ペールエールのおすすめ人気ランキング【2025年】

麦芽の旨味やコクが好みなら、イングリッシュ・ペールエールをチェックしましょう。イギリス生まれのホップを用いたビールで、ほんのりとした麦芽の香ばしさや甘みと、ホップのやさしい苦味をバランスよく楽しめるのが特徴です。

どこか落ち着きのあるクラシカルな味わいで、カラメルのような芳醇な香りも感じられます。ホップの苦味が強すぎるビールが苦手な人にも飲みやすいスタイルです。

使われるホップは、ケント・ゴールディングやハラタウといった品種。なかでも香りの華やかさ重視なら、ケント・ゴールディングがおすすめです。イギリスホップの代表的存在で、フローラル系の柔らかな香りが楽しめます。一方、ひとクセほしいならフローラルにスパイシーさを合わせた香りのハラタウがよいでしょう。

爽やかなホップの香りを存分に楽しみたいなら、アメリカン・ペールエールを選択しましょう。アメリカ産ホップを使ったペールエールで、柑橘系の香りとホップの苦味が際立っており、麦芽の風味は控えめです。トロピカルな印象を持ちやすい味わいといえます。

イングリッシュタイプと比べてホップの存在感が強く、シャープな口当たり。キレと華やかさをあわせ持つ味わいを好む人にぴったりです。

使用されるホップは、カスケード・アマリロ・シトラなどの品種。定番がよいなら、グレープフルーツのような爽やかな香りが特徴的なカスケードに注目しましょう。甘い柑橘系が好みならアマリロ、シトラス系の強い香りが好きならシトラを使った商品も探してくださいね。

定番のペールエールを選びたいなら、アルコール度数は5％前後のものがよいでしょう。日本のメーカーが販売しているペールエールの多くは5%前後のものが多く、飲み応えと飲みやすさのバランスがとれた王道のラインといえます。

より軽い飲み口を重視するなら、4％台がおすすめ。度数が低いほど軽快な口当たりで、苦味もやわらかく感じられる傾向があり、クラフトビール初心者も親しみやすいでしょう。食事と一緒に楽しみたい人や、ゴクゴク飲める爽快さを求める人にも向いています。

一方、しっかりした飲み応えがほしいなら6％台も検討してください。度数が高いほど刺激が強く、アルコール感が加わることでより濃厚で満足感のある飲み口といえるでしょう。ビール好きな人や1杯で満足したいシーンにもってこいです。

ビールの苦味を示すIBUという単位にも注目しましょう。使用しているホップや麦芽、アルコール度数などによっても変化しますが、基本的にはIBUの数値が高いほど苦味が強くなります。

ビールやお酒に慣れていない人は、IBU20程度を探すのがおすすめ。日本で広く飲まれているビールはIBU20前後が一般的で、ペールエールのなかでは低いほうです。ビールは苦味によって好みが分かれやすいものなので、初心者は数値の低いものから試すのが無難でしょう。

一方、ビールに慣れている人はIBU30～40程度のペールエールをチェックしてください。ペールエールの定番の数値で、普段飲んでいるビールとの違いを感じられます。ホップや麦芽の風味が豊かなので、苦味だけを強く感じることは少なく、慣れていれば飲みやすいでしょう。