しているのが特徴。すっきりとのどごしがよく、ビールが苦手な人でも飲みやすい種類です。
香りもマイルドなので、いろいろな料理に合わせやすいのも魅力。ピルスナー・シュバルツ・ドルトムンダー・アメリカンラガー・ヘレス・メルツェン・デュンケルなどと種類が豊富なので、さまざまな楽しみ方ができます。
ラガービールを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
ひとくちにラガービールと言っても、種類はさまざま。種類によって味やアルコール度数が異なるので、確認しておきましょう。
アルコール度数が低く、すっきりと飲みやすいのは、度数4~5%のピルスナー、デュンケル、シュヴァルツ。ホップの甘みをより感じたいなら、アルコール度数5~6%のメルツェンがおすすめです。アルコール度数6~11%のボックは、苦味や甘味が強く芳醇な味わいが楽しめます。
もちろん、アルコール度数が同じでも、銘柄によって味に違いがあります。苦味・酸味・甘味・ボディ・キレ・ホップ感・香りなど、それぞれの個性をチェックして、好みのラガービールを選んでみてくださいね。
ラガービールの代表的なメーカーについて、いくつかご紹介しましょう。メーカーそれぞれの味の違いを飲み比べてみるのもおすすめですよ。
酒造メーカーの大手「キリンビール」は、さまざまな種類のビールを販売。ラガービールでは、「一番絞り」「ラガー」「のどごし」シリーズなどを展開しています。
「一番搾り」は、ビールの製造工程で最初に出てきた麦汁のみを使用した上品な味わいが特徴です。「ラガー」では、低温麦汁ろ過技術・長期低温熟成・仕込みの工程で時間や温度を変更することでコクとキレを実現。どの種類にもこだわりの製造方法を用いることで、それぞれの旨味の違いを楽しめます。
なかでも「ハートランド」は、麦芽とヘルスブッカーを100%使用していて、華やかな香りとやわらかな風味が特徴。キレもしっかりとあって飲みやすいビールなので、ぜひ注目しておきたいところです。
アルコール飲料のみならず、清涼飲料なども多く手がけている「サントリー」。ビールでは、良質な天然水と欧州産アロマポップを使った「ザ・プレミアム・モルツ」シリーズを展開しています。
ビールの中の高分子タンパクの濃度を高める「神泡リッチ製法」、濃厚な麦汁を作り出す「ダブルデコクション製法」、アロマの香りを最大限に引き出す「アロマリッチホッピング製法」など、おいしさを追求した製法が特徴。深いコクと華やかな香り、さらに心地よい後味も感じられるビールに仕上がっています。
「ザ・プレミアム・モルツ」は、飲みやすくフルーティーなホップの香りが特徴です。初摘みされたポップやダイヤモンド麦芽を使用したものなど、期間限定で販売される商品もあるので、気になる方は公式サイトなどをチェックしてみてくださいね。
北海道札幌市で創設された老舗の大手ビールメーカー「サッポロビール」。
ロングセラー商品である「黒ラベル」や「ヱビスビール」をはじめ、地域限定の商品など、豊富なラインナップが魅力です。世界各国にもビールを輸出しており、アメリカでは25年以上日本製ビールのトップシェアとなっています。
なかでも「ヱビスビール」は要チェック。クリーミーな泡とクリアな黄金色が特徴で、ヱビス酵母を使用した深いコクと締りのある味わいが楽しめます。エビス様が描かれた、高級感のあるゴールドのパッケージも印象的。華やかな香りがあって、バランスがよく飲みやすい口当たりです。
より良質な大麦とホップを作るため、サッポロビール独自の原料調達システムを確立させたり、ビール作りの要である酵母バンクを保有したりと、原料への徹底したこだわりを持っています。
数多くのブランドを展開する「アサヒビール」。本格クラフトビールや沖縄の大手ビールメーカー「オリオンビール」と共同開発した商品などの販売も行なっています。
日本で初めてとなる辛口ビールとして、看板商品にもなっている「スーパードライ」に注目。
スーパードライには、高い発酵能力がある独自の「アサヒ318号酵母」を使用しています。雑味を生じさせない仕込み技術によって、時間経過による味の変化を抑えてクリアな味わいに。キレがよく、のどごしがよいビールをお探しの方におすすめです。
このほかにも、アルコール度数が4.0%と低めで、瓶のまま気軽に飲める「ザ・クール」、アルコール6.5%の高めの度数と濃厚な味わいが特徴の「豊穣」、ビアホール仕立ての黒ビール「ドライブラック」など、さまざまなテイストの商品を展開しています。
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K-POPグループBLACKPINKとのコラボによる限定デザイン缶のビールセットです。対象商品を購入すると、冷やすとロゴが浮かび上がるオリジナルタンブラーなどが当たるキャンペーンに応募可能。また、BLACKPINKがアンバサダーを務める東アジア規模のプロモーションの一環として、日本限定の特典が楽しめます。
アルコール度数 | 5% |
---|---|
内容量 | 350mL |
原産国 | 日本 |
酒税法区分 | ビール |
発酵方法 | ラガー |
スタイル | ピルスナー |
ラガービールをおいしく飲むためには、少なくとも冷蔵庫に4時間ほど入れてしっかりと冷やしておきましょう。冷やすことで、よりキレとのどごしのある味わいが楽しめます。
温度を下げすぎてしまうと、成分が固まったり濁ったりしやすく、さらには泡立ちが悪くなり旨味が損なわれてしまうこともあるので、5℃前後を目安に冷やしましょう。野菜室なら、5~7℃とビールの適温に近いので冷やしすぎを防止できます。
また、使用するグラスやジョッキはあまり冷やしすぎないのがベター。あまりに冷えた容器に注ぐと、ラガービール本来の風味や旨味が感じにくくなります。グラスやジョッキはできるだけ口が広く開いているものを使うと、ほどよく炭酸が抜けて、すっきりとした口あたりになりますよ。
ラガービールはのどを鳴らすようにゴクゴクと飲むのがおすすめ!炭酸の刺激を感じながら、爽快なのどごしを楽しんでみてください。
1位: 麒麟麦酒|キリン一番搾り 糖質ゼロ
2位: サントリーホールディングス|ザ・プレミアム・モルツ|マスターズドリーム
3位: アサヒビール|スーパードライ|スーパードライ BLACKPINK キャンペーンパック
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